エベネプールらがVRツール・デ・フランドルに出場

新型コロナウイルス感染拡大を受けてベルギーの伝統レース、ツール・デ・フランドルが開催延期となったが、レースが行われる予定だった4月5日にプロの13選手がバーチャルレース「ツール・デ・フランドル2020ロックダウンバージョン」に出場する。

VRツール・デ・フランドルがスタートするのはヨーロッパ中央時間の15時30分。日本では22時30分。

主な出場選手は前年の覇者、EFプロサイクリングのアルベルト・ベッティオル(イタリア)、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)、CCCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)、ユンボ・ビズマのワウト・ファンアールト(オランダ)。

イベントを放送するベルギーの公共放送Sporzaと、ツール・デ・フランドル主催者は、出場選手が自宅に設置したローラー台で競うというレース代替手段を実現するためにタッグを組んだ。

●ポッドキャストによる実況

ツール・デ・フランドル開催延期…ベルギー政府規制延長で

ベルギーの伝統的自転車レース、ツール・デ・フランドルが4月5日に予定していたレースを延期することになった。3月17日に発表した。第二次世界大戦でも中止されなかったベルギーの国民的レースが窮地に立たされた。

ツール・デ・フランドルは例年とほぼ同じ日程、4月5日に予定されていたが、新型コロナウイルスの拡散を防ぐためのベルギー連邦政府の措置により行われなった。

17日夜、連邦政府は新型コロナウイルス対策として多くの追加措置を課した。また、対策の期限を4月5日まで延長したことでツール・デ・フランドルを予定通りに開催する可能性がなくなった。

主催団体フランダースクラシックスのトマス・バンデンシュピーゲル最高経営責任者は「連邦政府によって課された新しい措置により、4月5日にツール・デ・フランドルを開催できなくなった。 今は自転車レースよりも重要な問題がある。私たちはみな、私たちのいつもの日常生活を再開できるようになることを願っている」とコメント。

ツール・デ・フランドルは、国際自転車競技連合(UCI)とチームや選手の代表者と競技して、2020年の後半に延期する可能性を模索していく。

●ツール・デ・フランドルのホームページ
●新型コロナウイルスに影響された自転車レース