フランス最北の都市ダンケルク周辺で開催されるステージレース「ダンケルク4日間レース(UCI2.HC)」が5月8日から13日まで6日間にわたって開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが2017年に引き続いて出場。初山翔と吉田隼人が初出場する。
64回目の開催を迎える同大会は、伝統的なLES 4 JOURS DE DUNKERQUE(ダンケルクの4日間)というレース名称を残しながら、近年は開催期間を伸ばしていて、2018年は5月8日から13日まで、6日間・全6ステージのレースとして開催される。UCIプロチームが3チーム、プロコンチネンタルチームが14チーム出場する。
全ステージを通じて、厳しい山岳ステージは設定されておらず、難関ステージとなるのは美しい石畳が敷かれた街カッセルでの周回コースを9周回する第5ステージ。14kmの周回コースには2カ所の急坂区間が組み込まれていて、選手たちは上り下りをめまぐるしく繰り返す。また独特な丘陵地形を利用した逃げ切りの展開も大いに可能性がある。
NIPPO・ヴィーニファンティーニは、スプリンターのエドアルド・グロスとオールラウンダーのフアンホセ・ロバトを軸としたチーム編成で挑み、日本人選手は初山と吉田が出場。初山はコンディションを上げながら、逃げのチャンスも果敢に狙って走りる。吉田は好調さをアピールしたツアー・オブ・クロアチアに続いての出場。スプリントの場面では、クロアチアでの経験を活かしながら自らの成績を求めてチャレンジしていく。
初山翔のコメント
厳しいレースになることは間違いないと思うが、日に日にいい感触をつかめるように頑張りたい。
吉田隼人のコメント
クロアチアでのステージレースを終え、イタリアで過ごし順調に休息とトレーニングを行うことができた。ダンケルクはチームメートを含めだれもが口をそろえてキツいレースと言っているので、覚悟して走りたい。その中でも、チームの中で自分ができることをしっかり行いたい。引き続き応援よろしくお願いします。
バレリオ・テバルディ監督のコメント
グロスとロバト、二人をチームリーダーとしてダンケルク4日間レースを戦う準備をしてきた。2人のモチベーションはとても高く、コンディションもいい。吉田隼人はクロアチアを終えて、コンディションを終えての参戦となる。スプリントの場面では、彼にチャレンジをさせたい。上りの場面ではフィリッポ・ザッカンティの走りに期待している。ダミアーノ・チーマ、初山、アラン・マランゴーニはチーム全体を支える役割となるが、彼らには積極的に逃げに乗ることも期待している。
LES 4 JOURS DE DUNKERQUE
開催期間/2018年5月8日(火)〜13日(日)
カテゴリー/ヨーロッパツアー2. HC
開催国/フランス
5月8日 Stage 1 – Dunkerque › La Bassée (163.5k)
5月9日 Stage 2 – Le Quesnoy › Soissons (173.3k)
5月10日 Stage 3 – Fort Mahon Plage › Ecques (171.5k)
5月11日 Stage 4 – Dainville › Mont Saint-Eloi (172.5k)
5月12日 Stage 5 – Wormhout › Cassel (178.7k)
5月13日 Stage 6 – Coulogne › Dunkerque (169.8k)
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