ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージが継続開催に向けてクラウドファンディング

相模原市が、「ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージ継続開催に向けて」というプロジェクトを企画し、2月13からクラウドファンディングによる資金集めを開始した。目標額は100万円。募集期間は3月15日まで。

ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージ ©TOJ組織委員会

プロジェクトは、この大会の継続的な開催をクラウドファンディング型ふるさと納税という形で支援してもらい、寄附金は大会の安全・安心な開催にかかる費用と大会の盛り上げにかかる費用に活用するという。

チーム右京

市外在住で3万円以上の寄附をした人には返礼品として、国際自転車ロードレース ツアー・オブ・ジャパン相模原ステージのホームチーム、チーム右京との写真撮影を100人限定で実施する。

●ふるさとチョイスの詳細ページ

カテゴリーアップしたアルウラー・ツアーにチーム右京が4年連続で参戦

中東サウジアラビアを舞台とした5日間のステージレース、アルウラー・ツアーが2026年1月27日から31日まで開催され、日本のチーム右京がこのレースでシーズンイン。毎年、過去の全ステージで果敢なアタックを見せるだけに今回も注目の存在だ。

前年はUCIアジアツアーのカテゴリー2.1レースという格式だったが、6回目の開催となる2026年はワンステップアップしてUCIプロシリーズに昇格。距離800km。出走選手数137人。チーム右京はニコロ・ガリッボ(イタリア)、アンドレア・ダマト(イタリア)、山本哲央、ナホム・ゼライ(エリトリア)、フェデリコ・イアコモー二(イタリア)、トンマーゾ・ダーティ(イタリア)、寺田吉騎が出場する。

2026アルウラー・ツアーに参加する有力選手 ©A.S.O./Charly Lopez

2026アルウラー・ツアー日程

1月27日 第1ステージ アルウラー・キャメルカップトラック〜アルウラー・キャメルカップトラック 158 km
1月28日 第2ステージ アルマンシーヤ・トレインステーション〜アルマンシーヤ・トレインステーション 152 km
1月29日 第3ステージ ウィンターパーク〜ビルジェイダ・マウンテンウィルカ 142.1 km
1月30日 第4ステージ ウィンターパーク〜シャラル・シジュリヤトロックス 184 km
1月31日 第5ステージ アルウラー・オールド タウン〜スカイビューズ・オブ・ハラットウワイリド 163.9 km
アルウラー・ツアー第4ステージでも小石祐馬が先頭集団に加わった ©AlUla Tour Pauline Ballet
2025アルウラー・ツアーに挑む日本のJCLチーム右京 ©AlUla Tour Pauline Ballet

●チーム右京のホームページ

2026チーム右京始動へ…1月27日開幕のアルウラー・ツアー出場

日本登録チームとして史上初のツール・ド・フランス出場を目指すチーム右京が、2026年の態勢を1月15日に東京都内の神田明神で発表した。

2026チーム右京の渡邊耶斗、曽根田仁、石橋学。右端は片山右京代表

ロス五輪期待の窪木一茂復帰、石橋学も主力に

発表会は2部形式で行われ、第1部では2025年の活動報告、2026年のチーム体制、選手スタッフの紹介など、元F1レーサーの片山右京代表が発表。ゼネラルマネージャーのアルベルト・ボルピ、監督のマヌエーレ・ボアロをはじめ会場に来られない選手もオンラインで参加してシーズンに向けての意気込みを語った。

クォータ・K-A1(フレーム価格税別49万8000円)

チームは2025年に全日本選手権を制しながら即日引退してしまった小林海などが不在。海外遠征の実績がある石橋学だけが日本勢としては残留。トラック競技での世界チャンピオンである窪木一茂がカムバックし、ロードレース活動と並行しながら2028ロサンゼルス五輪での金メダル獲得を目指す。

クォータ・K-A1チーム右京チャレンジエディション(フレーム価格税別54万8000円)
クォータ・K-A1レーシングミク2026リミテッドエディションも発売へ

1月27日開幕のアルウラーツアーに参加

チームが使用する自転車はKUOTA(クォータ)。JCL、三菱自動車などの協賛がなくなったが、新たな戦略を試みてステップアップしていく計画だ。すでに1月27日開幕のアルウラー・ツアーの参加チームとして大会公式サイトにリストアップされていて、中東での始動となりそうだ。これまでも積極参戦し、全日程を通じて存在感のある走りを見せつけてきただけに注目したい

2025アルウラー・ツアーに挑む日本のJCLチーム右京 ©AlUla Tour Pauline Ballet
サウジアラビアの岩石地帯を行くアルウラー・ツアー ©AlUla Tour Charly Lopez

2026アルウラー・ツアー日程

Stage 1, 27/01: アルウラー・キャメルカップトラック〜アルウラー・キャメルカップトラック 158 km
Stage 2, 28/01: アルマンシーヤ・トレインステーション〜アルマンシーヤ・トレインステーション 152 km
Stage 3, 29/01: ウィンターパーク〜ビルジェイダ・マウンテンウィルカ 142.1 km
Stage 4, 30/01: ウィンターパーク〜シャラル・シジュリヤトロックス 184 km
Stage 5, 31/01: アルウラー・オールド タウン〜スカイビューズ・オブ・ハラットウワイリド 163.9 km
2025アルウラー・ツアー第1ステージで山本大喜(左から2人目)ら5選手が序盤からアタック ©AlUla Tour Pauline Ballet

2026アルウラー・ツアー出場チーム

●ワールドツアー
バーレーン・ヴィクトリアス
リドル・トレック
チーム ジェイコ・アルウラー
UAEチームエミレーツ・XRG
スーダル・クイックステップ
チーム ピクニック・ポストNL
XDS・アスタナ チーム

2025アルウラー・ツアー総合優勝のトム・ピドコック ©AlUla Tour Charly Lopez

●プロチーム
カハルラル・セグロスRGA
ピナレロ・Q36.5プロサイクリング チーム
チーム トタルエネルジー
チューダー プロサイクリングチーム
コフィディス
Modern Aventure Pro Cycling

アルウラー・ツアー第4ステージでも小石祐馬が先頭集団に加わった ©AlUla Tour Pauline Ballet

●コンチネンタル&ナショナルチーム
トレンガヌサイクリングチーム
チーム右京
サウジナショナルチーム
オマーンナショナルチーム

アルウラー・ツアー第3ステージで小石祐馬と山本大喜が第1集団に加わる ©AlUla Tour Pauline Ballet

●チーム右京のホームページ

チーム右京3日連続の先行…第3ステージはメルリールが2勝目【アルウラー・ツアー】

サウジアラビアで開催中の2025アルウラー・ツアーは1月30日、ヘグラ〜タイマ砦間で第3ステージ行われ、欧州チャンピオンジャージを着用するスーダル・クイックステップのティム・メルリール(ベルギー)が第1ステージに続いて優勝した。総合成績では前日の山岳を制して首位に立ったQ36.5プロサイクリングチームのトム・ピドコック(英国)がその座を守った。

アルウラー・ツアー第3ステージでメルリール(左)がフルーネウェーヘンを制して2勝目 ©AlUla Tour Pauline Ballet

この日は、アルウラー地域の古代の美しさを巡るコース。2008年からユネスコ世界遺産に登録されているヘグラは、ナバテア文明の最も重要な保存遺跡で、紀元前1世紀に作られたファサード装飾を持つ記念碑的な墓所が有名だ。ゴールのタイマ砦は考古学的に重要な遺跡で、かつてのこの地域の栄華を証明する宝物が発見されている。

アルウラー・ツアー第3ステージ、日本チャンピオンの小林海も紀元前1世紀に作られたファサード装飾を撮影 ©AlUla Tour Charly Lopez
2025アルウラー・ツアー第3ステージ
2025アルウラー・ツアー第3ステージの高低図

レースは3日連続で日本のJCLチーム右京が第1集団に加わった。小石祐馬と山本大喜がアタックしてメイン集団から抜け出すことに成功。山本はアグレッシブライダー賞を争うポイントで競り合ったが高得点を獲得できず。それでも終盤には単独になるなど積極性を見せつけた。

アルウラー・ツアー第3ステージで小石祐馬と山本大喜が第1集団に加わる ©AlUla Tour Pauline Ballet

ステージ勝利争いはスプリント合戦となり、メルリールがオランダのナショナルチャンピオンジャージを着るディラン・フルーネウェーヘン(ジェイコ・アルウラー)を制して2勝目。メルリールは2024年も2勝していて、大会通算4勝目。フルーネウェーヘンの3勝を上回って単独首位に立った。

アルウラー・ツアー第3ステージ ©AlUla Tour Charly Lopez
アルウラー・ツアー第3ステージで後続との差を確認しながらレースを進める小石祐馬(右端)ら ©AlUla Tour Pauline Ballet

ピドコックはゴール前でパンクして遅れたが、ゴール手前3kmを切ってからのアクシデントは救済されるというルールに救われ、1位選手と同タイムに。首位を守った。

アルウラー・ツアー第3ステージで首位を守ったピドコック ©AlUla Tour Charly Lopez

2025アルウラー・ツアー第4ステージ(1月31日)

2025アルウラー・ツアー第4ステージ
2025アルウラー・ツアー第4ステージの高低図

2025アルウラー・ツアー
【第1ステージ】山本大喜ファーストアタック、メルリールが制して首位に
【第2ステージ】ピドコック難関コース制覇…危険な下りでレース中断も

山本大喜ファーストアタック、第1ステージはメルリールが制して首位に【アルウラー・ツアー】

ツール・ド・フランス主催者A.S.O.がプロデュースする5日間のステージレース、アルウラー・ツアーが2025年1月28日に中東サウジアラビアを舞台として開幕。欧州チャンピオンジャージを着るスーダル・クイックステップのティム・メルリール(ベルギー)が第1ステージを制し、大会通算3勝目。総合成績で首位に立った。

サウジアラビアの岩石地帯を行くアルウラー・ツアー ©AlUla Tour Charly Lopez

2024アルウラー・ツアーで2つのステージを制したメルリールが初日を制覇し、2025大会を華々しくスタートさせた。この日は比較的平坦で、予想通りに集団スプリントで決着した。6選手が長い逃げを見せたが、ステージ終盤の周回コースで捕らえられた。ベルギーのスペシャリスト、メルリールは、UAEチームエミレーツ・XRGのファン・モラノを制してゴールした。メルリールは総合首位のグリーンジャージも獲得した。

2025アルウラー・ツアーに挑む日本のJCLチーム右京 ©AlUla Tour Pauline Ballet
2025アルウラー・ツアーの全体コース
2025アルウラー・ツアー第1ステージ
2025アルウラー・ツアー第1ステージの高低図

この日は118選手が第1ステージのスタート、旧アルマンシヤ駅に集まり、レースが始まった。アルウラー・ツアー地域の美しい名所を巡る142kmの周回コースだ。理想的な気象条件とそれほど強くない風の中、午後1時前にスタートした。  

日本のJCLチーム右京が3年連続で参戦 ©AlUla Tour Charly Lopez

山本大喜が最後まで逃げるがアクティブジャージ獲得ならず

スタートしてすぐに6人のアジア勢が集団から抜け出すことに成功した。カザフスタンのアレクサンドル・ヴィノクロフ(XDS・アスタナ)、サウジアラビアナショナルチームのアル・アブドゥルムニムとアル・クライフ、日本の山本大喜(JCLチーム右京)、マレーシアのムハンマド・ロスリ(トレンガヌ)、タイのティマチャイ(ルージャイインシュランス)だ。先頭の6人は5km地点で1分35秒の差をつけた。スプリンターを擁するジェイコ・アルウラー、チューダー、スーダル・クイックステップが追撃を開始したが、5km後には2分10秒の差をつけられた。

2025アルウラー・ツアー第1ステージで山本大喜(左から2人目)ら6選手が序盤からアタック ©AlUla Tour Pauline Ballet

73km地点での最初の中間アクティブスプリントは、集団が1分30秒後ろに接近する中、ロスリが制した。先頭集団が壮観なアシャール渓谷に入ると状況は一変した。ガラス張りのマラヤコンサートホールを通過した直後の急な登りで、サウジアラビアの2人が脱落し、最終的に追いつかれ、先頭はわずか4人となった。集団はペースを上げ続け、周回コースに入るころには射程圏内に。

2025アルウラー・ツアー第1ステージ ©AlUla Tour Pauline Ballet

優勝候補のクリストフが残り5kmで落車

山本が最後まで逃げたが、残り約15kmで最初のゴールラインを越えた直後に集団は再びひとつに。スプリンターチームのコントロール下で、集団は最後の瞬間までコンパクトなままだった。残り5kmで、ステージ優勝候補のアレクサンドル・クリストフ(ウノエックスモビリティ)とアルヴィド・デクライン(チューダー)がクラッシュで転倒。  

サウジアラビアを走るアルウラー・ツアー ©AlUla Tour Pauline Ballet
欧州チャンピオンのティム・メルリール(ベルギー)がアルウラー・ツアー第1ステージ優勝 ©AlUla Tour Pauline Ballet

最終決戦までさらなるアクシデントはなかった。スーダル・クイックステップのチームメイトにうまく先導された32歳のメルリールは、早めにスプリントを開始し、誰にも追い抜かれることはなかった。シーズン初、キャリア51回目の勝利により、現欧州チャンピオンのメルリールは総合リーダーのグリーンジャージを。彼はポイントランキングでもトップ。フランク・ファンデンブルック(ピクニック・ポストnl)は最優秀若手選手のホワイトジャージを獲得した。マレーシアのロスリは、この日獲得した5ポイントにより、最もアクティブなライダーランキングでトップに立った。

スーダル・クイックステップのティム・メルリール(ベルギー)。総合成績とポイント賞でトップに立った ©AlUla Tour Pauline Ballet

2025アルウラー・ツアー第2ステージ(1月29日)

2025アルウラー・ツアー第2ステージ
2025アルウラー・ツアー第2ステージの高低図

●アルウラー・ツアーのホームページ

チーム右京勝負のシーズンへ…ジロ・デ・イタリア出場に現実味

日本登録のコンチネンタルチームJCLチーム右京が2025シーズンを始動させた。1月28日に開幕する、ツール・ド・フランス主催者ASO運営のアルウラーツアー(サウジアラビア)が緒戦。日本チャンピオンの小林海(まりの)、イタリア・スペイン・エリトリアの若手選手を獲得して欧州レースに挑む。

JCLチーム右京。左から増田成幸、鎌田晃輝、小林海、山本大喜、小石祐馬、石橋学。使用する自転車はファクター

ツール・ド・フランスを目指すがジロ・デ・イタリアにシフト変更も

チームは増田成幸、小石祐馬、石橋学といったベテラン勢を軸に、日本ナショナルチャンピオンジャージを着用する小林を補強。山本大喜(まさき)と鎌田晃輝も前シーズンに続いて所属する。

神田明神祈願。左端が片山右京代表

海外勢はすべて25歳以下で今後の活躍が期待できる逸材だ。アンドレア・ダマト(イタリア)は2024ジロ・デ・イタリアネクストジェネレーションでスプリント力を発揮。アレッサンドロ・ファンチェッル(イタリア)はトレック・セガフレード、エオロコメタ、Q36.5に所属していたオールラウンダー。

高速道路を走っていても目立つチーム右京バス。「海老名サービスエリアにメロンパンを買いに立ち寄っただけで人だかりになる」(右京)
中古バスを購入しレース仕様に改装中。「このバスが1年後にどんな改装がされているかを確認してほしい」と右京さん

2026年が本当の意味で勝負。そのために重要な2025シーズン

「コロナ禍などで当初の計画から遅れてしまったけれど、2024年に初めてヨーロッパに拠点を移して、まずまずの成績をつかむことができた。2024年はツール・ド・フランスに向けて一歩前に進むことができたシーズンだった」と片山右京代表。

「2026年が本当の意味で勝負。そのためにも2025年はしっかりと戦っていきたい」

チームのスローガンはI We´ll。I willとWe willをつなげた造語で、独自性と結束を表象。個人のChallengeがチームのChallengeになり、次世代への育成、社会への貢献につながるという決意を込めた

ゼネラルマネジャーのアルベルト・ボルピは、「2024年は結果を残すことができたが、それはもう過去のこと。私たちは2025年に向けて新たなスタートを切っている」と記者発表にオンラインでコメントした。

実際のレースで指揮を取るのはマヌエーレ・ポアロ。ボルピとともにイタリアの元プロ選手として活躍してきた実績があり、ジロ・デ・イタリアの主催者RCSとのコネクションもある。ミラノ近郊のマルペンサ国際空港近くにあるチーム協賛企業のイタリア拠点も、物流拠点として活用する。関係者の話を総合すると、チームがワールドツアー大会の主催者推薦枠を獲得できるUCIプロチームに昇格した時点で、出場の可能性が高いのはツール・ド・フランスよりもジロ・デ・イタリアであるようだ。

神田明神での必勝祈願のあと、東京ドームホテルでチームプレゼンテーションを開催