第104回ジロ・デ・イタリアは5月11日、ピアチェンツァ〜セストラ間の187kmで第4ステージが行われ、UAEエミレーツのジョセフロイド・ドンブロウスキー(米国)が独走で初優勝。13秒遅れの区間2位に入ったイスラエルスタートアップネーションのアレッサンドロ・デマルキ(イタリア)が首位に立った。
「とてもハードなステージだった。逃げ切れるとは思っていなかったが、先頭集団のボクたちがメイン集団に6、7分差をつけていることを聞いて、自分自身を信じることにした。最後の坂でアタックをして、優勝をものにできた」とドンブロウスキー。
「だれにも言っていなかったけど、2日前からマリアローザを取ることを考えていた。今日はいい判断ができた。ラッキーが手助けしてくれたかも知れない。マリアローザは子どものころからの夢だった。とりわけイタリア人にとってはね」と、34歳にして初めてマリアローザを獲得したデマルキ。
大会最初の山岳ステージは総合優勝を争うエース選手の動きも積極的だった。イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)、アスタナ・プレミアテックのアレクサンドル・ウラソフ(ロシア)、バーレーンビクトリアスのミケル・ランダ(スペイン)、EFエデュケーションNIPPOのヒュー・カーシー(英国)が抜け出し、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)、DSMのロマン・バルデ(フランス)、バイクエクスチェンジのサイモン・イェーツ(英国)、イスラエルスタートアップネーションのダニエル・マーティン(アイルランド)に11秒差をつけた。
トレック・セガフレードのビンチェンツォ・ニバリ(イタリア)は34秒遅れ。2020年に活躍したDSMのジェイ・ヒンドレー(オーストラリア)とドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)は4分以上遅れた。
●4賞ジャージ
■マリアローザ(個人総合成績)アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、イスラエルスタートアップネーション)
■マリアチクラミーノ(ポイント賞)ティム・メルリール(ベルギー、アルペシン・フェニックス)
■マリアアッズーラ(山岳賞)ジョセフロイド・ドンブロウスキー(米国、UAEエミレーツ)
□マリアビアンカ(新人賞) アッティラ・バルテル(ハンガリー、グルパマFDJ)
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