バイシクルクラブ新編集長に生え抜きの山口博久が就任

自転車月刊誌のバイシクルクラブの編集長に山口博久が2022年1月5日付けで就任した。それとともに、2022年1月20日発売のバイシクルクラブ 3月号からリニューアルされる。

バイシクルクラブの山口博久編集長

就任した山口は、バイシクルクラブに20年以上携わっていて、国内外のレースからツーリング、自転車の走行環境といった社会問題に関する取材まで幅広く体験してきた。今後はこうした知見をもとに、かねてより担当していたWEBコンテンツやSNS、映像などのデジタルコミュニケーションをさらに加速させ、メディアの枠を越境したブランド、バイシクルクラブとしてECやイベントなど幅広く「自転車の楽しさ」を届けていきたいという。 

ロゴも刷新、創刊時のものに限りなく近く

1985年創刊のバイシクルクラブが使用していたロゴをオマージュし、ヨーロピアンなロゴへ変更する。映像やSNSなど、デジタルコンテンツを中心としたコミュニケーションへチャレンジし、変化していく中でも、創刊当時から約40年変わらず提案し続けている「自転車の楽しさ」への想いを込めている。

リニューアルコンセプトはRide to the end of the world -WITH YOU

バイシクルクラブ

サイクリストとつながる「クラブ活動」として、ファンや業界と一緒に築き上げていく楽しいバイシクルクラブブランドを目指し、5つをさらに強化して取り組んでいく。 

1. 昨今、アウトドアアクティビティを楽しむ層が増え、キャンプとの組み合わせなど自転車の遊び方は多岐に及んでいる。今まで以上に新規層へ向けた趣味同士のかけ合わせによる新ジャンルを開拓。 
2. 自転車趣味を楽しむうえで「あったらいいな」と思うイベントやバイシクルクラブ限定の商品開発を強化し、趣味のさらなる充実を実現。 
3. 自転車をキーワードに、媒体の垣根を超えたイベントやメディア露出を通した広報活動を展開。女性ターゲットにも焦点を当て、アプローチを広げることでさらなる業界活性化を目指す。 
4. 地域との取り組みやアドベンチャーツーリズムを推進し、日本中に自転車の似合う風景「バイシクルランドスケープ」を広める。 
5. ロードバイクに限らず、グラベルロード、ツーリングバイク、MTB、ミニベロと多岐にわたる自転車趣味の世界をとどける。 

バイシクルクラブ新編集長に生え抜きの山口博久

「自身の体験として自転車に乗り続けたことで、体調不良も改善でき、さらに若いときに諦めたレース活動への復帰もできました。もちろん、自転車の魅力は家から出れば気軽に旅気分を味わえる移動手段、機能美を愛でたり機械をいじる愉しみ、アウトドアを楽しむグラベルロードやMTBなど無限にあります。それぞれのフィールドで感じられる自転車の魅力、新たな発見を読者のみなさまへ直接お伝えする、そんな自転車専門メディア『バイシクルクラブ』へ進化していきます」(山口博久)

山口博久の略歴>
1998年、自転車専門メディア『バイシクルクラブ』へ配属。近年は『バイシクルクラブ』WEBやSNSを担当し、デジタル発信にも従事。20年来自転車専門メディアに携わるなかで、自身もレース活動を行い、国内トップカテゴリーのレース、全日本選手権ロードレースやシクロクロスに参戦。海外のグランフォンド世界選手権に出場するなど、国内外のレースを経験。ほか、シェア・ザ・ロード活動などを通して自転車全般に精通する。