【ブエルタ・ア・エスパーニャ第15S】ピーダスンがチーム念願の区間勝利

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月7日、ア・ベイガ/ベガデオ〜モンフォルテ・デ・レモス間の167.8kmで第15ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が少人数のスプリント勝負を制して、3年ぶり4度目の優勝を果たした。

ピーダスンが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ優勝 ©A.S.O.

首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)、48秒遅れの総合2位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ・XRG)らは13分31秒遅れの同一集団の中でゴールし、総合8位までの順位は変動しなかった。

山岳賞のジェイ・ヴァイン。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
序盤からアタックした伏兵たち。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
ヴァインとルイス・フェルヴァーケ。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
ヴァインとフェルヴァーケにピーダスンら7人が追いつく。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.
新人賞のペリツァーリ。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ ©A.S.O.

【ジロ・デ・イタリア】ピーダスンが激闘の末に今大会4勝目

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月23日、ロヴィーゴ〜ヴィチェンツァ間の180kmで第13ステージが行われ、ポイント賞1位のマリア・チクラミーノを着用するリドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が、チーム ヴィスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)を制して今大会4勝目、大会通算5勝目を挙げた。

ピーダスンがファンアールトを撃破。3位はマリアローザのデルトロ。2025ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

総合1位のマリア・ローザを着るイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)は2秒遅れの単独3位でフィニッシュ。後続の4位集団に3秒差をつけるとともに、レース途中とゴールでボーナスタイムを獲得。この日もわずかだが秒差を稼いで総合2位のチームメート、フアン・アユソ(スペイン)との差をじわりと広げた。

2025ジロ・デ・イタリア第13ステージを走るファンアールト(中央) ©Marco Alpozzi/Lapresse
2025ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Marco Alpozzi/Lapresse
ピーダスンがファンアールトを撃破。2025ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse
ピーダスンがファンアールトを制して2025ジロ・デ・イタリア第13ステージ優勝 ©LaPresse
デルトロがマリアローザを死守 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
2025ジロ・デ・イタリア第13ステージ ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)

【ジロ・デ・イタリア】マリアローザのピーダスンが第5S優勝

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月14日、チェーリエ・メッサーピカ〜マテラ間の144kmで第5ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)がゴールスプリント勝負を制して第1、第3ステージに続いて優勝。今大会3勝目、大会通算4勝目。総合成績でも首位を守った。

マリアローザのピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse
2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのピーダスン(中央)が2025ジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝 ©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

ピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第5ステージもマリアローザを守った ©LaPresse

【ジロ・デ・イタリア】ピーダスン2勝目でマリアローザ奪還

第108回ジロ・デ・イタリアは2025年5月11日、アルバニアのブローラを発着とする160kmで第3ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)がゴールスプリント勝負を制して第1ステージに続く優勝。ボーナスタイム10秒を獲得して総合成績で首位を奪還。ピンク色のリーダージャージ、マリアローザを手中にした。

ピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第3ステージ優勝 ©Fabio Ferrari/LaPresse
アルバニアを走る2025ジロ・デ・イタリア第3ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse
ピーダスンが2025ジロ・デ・イタリア第3ステージ優勝 ©Massimo Paolone/Lapresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

ピーダスンが2025ジロ・デ・イタリアでマリアローザを奪還 ©Lapresse

ジロ・デ・イタリアがアルバニアで開幕…ピーダスンがマリアローザ

第108回ジロ・デ・イタリアが2025年5月9日にバルカン半島のアルバニアで開幕。ドゥラスをスタートして首都ティラーナにフィニッシュする第1ステージ(距離160km)は、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)がチーム ヴィスマ・リースアバイクのワウト・ファンアールト(ベルギー)らをゴールスプリント勝負で制して優勝。ピーダスンはステージ1位のボーナスタイム10秒を獲得して総合成績で首位に立ち、ピンク色のリーダージャージ、マリアローザを手中にした。

ピーダスン(左)がファンアールトを制して2025ジロ・デ・イタリア第1ステージ優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse
2025ジロ・デ・イタリアはアルバニアで開幕 ©Fabio Ferrari/LaPresse
ピーダスンを擁するリドル・トレックが大詰めで集団を掌握 ©Fabio Ferrari/LaPresse
ピーダスンがデンマーク選手として初めてマリアローザを着用 ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)シルヴァン・モニケ(ベルギー、コフィディス)
マリアビアンカ(新人賞)フランチェスコ・ブザット(イタリア、アンテルマルシェ・ワンティ)

前日負傷のヴィンゲゴーはスタートせず…ピーダスンがパリ〜ニース第6ステージ優勝

第83回パリ〜ニースは3月14日、サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン間の209.8kmで第6ステージが行われ、リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)が集団スプリントを制して優勝。

ピーダスン(左)が2025パリ〜ニース第6ステージ優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters

前日に落車で負傷したヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チームヴィスマ・リースアバイク)はこの日出走せず。それでもチームメートのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が首位の座を守った。

新人賞のフロリアン・リポヴィッツはこの日終わると総合2位になる ©A.S.O. Billy Ceusters

ヴィスマ・リースアバイクが難敵アルメイダらを脱落させる

ヴィスマ・リースアバイクは総合2位のヴィンゲゴーを失うスタートとなったが、この暗い天候を巧みに利用した。ジョーゲンソンのチームメイトは下り坂で集団を粉砕。単独で逃げていたグルパマFDJのレミ・カヴァニャ(フランス)を吸収しただけでなく、40秒遅れのジョアン・アルメイダ(ポルトガル)と1分05秒遅れのブランドン・マクナルティ(米国、ともにUAEチームエミレーツ・XRG)、55秒遅れのレニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)といった総合順位の上位選手をふるい落とした。

ステージ終盤の4分の1をリードした17選手がゴール勝負に挑んだが、すでにスーダル・クイックステップのティム・メルリールは脱落していて、ピーダスンがゴール勝負を制した。総合成績ではジョーゲンソンが首位を守り、新人賞ジャージを着るレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ)が40秒遅れの総合2位に浮上した。

2025パリ〜ニース第6ステージ、冷たい雨の中でのレースとなった ©A.S.O. Billy Ceusters

周到な作戦を立ててそれを実行できたことがうれしい

「今朝、チームで立てた計画を忠実に実行したという事実に感銘を受けた。ルートを調べて戦略を決めた。我々がこのような状況に最適なチームを持っていることは分かっていた。それを最大限に活用して、天候的には非常に暗い1日を、少なくとも結果的には素晴らしい経験に変えることができてうれしい」とジョーゲンソン。

「ダウンヒルのときに十分な風があるかどうかを確認した。何度か振り返って後続との差を見つけたので、そこからゴールまでは全力でペダルをこぐだけだった。週末に向けていい位置にいる。明日のステージを全速力で攻めて、この黄色いジャージをニースに持ち帰らなければならない」

2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

難しいことは多いが表彰台に残りたい(リポヴィッツ)

「チームは常に先頭に立って素晴らしい仕事をした。私たちがこの小さなグループの中にいるのを見つけることができてうれしかった。本当に本当に大変な1日だった。とても寒かった。週末は多くの大きな課題があり、非常に厳しいものになる。いろいろなことが起こると思うが、表彰台に残り続けたいと思っている」とリポヴィッツ。

2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters
2025パリ〜ニース第6ステージ ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 147.8km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
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