世界のサトミナが世界選手権女子スプリントで2位…最終日はケイリン連覇に挑む

2025年UCIトラック世界選手権(チリ・サンティアゴ)は大会3日目となる10月24日、女子スプリントで佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が2位になった。2024年の同種目は3位だった。

2025トラック世界選手権女子スプリント2位の佐藤水菜 ©日本自転車競技連盟

佐藤は前日に準決勝進出を決めると、この日は準決勝でアリーナ・リセンコ(個人中立選手)を2本先取で退けて決勝へ。決勝ではオランダのヘッティ・ファンデワウと対戦し、先に2本を先取されて2位になった。

大会最終日となる26日には連覇のかかった女子ケイリンが行われる。

2025トラック世界選手権女子スプリント、佐藤水菜が2本目で仕掛ける ©日本自転車競技連盟
2025トラック世界選手権女子スプリント、佐藤水菜(右)は2本先取されて2位に ©日本自転車競技連盟

佐藤水菜が準決勝進出、太田海也4位…トラック世界選手権

2025年UCIトラック世界選手権(チリ・サンティアゴ)は大会2日目となる10月23日、女子スプリントで佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が順当に勝ち上がり、24日の準決勝に進出。男子ケイリンの太田海也(チーム楽天Kドリームス)は決勝に進出したが、4位で表彰台を逃した。

2025トラック世界選手権女子スプリントで佐藤水菜が準々決勝突破 ©日本自転車競技連

女子チームパシュートは梶原悠未(TEAM Yumi)、内野艶和(チーム楽天Kドリームス)、垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)、池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)のメンバーで1回戦に臨み、対戦相手のスイスには勝利したが、タイム差で準決勝進出はならなかった。

2025トラック世界選手権男子ケイリンで太田海也は4位 ©日本自転車競技連
2025トラック世界選手権女子チームパシュート ©日本自転車競技連

トラック世界選手権開幕…10月27日深夜に日テレで地上波放送

2025UCIトラック世界選手権が10月22日(水)から26日(日)まで、チリのサンティアゴで開催される。1年前の大会でケイリン世界チャンピオンとなった佐藤水菜と山崎賢人が出場予定で、連覇を達成できるかが焦点。 

佐藤水菜が世界選手権女子ケイリンでトップフィニッシュ ©日本自転車競技連盟

<短距離 エリート選手>
山﨑 賢人 (チーム楽天Kドリームス/JPCU長崎)
小原 佑太 (チーム楽天Kドリームス/JPCU青森)
長迫 吉拓 (チームブリヂストンサイクリング)
太田 海也 (チーム楽天Kドリームス/JPCU岡山)
中野 慎詞 (チーム楽天Kドリームス/JPCU青森)
中石 湊  (チーム楽天Kドリームス/JPCU北海道)
市田 龍生都(JPCU福井)
佐藤 水菜 (チーム楽天Kドリームス/JPCU神奈川)
酒井 亜樹 (チーム楽天Kドリームス/JPCU大阪)
仲澤 春香 (チーム楽天Kドリームス/JPCU福井)

2025トラック世界選手権日本代表 ©日本自転車競技連盟

 <中距離 エリート選手>
橋本 英也 (KINAN Racing Team/JPCU岐阜)
窪木 一茂 (Aisan Racing Team/JPCU福島)
山本 哲央 (チームブリヂストンサイクリング)
兒島 直樹 (チームブリヂストンサイクリング/日本競輪選手養成所)
河野 翔輝 (チームブリヂストンサイクリング)
梶原 悠未 (TEAM Yumi)
内野 艶和 (チーム楽天Kドリームス/JPCU福岡)
垣田 真穂 (チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)
池田 瑞紀 (チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)

山崎賢人(中央)が日本勢として37年ぶりに世界選手権競輪優勝 ©日本自転車競技連盟
放送日 2025年10月27日(月) 
番組名 UCI自転車トラック世界選手権2025 
放送局 日本テレビ 
放送時間 25:59~27:29 
出演者 MC:武井壮 進行:後藤楽々 ゲスト:塚本恋乃葉  解説:中野浩一、脇本雄太(福井・94期)  実況:町田浩徳 
番組概要 UCI自転車トラック世界選手権2025(チリ・サンティアゴ/10月22日~26日)をダイジェストで放送。  世界トップとの闘い、日本代表選手など見どころ満載のニッポン応援ドキュメント

スピードチャンネルは全日程を放送

CS放送では5日間にわたり放送。初日はスカパーなどで無料で視聴できる。

【生中継:CS 放送&オンデマンド配信】
10 月23 日(木) 朝6:30~SPEED チャンネル 695ch (スカパー&SPOOX 無料)
10 月24 日(金) 朝5:30~SPEED チャンネル 695ch
10 月25 日(土) 朝5:00~SPEED チャンネル 695ch
10 月26 日(日) 朝5:30~SPEED チャンネル 695ch
10 月27 日(月) 朝1:30~SPEED チャンネル 690ch
その他再放送もあり

2025トラック世界選手権 ©日本自転車競技連盟

●スピードチャンネルの詳細ページ

世界のサトミナがガールズ初のグランドスラム&グランプリスラム

ケイリン女子の世界チャンピオン、佐藤水菜がグランドスラムとグランプリスラムを達成。8月10日に宇都宮競輪場で開催された第1回女子オールスター競輪(GⅠ)最終日第12レース(決勝)で1着となり決定した。ガールズケイリン選手におけるグランドスラム達成は初めて。また、佐藤は2023年のガールズグランプリを勝利しているため、グランプリスラムも達成。

グランドスラムとグランプリスラムを達成した佐藤水菜

グランドスラムとは全GⅠレース優勝のこと。グランプリスラムとはこれに加えてGP優勝のこと。

グランドスラム達成選手は井上茂徳、滝澤正光、神山雄一郎、新田祐大、脇本雄太で、これに砂糖が加わった。2023年5月に制定されたグランプリスラムはこれまで脇本だけだった。

世界チャンピオンの佐藤水菜がアジア選手権ケイリンで6位に沈む

2025トラックアジア選手権は大会5日目の2月25日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート女子ケイリンが行われ、この種目の世界チャンピオンである佐藤水菜(楽天Kドリームス)が6位。仲澤春香 (楽天Kドリームス)は4位で、日本勢は上位の記録を残せなかった。

世界チャンピオンのアルカンシエルを着用する佐藤水菜がアジア選手権でまさかの6位 ©日本自転車競技連盟

1回戦の上位3名が決勝に進出する女子ケイリン。日本の仲澤、佐藤はともに勝ち上がって決勝に進出。決勝では海外勢の早めの仕掛けに埋もれてしまった。優勝はマレーシアのアスリモハド。

中野慎詞がエリート男子ケイリンで優勝

エリート男子ケイリンには太田海也 (楽天Kドリームス)と中野慎詞 (楽天Kドリームス)が出場。1回戦は上位2名が準決勝に進出する。日本の中野、太田はともに1位で勝ち上がって準決勝に進出。

中野慎詞(左)がアジア選手権エリート男子ケイリン優勝。中央が3位太田海也 ©日本自転車競技連盟

上位3名が決勝に進出する準決勝では、同組で出走した太田が1位、中野が2位でともに決勝に進出。決勝では中野、マレーシアのサフロム、太田が横一線でフィニッシュしたが、中野が優勝、2位サフロム、3位太田となった。

中野慎詞(中央)がアジア選手権エリート男子ケイリン優勝。右は3位太田海也 ©日本自転車競技連盟

エリート男女マディソンは日本勢が圧勝

エリート女子マディソンは梶原悠未(TEAM Yumi)と内野艶和(楽天Kドリームス)のペアが出場。ポイント周回12回中の11回を先頭で通過した日本が、圧倒的な力の差を強さを見せつけて優勝。

梶原悠未と内野艶和がアジア選手権エリート女子マディソン優勝 ©日本自転車競技連盟

窪木一茂(アイサンレーシング)と橋本英也(キナンレーシング)がペアを組んだエリート男子マディソンは女子以上に圧倒。2ラップで40ポイントを上積み、2位に85ポイントの大差をつけて優勝した。

アジア選手権エリート男子マディソンで窪木一茂、橋本英也ペアが優勝 ©日本自転車競技連盟

太田海也と佐藤水菜アジア選手権スプリントで優勝

2025トラックアジア選手権は大会3日目の2月23日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート男女のスプリントが行われ、男子は太田海也 (楽天Kドリームス)、女子は佐藤水菜 (楽天Kドリームス)が優勝。男子の2位は中野慎詞 (楽天Kドリームス)。

アジア選手権エリート男子スプリント優勝の太田海也(右)と2位中野慎詞 ©日本自転車競技連盟

太田はエリート男子チームスプリントと合わせて二冠

前日に準決勝進出を決めていた太田と中野は、この日の準決勝で海外勢を2本先取で封じ込め、日本人同士の決勝1-2位決定戦に持ち込んだ。この戦いでも太田が圧倒的なパワーで2本先取して優勝を決めた。

アジア選手権エリート男子スプリント、日本人対決となった決勝は、太田海也が2本先取して優勝 ©日本自転車競技連盟

エリート女子スプリントでも佐藤が準決勝、決勝1-2位決定戦ともに2本を先取して優勝。このあとは世界チャンピオンとしてエリート女子ケイリンに挑む。

佐藤水菜がアジア選手権エリート女子スプリント優勝 ©日本自転車競技連盟
佐藤水菜がアジア選手権エリート女子スプリント優勝 ©日本自転車競技連盟

窪木一茂がアジア選手権エリート男子パシュート優勝

エリート男子個人パシュートでは1-2位決定戦に進出した 窪木一茂(アイサンレーシング)が4分08秒669の日本新記録&アジア新記録で優勝した。同日に開催されたスクラッチでも2位になった。

窪木一茂がアジア選手権エリート男子パシュートで優勝 ©日本自転車競技連盟