イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコは3月13日に第5ステージが行われ、EFエデュケーション・イージーポストのミケル・ヴァルグレン(デンマーク)が優勝。
前日にジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)に首位の座を奪われたUAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)だが、この日区間2位に入り、わずか1日でその座を奪還した。
ヴァルグレンがアラフィリップを突き放してステージ勝利
2018年のアムステル・ゴールドレースの優勝者であるヴァルグレンは、2021年以来の勝利。2021年はジュリアン・アラフィリップ(フランス)とともに世界選手権の表彰台に立った年であり、この日もアラフィリップとともに逃げを仕掛けた。2人は序盤のアタッカーの中で最後まで残った選手だった。
ヴァルグレンだけがトップに残り、デルトロはその日最後の上りでアタックを仕掛けた。チーム ヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)だけが後に続き、首位のペリッツァーリは脱落。デルトロが総合順位で首位に返り咲いた。
勝利へのメンタリティは決して失っていない(ヴァルグレン)
「復帰するまでかなり時間が経った。怪我をして元のレベルに戻るのは大変だったが、なんとか戻った。でも、今の選手たちと競うには、さらに高いレベルに到達する必要があった。それが今の自転車競技の現状。でもこの冬、なんとかレベルアップできたと思う」とヴァルグレン。
「今日の勝利のために、冬の間ずっとトレーニングを積んできた。本当に厳しい1日だったが、最後に脚が持つかどうかが勝負だった。実際、脚の調子は最高だった。デルトロとジョーゲンソンが後ろから猛追してくるのは分かっていたので、最善を尽くして全力で走った。この勝利は僕にとって全て。冬の間ずっとこのためにトレーニングを積んできた。最後にレースで勝ってからかなり経ったが、勝利へのメンタリティは決して失っていなかった」
総合で23秒のリードでも満足している(デルトロ)
「チーム一丸となって素晴らしい走りができたので、再び首位に立ててうれしい。一生懸命努力した甲斐があった」とデルトロ。
「今日は再びジャージを獲得するのが目標だったし、明日もそれを守り抜くつもりだ。リードがもっと大きければうれしいけど、23秒のリードでも満足している。総合順位の上位7位以内にいる選手はみな、私にとってライバル。明日のカメリーノはサンマリノの自宅からそう遠くないものの、これまで走ったことはない。明日は先頭集団に加わって、ステージ優勝を目指したい」
●2026ティレーノ~アドリアティコのコース
3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km
