トレックは、米TIME誌「世界で最も影響力のある企業100選」の2022年度版に選出された。
「世界で最も影響力のある100人」で広く知られる同誌は、2021年より企業版の発表を開始。世界各地の編集者、特派員、業界専門家から推薦を受けた何百もの企業を、影響力・革新性・先進性・成長性といった項目で評価して最終選定している。
気候変動が深刻化する中、バイクブランドで唯一サステナビリティ活動に積極的に取り組むトレックの姿勢が高く評価された。また、自社の二酸化炭素排出量の調査結果を公開し、環境不可を減らすための下記の取り組みを紹介している、2021年公開の「サステナビリティレポート2021」が特に注目された。
環境負荷を減らすためトレックが注力する10の分野
①バイクの利用率を上げる
②シェアバイクの利用を拡大する
③梱包材からプラスチックをなくす
④新しいトレイル作りと保護
⑤廃棄物のない製造施設を作る
⑥代替材料への依存度を高める
⑦出張を減らす
⑧再生エネルギーへの依存度を高める
⑨店舗への配送を一括化
⑩空輸の利用を減らす
例えば”⑥代替材料への依存度を高める”の取り組みのひとつとして、ボトルケージ・グリップなどの一部製品で漁網の再利用素材を使用。海に大量に廃棄される漁網は、自然に分解されず海洋生物に悪影響を与え、大きな問題となっている。トレックは漁網の再利用により、海洋プラスチックの削減に取り組んでいる。
日本においては、Trek Bicycle金沢(2022年3月オープン)でサステナビリティコーナーを展開。リサイクル素材を用いた展示什器を使い、ブランドとしての取り組みを紹介している。今後、順次全店に展開予定。
2022年夏には、これらの進捗と新たな取り組みを記載した第二弾のレポートをリリースする。トレックは今後も、地球環境と社会に貢献するバイクブランドとしての取り組みを続けて行きたいという。
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