草場啓吾が初めての全日本チャンピオンに…最後はゴール勝負

第89回全日本自転車競技選手権ロードレースは大会3日目となる10月24日、広島県中央森林公園サイクリングロードで男子エリート ロードレース(15周184.5km)が行われ、9選手のゴールスプリントを草場啓吾(愛三工業)が制し、初めて全日本チャンピオンとなった。108選手出走、61選手完走。

草場啓吾が全日本選手権エリート男子ロードで優勝 ©JCF

午前11時にスタートしたレースは残り12周で風間翔眞(シマノ)が単独で先行して逃げ続けたが、残り6周で集団に吸収された。残り5周で冨尾大地(CIEL BLEU KANOYA)が逃げるが間もなく吸収された。残り3周で入部正太朗(弱虫ペダル)が単独で逃げるが次の周には集団に吸収され、先頭集団は18選手となる。

全日本選手権エリート男子ロード ©JCF

そして最終周には入部、山本元喜(KINAN Cycling Team)、寺崎武郎(バルバレーシング)、金子宗平の4人が先行。その後、追走者を含め先頭集団は10人となり、最終的には9人のゴールスプリントを草場が制し、男子エリート全日本チャンピオンとなった。

全日本選手権エリート男子ロード ©JCF
残り12周で風間翔眞(シマノレーシング)が単独で先行 ©JCF
前回のチャンピオン、入部正太朗が終盤にアタックを見せる ©JCF

男子エリート ロードレース
1 草場啓吾 京都(愛三工業)4:47:16
2 増田成幸 栃木(宇都宮ブリッツェン)4:47:16
3 中根英登 愛知(EF Education-NIPPO)4:47:17

草場啓吾を中央に左が2位増田成幸、右が3位中根英登 ©JCF