アンドレイ・グライペルが移籍後初勝利…ガボンのアミサボンゴ

たくましい肉体から「ゴリラ」の愛称で親しまれているアンドレイ・グライペル(ドイツ)が、フランスのアルケア・サムシックに移籍して初めての勝利を、1月26日にガボンで開催されたラ・トロピカルアミサボンゴ第6ステージで挙げた。

アンドレイ・グライペルが移籍後初勝利 © Team Arkéa – Samsic

「もちろん、このステージに勝つことができてとてもうれしいです。残り3km地点で3選手が先行していたが、チームはパニックにならずゴール勝負に持ち込もうと距離を縮めていた」とグライペル。

残り50mで3人のアシストがいたので、私の得意な距離からスプリントを開始した。チームがあきらめることなく仕事をこなしてくれたのがうれしい。第5ステージまで結果を残せなかったが、勝利することができて安堵している」

ガボンで開催されているラ・トロピカルアミサボンゴ © Team Arkéa – Samsic

チームは最も重要視するツール・ド・フランス出場権獲得を目指して、シーズン序盤から勝利を量産する必要がある。平たんステージを得意とするグライペルにかかる期待は大きく、舞台を本場欧州に移してからも勝利の量産が求められていく。

グライペルとバルギルで2019シーズン始動…アルケア・サムシック

ドイツのアンドレイ・グライペルとフランスのワレン・バルギルをツートップにしたアルケア・サムシックが2019シーズンのチームプレゼンテーションを1月9日に行った。

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(左)とアンドレ・グライペル

フランス登録のプロフェッショナルコンチネンタルチームはメインスポンサーとしてアルケア銀行を獲得。2018年の「フォルチュネオ」は同社のオンラインバンキングの子会社。今季からアルケアブランドを前面に押し出して、チームジャージも刷新した。

アルケア・サムシックのワレン・バルギルが記者会見に登壇

バルギルは2017ツール・ド・フランスの山岳王。2018年に フォルテュネオ・サムシック に移籍して期待されたが、ツール・ド・フランスでは活躍できなかった。

ロット・スーダルから今季移籍してきたグライペルはツール・ド・フランス区間11勝のスプリンター。2016年最終日のパリで勝利してから同大会で勝ち星がなく、新天地での活躍を誓う。

アルケア・サムシックに移籍したアンドレ・グライペル
アルケア・サムシックの選手らがチームプレゼンテーションの舞台裏でニュージャージを着用
アルケア・サムシックはBHに乗る