ドンブロウスキーV、デマルキ首位…ジロ・デ・イタリア第4S

第104回ジロ・デ・イタリアは5月11日、ピアチェンツァ〜セストラ間の187kmで第4ステージが行われ、UAEエミレーツのジョセフロイド・ドンブロウスキー(米国)が独走で初優勝。13秒遅れの区間2位に入ったイスラエルスタートアップネーションのアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)が首位に立った。

ジョセフロイド・ドンブロウスキーがジロ・デ・イタリア第4ステージ優勝 ©LaPresse

「とてもハードなステージだった。逃げ切れるとは思っていなかったが、先頭集団のボクたちがメイン集団に6、7分差をつけていることを聞いて、自分自身を信じることにした。最後の坂でアタックをして、優勝をものにできた」とドンブロウスキー。

2021ジロ・デ・イタリア第4ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「だれにも言っていなかったけど、2日前からマリアローザを取ることを考えていた。今日はいい判断ができた。ラッキーが手助けしてくれたかも知れない。マリアローザは子どものころからの夢だった。とりわけイタリア人にとってはね」と、34歳にして初めてマリアローザを獲得したデマルキ。

ミケル・ランダがエガン・ベルナルやジュリオ・チッコーネの様子をうかがう ©Fabio Ferrari/LaPresse

大会最初の山岳ステージは総合優勝を争うエース選手の動きも積極的だった。イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)、アスタナ・プレミアテックのアレクサンドル・ウラソフ(ロシア)、バーレーンビクトリアスのミケル・ランダ(スペイン)、EFエデュケーションNIPPOのヒュー・カーシー(英国)が抜け出し、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)、DSMのロマン・バルデ(フランス)、バイクエクスチェンジのサイモン・イェーツ(英国)、イスラエルスタートアップネーションのダニエル・マーティン(アイルランド)に11秒差をつけた。

トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)は34秒遅れ。2020年に活躍したDSMのジェイ・ヒンドレー(オーストラリア)とドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)は4分以上遅れた。

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、イスラエルスタートアップネーション)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ティム・メルリール(ベルギー、アルペシン・フェニックス)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョセフロイド・ドンブロウスキー(米国、UAEエミレーツ)
□マリアビアンカ(新人賞) アッティラ・バルテル(ハンガリー、グルパマFDJ)

アレッサンドロ・デマルキがマリアローザ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

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アレッサンドロ・デマルキがジロ・デル・エミリアで優勝

BMCのアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)が10月6日にイタリアで行われたジロ・デル・エミリアで優勝した。

ジロ・デル・エミリアを制したアレッサンドロ・デマルキ © Stefano Sirotti

「この勝利はボクのキャリアの中でも一番重要なものだ。ステージレースとは違って、ワンデーレースはそれなりの難しさがあって、ワンデーで勝ったのは初めてだから」とデマルキ。デマルキはこの日3位に入ったチームメートのディラン・トゥーンス(ベルギー)の働きぶりをたたえ、「シーズン最後のレースではトゥーンスが勝ちたいだろうから、今度はボクが全力でアシストしたい」と語った。

デマルキがサバイバル戦を制す。首位はイェーツ…ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月5日(水)、モンブエイ~リベイラサクラ間の207.8kmで第11ステージが行われ、BMCのアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)が今大会最長距離となる戦いを制し、3年ぶり通算3度目の区間勝利を挙げた。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ。第1集団で走るデマルキ(先頭)とピノ © Luis Ángel Gómez

数日前は気温40度だったが、舞台がスペイン北部に移動し、この日は冷雨にも見舞われて一時14度に。中盤から19人の第1集団が形成され、デマルキはこれに加わった。激しいアタック合戦でサバイバルレースになり、残り4kmからデマルキがゴールまで独走した。

「勝利から長い間離れていたが、この日は好調だった。それでも本当に厳しい戦いとなって、もう余力は残っていなかった。ゴール時のポーズは安堵を表現したものだ」とデマルキ。

デマルキのウィニングポーズは「安堵」を表現したものだという © Luis Ángel Gómez

総合成績の上位選手は2分02秒後の同一集団でゴール。ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)が首位を守った。

冷たい雨にたたられた第11ステージを走る(左から)キンタナ、クビアトコウスキー、サイモン・イェーツ © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイスアンヘル・マテ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

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