ビンゲゴー区間V、ポガチャル首位死守…UAEツアー第5S

中東を走る7日間のステージレース、UAEツアーは2月25日に第5ステージが行われ、ユンボ・ビスマのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)がステージ優勝した。

2021UAEツアー第5ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

「ボクのチームは強い。普段はプリモシュ・ログリッチやステフェン・クライスバイクのアシスト役だ。もちろん勝利をねらうチャンスがあるけど、ボクはまだ若い。いつかは総合優勝を争うような実力を身につけたい」とビンゲゴー。

ヨナス・ビンゲゴーがステージ優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は3秒遅れの区間2位、前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)は同タイムの3位。最後の山岳ステージを終え、ポガチャルが総合優勝に近づいた。

第5ステージは山岳での勝負となった ©LaPresse – Fabio Ferrari
2021UAEツアー第5ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
ヨナス・ビンゲゴーが第5ステージ優勝 ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

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●UAEツアーのホームページ

2021UAEツアー第5ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

サム・ベネット通算50勝をUAEツアー第4ステージで飾る

中東を走る7日間のステージレース、UAEツアーは2月24日に第4ステージが行われ、ドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)がゴール勝負を制して優勝。プロ通算50勝目を挙げた。

2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)はタイム差なしの大集団の中でゴールし、総合成績で首位を守った。前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)とのタイム差は43秒のまま。

サム・ベネットがUAEツアー第4ステージを制した ©LaPresse – Fabio Ferrari

「昨年のUAEツアーではステージ優勝できなかったので、これを達成できてうれしい」とベネット。

「第1ステージも調整がよかったが、グループが分断されてリードアウト役がいなくなってしまった。あのときは今日よりも調子がよかった。総合成績の上位をねらう選手らがああした展開に持っていってしまい、フラストレーションがたまった。今日はチームメートが素晴らしい働きをしてくれた。勝利することが使命だったのでかなり安堵した」

2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
リーダージャージを着るタデイ・ポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari
2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

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2021UAEツアー第4ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

ポガチャルがUAEツアー第3S優勝…惜敗のイェーツは総合2位へ

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が2月23日に行われたUAEツアー第3ステージで、前年の覇者アダム・イェーツ(英国、イネオス・グレナディアス)をタイム差なしで制して優勝。総合成績でも首位を守った。

ポガチャルがUAEツアー第3ステージで優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

この日はジャバルハフィート州立公園に駆け上がる山岳ステージで、ポガチャルは2020年に続いてこのアップヒルを制した。これまでにスペインのアレハンドロ・バルベルデが2018、2019年に2連勝して以来の記録。

「チームメートが厳しい横風から守ってくれて感謝している。アダム・イェーツは上り坂に強いので、勝負の瞬間まで体力を保持する必要があった。だからアダムの後輪についていった。彼は何回かアタックしたけど、逃がすことはなかった」とポガチャル。

リーダージャージを着るポガチャルと、それをけん引するUAEエミレーツ勢 ©LaPresse – Fabio Ferrari

イェーツはステージ勝利を逃したものの、前日の総合5位から43秒遅れの総合2位に浮上した。強烈な横風で集団が分断された第1ステージで、イェーツはポガチャルとともに先頭集団に残ったが、得意ではない第2ステージの個人タイムトライアルで1分近くも遅れ、総合5位に甘んじていた。

UAEツアーの勝負どころ、ジャバルハフィートを上る ©LaPresse – Fabio Ferrari
アダム・イェーツのアタックに反応するタデイ・ポガチャル(右)とセップ・クス ©LaPresse – Fabio Ferrari
ポガチャルがイェーツを制して優勝。総合成績でも首位を守った ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto
UAEツアー第3ステージ優勝のポガチャル ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto
UAEツアー第3ステージで首位を守ったポガチャル ©LaPresse – Gian Mattia D’Alberto

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世界チャンピオンのガンナがUAEツアーのTTステージ優勝

タイムトライアルの世界チャンピオン、イネオス・グレナディアスのフィリッポ・ガンナ(イタリア)が2月22日に行われたUAEツアー第2ステージの個人タイムトライアルで優勝した。

トップタイムをたたき出したフィリッポ・ガンナ ©LaPresse – Fabio Ferrari

総合成績では23秒遅れの4位の記録で走ったUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が、大会2日目にして首位に立った。

前日の第1ステージで優勝し、首位となったアルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ)は当日夕方にチームスタッフが新型コロナウイルスに罹患していることが発覚。第2ステージからチームとして離脱することを余儀なくされた。大会は27日まで。

アブダビで行われた個人タイムトライアル ©LaPresse – Fabio Ferrari
UAEツアー第2ステージ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

ガンナの次の役割は連覇を目指すイェーツのアシスト

ガンナはこれで個人タイムトライアルの連勝記録を8に伸ばした。この日は距離13kmを13分56秒、平均時速55.981kmで走り、2位に14秒差をつけて優勝した。

タイムトライアルの世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナが実力通りのトップタイム ©LaPresse – Fabio Ferrari

「世界チャンピオンの称号であるアルカンシエルを着て勝てたことがうれしい。個人タイムトライアルは場所によって難しさが異なるから、ボクが世界チャンピオンであるからといっても簡単ではない。新しいレースにはまた異なった過酷さがある。今日はいいパフォーマンスを発揮することができた」とガンナ。

「昨日の第1ステージはトイレのためにストップしたし、そのあとに横風によるエシュロンが発生した。ラッキーだったのはチームエースのアダム(・イェーツ)が先頭集団に入ってくれたこと。昨年獲得したリーダージャージを取り戻すことがチームの最大の目標だ。このレースでは風が重要な要素となるので、多くのことが変わる可能性がある。山岳ステージに突入するまでアダムをサポートするのがボクの役割だ」

UAEツアー第2ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrarim

山岳もいいけど平たんのタイムトライアルも楽しいとポガチャル

「タイムトライアルの前に、いい感の手応えがあったし、最終的には本当にいいタイムトライアルができたので結果に超満足している。リーダージャージを獲得できたのはチームとしていいことだ。自信を持って次のステージに進むことができる」とポガチャル。

「今日はフラットなコースだったが、実際にはそれが好きだ。ボクは上りと同じくらい、府ラートなルートでもトレーニングを積んでいる。山岳ステージも好きだけど、コンスタントな走りを要求されるタイムトライアルで、フラットに乗って楽しむ。タイムトライアル用のバイクでレースをするのも大好きだ」

タデイ・ポガチャルが総合1位に ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

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ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝
アルペシン・フェニックスがUAEツアーから撤退
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アルペシン・フェニックスがUAEツアーから撤退

UAEツアーに参戦中のアルペシン・フェニックスが大会2日目となる2月22日に大会から除外されることになった。21日の第1ステージで同チームのマチュー・ファンデルプール(オランダ)が2区間優勝したが、その日の夕方に行われたPCR検査でチームスタッフの1人が陽性になった。

アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ) ©LaPresse

チームは主催者と合意し、レースの安全な継続を確保するためにチームを撤退することを決定した。

感染したチームスタッフはただちに隔離されたが、濃厚接触者はアラブ首長国連邦保健当局によって分離されています。チーム全員が数日中にさらなるテストを行うが、それまでも隔離されるという。

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ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝
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ファンデルプールがUAEツアー第1ステージで優勝

アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ)が2月21日にUCIワールドツアー第1戦として開幕したUAEツアー第1ステージで、ゴールスプリントを制して優勝。総合成績でも首位に立った。大会は27日まで。

横風で分断した集団は斜めの隊列を作って前を追う ©LaPresse

「正直に言うと本当に予想外だったが、最初から風が強かった。エシュロン(風で分断された集団)の第1グループにいたし、調子はよかった」とファンデルプール。

マチュー・ファンデルプール(左から2人目)がゴール勝負を制した ©LaPresse

「でも向かい風が強くて集団は再グループ化した。逃げたグループをキャッチすることができ、フィニッシュラインまで非常にハードレースが続いた。チームメートが素晴らしい仕事をしてくれた。スプリントのタイミングもよかった。

ハードレースになったこともよかった。ボクよりも強いスプリンターがいたが、暑さで消耗していた。スプリント勝負しようという作戦ではなかったけど、自信を与えてくれた。ステージ優勝も総合成績のトップもまったく予期していなかった。

シクロクロス世界選手権の後に休みがあり、UAEに来る1週間前にチームとトレーニングを始めた。だから、今日のボクを勝者にしてくれたのは、シクロクロスだと思う」

イスラエルスタートアップネーションのジャージで登場したクリストファー・フルーム ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

大会連覇をねらうイネオス・グレナディアスアダム・イェーツ(英国)と初優勝を目指すUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は第1ステージに残ったが、24位以下の選手はハードな気象条件により8分以上遅れた。総合優勝争いは初日で大きく絞られた。

2021UAEツアー第1ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari
砂嵐の中を走る集団 ©LaPresse
2021UAEツアー第1ステージ ©LaPresse
アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ) ©LaPresse

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