自転車の駅土浦に自転車をモチーフにしたスイーツ登場

シュークリーム専門店ビアードパパは、2020年8月5日(水)に“自転車のまち土浦”で有名な茨城県土浦市、土浦駅改札外コンコースに“自転車の車輪をイメージしたシュークリーム”や、 地元農家と連携し茨城県産食材を使用した“地産地消シュークリーム”を販売する新コンセプトショップをオープンする。

土浦駅店 限定商品「ブルーベリーデコシュー」

土浦駅店 限定商品「ブルーベリーデコシュー」

茨城県産のフレッシュなブルーベリー果実とジャムを使ったクリームで豪華にデコレーション。甘酸っぱい爽やかな美味しさが堪能できるブルーベリー尽くしの土浦駅店限定シュークリーム。 

販売価格:380円(税込)
販売期間:2020年8月5日~8月31日予定
販売店舗:ビアードパパ 土浦駅店限定

ビアードパパ土浦駅店

土浦駅店 限定商品「クロッカンパリブレスト

土浦駅店 限定商品「クロッカンパリブレスト」

ザクザク食感が楽しめるクロッカンシュー生地にまろやかなキャラメルクリームをとじこめた。ビアードパパが「自転車のまち土浦」のために用意したここでしか味わえない特別なパリブレスト。 
 
販売価格:250円(税込)
販売期間:通年
販売店舗:ビアードパパ 土浦駅店限定


定番商品「パイシュークリーム(カスタード)」

定番商品「パイシュークリーム(カスタード)」

原料や製法にとことんこだわった、全てがオリジナルのビアードパパのスタンダードシュー。食感とクリームとのバランスが人気の秘密。 

販売価格:170円(税込)
販売期間:通年
販売店舗:全国のビアードパパ


定番商品「クッキーシュー(カスタード)」

定番商品「クッキーシュー(カスタード)」

ビアードパパ自慢のサクサクパイシュー生地にカリッとした食感の甘いクッキー生地をトッピング。濃厚な風味が加わったビアードパパもう1つのスタンダード。 

販売価格:190円(税込)
販売期間:通年
販売店舗:全国のビアードパパ


夏季限定「ご褒美のシューアイス」

夏季限定「ご褒美のシューアイス」

シュークリーム専門店のこだわりを詰め込んだご褒美シューアイス。 

販売価格:各210円(税込)
販売期間:夏季限定  ※2020年4月24日(金)~9月30日(水)予定
販売店舗:全国のビアードパパ

シュークリーム専門店ビアードパパ
シュー生地は常にオーブンで焼き上げ、クリームは新鮮な状態を保つため毎日お店で手作り。 ご注文をいただいてから1点1点クリームをお詰めする実演販売スタイルで、いつもできたて・作りたて! 専門店だからこそこだわる安心・安全な厳選素材とオリジナルレシピは、他では真似できない何度でも食べたくなる飽きのこない美味しさを追求し、グローバルに広がっている。
●シュークリーム専門店ビアードパパのホームページ

【Column】洋菓子のパリ〜ブレストは自転車の車輪に似ているから命名された

決められたコースを独力で走る長距離サイクリング。迷い道や機材故障なども自らの備品や能力で処理し、制限時間内にフィニッシュすればサイクリストとしての能力が認定される。最高峰の大会はフランスのパリ〜ブレスト〜パリで、それが洋菓子の名前に関連しているというのだから面白い。

車輪に似ているので自転車レースの「パリ~ブレスト」と呼ばれるようになった洋菓子

フランス語でバッジのことをブルベ(brevet)というが、いろいろなスポーツで選手の実力レベルを認定し、実力者の証としてバッジを授与することもブルベといわれるようになった。簡単に言えば、日本でもスイミングスクールでよく開催される、いわゆる記録会のこと。その自転車版が「長距離サイクリングの実力認定制度」、いわゆるブルベ・ランドヌーズ。ランドヌーズ(遠乗り)だから、レースではなくサイクリングだ。

ブルベ認定の基準はスポーツによって異なる。水泳では50mフリースタイルや100m平泳ぎなどで規定の「タイム」をクリアすること。アルペンスキーでは特定の「技能」をマスターしていること。そして自転車の場合は、200km、300km、400km、600kmなどの設定された「距離」を、制限時間内で完走できれば合格だ。200kmを完走したサイクリストは、「次は300kmだ!」と、レベルアップしていく楽しみがある。

冒頭写真のパリ~ブレストをオーダーしたのはトラックの運転手ばかりがテーブルに着く街道筋のレストラン。いかつい男たちもパリ~ブレストは大好き

ブルベの発想はいかにも大陸的な考えだ。ブルベが盛んに行われている一部のヨーロッパや北米、オーストラリアなどの大陸はあまりにも広大な平原を持ちあわせたことから、長距離サイクリングのモチベーションを高めるために、「距離」を目的地に置き換えたのである。日本と違って国土の大半が平らなフランスでは散漫になりがちなロングライドには「距離」という目標を設定する必要があったわけだ。

2008年のツール・ド・フランスはブレストで開幕した

日本やニュージーランドのように細長い島国では、列島横断が長いところで300km程度と手ごろ。東京〜直江津間なら314kmと走りごたえがあり、ブルベ・ランドヌーズの文化としては後進国となる。しかも豊かな自然や風光明美な山岳があり、たとえば「車両が通過できる最高峰である大弛峠」や「日本横断」という明確な目的が設定できる。

一方、フランスを中心に熟成していったブルベ・ランドヌーズは、設定された距離を制限時間内に完走すれば認定書がゲットできる。レースではないので所要時間は発表されず、アルファベット順に完走者の名前が掲載されるのが特徴だ。時間制限は平均時速に換算しておよそ時速14kmから15kmほど。食事や仮眠、パンク修理やミスコースなどのトラブル処理を含めた平均時速だから、実際の走行スピードはもっと速い。

ブレストは大西洋に面した港町でムール貝などがおいしい

世界で一番有名なブルベは、フランスのパリ〜ブレスト〜パリだ。ブレストはブルターニュ半島のはずれにある港町で、パリから600kmの位置にある。これを往復するから距離は1200kmで、制限時間は90時間。平均時速で13km強。

同じ名前をいただいた車輪の形をした洋菓子でも有名だが、もともとパリ〜ブレスト〜パリは自転車のロードレースで1891年に始まり、10年に1度開催されていた。しかも非常にユニークな競技で、スタートしてしばらくすると選手1人に1台ずつ先導のモーターサイクルがついた。第1回大会を制したフランスのC・テロンの平均時速は16.814kmだった。

パリ〜ブレスト〜パリの主催はフランスのスポーツ新聞「ル・ベロ」だ。ライバル紙だった「ロト」は発行部数で「ル・ベロ」に水を開けられていて、起死回生の企画が必要だった。もう少し立ち入った話をすると、「ロト」は1902年まで「ロト・ベロ」という新聞名だった。「l’Auto=ロト」はオートモービル、「vélo」は自転車で、つまり自動車や自転車のレースを中心に報道するスポーツ紙だった。ところが「ベロ」の名称使用をめぐって「ル・ベロ」に法廷闘争で敗れ、改名を余儀なくされたのだ。

2008年のツール・ド・フランスはブレストで開幕した

当時の「ロト」はパリ〜マドリッド間自動車レースで大失敗していた。エンジンがついた乗り物で長距離レースをしても、もはや人々の関心をあまり引きつけなかった。「パリ〜ブレストよりももっと壮大なスケールの挑戦を企画して成功させたい。そうだ。自転車で広大なフランスを一周してみよう」と考えて実施したのがツール・ド・フランスである。

「ロト」は紆余曲折の後に「l’Equipe=レキップ」と紙名を変更していまも存続する。その発行元は現在、ツール・ド・フランスやパリ〜ダカールなどを主催するメディアグループ「ASO社」となっている。

現在では日本でもブルベが開催されるが、制限時間は本場よりかなり厳しいものだ。とにかくブルベ発祥のフランスには信号機がほとんどなく、しかも車のドライバーはサイクリストを尊重してくれる。日本のブルベ完走者は本場フランスでも十分に通用する。

2008年のツール・ド・フランス。パリからクルマで8時間かかった

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