ツール・ド・フランス最終日の選手らが人種差別抗議マスク

テニスの全米オープンで優勝した大坂なおみ選手同様に、ツール・ド・フランス最終日となる9月20日、出場選手が人種差別抗議を訴えるマスクを着用してスタート地点に登場。「サイクリングの世界でも人種差別をなくそう」と世界に訴えた。

B&Bホテルズ・ビタルコンセプトのケビン・レザ(フランス) ©A.S.O. Alex Broadway

パリ・シャンゼリゼにゴールするツール・ド・フランス最終日、出場選手は新型コロナウイルス感染拡大の防止策としてレース前後での着用を義務づけられたマスクに#notoracism(人種差別はノー)というスローガンを手書きした。

コロナ禍の厳戒態勢の中で開催された自転車競技界のメージャーレースで人種差別に対する連帯を示すためのものだ。

ユンボ・ビスマのワウト・ファンアールト(ベルギー) ©A.S.O. Alex Broadway

「自転車選手はとても敏感な人々であり、彼らは社会で活動する男性と女性であり、世界じゅうの差別を拒絶する。こういった意見に共感してくれる自転車界であることをうれしく思う」と国際プロサイクリスト協会のジャンニ・ブーニョ会長はマイヨジョーヌを獲得したタデイ・ポガチャルと参加選手全員に拍手を送った。

ロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア) ©A.S.O. Alex Broadway

●国際プロサイクリスト協会のホームページ

ポガチャルがツール・ド・フランスで初の総合優勝

第107回ツール・ド・フランスは最終日となる9月20日、マントラジョリ〜パリ・シャンゼリゼ間の122kmで第21ステージが行われ、タデイ・ポガチャル(UAEエミレーツ)がスロベニア選手としてツール・ド・フランスで初優勝した。

2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

大会中盤から同郷のプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ビスマ)を追いかける展開となったが、最終日前日の個人タイムトライアルで逆転した。ポガチャルは山岳賞と新人賞も獲得。

最終21ステージの区間勝利はポイント賞を初受賞したドゥークニンク・クイックステップのサム・ベネット(アイルランド)で今大会2勝目。

マイヨジョーヌのポガチャル(右)は「ログリッチには申し訳ないことをした」と気遣う発言も ©A.S.O. Alex Broadway
ルーブル美術館。2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
マイヨジョーヌのポガチャル。コルナゴがツール・ド・フランスを制したのは初めてとなる ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第21ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
サム・ベネットは最終日のパリ・シャンゼリゼを制しただけでなくポイント賞も初受賞 ©A.S.O. Alex Broadway
ポガチャルがスロベニア選手として初めてツール・ド・フランス総合優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet
スロベニアのログリッチが2020ツール・ド・フランスを盛り上げた ©A.S.O. Pauline Ballet
総合優勝のポガチャルを中央に左が2位ログリッチ、右が3位リッチー・ポート ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

マイヨジョーヌのポガチャルとポイント賞のサム・ベネット。ポガチャルは山岳賞と新人賞も獲得した ©A.S.O. Pauline Ballet

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21歳のタデイ・ポガチャルがツール・ド・フランス逆転優勝へ

第107回ツール・ド・フランスは9月19日、リュール〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユまでの36.2kmで第20ステージとして個人タイムトライアルが行われ、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)がトップタイム。総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は1分56秒遅れの区間5位。

ポガチャルが2020ツール・ド・フランス第20ステージで首位に ©A.S.O. Pauline-Ballet

厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルの結果、総合成績でポガチャルがログリッチに59秒差をつけて首位に。パリにゴールする最終日で総合成績が大きく変動することはなく、ポガチャルの逆転優勝が確実になった。

2020ツール・ド・フランス唯一の個人タイムトライアル ©A.S.O. Alex Broadway
フランスチャンピオンのレミ・カバニャ(ドゥークニンク・クイックステップ) ©A.S.O. Alex Broadway
タデイ・ポガチャルがゴール ©A.S.O. Alex Broadway
フィニッシュ後にログリッチのタイムを待つポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
ログリッチは区間5位のタイムで座り込む ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第20ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
総合1位のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
山岳賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
新人賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

ポイント賞のサム・ベネット ©A.S.O. Pauline-Ballet

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クラー2勝目、ログリッチは首位を堅持…ツール・ド・フランス19S

第107回ツール・ド・フランスは9月18日、ブールアンブレス〜シャンパニョール間の166.5kmで第19ステージが行われ、サンウェブのショーレン・クラー(デンマーク)が区間勝利を目指す精鋭の中からゴール前で抜け出すことに成功し、第14ステージに続く今大会2勝目を飾った。

2019ツール・ド・フランス第19ステージに挑む山岳賞のリチャル・カラパスとマイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet

総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)は同タイムでゴール。翌20ステージは厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルで、総合成績がほぼ確定する。

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
プリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
クリスツ・ニーランズ(ラトビア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
アレッサンドロ・デマルキ(イタリア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
マイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
残り20km地点の先頭集団。2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
ショーレン・クラー(デンマーク)がゴールまで単独で逃げる ©A.S.O. Pauline-Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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ツール・ド・フランス出場選手愛用のオークリー発売へ

アイウエアのオークリーからツール・ド・フランス出場選手が着用している3モデルが発売された。レンズの左サイドにはツール・ド・フランスロゴの刻印が入っている。

Sutro(スートロ)

選手やチームごとにかけるモデル・カラーはさまざまだが、オークリーでは毎年ツール・ド・フランスをイメージしたカラーをあしらったモデルを発売している。

2020年はフレームのブラック、ゴールド、シルバーグラデーションが、21の過酷なステージを完走するワールドクラスのアスリートたちのパワー、威信、忍耐を表現している。

Flight Jacket(フライトジャケット)

Flight Jacket(フライトジャケット)

3万4600円(税別)
●Flight Jacketの詳細ホームページ

Sutro(スートロ)

2万5700円(税別)
オークリー直営店およびEC限定発売
●Sutroのホームページ

EV Zero Blades(EVゼロ ブレード)

EV Zero Blades(EVゼロ ブレード)

2万7200円(税別)
オークリー直営店およびEC限定発売
●EV Zero Bladesのホームページ

クビアトコウスキー初優勝…ツール・ド・フランス第18S

第107回ツール・ド・フランスは9月17日、メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン間の175kmで第18ステージを行い、ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)とリチャル・カラパス(エクアドル)のイネオス・グレナディアス勢がワンツーフィニッシュ。先着したクビアトコウスキーが初勝利、先を譲ったカラパスが山岳賞部門でトップに立った。

ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)、マルク・ヒルシ(スイス)、リチャル・カラパス(エクアドル)、ペリョ・ビルバオ(スペイン) ©A.S.O. Alex Broadway

総合優勝争いでは、首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)の攻撃を許さず同タイムでゴール。初の総合優勝に一歩前進した。

2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
第1集団の中にはリチャル・カラパスやヨナタン・カストロビエホ(スペイン)のイネオス・グレナディアス勢が加わった ©A.S.O. Alex Broadway
マイヨジョーヌのログリッチを援護するユンボ・ビスマ勢 ©A.S.O. Alex Broadway
下りで落車したマルク・ヒルシ ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
ドゥークニンク・クイックステップのティム・デクレルクとジュリアン・アラフィリップ  ©A.S.O. Alex Broadway
山岳を乗り切りポイント賞獲得が見えてきたサム・ベネット ©A.S.O. Alex Broadway
第18ステージを制したクビアトコウスキー ©A.S.O.-Thomas-Maheux
第18ステージでカルパスが山岳賞1位に ©A.S.O.-Thomas-Maheux

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway

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ロペス初優勝…ログリッチがポガチャルをリード…ツール・ド・フランス17S

第107回ツール・ド・フランスは9月16日、アルプスを舞台とした今大会最難関の第17ステージをグルノーブルからメリベル・ラロズ峠までの170kmで行われ、アスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)が首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)と総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)を振り切って初優勝した。

2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López

総合優勝争いでは、区間2位のログリッチが同3位のポガチャルに15秒差をつけた。ボーナスタイム差を合わせて2選手の差は40秒から57秒に開いた。

エマニュエル・マクロン大統領がツール・ド・フランスを訪問 ©A.S.O. Pauline_Ballet
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
マドレーヌ峠からダウンヒル ©A.S.O. Pauline_Ballet
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López
独走するリチャル・カラパス ©A.S.O. Alex Broadway
ミゲルアンヘル・ロペスがツール・ド・フランス第17ステージ優勝 ©A.S.O. Pauline_Ballet
エマニュエル・マクロン大統領に目礼するマイヨジョーヌのログリッチ ©A.S.O. Pauline_Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López

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エガン・ベルナルがリタイア…チームが最善策と判断

2019ツール・ド・フランスの総合優勝者、イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)が9月16日に行われる第17ステージをスタートしないことをチームが発表した。ベルナルとチームが「リタイアすることが将来的にベストの選択肢」と同意したという。

エガン・ベルナルが第15ステージで苦戦 ©A.S.O. Pauline Ballet

ベルナルは大会中盤戦まで首位をうかがう位置にいたが、第13ステージでプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツの)から38秒遅れた。ベルナルは第15ステージでも7分20秒遅れで、総合優勝争いから一気に脱落。第16ステージでも遅れて総合成績で19分04秒遅れの総合19位となっていた。

「私たちは彼の最善の利益のためにこの決定をした」と、マネージャーのデイブ・ブレイルズフォー。

「ベルナルは走るのが好きな偉大なチャンピオンだが、このあとも大きなレースに挑む若いライダーでもあり、現段階ではツール・ド・フランスを走るのをやめる方が賢明だと感じた」

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