アジア選手権初日の男子チームタイムトライアルで日本が優勝

第38回アジア選手権ロードレース、第25回アジアジュニア選手権ロードレースが2月8日、ミャンマーのネピドーで開幕した。日本勢は初日の男子チームタイムトライアル(70km)に別府史之・畑中勇介・新城幸也・小野寺玲・山本大喜・松田祥位のエリート・U23混成チームで出場し、1時間23分15秒556で優勝した。2位はイランで同41秒705。3位はホンコンチャイナで24分14秒020。

チームタイムトライアルを制した日本チーム ©Kenji NAKAMURA/JCF

●小野寺玲のコメント
今回はチームタイムトライアルのみレギュラーメンバーとして派遣され、昨年の2位以上の成績を求められていたので、責任もプレッシャーもありましたが、これまでの期間でできる限りの準備をして挑みました。今回のメンバーにはプロツアーチームに所属する別府選手と新城選手という力強いチームメイトがいて、経験豊富な2人を中心に現地では念入りに試走や意見交換を重ね、その結果このような結果に結びついたのだと思います。
自分自身、直前のレースで落車もあり不安要素もある中でしたが、昨年の同レースでのいい感触を思い出しつつ必要とされる走りを考えながら走り、完璧ではなかったですが、いいタイムトライアルができたなと思います。寄せ集めのチームでしたが、6人がみな互いに協力しあい、金メダルという最高の結果に結びつけられたことをとてもうれしく思います。これからシーズンインする日本のチームメイトにもいいお土産ができました。

チームタイムトライアルで日本チームがトップタイム ©Kenji NAKAMURA/JCF

●日本代表選手
<男女エリート9選手>

別府史之(トレック・セガフレード)
畑中勇介(チーム右京)
中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
新城幸也(バーレーン・メリダ)
小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリング)
吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ)
樫木祥子(オーエンス) 
福田咲絵(慶應義塾大・フィッツ)
<男女U23 8選手>
石上優大(エカーズ)
山本大喜(鹿屋体育大)
渡邉歩(エカーズ)  
草場啓吾(日本大)
松田祥位(岐阜・岐阜第一高)
中井彩子(鹿屋体育大)
菅原朱音(八戸学院大)
下山美寿々(大阪・大阪教育大附属天王寺高)
<男女ジュニア8選手>
山本哲央(山梨・韮崎高)
日野泰静(愛媛・松山城南高)
鳥倉必勝(ウォークライド)
香山飛龍(神奈川・横浜高)
石上夢乃(神奈川 横浜創学館高)
川口うらら(兵庫・龍野高)
岩元杏奈(宮崎・都城工業高)
太郎田水桜(東京・東京成徳大高)

チームタイムトライアルを制した日本チーム ©Kenji NAKAMURA/JCF

<大会日程>日本とミャンマーの時差は2時間30分
2月8日
男子エリートチームタイムトライアル(70km)
男子ジュニア個人タイムトライアル(22km)
女子ジュニア個人タイムトライアル(11km)
2月9日
男子U23個人タイムトライアル(34km)
女子エリート/女子U23個人タイムトライアル(22km)
男女マスターズ個人タイムトライアル(34km)
2月10日
男子エリート個人タイムトライアル(42km)
男子ジュニアロードレース(106km)
女子ジュニアロードレース(70km)
2月11日
男子U23ロードレース(156km)
女子エリートロードレース(106km)
女子U23ロードレース(70km)
2月12日
男子エリートロードレース(176km)

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