女子圧勝、男子は降格2位…アジア選手権チームパシュート

2025トラックアジア選手権は大会2日目の2月22日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート女子チームパシュートが行われ、梶原悠未(TEAM Yumi)、内野艶和(楽天Kドリームス)、池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)、垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)の不動のメンバーで構成された日本が1-2位決定戦で韓国を追い抜き勝ちして優勝した。

アジア選手権女子チームパシュートを制した日本勢。前から池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂、梶原悠未 ©日本自転車競技連盟

男子は橋本英也(キナンレーシング)、兒島直樹(ブリヂストンサイクリング)、松田祥位(ブリヂストンサイクリング)に加え、決勝で窪木一茂(アイサンレーシング)を投入したが、1-2位決定戦で韓国に先行しながら、規定の30分以内に選手変更を通知しなかったため降格扱いとなって2位になった。

アジア選手権女子チームパシュートを制した日本勢。左から梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂 ©日本自転車競技連盟

エリート男子エリミネーションでは橋本が、同女子では内野が優勝した。

選手とファンが一体となったトラックフェスティバルが宇都宮競輪場で開催

自転車競技の発展と進行を目的に国内に拠点を置くUCIコンチネンタルチームが一堂に会した「トラックフェスティバル’18」が8月24日、栃木県の宇都宮競輪場で開催された。日本のロードシーンのトップレーサーが集まったイベントにキナンサイクリングも参戦。ロードレースとはひと味違った勝負の魅力をトラックで表現し、会場に集まったファンと1つになって初開催のイベントを成功させた。

宇都宮で開催されたTRACK FESTIVAL ’18 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

今回参加したのはキナンのほか、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ブリヂストンサイクリング、マトリックスパワータグ、愛三工業の6チーム。キナンからは山本元喜、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の5選手に、強力な援軍として、元ロードレース選手であり、現在は競輪で活躍する福田真平が合流。6人でエントリーした。

イベントの華を飾るレースはオリジナル種目の「ファイブポイントゲーム」。2チームの対戦形式で、1チームあたり5名出走の計10選手がスタートラインへ。1周回ローリングののちリアルスタートとなり、各周回の先頭通過選手の所属チームに1ポイントが付与される。最終的に5ポイント先取したチームが勝利となる。

イベントの企画立案を行ったキナンの加藤康則チームゼネラルマネージャーによる開会宣言の後、競技開始。東西に分けられた予選ポッド内での抽選の結果、西リーグに属するキナンは、初戦をマトリックスパワータグ、第2戦を愛三工業と対戦することが決定。東西のそれぞれの予選リーグを1位通過したチーム同士が決勝を戦うことになる。

ナイター照明に照らされる中での初戦。山本、中西、雨乞、中島、新城で臨んだキナンは、序盤こそポイントを獲得したものの、中盤以降にマトリックスパワータグに主導権を奪われ、5ポイントを先取されて敗戦。

しばらく時間をおいて臨んだ第2戦は、新城と福田を入れ替え。スタート直後から愛三工業の攻勢にあいながらも、中西が3ポイント連取するなど、好展開に持ち込んでそのまま勝利。最後は日本チャンピオンジャージを着用する山本がポイントを獲得してレースを締めた。

1勝1敗で予選リーグを終えたキナンは惜しくも決勝進出こそならなかったものの、各選手がそれぞれに持ち味を発揮。ロードで培った走りをファイブポイントゲームに応用させ、選手間で連携をとりながら2レースを戦った。なお、決勝は東西の首位チームの頂上決戦として行われ、マトリックスパワータグを破ったホームチームの宇都宮ブリッツェンが優勝している。

会場は、トラックの内側に有料のVIP席を用意。レースを間近で見られるだけでなく、敢闘門からトラックへと入る選手との交流も楽しむ要素となった。また、無料のスタンド席もほぼ満席。多くのファンが注目する中で、イベントを成功裏に終えている。キナンはレース以外にもブース出展をしてチームグッズの販売も実施。閉幕後には、選手が会場に訪れた大勢のファンをお見送り。選手とファンとが一体となったイベントを象徴するシーンとなった。

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