コペッキーとアッフィニがタイムトライアルの欧州チャンピオン

ロードレース欧州選手権が9月11日にベルギーのリンブール州で開幕し、エリート女子タイムトライアルでベルギーのロッテ・コペッキーが、同男子でイタリアのエドアルド・アッフィニが大陸チャンピオンになった。

イタリアのアッフィニが欧州選手権タイムトライアル優勝。左が2位キュング、右が3位カッタネオ ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024
コペッキーが欧州選手権エリート女子タイムトライアル優勝 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

各カテゴリーの優勝者は欧州をイメージする青色系グラデーションのチャンピオンジャージを1年間着用する。

ステファン・キュング(スイス)が欧州選手権タイムトライアル2位 ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024
イタリアのマティア・カッタネオは3位 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024
欧州選手権タイムトライアルのジュニア女子で3位になったビクトリア・キオドノバ(スロバキア) ©Sprint Cycling Agency
欧州選手権タイムトライアルのジュニア女子2位のフィー・クナーフン(オランダ) ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

垣田真穂が全日本トラック5冠…UCIプロロードチーム登録も

TEAM RAKUTEN K DREAMS/早稲田大の垣田真穂(19)が全日本選手権トラック競技でエリート女子の5冠を達成した。またUCI(国際自転車競技連合)の選手リストではEFオートリー・キャノンデルに登録され、今後は国際的な女子ロードレースにも参戦していくことが予想される。

垣田真穂が個人パシュートで日本新記録3:28.122 ©日本自転車競技連盟

垣田は全日本選手権初日のエリミネーションこそ3位になったが、TEAM RAKUTEN K DREAMSのメンバーとして出場したチームパシュートで内野艶和、池田瑞紀、水谷彩奈とともに優勝。

女子マディソンで優勝した垣田真穂(右)と内野艶和 ©日本自転車競技連盟

オムニアム、内野艶和とコンビを組んだマディソン、スクラッチで優勝。個人パシュートでは同学年の池田瑞紀(TEAM RAKUTEN K DREAMS/早稲田大)を抑え、日本新記録となる3分28秒122でゴール。5冠を達成した。

オムニアムの最終レース、ポイントレースでしかける垣田真穂 ©日本自転車競技連盟
チームパシュート優勝のTEAM RAKUTEN K DREAMS。左から垣田真穂、内野艶和、水谷彩奈、池田瑞紀 ©日本自転車競技連盟
垣田真穂が女子エリートスクラッチ優勝 ©日本自転車競技連盟

サトミナが中距離種目に挑戦…全日本選手権で2位、3位

第93回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが、9月6日から9日まで静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催され、これまで短距離種目のエースだった佐藤水菜(TEAM RAKUTEN K DREAMS)が中距離種目にチャレンジ。

全日本選手権女子エリートエリミネーションで梶原悠未と競り合う佐藤水菜(左) ©日本自転車競技連盟

初日のエリミネーションでは梶原悠未(TEAM Yumi)と優勝を競り合って2位に。3日目のスクラッチでは垣田真穂(TEAM RAKUTEN K DREAMS/早稲田大)、内野艶和(TEAM RAKUTEN K DREAMS)に続いて3位になった。

佐藤は大会2日目の女子エリートスプリントにも出場し、優勝している。

佐藤水菜(左)が全日本選手権女子エリートスクラッチで3位に ©日本自転車競技連盟
全日本選手権女子エリートスプリント優勝の佐藤水菜(中央) ©日本自転車競技連盟

ファッションヘルメット…帽子タイプの自転車用ヘルメットとは

ヘルメットを着用すれば自転車乗車時の安全性が高まると認識していながら、シティサイクルには似合わないのでかぶらないという人が多い。パリ五輪代表などにもハイテクヘルメットを提供するヘルメットメーカーのオージーケーカブトが、帽子タイプヘルメットとして全8モデル、37種を発売している。

リベロ(ベージュ、チャコール、NTベージュ、NTブラック)

シティサイクルなどにも似合うファッションを意識した帽子をかぶせたシリーズ。大丸京都店では2回目の開催となる帽子タイプの自転車用ヘルメットPOP UPショップも展開する。

デイズ(カーキとブラック)

軽量コンパクトなソフトシェル帽体に、パターンにこだわった立体感のある帽子(ヘルメットカバー)を装着。普段着の帽子感覚でかぶることができる自転車用ヘルメットだ。 オージーケーカブトの帽子タイプヘルメットは、自転車用ヘルメットの国内安全基準であるSG基準に適合し、SGマークが付いている。

シクレ TKクロッシェ(ネイビー、パープル、ベージュ)
シクレ TKサンハット(ブラック、ベージュ、アイボリー)
リベロ TKハンチング(グレー、ダークグレー)
シクレ(ベージュ、チャコール、ブラウン 、レースベージュ、レースグレー、レースブラウン、ストライプベージュ、ストライプネイビー )
ラフィネ=(キャスケットタイプタイプ)ブラック、グレー /(ハット)チャコール、モカベージュ
大丸京都店で帽子タイプの自転車用ヘルメットをすべて揃えたPOP UPショップ(9月11日~17日)
チャイルドメットシリーズは税込1万2980円

●オージーケーカブトのホームページ

ログリッチがブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝…大会最多タイの4回目

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が第79回ブエルタ・ア・エスパーニャ(8月17日〜9月8日)で総合優勝した。2019、2020、2021年に続く4度目の制覇で、スペインのロベルト・エラス(2000、2003、2004、2005)に並ぶ大会最多記録。

プリモシュ・ログリッチ。2024ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

ログリッチは大会4日目の第4ステージで優勝し、首位に立った。第6ステージでベン・オコーナー(デカトロンAG2Rラモンディアル)が大逃げを決めて首位を明け渡すが、総合2位につけて連日のようにそのタイム差を詰めていくとともに、第8ステージで優勝。そして第19ステージで今大会3勝目、大会通算15勝目を挙げると首位奪還。

ログリッチが4度目の総合優勝を決めた瞬間 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

最終日の個人タイムトライアルはグルパマFDJのシュテファン・キュング(スイス)が初優勝。ログリッチは2位と好タイムで締めくくり、総合優勝を決めた。

最終日の個人タイムトライアルはグルパマFDJのシュテファン・キュング(スイス)が初優勝
史上最多タイの4度目の総合優勝を達成したログリッチ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
ログリッチが区間2番目のタイムでフィニッシュ ©Unipublic Sprint Cycling Agency
左からポイント賞のグローブス、山岳賞のバイン、総合優勝のログリッチ、新人賞のスケルモース ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)
□マイヨブランコ(新人賞)マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)

【ブエルタ・ア・エスパーニャ第20S】ログリッチが4度目の総合優勝に王手

第79回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月7日、ビジャルカヨ〜ピコン・ブランコ間の172kmで第20ステージが行われ、ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバー(アイルランド)が最後に抜け出して2度目のステージ優勝を飾った。

ダンバーが2024ブエルタ・ア・エスパーニャで2勝目 ©Unipublic Sprint Cycling Agency

前日に首位を奪還したレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)はわずか10秒遅れのステージ3位でフィニッシュ。総合2位ベン・オコーナー(デカトロンAG2Rラモンディアル)との差を2分02秒と広げて、最終日の個人タイムトライアルに大会最多記録と並ぶ4度目の総合優勝に挑む。

マイヨロホを着用して第20ステージのスタート地点に登場したログリッチ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
わずかなチャンスを賭けて逃げる第1集団 ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
第20ステージでアタックしたソレル(右手前)ら ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
マイヨロホのプリモシュ・ログリッチ ©Unipublic Cxcling Toni Baixauli
新人賞ジャージを着るスケルモース(前から2人目) ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga
2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨベルデ(ポイント賞)カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・バイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)
□マイヨブランコ(新人賞)マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)

2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ ©Unipublic Cxcling Naike Ereñozaga