男子エリミネーションで今村駿介2位。トラックネーションズカップ第3戦

UCIトラックネーションズカップ第3戦がカナダのミルトンで4月12日(日本時間13日)に開幕し、男子エリミネーションで今村駿介(ブリヂストンサイクリング)が2位になった。

男子エリミネーションで今村駿介が2位。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

橋本英也(ブリヂストンサイクリング)と今村の2選手が参戦したエリミネーションは、今村が2位。橋本は7位でレースを終えた。

垣田真穂が女子エリミネーションで15位。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

女子エリミネーションで垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)が15位、水谷彩奈(楽天Kドリームス/日本体育大)が20位。

女子チームパシュートを走る池田瑞紀、水谷彩奈、内野艶和、垣田真穂。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

女子チームパシュートで日本(池田瑞紀、水谷彩奈、垣田真穂、内野艶和)は8位。男子チームパシュートで日本(橋本英也、兒島直樹、今村駿介、窪木一茂)は4位。

男子チームパシュートで橋本英也、兒島直樹、今村駿介、窪木一茂は4位に。UCIトラックネーションズカップ第3戦 ©JCF

内野艶和と垣田真穂が圧巻の走りで女子マディソンのアジア女王に

インドのニューデリーで開催されている2024トラックアジア選手権大会は5日目の2月25日、女子マディソンが行われ、内野艶和(楽天Kドリームス)と垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)ペアが圧勝し、アジアチャンピオンになった。

内野艶和、垣田真穂ペアが2024アジア選手権女子マディソンで圧勝 ©日本自転車競技連盟

日本ペアは合計12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過。圧勝で優勝した。内野は女子ポイントレースで、垣田は個人パシュートで優勝していて、さらに優勝したチームパシュートのメンバーでもあることからともにアジア選手権の三冠となった。

内野艶和、垣田真穂の日本ペアは12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過した ©日本自転車競技連盟
内野艶和(左)と垣田真穂 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子マディソン優勝の垣田真穂(左)、内野艶和 ©日本自転車競技連盟

男子マディソンの窪木一茂、今村駿介(ともにブリヂストンサイクリング)は20回あるスプリントポイントをすべて1位通過。日本は圧倒的なスピードの違いを見せつけて優勝した。

2024アジア選手権男子マディソン優勝の窪木一茂、今村駿介 ©日本自転車競技連盟

男子ケイリンでは山﨑賢人(楽天Kドリームス)が優勝。

山﨑賢人が2024アジア選手権男子ケイリン優勝 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子ケイリンを走る酒井亜樹 ©日本自転車競技連盟

今村駿介と梶原悠未がエリミネーション優勝…アジア選手権

インドで開催されている2024トラックアジア選手権大会は2日目の2月22日、日本は中距離種目のエリミネーションで今村駿介(ブリヂストンサイクリング)と梶原悠未(TEAM Yumi)が優勝した。

2024アジア選手権エリミネーション優勝の今村駿介(左)と梶原悠未 ©日本自転車競技連盟

男子エリミネーションでは、序盤の位置取りに苦戦した今村だったが、いったん前方のいいポジションに収まると、その後は安定した走りをみせて優勝した。

2024アジア選手権男子エリミネーションを制した今村駿介 ©日本自転車競技連盟

女子エリミネーションの梶原は終始前方の好位置でレースを進め、貫禄の走りで力の違いを見せつけ、危なげなく優勝した。

2024アジア選手権女子エリミネーション優勝の梶原悠未 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子スプリント1 回戦は予選3位通過の酒井亜樹が、14位通過の水谷彩奈を振り切って2回戦へ進出 ©日本自転車競技連盟

今村駿介、兒島直樹がマディソンで激闘を制して金【アジア競技大会】

中国の杭州で開催されている第19回アジア競技大会は自転車競技のDAY-5となる9月29日、トラック男子マディソンが行われ、今村駿介、兒島直樹がペアを組む日本が優勝した。日本勢は内野艶和(つやか)垣⽥真穂のペアが優勝し、男女ともにこの種目を制した。

2023アジア競技大会トラック男子マディソンで優勝した今村駿介と兒島直樹 ©日本自転車競技連盟

今村、兒島で参戦した日本は、序盤の落車が響き、韓国と一進一退のレース展開となったが、最終のスプリント周回で先着したことで、韓国と同ポイントながら上位となって優勝、金メダルを獲得した。

今村駿介のコメント
「結果的に勝ててよかったです。兒島選手が全部助けてくれたので、兒島選手のためと思って必死でした。途中の落車で痛みとの闘いでしたが、それでも集中力を切らしたらダメだと思い耐えながら走りました。でも、やってはいけないミスでしたので、今後は気をつけたいと思います。ケガをしっかり治して、オリンピックに向けて再始動していきます」

2023アジア競技大会トラック男子マディソンで優勝した今村駿介(中央左)と兒島直樹 ©日本自転車競技連盟

兒島直樹のコメント
「余裕を持って戦えると思っていたのですが、序盤の落車で思うように走れなくて結果的に接戦となってしまいました。最後はきつかったですが、日本のためにも勝たなくてはいけなかったので、2人で息を合わせて、力を振り絞って頑張りました。今村選手とも初めて組んだのですが、いい経験になりました」

男子ケイリンはまさかの中野慎詞4位、太⽥海也7位

男子ケイリンは決勝に駒を進めた中野慎詞だったが、逃げ切りという予想外の展開に対応できず、4位という不本意な結果となった。準決勝で敗退した太⽥海也は、7-12位決定で先着、全体の7位でレースを終えた。

2023アジア競技大会トラック男子ケイリンの中野慎詞 ©日本自転車競技連盟

中野慎詞のコメント
「ちょっと予想外の展開で、対応できませんでした。それでも、この展開で勝つということは相手の作戦でもありますし、実力がなければ逃げ切れないと思いますので、そこは相手を認めつつ自分もしっかり反省しなくていけません。まれにある展開でしたが、それでも自分がメダルを獲れなったのは、ちょっとすっきりしないです。これからも、オリンピックに向けて重要な戦いが続きますので、しっかりコンディションを整えて勝ち切れる ように努力していきます」

2023アジア競技大会トラック男子ケイリンの太田海也 ©日本自転車競技連盟

●アジア競技大会のホームページ(JOC)

今村駿介が男子オムニアムで3位【スーパー世界選手権】

UCI自転車世界選手権英国グラスゴー大会は4日目の8月6日にトラック競技男子オムニアムが開催され、今村駿介が3位になった。

世界選手権の男子オムニアムで今村駿介が3位 ©日本自転車競技連盟

暫定8位で迎えた最終のポイントレース。今村は終始前方でレースを進め、スプリントポイントとラップポイントを積み上げ、総合3位まで順位をあげてフィニッシュした。

オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目を1日で行い、それぞれの順位を所定のポイントに換算して合計の獲得ポイントで順位を決定する種目。

「メダル圏内の選手がひしめきあっていて、どうしても自分から仕掛けるということではなく、付いていくだけといったレ―スになってしまった。ラップするシーンも遅れ気味の部分があったので、そこは体力的にまだまだだなと思うシーンがありました。終わってみたら、力の差は順位以上にあったと思いますが、メダルという形に残るものが獲れてよかったです。去年は6位でメダルを獲りたいと言っていたのですが、なんとか有言実行できてよかったです」と今村。

【日本代表選手リスト】佐藤水菜、梶原悠未など67選手

パリ五輪を目指す日本中距離陣は予選敗退で厳しい道のり

2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦が4月20日にカナダのミルトンで開幕し、2024パリ五輪のトラック中距離枠獲得を目指す日本は男子チームパシュート予選で9位、女子は10位となり、ともに本戦進出を逃した。

女子チームパシュートの日本チーム ©JCF

池田瑞紀(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)、梶原悠未(TEAM Yumi)、内野艶和(チーム楽天Kドリームス)、垣田真穂(チーム楽天Kドリームス/早稲田大)で臨んだ女子チームパシュート予選。8位の予選突破攻防となり、ターゲットタイム4分24秒台に3カ国が同居する形となったが、日本代表はコンマ4秒およばずに予選敗退した。

2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦 ©JCF

橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング/日本大)で臨んだ男子チームパシュート予選。女子同様に8位ぎりぎりの攻防戦となり、ターゲットタイム3分55秒台に4カ国が同居する形となったが、日本代表はコンマ1秒以下の僅差で9位となり予選敗退した。

男子チームパシュートの日本チーム ©JCF

大会2日目のエリミネイションでも日本は上位に食い込めず

24選手で行われた女子エリミネーションが大会2日目の21日に行われ、日本からは池田、内野が参戦。スタート直後の最初のスプリントラップで池田がエリミネイト(排除)され、早々にレースを離脱。内野も中盤まで粘ったものの、ちょうど半分の12回目のスプリントラップでエリミネイトされ13位でレースを終えた。

女子エリミネーション ©JCF

男子も24選手でで行われたエリミネーション。今村は5回目のスプリントラップでエリミネイト、全体の20位。橋本は表彰台圏内が見えてきたところで足元をすくわれ、スプリントで差されてしまい6位でレースを終えた。

男子エリミネーション ©JCF
2023 UCIトラックネイションズカップ第3戦 ©JCF