【ジロ・デ・イタリア】カラパスが6年ぶり勝利…デルトロが首位リード

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月21日、ヴィアレッジョ〜カステルノーヴォ・ネ・モンティ間の185kmで第11ステージが行われ、東京五輪ロードの金メダリスト、リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)が残り9kmから抜け出して、6年ぶり4回目のステージ優勝を果たした。総合成績ではマリア・ローザのイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)が10秒遅れの2位グループの先頭でゴールし、ボーナスタイム6秒を獲得。チームメートで総合2位のフアン・アユソ(スペイン)との差を25秒から31秒に広げた。

カラパスがアタック、マリアローザのデルトロが追走を見送った ©Marco Alpozzi/Lapresse
ジロ・デ・イタリアのピンクトレインも運行 ©Marco Alpozzi/Lapresse
山岳賞のフォルトゥナートが上り坂で単独となる ©Marco Alpozzi/Lapresse
カラパスが6年ぶり4度目のステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)

デルトロがチッコーネ(左)、ピドコック(右)とともにゴール ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

【ジロ・デ・イタリア】ホーレがタイムトライアル1位…デルトロ首位死守

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月20日、ルッカ〜ピサ間で第10ステージとして距離28.6mの個人タイムトライアルが行われ、リドル・トレックのダーン・ホーレ(オランダ)がトップタイムを叩き出してグランツール初優勝。総合成績ではマリアローザのイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)が2分22秒遅れの区間36位に入ってその座を守ったものの、チームメートのフアン・アユソ(スペイン)に25秒差に詰め寄られた。

ダーン・ホーレ(オランダ)が第10ステージの個人タイムトライアルでトップ ©Massimo Paolone/LaPresse
ピサの斜塔にゴールする2025ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse
ポイント賞のピーダスンがステージ優勝のダーン・ホーレを祝福 ©Marco Alpozzi/Lapresse
デルトロが第10ステージのピサでマリアローアを守った ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)

デルトロが第10ステージのピサでマリアローアを守った ©Massimo Paolone/Lapresse

【ジロ・デ・イタリア】ファンアールト優勝…区間2位デルトロがマリアローザ

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月18日、グッビオ〜シエナ間の未舗装路を含む181kmで第9ステージが行われ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)がイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)との一騎打ちを制して優勝。

デルトロとファンアールトがベルナルをデストラーデビアンケ(未舗装路)で突き放す。2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ ©Lapresse

総合成績ではデルトロがXDS・アスタナ チームのディエゴ・ウリッシ(イタリア)に代わって首位に。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は途中でコースアウトやパンクで遅れ、2分25秒遅れの総合10位に陥落した。

エガン・ベルナル、デルトロ、ファンアールトがストラーデビアンケ(未舗装路)を走る。2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse
シエナのゴールに向かう急坂を走るデルトロとファンアールト ©Massimo Paolone/Lapresse
ファンアールトがデルトロを制して2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ優勝 ©Lapresse
デルトロが2025ジロ・デ・イタリア第9ステージで首位に ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)

ファンアールトがデルトロを制して2025ジロ・デ・イタリア第9ステージ優勝 ©Lapresse

21歳のデルトロが最古のレース、ミラノ〜トリノ初優勝

世界最古のロードレース、ミラノ〜トリノが3月19日にイタリア北部で開催され、UAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が初優勝した。3月10日から16日まで行われたティレーノ~アドリアティコではフアン・アユソ(スペイン)の総合優勝に貢献した21歳。チームは22日に開催されるミラノ〜サンレモにいよいよラスボス、タデイ・ポガチャル(スロベニア)を送り込んでくるが、ここでもアシスト役に起用される予定だ。

デルトロがミラノ〜トリノで初優勝。ウイニングポーズは感謝を示したもの ©Marco Alpozzi/Lapresse
3日前まで開催されたティレーノ~アドリアティコは悪天候だったが、この日は春の日差しに恵まれた ©Marco Alpozzi/Lapresse
5人の第1集団にJCLチーム右京の増田成幸が加わった ©Lapresse
アダム・イェーツ(左)が21歳のデルトロ(右)をアシスト ©Marco Alpozzi/Lapresse
デルトロのアタックにヨハンネセンとトゥレットが反応 ©Marco Alpozzi/Lapresse
感謝のポーズでフィニッシュしたデルトロ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
ミラノ〜トリノでメキシコ勢が優勝したのは初。21歳と3カ月20日での勝利は史上5番目に若い記録 ©Marco Alpozzi/Lapresse