2020東京の出場枠がかかるボート世界選手権開幕へ

ボートの2019世界選手権が8月25日からオーストリアのリンツで開催され、日本は男子ダブルスカル、男子軽量級ダブルスカル、男子軽量級シングルスカル、女子軽量級ダブルスカル、女子軽量級シングルスカル、パラ男子シングルスカル、パラ女子シングルスカル、パラ男女ミックス舵手つきフォアの8種目に出場する。

同大会は2020東京五輪とパラリンピックの出場権をかけた大会となり、下記以上の成績をあげると日本に出場権が与えられる。

男子ダブルスカル(M2x)11位(エントリー数31ヵ国)
男女軽量級ダブルスカル(LM2x、LW2x)7位(同男子33ヵ国、女子28ヵ国)
パラ男女シングルスカル(PR1M1x、PR1W1x)7位(同男子27ヵ国、女子14ヵ国)
パラ男女ミックス舵手つきフォア(PR3 Mix4+)8位(同17ヵ国)
※男女軽量級シングルスカル(LM1x、LW1x)はオリンピック種目ではないため出場権は与えられない。

●ボート世界選手権日本代表選手
M2x 山尾圭太 荒川龍太
LM2x 池田裕紀 西村光生
LM1x 武田匡弘
LW2x 大石綾美 上田佳奈子(8月24日に山領夏美から選手変更)
LW1x 冨田千愛
PR1M1x 遠藤隆行
PR1W1x 市川友美
PR3Mix4+ 八尾陽夏 西岡利拡 齊藤舞香 有安諒平 立田寛之

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BMX世界選手権フリースタイルパークで大池水杜10位…中村輪夢は転倒

中国の成都で11月7日から開催されているUCI世界選手権アーバンサイクリングは、11月11日にBMXフリースタイルパークで男女の決勝が行われ、女子エリートに出場した大池水杜(岡山JFBF)が62.40ポイントで10位に入った。大池は朝の試走で転倒し、足首を痛めての出走。1本目はラン序盤の大技バックフリップで転倒し37.00ポイント。2本目はバックフリップを成功させ、最後のテイルウイップで転倒してしまい62.40ポイントとなり、この得点が最終結果となった。

UCI世界選手権BMXフリースタイル・パークの大池水杜 ©2018 JCF

BMXフリースタイルパークの世界選手権は2回目の開催で、大池は2017年も出場してメダルまであと一歩の4位に入った。前日に行われた予選を自身初の1位で通過。準決勝は2本目での転倒が響き、点数を落とすものの8位で決勝に進出していた。

男子の中村輪夢(ウィングアーク1st)は予選を前年の最終順位を上回る6位で通過するものの、準決勝での転倒が響き17位。決勝進出はならなかった。

UCI世界選手権BMXフリースタイル・パークの中村輪夢 ©2018 JCF

BMXフリースタイルパーク 女子エリート決勝結果
1位 BENEGAS Perris(米国)93.00
2位 MARINO Angie(米国)87.80
3位 ROBERTS Hannah(米国)86.30
10位 大池水杜(岡山JFBF)62.40

大池水杜のコメント
優勝を狙って調整中の技を初めて大会で挑戦していくなかで、朝の試走で転倒して足を痛めてしまった。決勝でも2本とも転倒してしまった。課題も見える大会であったし、この経験を次につなげていきたい。

出口智嗣監督のコメント
大池がいま持っているすべての技を出し切らないとメダルには届かないと思っていた。彼女自身、調整中の技にも挑戦するという気持ちで決勝に臨んだ。その結果転倒したが次への課題も見つかり、来年や東京オリンピックに向けていく姿勢も確認できた収穫のある大会だった。
全体を通しては、ジャッジの傾向が今後の課題になってくると感じた大会だった。これまでは技の難易度を重視していたが、全体の流れや高さ、スピード感を重視したものになっている傾向だった。こちらもそれらを考えながら作戦を組み立てて臨んでいきたい。

中村輪夢のコメント
準決勝1本目は、パフォーマンスを上げてだいぶうまく走れていたが、ラスト1秒で転倒してしまって悔しい。転倒がなければ決勝に進出できていたと思う。ただ2本目で自分の思いどおりの走りができた。もっと練習して体力をつけて、次につなげたいと思う。

世界チャンピオンに挑む…サガン、バルベルデ、S・イェーツ、アラフィリップ、ログリッチ

自転車ロードレースの世界チャンピオンを決める世界選手権ロードが9月23日にオーストリアのチロル地方にあるインスブルックで開幕する。合計12種目が行われ、最終日の30日にはエリート男子ロードが開催される。

チームタイムトライアルの練習をするボーラ・ハンスグローエ © Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

エリート男子ロードは距離258.5km。午前9時40分(日本時間午後4時40分)にスタートし、ゴール予定は午後4時50分(同午後11時50分)。

大会4連覇をねらうペテル・サガン(スロバキア)をはじめ、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、サイモン・イェーツ(英国)、ジュリアン・アラフィリップ、ロマン・バルデ、ティボー・ピノ(以上フランス)、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)、ジャンニ・モスコンとビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、ナイロ・キンタナとミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)、ステーフェン・クライスバイク(オランダ)、ダニエル・マーティン(アイルランド)、ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)、ティム・ワレンス(ベルギー)、中根英登(日本)らが出場する。

歓迎のあいさつをするインスブルックのゲオルグ・ウィッリ市長 © Innsbruck-Tirol 2018 / Franz Oss

男子チームタイムトライアルは23日(日)。距離62.8km。第1チームスタートは午後2時40分(日本時間午後9時40分)、最終チームのゴール予定は午後5時05分(翌日0時05分)。
前年優勝のサンウェブ(ドイツ)をはじめ17チームが出走。BMC(米国)、ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)、ロットNLユンボ(オランダ)、クイックステップフロアーズ(ベルギー)、スカイ(英国)など。

© Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

男子タイムトライアルは26日(水)。距離52.5km。第1選手スタートは午後2時10分(日本時間午後9時10分)、最終選手のゴール予定は午後5時10分(翌日0時10分)。
前年優勝のトム・デュムラン(オランダ)、ローハン・デニス(オーストラリア)、ホナタン・カストロビエホ(スペイン)、ステファン・キュング(スイス)、ビクトール・カンペナールツ(ベルギー)、トニー・マルティン(ドイツ)、バシル・キリエンカ(ベラルーシ)、アレックス・ドーセット(英国)、ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)、ジョーイ・ロスコフ(米国)ら。

© Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

●各レースの日程

世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで開催

世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで開催

ロードレース世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで、オーストリアのチロル地方にあるインスブルックとその周辺で開催され、12の競技で世界チャンピオンを決める最高峰の戦いが繰り広げられる。コースはアップダウンの厳しいもので、真の実力者を決めるにふさわしい舞台が設定された。

© Innsbruck Tourismus / Tom Bause

9月22日(土)09:00 – 12:00 UCIチームタイムトライアル公式練習
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)09:00 – 12:00 ロードレース周回コース公式練習
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

全カテゴリーで使用するショートラップと、エリート男子のみ使用するロングラップの高低表

男子エリート・U23・ジュニア、女子エリートの全カテゴリーはクーフシュタインをスタートして90.6kmを走り、インスブルックの周回コースへ

インスブルックの周回コース。下がショートラップ、上の部分を含めたものがロングラップとなる

エリート男子が最後に走るロングラップに待ち構える勾配値28%の激坂グラマルトボーデン

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルのコース

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルの高低表

世界選手権男子チームタイムトライアルのコース

世界選手権男子チームタイムトライアルの高低表

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中根英登が世界選手権ロードに…男子エリートは日本勢唯一の出場

オーストリアで開催される2018ロード世界選手権インスブルック・チロル大会は、最終日となる9月30日に男子エリートが開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登が日本代表として出場する。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登

9月30日(日)に開催される男子エリートの日本代表に中根が選出された。世界選手権は年に一度開催される世界チャンピオンを決めるワンデーレース。勝者には5色のストライプ(虹色)が施されたアルカンシエルが贈られ、1年間着用する。世界チャンピオンのステータスは非常に高いもので、現在はスロバキアのペテル・サガンが3連覇中。

各国に世界選手権の出場枠を割り振る8月12日時点のUCIワールドランキングで、日本は国別ランキング33位だった。31位以下50位までの出場枠は1枠(21位から30位は4枠)となっていて、非常に少ない出場枠だが、コースプロフィールに適した脚質であることや8月下旬のアジア競技大会での活躍が評価され、中根が日本代表として選出された。中根の世界選手権出場は全カテゴリーを通じて初めてとなる。

男子エリートはクーフシュタイン(KUFSTEIN)からスタートし、インスブルックにゴールする258.5km。スタート後、84.7km走行して23.9kmの周回コースに入り、そこを6周回したあと男子エリートのみが使用する1周31kmのコースを通ってフィニッシュを迎える。どちらの周回コースにも厳しい登坂区間が設定されていて、フィニッシュ前は平坦だが、近年の世界選手権のコースのなかでも特に登坂力が問われるコース設定となっている。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニからは、中根が唯一国の代表として世界選手権に出場。またチームメカニックの西勉も引き続き日本ナショナルチームのスタッフとして参加、選手たちが最大限の力を発揮できるよう水面下から支える。

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

中根英登のコメント
世界選手権には初めて出場するが、世界トップクラスの選手たちが集う欧州のレースは昨年から所属チームで出場させてもらっているので、とてつもなくキツく厳しいレベルというのは百も承知。世界選手権はまた雰囲気が違うかもしれないが、このチームでの経験があってトップのレベルを知っているからこそ、気負いやレースに対する不安恐れなどは特にない。ただ全力を尽くすのみ。自分の力をしっかり出し切り世界トップクラスの先頭集団にどこまで食らいついていけるかがむしろ楽しみです。頑張ります!

大門宏監督のコメント
昨年、コースが正式に発表されたときから山岳が得意な中根に向いているコースだとは感じていたが、今年のツアー・オブ・アルプスのステージで同じコースを通った時もそれとなく意識はしていたと思う。日本自転車競技連盟も3名以上の出場枠獲得を目標としていることを国内のロード選手(チーム)に促し目指していたが、我々の度量も及ばず1枠となり、世界選手権では実績も豊富な新城幸也選手に託されるのが当然の流れだと思っていた。結果的に中根選手が選ばれた背景には、8月のオランダでのクラッシュによる大怪我の影響が新城選手にあったのだと思い残念だったが、アジア大会での登坂区間での実績も評価されたのだと思う。
これからは世界選手権の前哨戦としていいタイミングで実施されるイタリアで連戦にエントリーさせながら本番で1番ベストなコンディションでスタートラインに立たせるためにイタリア人スタッフとも連携を取りながら準備していきたい。
世界選手権本番のレースのミッションに関して自分の立場からなにあにも言うことはない。まずはナショナルチームを率いる浅田顕監督の采配によく耳を傾けることが大切。ナショナルチームから期待されていることは、勝負が動く後半(特に最後の1時間)の走りと結果だと思うので、ワンポイントでもナショナルチームの観点で評価に値する走り、結果に結びつくことを願っている。

世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

2018ロード世界選手権大会インスブルック・チロル大会
開催期間/2018年9月23日(日)〜30日(日)
開催国/オーストリア

世界選手権ロードの公式サイト
世界選手権ロードのフェイスブック
世界選手権ロードのツイッター
世界選手権ロードのハッシュタグ  #InnsbruckTirol2018

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山本大喜が世界選手権ロード代表に…インスブルックの山岳で上位を目指す

キナンサイクリング所属の山本大喜が9月23~30日にオーストリアで開催される2018世界選手権ロード インスブルック・チロル大会の日本代表に選出された。

山本大喜

山本大喜は今シーズン、2月に開催されたアジア選手権ロードで、チームタイムトライアルとアンダー23(23歳未満)ロードレースで2冠を達成。6月には全日本選手権個人タイムトライアルでアンダー23部門で優勝。同年代のトップとして、国内外の数々のレースに臨んできた。

世界選手権ロードでは、24日に行われるアンダー23個人タイムトライアル(27.8km)と、28日に実施される同ロードレース(174.3km)の2種目への出場が予定されている。

世界選手権ロードは、その名の通りサイクルロードレースの世界王者を決める権威ある大会。世界のトップを走る選手たちの多くが、このアンダー23カテゴリーからトップシーンへと羽ばたいていて、この年代での活躍が世界への扉を開くこととなる。山岳がメインとなるオーストリア・インスブルックのコースだが、山本大喜は上位進出を目指して走る。

山本大喜/Masaki YAMAMOTO
やまもとまさき
1996年1月8日生まれ 171cm, 68kg
山本大喜のブログ

山本大喜のコメント
世界選手権に向けて、順調に仕上がってきています! 全力でがんばりますので、応援よろしくお願いします!