DSMが悪雲を突いてトップタイム…ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕

第78回ブエルタ・ア・エスパーニャは2023年8月26日にスペインのバルセロナで開幕。第1ステージは距離14.8kmのチームタイムトライアルが行われ、ロマン・バルデ(フランス)を擁するDSMフィリメニッヒが優勝。集団の先頭でゴールしたロレンツォ・ミレージ(イタリア)が最初に深紅のリーダージャージを着用した。

DSMフィリメニッヒがトップタイム ©Unipublic Sprint Cycling Agency

こんな1カ月になるとは予想していなかった…世界選手権に続く快挙のミレージ

「世界選手権とブエルタ・ア・エスパーニャ、こんな1カ月になるとは予想していなかった。素晴らしい気分だ」と真紅のマイヨロホを獲得したミレージ。8月9日に英国グラスゴーで開催された世界選手権でU23個人タイムトライアルを制した世界チャンピオンでもある。

「チームとして勝つことができて本当にうれしいし、感情的だ。ボクたちはある程度のリスクを覚悟で雨中を走り、計画がうまくいった。ボクはチームから指示されたパワーを忠実に守り、それが結果につながった。ワールドツアー初勝利で、とてもうれしい」

バルセロナのサグラダファミリア横を通過 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

トップタイムを叩き出したDSMフィリメニッヒはミレージが力強い牽引で走り切ったが、第2スタートという幸運もあった。この日は天候が次第に悪化。最終スタートのスーダル・クイックステップがゴールするころは雷雨で真っ暗となり、後続チームはタイムが伸びなかった。

モビスターがDSMフィリメニッヒにわずか0.5秒差と肉薄したが、レムコ・エベネプールのスーダル・クイックステップは6秒遅れ、ユンボ・ビスマはは32秒を失った。

雷鳴が轟く暗雲の下でのチームタイムトライアル ©Unipublic Sprint Cycling Agency
U23個人タイムトライアル世界チャンピオンのミレージが首位に立った ©Unipublic Sprint Cycling Agency
フィリッポ・ガンナを途中で失ったイネオスグレナディアーズは10秒遅れの6位 ©Unipublic Sprint Cycling Agency
ユンボ・ビスマは32秒遅れの11位と出遅れた ©Unipublic Sprint Cycling Agency

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ロレンツォ・ミレージ(イタリア、DSMフィリメニッヒ)
マイヨベルデ(ポイント賞)設定なし
マイヨルナレス(山岳賞)設定なし
□マイヨブランコ(新人賞)ロレンツォ・ミレージ(イタリア、DSMフィリメニッヒ)

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LA VUELTA 23 ETAPA 1 CONTRARRELOJ POR EQUIPOS 26/08/2023

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