そらしば、ぽちち、りくワン…世界陸上マスコット名は決選投票

財団法人東京2025世界陸上財団は、子どもたちが描いたイラストを参考に公式マスコットを開発。そのネーミングをインターネット投票で決める。、2月下旬に等身大マスコットがデビューして、そのネーミングを発表する。

東京2025世界陸上マスコット ©WCH Tokyo 25

ネーミング候補の3つが決められ、それに投票する

A. そらしば(Sorashiba)
世界中から選手が集まる様子を広い空に例え自由でどこまでも駆け抜けるイメージ 音階の「ソラシド」をイメージさせ、楽しさを表現した名前

B. ぽちち(Pochichi)
日本で広く親しまれている犬の名前「ポチ」をベースに、かわいらしさのある発音にアレンジ した名前

C. りくワン(Riku One)
陸上を意味する「りく」と、1位、1秒、1歩、1投、1跳躍、リレー種目の“All for one”、スタジアムが「一体」となるという意味を持ち、犬の鳴き声にも通じる「ワン」を表した名前

モチーフは柴犬、好きな色は江戸紫

マスコットデザインは「2025年、世界で一番盛り上がる東京・国立競技場に疾風のごとく現れた!」というふれこみ。プロフィールが発表されているので、投票の参考にしてみたい。

●日本原産の天然記念物であり、国内外で親しまれている柴犬がモチーフ
●フェアプレー精神をもち、くじけない勇気と果敢に目標に向かう努力家
●心温かく、人の心に寄り添って、だれとでも仲良くなれる
●走り回ることで、エネルギーを生み出す
●首まわりの毛並みにエネルギーを蓄えることができ、エネルギーが満タンになると踊りだす
●東京のお祭りが大好きで、34年ぶりに東京で開催される世界陸上を楽しみにしている

好きなこと:東京の名所めぐりランニング。東京2025世界陸上マラソンコースがお気に入り
特技:全力疾走
好きな色:江戸紫
好きな言葉:疾風迅雷(しっぷうじんらい)
好きな食べ物:東京産の肉、魚、果物、野菜(小松菜がお気に入り)
毎日の楽しみ:多摩産材のヒノキ風呂にゆっくり入って、ほっと一息。最近のマイブームは銭湯めぐり

抽選で観戦チケットやぬいぐるみプレゼント

■投票期間:2025年1月17日(金)14:00 から2月11日(火・祝)23:59 まで
■投票方法:オンライン投票
東京2025世界陸上マスコットネーミング投票サイトへアクセスし、ネーミング3案の中から1案を選択して投票。

■投票結果:2025年2月下旬に発表予定
■プレゼント:ネーミング投票後、プレゼント応募にも参加した人の中から、抽選で東京2025世界陸上観戦チケットやマスコットのぬいぐるみなどをプレゼント。

Q36.5チームジャージが発売開始…プロ仕様を揃えると10万円超

イタリアのハイテクアパレルブランド、Q36.5がUCIプロチームの使用するレーシングジャージキットを発売した。Q36.5は第2カテゴリーのプロチーム「Q36.5」のメインスポンサーで、英国のトム・ピドコックが2025シーズンに加入した。

新たにチームに加入したトム・ピドコック

デザインはクモの巣にも見えるがレーダーロゴ

Q36.5はイタリア語でクー ト・レンタセイ・プント・チンクエと発音。どんな気象条件化でもロード選手が最大のパフォーマンスを発揮する体温36.5度を維持できるというコンセプト。

デザインはレーダーロゴ。ピドコックの移籍に伴い、これまで以上に活躍に期待できるであろう2025年シーズンのチームのレース参戦のアクティビティと、ライダーをサポートするQ36.5のテクノロジーの絶え間ない精度を象徴したという。

Gregarius Q36.5 Pro Cycling Teamショートスリーブジャージ、2万4000円

エアロダイナミクス、快適性、体温調節を完璧に融合させて、これまでで最も進化したプロチームエディションを発表した。2025シーズンのチームエディションキットの中心は、Q36.5のアイコンである「Dottore(ドットーレ) Pro Bib Shorts」で、10年にわたる高性能な織繊維テクノロジーの先駆的研究の集大成でもあるという。

Aero Sock Q36.5 Pro Cycling Teamソックス、1万円

新たにチームに加入したピドコックは「Q36.5のDottoreのビブショーツを初めて履いたときから、今年のサドルの快適さについて心配する必要はないだろうと思った」という。

Q36.5 Pro Cycling Teamグローブ、1万2000円

ビブショーツは5万1000円(以下すべて税込み)、半袖ジャージ2万4000円、長袖ジャージ3万5000円、ソックス1万円、グローブ1万2000円と、円安もあってなかなかの金額が設定された。取り扱いはカワシマサイクルサプライで、全国の取引先プロ自転車店で販売される。

Dottore Pro Q36.5 Pro Cycling Teamビブショーツ、5万1000円

神山雄一郎が競輪選手養成所の所長に…瀧澤正光はアドバイザーに

2024年12月に競輪選手を引退した神山雄一郎が、2025年4月1日付けで日本競輪選手養成所の所長に就任する。現所長である瀧澤正光は同日付けでアドバイザーに就任する。公益財団法人JKAが1月14日に発表した。

神山雄一郎 公益財団法人JKA提供

「2024年12月に選手を引退しましたが、長年お世話になった競輪界に今後も携わることができ、たいへんありがたいと感じるとともに、身が引き締まる思い」と神山新所長。

「36 年間の現役生活で受けました恩を、今度は後進の育成という形でわずかながらでもお返しできれば」と抱負を語った。

2010 年より15 年間所長を務めた瀧澤は、「在任中は、ファン・関係者、数多くの方々のおかげで、競輪選手を育てていくという大切な仕事に心血を注いで邁進することができた。今後は、養成所のアドバイザーとして神山所長がつくりあげていく新しい養成所の力になれるように」と語った。

ジロ・デ・イタリアウィメンは2つの頂上フィニッシュで難易度増

2025年7月6日から13日まで開催される8日間の女子ステージレース、ジロ・デ・イタリアウィメンのコースが1月13日にイタリアのローマで男子と同時に発表された。

2025ジロ・デ・イタリアウィメンのコース

北イタリアのベルガモで個人タイムトライアルとして開幕しイモラの自動車サーキットでフィニッシュする。その間には、2つの頂上フィニッシュがあり、獲得標高は1万4000m。第3ステージ序盤のトナーレ峠が最高峰のチーマ・ストラーダになる。

女性の権利とジェンダー平等を促進するために設立されたウナネッスーナチェントミラ財団がチャリティーパートナーとなる。

2025ジロ・デ・イタリアウィメンの高低表

「2024年の映像を見ると今でも鳥肌が立つけど、2025年にこのトロフィーを再び持ち帰ることが私のシーズンの目標の一つになる」と2024年に総合優勝したイタリアのエリーザ・ロンゴボルギーニ。

「私はこのルートが本当に気に入っています。私の特性に合っています。イモラのサーキットを走る最終ステージは、2020年の世界選手権で銅メダルを獲得したことを思い出させます。アスリートとして大きく成長したので、今回はさらにいい結果を祝いたいと思っています」

ピンクスズキ・スウィフトハイブリッドとロンゴボルギーニ ©LaPresse

2025ジロ・デ・イタリアウィメン日程

7月6日(日) 第1ステージ ベルガモ 13.6km(個人タイムトライアル)
7月7日(月) 第2ステージ クルゾーネ〜アプリカ 99km★★
7月8日(火) 第3ステージ ベッツァドーリオ〜トレント 124km★★
7月9日(水) 第4ステージ カステッロテジーノ〜ピアネッツェ 156km★★
7月10日(木) 第5ステージ ミラーノ〜モンセリーチェ 108km
7月11日(金) 第6ステージ ベッラーリア・イジェアマリーナ〜テッレロベレッチェ 144km★
7月12日(土) 第7ステージ フェルミニャーノ〜モンテネローネ 157km★★★
7月13日(日) 第8ステージ フォルリ〜イモラ 138km★
★は難易度

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表…最高地点に8kmの未舗装路

2025年5月9日から6月1日まで開催されるジロ・デ・イタリアのコースが、1月13日にイタリアのローマで発表された。15回目の海外開幕となるアルバニアで最初の3つのステージが行われ、7回目となる首都ローマにフィニッシュする。総距離3413km、獲得標高は5万2500m。

2025ジロ・デ・イタリアのコース

レースは例年よりも1日長い24日間。大会4日目がアルバニアから船でイタリアにわたる移動日となる。2つの個人タイムトライアルがあり合計42.3km。6つのスプリンターステージ、8つの中山ステージ、5つの高山ステージが設定された。

シエナにゴールする第9ステージはストラーデ・ビアンケで使用される未舗装路30km。第20ステージは最高峰のチーマコッピとして標高2178mのコッレ・デッレ・フィネストレを通過するが、ここにも8kmの未舗装路があって、約38kmの砂利道が勝利の行方を左右する。

2025ジロ・デ・イタリアの日程

モンターニャ・パンターニ特別賞は第17ステージのモルティローロ峠。タッパ・バルタリ特別賞はグッビオ〜シエナ間の第9ステージとなり、ゴールのカンポ広場で華々しいフィニッシュを飾る。

2025ジロ・デ・イタリア日程

5月9日(金) 第1ステージ ドゥラス〜ティラーナ(アルバニア) 164km★★
5月10日(土) 第2ステージ ティラーナ(アルバニア) 13.7km(個人タイムトライアル)★★
5月11日(日) 第3ステージ バローナ〜バローナ(アルバニア) 160km★★
5月12日(月) 移動日
5月13日(火) 第4ステージ アルベロベッロ〜レッチェ 187km
5月14日(水) 第5ステージ チェリーメッサアピーカ〜マテーラ 144km★
5月15日(木) 第6ステージ ポテンザ〜ナポリ 226km★
5月16日(金) 第7ステージ カステルディサングロ〜タリアコッツォ 168km★★★
5月17日(土) 第8ステージ ジュリアノーバ〜カステルライモンド 197km★★
5月18日(日) 第9ステージ グッビオ〜シエナ 181km★★
5月19日(月) 休養日
5月20日(火) 第10ステージ ルッカ〜ピサ 28.6m(個人タイムトライアル)★★
5月21日(水) 第11ステージ ビアレッジョ〜カステルノーボ・ネモンティ 185km★★
5月22日(木) 第12ステージ モデナ〜ビアダーナ 172km★
5月23日(金) 第13ステージ ロビーゴ〜ビチェンツァ 180km★
5月24日(土) 第14ステージ トレビソ〜ノバゴリツァ(スロベニア) 186km★
5月25日(日) 第15ステージ フィウメベネト〜アシアゴ 214km★★★
5月26日(月) 休養日
5月27日(火) 第16ステージ ピアッツォーラ・シュルブレンタ〜サンバレンティーノ 199km★★★
5月28日(水) 第17ステージ サンミケーレ・アッラディージェ〜ボルミオ 154km★★
5月29日(木) 第18ステージ モルベーニョ〜チェザーノモデルノ 144km★
5月30日(金) 第19ステージ ビエッラ〜シャンポリュック 166km★★★
5月31日(土) 第20ステージ ベレス〜セストリエーレ 203km★★★
6月1日(日) 第21ステージ ローマ〜ローマ 141km
★は難易度

2025ジロ・デ・イタリアの高低表

第7ステージから本格的な動きがある…新人王ティベーリ

「私はこのジロ・デ・イタリアがとても気に入っている」と、2024ジロ・デ・イタリアで新人賞を獲得したアントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーンビクトリアス)が発表後にコメントしている。

「前半から難しいです。第7ステージですでに最初の上りが始まり、この時点でなにかアクションが出てくると思います。グッビオ〜シエナ間のステージは砂利道の部分があり、壮観です。僕はチームと一緒に一生懸命練習しているので、いいパフォーマンスをしたいと思っている」

2024ジロ・デ・イタリア新人賞のアントニオ・ティベーリ ©Massimo Paolone/Lapresse

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表を日本でライブチェックしよう

2025ジロ・デ・イタリアとジロ・デ・イタリアウーマンのコース全容が1月13日午後6時からローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂で発表される。その模様は公式サイトなどで無料配信される。日本時間は14日の午前2時。

2025ジロ・デ・イタリアの開幕地はアルバニア。首都ティラーナなどで3ステージ ©Spada/LaPresse

2025ジロ・デ・イタリアのコース発表はここで視聴できる

ジロ・デ・イタリア公式サイト

ジロ・デ・イタリアウーマン公式サイト

ジロ・デ・イタリアfacebook

ジロ・デ・イタリアウーマンfacebook

ジロ・デ・イタリアX

ジロ・デ・イタリアYouTube

ジロ・デ・イタリアDaily Motion

コッリエーレ・デラセーラ

ラガゼッタ・デッロ・スポルト

2025ジロ・デ・イタリアはアドリア海をはさんだアルバニア開幕

2025年の第108回ジロ・デ・イタリアはバルカン半島のアルバニアで開幕し、3ステージが行われることが2024年12月に発表されている。レースは5月9日の金曜日にアドリア海に面したドゥラスでスタート。大会4日目の12日にイタリア半島のプーリア州にフェリーで移動する。

アルバニアのエディ・ラマ首相(左)とジロ・デ・イタリア主催者RCSのパオロ・ベッリーノCEO ©Spada/LaPresse