日本を代表する陸上短距離選手の桐生祥秀(日本生命)が12月11日、自らがアンバサダーに就任した「Go Find YOKOHAMA ラン&ウォークキャンペーン〜横浜新発見〜」のトーク&デモンストレーションに登場。横浜での思い出や、コロナ禍にもかかわらず日本陸上選手権100mで6年ぶり2度目の優勝を果たすなど着実な実績を残したシーズンを振りかえるとともに、25歳として迎える2021年への決意を語った。
桐生がアンバサダーとなったのは、観光MICE復興支援事業である「Find Your YOKOHAMAキャンペーン」の一環として、新たな横浜の魅力を発見・体験してもらうために、12月1日から始まった「Go Find YOKOHAMA ラン&ウォークキャンペーン」。
GPS機能を搭載したスマートフォンアプリ「DISTRICT(ディストリクト)」を活用し、制限時間内に横浜市内の観光名所や地域おすすめスポットに設置されたアプリ上のチェックポイントを走ったり、歩いたりしながら巡るものだ。チェックポイントごとで指定される「チャレンジ(課題)」をクリアすることでポイントを獲得。新たな横浜の魅力を発見しながら、獲得したポイントにより横浜ゆかりの賞品が抽選で当たるだけでなく、お得な情報が入手できる。三密を回避しながらゲーム感覚で楽しめるキャンペーンだ。
「2020年は6年ぶりに日本陸上選手権で優勝することができましたが、勝てなかった時もボクの存在をずっと覚えてくれていたことが一番うれしいです」とトークショーで桐生。
市内にある日産スタジアムで競技大会がある時は、赤レンガ倉庫を見にいったり、ベイエリアにあるホテルに宿泊したりしていたという桐生だが、「おいしいものが大好きなんですが、じつは中華街はまだ行ったことがないんです」と告白。
「横浜のベイエリアには坂道がいっぱいあるようなので、坂道ダッシュの練習をしてから中華街に行ってご飯を食べたいです」と語った。
短距離選手だけに、市民ランナーのように距離や時間を尺度とした練習ではなく、1m単位での緻密なトレーニングを積んできたという桐生。それでもアプリを起動して60分以内にどれだけ観光スポットを巡ることができるかという新感覚のキャンペーンに興味津々。
「60分間走り続けたことはこれまでの人生でしたことがないです。アプリを起動してスタートしたらランをやって歩いて、再びランをしてという状態になっちゃうけど、それもいいというキャンペーンですよね」と笑顔。
「クルマでは見過ごしてしまうようなところもランやウォークだと町の魅力を見つけられるので楽しみです。のんびりラン&ウォークすれば魅力的なカフェを見つけたりできて、疲れたのでここで休もうかなとか。コーヒーを飲みながらのんびりするのが好きなんです」
トークショーの最後には、12月15日に25歳の誕生日を迎える桐生にサプライズのバースデーケーキが登場。
「2021年シーズンは新型コロナウイルスが収束することを願いつつ、東京オリンピックで最高のパフォーマンスを発揮すること、そして日本記録の奪還を目指したいです。100メートルだけでなくリレー代表選手にも選ばれて、記録とメダルの色にこだわりたい。次世代の子供たちや応援してくれる人たちが少しでも元気になってもらえるような結果を残したいです」と桐生が決意を語ってくれた。
横浜を走って知って得をするラン&ウォークキャンペーン
コメントを投稿するにはログインしてください。