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杉浦佳子がパラ世界選手権ロード女子C3でTTに続き2位

9月11日~15日にかけてオランダのエメンで開催されている2019 UCI パラサイクリング ロード世界選手権 …

窪木一茂が個人パーシュートで日本新…全日本トラック

自転車競技トラックレースの日本一を決める第88回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが9月14日に開幕し、 …

北米のグランプリ・ケベックでマシューズが2連覇

カナダで開催されるプロロードレースのメジャー大会、グランプリ・ケベックが9月13日に同国東部のケベックで開催さ …

🇪🇸Vuelta a Espana 2019

2019ブエルタ・ア・エスパーニャ各ステージレポート
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8月24日(土) 第1ステージ サリナスデトレビエハ〜トレビエハ 13.4km(チームタイムトライアル)

トレビエハの塩湖からスタートしたチームタイムトライアル ©Photogómez Sport

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8月25日(日) 第2ステージ ベニドルム〜カルペ 199.6km

キンタナがブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージを制した ©Photogómez Sport

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8月26日(月) 第3ステージ イビ・シウダドデルフゲテ〜アリカンテ 188km

アイルランドチャンピオンジャージを着るサム・ベネットが優勝 ©Photogómez Sport

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8月27日(火) 第4ステージ クリェラ〜エルプイグ 175.5km

ファビオ・ヤコブセン(オランダ)がステージ優勝 ©Photogómez Sport

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8月28日(水) 第5ステージ レリアナ〜ハバランブレ天文台 170.7km

アンヘル・マドラゾがブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ優勝 ©Photogómez Sport

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8月29日(木) 第6ステージ モラデルビエロス〜アレスデルマエストラト 198.9km

第6ステージで先行するトゥーンスら第1集団 ©Photogómez Sport

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8月30日(金) 第7ステージ オンダ〜マスデラコスタ 183.2km

バルベルデがログリッチェを抑えて第7ステージ優勝 ©Photogómez Sport

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8月31日(土) 第8ステージ バルス〜イガラダ 166.9km

首位に立ったニコラ・エデ ©Photogómez Sport

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9月1日(日) 第9ステージ アンドラ・ラベリャ(アンドラ)〜コルタルスデンカンプス(アンドラ) 94.4km

ポガチャルがステージ初優勝 ©Photogómez Sport

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9月2日(月) 休養日

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9月3日(火) 第10ステージ ジュランソン(フランス)〜ポー(フランス) 36.2km(個人タイムトライアル)

初めてマイヨロホを着用したログリッチェ ©Photogómez Sport

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9月4日(水) 第11ステージ サンパレ(フランス)〜ウルダクスダンチャリネア 180km

ミケル・イトゥリアが取材陣に囲まれる ©Photogómez Sport

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9月5日(木) 第12ステージ シルクイトデナバラ〜ビルバオ 171.4km

ジルベールが単独でゴールを目指す ©Photogómez Sport

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9月6日(金) 第13ステージ ビルバオ〜ロスマンチュコス 166.4km

ポガチャルとログリッチェのスロベニア勢がゴールを目指す ©Photogómez Sport

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9月7日(土) 第14ステージ サンビセンテ・デラバルケラ〜オビエド 188km

ベネットが第14ステージで優勝 ©Photogómez Sport

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9月8日(日) 第15ステージ ティネオ〜サンチュアリオデルアセボ 154.4km

セップ・クスが第15ステージで優勝 ©Photogómez Sport

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9月9日(月) 第16ステージ プラビア〜アルトデラクビリャ 144.4km

ヤコブ・フルサングがグランツール初優勝 ©Photogómez Sport

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9月10日(火) 休養日

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9月11日(水) 第17ステージ アランダデドゥエロ〜グアダラハラ 219.6km

この日は風が強く、集団が分断される要因があった ©Photogómez Sport

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9月12日(木) 第18ステージ コムニダドデマドリード〜ベセリルデラシエラ177.5km

コロンビア勢の熱烈応援 ©Photogómez Sport

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9月13日(金) 第19ステージ アビラ〜トレド 165.2km

レミ・カバニャがグランツール初優勝 ©Photogómez Sport

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9月14日(土) 第20ステージ アレナスデサンペドロ〜プラタフォルマ・デグレドス 190.4km

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9月15日(日) 第21ステージ フエンラブラダ〜マドリード 106.6km

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2019ブエルタ・ア・エスパーニャのコース

8/23 UpDate!
🇪🇸2019ブエルタ・ア・エスパーニャ出場176選手

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🇪🇸2018 Vuelta a España特集サイト

🇪🇸ブエルタ・ア・エスパーニャの関連ニュース
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洋菓子のパリ〜ブレストは自転車の車輪に似ているから命名された

決められたコースを独力で走る長距離サイクリング。迷い道や機材故障なども自らの備品や能力で処理し、制限時間内にフィニッシュすればサイクリストとしての能力が認定される。最高峰の大会はフランスのパリ〜ブレスト〜パリで、それが洋菓子の名前に関連しているというのだから面白い。

車輪に似ているので自転車レースの「パリ~ブレスト」と呼ばれるようになった洋菓子

フランス語でバッジのことをブルベ(brevet)というが、いろいろなスポーツで選手の実力レベルを認定し、実力者の証としてバッジを授与することもブルベといわれるようになった。簡単に言えば、日本でもスイミングスクールでよく開催される、いわゆる記録会のこと。その自転車版が「長距離サイクリングの実力認定制度」、いわゆるブルベ・ランドヌーズ。ランドヌーズ(遠乗り)だから、レースではなくサイクリングだ。

ブルベ認定の基準はスポーツによって異なる。水泳では50mフリースタイルや100m平泳ぎなどで規定の「タイム」をクリアすること。アルペンスキーでは特定の「技能」をマスターしていること。そして自転車の場合は、200km、300km、400km、600kmなどの設定された「距離」を、制限時間内で完走できれば合格だ。200kmを完走したサイクリストは、「次は300kmだ!」と、レベルアップしていく楽しみがある。

冒頭写真のパリ~ブレストをオーダーしたのはトラックの運転手ばかりがテーブルに着く街道筋のレストラン。いかつい男たちもパリ~ブレストは大好き

ブルベの発想はいかにも大陸的な考えだ。ブルベが盛んに行われている一部のヨーロッパや北米、オーストラリアなどの大陸はあまりにも広大な平原を持ちあわせたことから、長距離サイクリングのモチベーションを高めるために、「距離」を目的地に置き換えたのである。日本と違って国土の大半が平らなフランスでは散漫になりがちなロングライドには「距離」という目標を設定する必要があったわけだ。

2008年のツール・ド・フランスはブレストで開幕した

日本やニュージーランドのように細長い島国では、列島横断が長いところで300km程度と手ごろ。東京〜直江津間なら314kmと走りごたえがあり、ブルベ・ランドヌーズの文化としては後進国となる。しかも豊かな自然や風光明美な山岳があり、たとえば「車両が通過できる最高峰である大弛峠」や「日本横断」という明確な目的が設定できる。

一方、フランスを中心に熟成していったブルベ・ランドヌーズは、設定された距離を制限時間内に完走すれば認定書がゲットできる。レースではないので所要時間は発表されず、アルファベット順に完走者の名前が掲載されるのが特徴だ。時間制限は平均時速に換算しておよそ時速14kmから15kmほど。食事や仮眠、パンク修理やミスコースなどのトラブル処理を含めた平均時速だから、実際の走行スピードはもっと速い。

ブレストは大西洋に面した港町でムール貝などがおいしい

世界で一番有名なブルベは、フランスのパリ〜ブレスト〜パリだ。ブレストはブルターニュ半島のはずれにある港町で、パリから600kmの位置にある。これを往復するから距離は1200kmで、制限時間は90時間。平均時速で13km強。

同じ名前をいただいた車輪の形をした洋菓子でも有名だが、もともとパリ〜ブレスト〜パリは自転車のロードレースで1891年に始まり、10年に1度開催されていた。しかも非常にユニークな競技で、スタートしてしばらくすると選手1人に1台ずつ先導のモーターサイクルがついた。第1回大会を制したフランスのC・テロンの平均時速は16.814kmだった。

パリ〜ブレスト〜パリの主催はフランスのスポーツ新聞「ル・ベロ」だ。ライバル紙だった「ロト」は発行部数で「ル・ベロ」に水を開けられていて、起死回生の企画が必要だった。もう少し立ち入った話をすると、「ロト」は1902年まで「ロト・ベロ」という新聞名だった。「l’Auto=ロト」はオートモービル、「vélo」は自転車で、つまり自動車や自転車のレースを中心に報道するスポーツ紙だった。ところが「ベロ」の名称使用をめぐって「ル・ベロ」に法廷闘争で敗れ、改名を余儀なくされたのだ。

2008年のツール・ド・フランスはブレストで開幕した

当時の「ロト」はパリ〜マドリッド間自動車レースで大失敗していた。エンジンがついた乗り物で長距離レースをしても、もはや人々の関心をあまり引きつけなかった。「パリ〜ブレストよりももっと壮大なスケールの挑戦を企画して成功させたい。そうだ。自転車で広大なフランスを一周してみよう」と考えて実施したのがツール・ド・フランスである。

「ロト」は紆余曲折の後に「l’Equipe=レキップ」と紙名を変更していまも存続する。その発行元は現在、ツール・ド・フランスやパリ〜ダカールなどを主催するメディアグループ「ASO社」となっている。

現在では日本でもブルベが開催されるが、制限時間は本場よりかなり厳しいものだ。とにかくブルベ発祥のフランスには信号機がほとんどなく、しかも車のドライバーはサイクリストを尊重してくれる。日本のブルベ完走者は本場フランスでも十分に通用する。

2008年のツール・ド・フランス。パリからクルマで8時間かかった

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