NIPPO・ヴィーニファンティーニ、1月31日にスペインで緒戦へ

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは1月15日から約2週間にわたり、温暖なスペイン・バレンシア地方のカルペを拠点に行っていた第二次トレーニングキャンプを26日に終了。キャンプでは乳酸値などを計測するテストを組み込み、各自のコンディションに合わせて専門トレーナーがメニューを作成。シーズンインを間近に控え、連日ハードなトレーニングを積んだ。

バレンシア地方特産のオレンジ畑のなかを駆け抜ける

例年は1月中旬から南アメリカでのレースに出場していたが、2018年はこの時期に全メンバーがそろい、チームとして内容の濃いトレーニングを積むことができたようで、これから始まるレースシーズンに向けて一致団結して士気を高めた。

現役最後のシーズンを迎えるダミアーノ・クネゴが集中してトレーニングに取り組む

拠点となったカルペは天気がいいと日中は20度程度まで気温が上がる。平坦や山岳などさまざまなトレーニングコースが近くにあるため、近隣のアリカンテ地方と合わせて多くのプロチームがこの時期にトレーニングキャンプの拠点としている。2017年から日本人選手を中心に自主キャンプを行っていたが、今季はチームとしてキャンプを実施。この後も一部選手はカルペに残り、トレーニングを続けていく。

ボルタ・ア・バレンシアーナ出場メンバーはチームタイムトライアルの練習も行った

初戦はスペイン。1月31日より開幕する「ボルタ・ア・バレンシアーナ」。その後、2月上旬にかけてスペイン、フランス、イタリアでのレースに出場し、アジアのレースも転戦していく。3月にはイタリア国内での3つのUCIワールドツアー(ストラーデビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモ)に出場予定。アジアのレースでは日本人選手がエースを担い、勝利をめざす大きなミッションも控えている。2018シーズンは序盤から非常に重要なレースが続く。

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