第109回ツール・ド・フランスは2022年7月10日、スイスのエーグルからフランスのシャテルまでの193kmで第9ステージが行われ、AG2Rシトロエンのボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)が独走して初優勝した。
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この日は序盤に区間優勝を狙う21人の第1集団が形成され、ユンゲルスもこれに加わっていた。3年前から不調に陥っていたが、今季は復調して前日に調子のよさを確認。
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「有力選手に追いつかれないためには残り60kmでアタックしなくちゃダメだ」と決心して、一人旅を果たした。
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UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は39秒遅れの総合2位、ユンボ・ビスマのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)と同タイムでゴール。マイヨジョーヌを守って翌日の休息日を迎えることになった。
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●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
■マイヨベール(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(ドイツ、コフィディス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
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アルプスの滞在型レジデンスなら部屋飲みができる
昨夜宿泊したスイスの修道院は、とても気持ちよく過ごすことができ、朝は名残惜しい気持ちで散策路へ。今日はラン練習はお休みです。前日も外に出てみて、風に肌寒さを感じたものの歩いているとちょうどいい感じでした。
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修道院はこの一帯が所有地のようで、森の中のを歩いていくといくつか看板が出現してお題に答えていくような設定です。そして最後に丘の上の大きな十字架にたどり着くという結末に。
レースはスイスから国境を越えてフランスへ。今回のボクのツール・ド・フランス取材では、日本からまずパリに入ってからコペンハーゲンに向かったので、ベルギー、そしてスイスと訪問したわけで、フランスへは4回目の入国となりました。
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この日は幸いなことにコースがループを描くような設定で、ゴールまでの移動は50kmほど。さらに宿はモルジンヌの上にあるスキーリゾート、アボリアズなので50km。ガソリンに優しいコース設定でありがたいです。
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プレスセンターがゴールのかなり手前にあったので、状況を確認してからまずはホテルの確保に向かいました。というのもこの日の宿は、滞在型レジデンス。ホテルとはちょっと異なるので、管理人が不在の状況が想定できたこと。そして「チェンクイン方法を伝えるので、3日前までに必ず連絡をください」というメールを読み飛ばしてしまったことがあって、かなり不安だったんです。
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でも行ってみると、若い女性が笑顔で迎えてくれました。アボリアズ全体は一般車がホテル群に入れないように、いくつかの有料駐車場にクルマを駐めてから荷物を持ってレジデンスまで歩いていくスタイルです。
案内所で、1日6ユーロかかるけど、下ったところに広大な無料駐車場もあると教えてもらいましたが、荷物を引きずっていく距離が短くなるなら6ユーロを出す価値はあるなと判断。結局、有料駐車場からホテルはものの2分で、2連泊の部屋を確保しました。
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2段ベッドがあり、リビングの向い合せのソファを進展すると合計4人が宿泊可能。タオルやシーツなどもその分があり、しかも今回初めてのバスタブ付き。日本から携えてきた「温泉の素」がようやく活躍しました。
スポーツ新聞の原稿を書いてから、アボリアズの町へ。レストランは数件ありましたが、キッチンや冷蔵庫、そして電子レンジ付きなのでスーパーマーケットのカルフールで買い出し。ワイン1本は飲みきれないんですが、2連泊なので8ユーロで購入。いつものように買い物袋を忘れましたが、いそいそとお部屋へ。
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ツール・ド・フランスの休日はすべての関係者のためにある
人生で何日、アルプスで過ごしたかなあ。100日前後ですかね。こういうのをリゾートって言うんだと肌で感じています。
さて、翌日は休息日。しかも今回は移動がないので、取材歴30年でめったにない、正真正銘の休日です。ツール・ド・フランスの休息日は選手のためというより関係者のためにあると信じて疑いません。滞在型レジデンスから1分のところにラブリー(コインランドリー)があるので大物を全て洗いました。コインランドリーをフランス語で言うとかわいいんです。
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この日はラン練習も。ガーミン先生指示の80分走を休息日ならできるかなと休息日にスケジュール移動させたんですが、ここが標高1800m超だったことを忘れていました。あまりにも苦しくて、メニューを完遂できず。
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