スイスのチューリッヒを拠点とするスポーツブランド、On(オン)が独自開発したLightSpray(ライトスプレー)で作られたランニングシューズの製造工程を公開。世界陸上東京大会に合わせて2025年9⽉13⽇から21⽇までの9⽇間、東京の原宿に期間限定で設置したブランドスペース、On Labs Tokyo(オン ラボス トウキョウ)で試走することができる。

おもちゃの蜘蛛の巣スプレーからアイデアを得た画期的シューズ
シューズのアッパー製造に⾰命をもたらす先端技術で、⾃動化されたロボットアームが、全⻑1.5kmにおよぶフィラメントをシューズのラスト(⾜型)にスプレー噴射し、⽚⾜につきわずか3分でシームレスなアッパーを作ってしまう。Onの他のレーシングシューズと⽐較して、製造⼯程における廃棄物を最⼩限に抑え、CO2排出量も75%削減した。


シューレースを必要としないフィット感を実現し、⾛りのパフォーマンスを最⼤限に後押ししてくれるという。
「Onの理念は、最先端技術でランニングに⾰命を起こすこと。私たちは、⾰新を単なる⽬標ではなく、⾰新をDNAとする企業へと成⻑した。⼤胆な想像⼒と世界最⾼⽔準の精密さを交差させた証が、LightSpray。このテクノロジーを⽤いた⾮凡なシューズは、履いている感覚がほとんどないにもかかわらず、あらゆる⾯で最⾼のパフォーマンスを発揮する」と開発担当者。

シューレースのない構造でレース中の靴ひもに関する懸念を排除
ライトスプレーを駆使したシューズのモデル名はCloudboom Strike LS。重さは170g。ユニセックスモデル。なめらかでスピーディな前方へのローリング、スプーン形状のソールが着地の衝撃をエネルギーに変換、硬い路面からランナーを守るクッション性の高さが特徴。価格は4万4000円。


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