フルーネウェーヘンがサガンとガビリアを制して今大会1勝目
【シャルトル(フランス)山口和幸】ロットNLユンボのディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)がゴール勝負で、今大会各2勝のフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)とペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)を制して優勝。2017年最終日のシャンゼリゼ以来となる大会通算2勝目を挙げた。
総合成績ではマイヨジョーヌを着るBのグCMレッグ・バンアベルマート(ベルギー)が途中のボーナスポイントを1着通過して3秒を獲得。2位ゲラント・トーマス(英国、スカイ)との差を3秒から6秒に広げた。
前年シャンゼリゼの覇者が復活の勝利
25歳のフルーネウェーヘンは日本人とそれほど変わらぬ体格ながら、太ももの筋肉は大木のようにたくましく、潜在能力は抜群だ。2017年の最終ステージを制したということは、過酷な山岳ステージをクリアする総合力もあり、その将来性を期待されている。今シーズン序盤に中東で開催されたレースでもスプリント勝利してその走りに磨きをかけている。
「開幕から2日間は足にパワーが入らなかった。ツール・ド・フランスでは勝てないと報じられたが、次第に調子がよくなってきたんだ」とゴール勝負を制したあとのフルーネウェーヘン。
「今日はチームメートに常に一緒にいてもらい、最後の2kmからは完ぺきの態勢でけん引してもらった。明日も平たんステージなので勝利をねらっていきたい」
この日はガビリアが2位、サガンが3位に入り、残り少ない平たん区間とポイント賞争いはこの3強に絞り込まれた。
6回目の受賞をねらうサガンは、「今日は勝てる体力がなかったので、ガビリアの後ろにいて3位になれたのがラッキーだった」という。若いガビリアとフルーネウェーヘンのパワーに対して、経験豊富なサガンがポイント賞争いでリードして序盤戦を終えそうだ。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)グレッグ・バンアベルマート(ベルギー、BMC)
■マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)トムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード)
□マイヨブラン(新人賞)ショーレン・クラー(デンマーク、サンウェブ)
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