第112回ツール・ド・フランスは7月19日、ポー〜リュション・シュペルバニェール間の182.6kmで第14ステージが行なわれ、イネオス・グレナディアーズのテイメン・アレンスマン(オランダ)が独走で初優勝。

総合1位のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)は4分07秒遅れの同2位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)のアタックを封じ込め、区間2位でゴール。総合1位のマイヨジョーヌを守った。

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7分24秒遅れの総合3位、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)はレース序盤でリタイアした。

ピレネー山脈3連戦の最終ステージは、序盤からアタッカーが飛び出して流れが一変した。オランダ人アタッカーのアレンスマンはツールマレー峠への上りで形成された強力な逃げ集団の一員だった。アスパン峠を制し、ペイルスールド峠の上りでライバルたちにアタックを仕掛けた。 37kmの独走を成功させたアレンスマンはグランツール2回目のステージ優勝。2022年のブエルタ・ア・エスパーニャでシエラネバダを制覇している。

オタカムとペイラギュードを連覇したポガチャルは、ヴィンゲゴーの連続アタックを封じ込めて、最後は4秒差をつけてゴールした。エヴェネプールがステージ序盤でリタイアしたため、フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が総合3位に浮上した。


●ステージ成績
1位 テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)4時間53分35秒
2位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)1分08秒遅れ
3位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)1分12秒遅れ
●総合成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)50時間40分28秒
2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)4分13秒遅れ
3位 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)7分53秒遅れ
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
■マイヨベール(ポイント賞)ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)
□マイヨブラン(新人賞)フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

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