【ツール・ド・フランス第8S】初出場のミランがイタリアの空白を埋める勝利

第112回ツール・ド・フランスは7月12日、サンメアンルグラン〜ラヴァル間の171.4kmで第8ステージが行なわれ、リドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)がゴールスプリント勝負を制して初優勝。ポイント賞でも3度目となるトップに立ち、緑色のリーダージャージ「マイヨ・ヴェール」を獲得した。個人総合成績ではタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)がトップとタイム差なしの第1集団でゴールし、その座を難なく守った。

ツール・ド・フランスで初優勝したミラン ©A.S.O.

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イタリア勢は2019年の第20ステージでヴィンチェンツォ・ニーバリがステージ優勝してからツール・ド・フランスで最も長い未勝利期間を余儀なくされていたが、この勝利でその不名誉記録にピリオドを打った。ミランはステージ優勝とともに、ポイント賞の50点を獲得し、ポイント賞の1位になった。

トタルエネルジーのマチュー・ビュルゴドーとマッテオ・ヴェルシェが逃げた ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
マイヨジョーヌのポガチャルが2025ツール・ド・フランス第8ステージを走る ©A.S.O.
マイヨジョーヌが踏み切りを横断するシーン。2025ツール・ド・フランス第8ステージ ©A.S.O.
ミランがポイント賞のトップに ©A.S.O.

●ステージ成績
1位 ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)3時間50分26秒
2位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、チーム ヴィスマ・リースアバイク)同タイム
3位 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)同タイム

●総合成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)29時間48分30秒
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)54秒遅れ
3位 ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケア・B&Bホテルズ)1分11秒遅れ

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
マイヨベール(ポイント賞)ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブラン(新人賞)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

トタルエネルジーのマチュー・ビュルゴドーとマッテオ・ヴェルシェが敢闘賞ダブル受賞 ©A.S.O.

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【ツール・ド・フランス旅日記 episode7】暑くてもフランスでエアコンが普及しないわけ

「パリのアパルトマンには各家主たちによる家主会があり、外から見えない建物の中庭であってなにかを設営するにはSyndicという家主会議で多数決の賛成を得ないとできません。だから、日本の室外機のあるタイプのエアコンの設営は大半のアパルトマンにはむずかしい」と、パリ在住の大学クラスメートが教えてくれました。

室温が下がればシャンブルドットの屋根裏部屋も快適

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右がブルターニュの旗

これほど暑いのにフランスでエアコンが普及しないわけは

すべての建造物が芸術であるパリのアパルトマンのテラスにエアコンの室外機があったら、それはぶち壊しですよね。それでも最近はダイキンなどが部屋に置くタイプの冷房機を売り出しています。直径20cmもある蛇腹のチューブを窓などから外に出して熱気を外に出すタイプで、窓もちゃんとしまらないとのことです。

この日泊まったシャンブルドット(民宿)にありました。かなり涼しいです。窓が開けっ放しなので冷気が逃げるような気がしましたが、シャンブルドットの屋根裏部屋そのものが暑く、外気はそれほど気温が高くないのであまり問題ではないようです。ちなみにチューブの排出口に手をかざしたら熱風でした。

ミュールドブルターニュがゴールとなるときのプレスセンターはちょっと離れたところにあり、じつはミュールドブルターニュを目撃したことがない
外観は古い民家だが、中はきれいに清掃されていて気持ちいいシャンブルドット(民宿)

シャンブルドットの経営者も屋根裏にあるボクの部屋まで案内しながら「暑いねえ」とうれしそうでした。「だいじょうぶ、日が沈めば冷えるから。そうしたら冷房期のスイッチをオフにしてね」。夏は暑いのがあたりまえで、そんなに長い期間じゃないから暑さも楽しいというノリでした。

ブルターニュのフォルジュという小さな村に泊まった

パリ五輪の選手村にエアコンがついていないのは当然

並木道だって日本では美観が優先しますが、フランスでは第一の役割は日除けです。民家は鎧戸を閉めれば室内は暗くて夏の日中でもしのげるくらいに涼しい。だからエアコンがないんですね。

南面の窓は閉ざして北面の窓を開けて換気する

「普通の家庭では、暑くなる日は朝から鎧戸や遮光カーテンをしめ、陽を入れないようにする。買い物に行くスーパーや冷凍食料品屋で涼をとる。熱帯夜でも深夜過ぎれば涼しくなるので、そこまで行きつけば大丈夫。

それに、そんなふうに暑いのはせいぜい2週間なので、これをもちこたえればあとは扇風機も簡易エアコンも場所ふさぎなだけなので、パリのひとはカーテンしめた室内でじっとしてるのがいちばんと考える」のだとクラスメート。

これが爆売れ中の室内設置型冷房機

2024パリ五輪で選手村にエアコンがついてない、と憤慨する選手もいたようですが、パリの普通の家にはついてないのが当たり前たがら選手村にないのも当然だということです。

フランスの写真を見てぜひ涼んでください。

運河の向こうに豪邸が

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【ツール・ド・フランス第7S】ポガチャルがブルターニュの壁を制しマイヨジョーヌ奪還

第112回ツール・ド・フランスは7月11日、サンマロ〜ミュールドブルターニュ間の197kmで第7ステージが行なわれ、1秒遅れの総合2位につけていたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)がチーム ヴィスマ・リースアバイクのヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)をタイム差なしで抑えて優勝。総合1位のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)は最後に先頭争いから脱落し、ポガチャルが首位のマイヨジョーヌを奪還した。

ポガチャルがミュールドブルターニュを制覇 ©A.S.O / Charly Lopez

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前日の敢闘賞ベン・ヒーリーにマイヨジョーヌのファンデルプールが握手 ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第7ステージ ©A.S.O.
サンマロの郊外に設定された0km地点を通過し、レース開始の旗が振られる ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第7ステージ ©A.S.O.
マウロ・シュミットがアタック ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第7ステージ ©A.S.O.

●ステージ成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)4時間05分39秒
2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)同タイム
3位 オスカー・オンリー(英国、チーム ピクニック・ポストNL)2秒遅れ

●総合成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)25時間58分04秒
2位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)54秒遅れ
3位 ケヴィン・ヴォークラン(フランス、アルケア・B&Bホテルズ)1分11秒遅れ

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
マイヨベール(ポイント賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブラン(新人賞)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

2025ツール・ド・フランス第7ステージ ©A.S.O.

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【ツール・ド・フランス旅日記 episode6】進化を続けるフランス高速道路事情

シトロエンC5エアクロス、リッター25kmで巡航中。まだ新車の状態を維持していますが、後部座席の右側が洗濯もの干し場です。満タンで1000km走ります。リッター単価が昨年よりもちょっと安くなったものの軽油で300円近くするので、かれこれ20年ほどガソリンスタンドに行ってません。常にスーパーマッケットです。

シトロエンC5エアクロス、リッター25kmで巡航中

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【ツール・ド・フランス第6S】ヒーリー初V…ファンデルプールが1秒差マイヨジョーヌ奪還
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通信や交通システムの進化を毎年アップデートして対応

毎年フランスに行き続けることで得られるメリットは、通信環境や社会インフラがどう変わったかをアップデートするだけでいいこと。1年前からこう変わったんだなと理解するだけでうまく運びます。進化がめざましいのが有料高速道路で、2年間いかなかったら順応できなくなるんじゃないかなと感じるほどです。

2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.

30年前はずらりと料金徴収ブースが並び、若い男女が蛍光黄色のベストを着てお金を受け取っていました。徐々に無人化。日本と同じETCシステム、クレジットカード、現金などの支払い方法によってどこに並ぶかを判断する必要が。

ところで料金所のマシンって結構壊れているんですよ。1台のクレジットカードが通らないと後続のクルマをすべてバックさせて、別の列に並び直すなどそれはもう大変でした。ボクも2、3回あったので、後続車に下がってもらわないと脱出できないので、心を鬼にして下がらせました。

ラグビー場もあるスポーツ施設がこの日の仕事場

かつての料金所にはさりげなくポストがあった!

音声通話でオペレーターと遠隔でやり取りすることも。

「クレジットもお金も受け付けない」とボタンを押してしゃべると、「じゃあポストに現金を入れて」という指示。民家じゃないんだからポストなんてあるわけないだろ…と前方を見ると、なんと跳ね上げ式のポストがありました。

昨年あたりからゲートがまったくない最新システムが導入されました。高速道路のどこかに設置されたカメラでナンバーを読み取るようで、ウェブにアクセスしてどこからどこまで乗りますと打ち込んでカードで支払います。実際には申請よりも短い区間に変更して利用したので、その分の料金が返金されました。

今回は、利用後72時間以内にネット決済してくださいというシステムに遭遇。実際に走ってみるとかつての有人ブースが取り壊されている最中で、今後はこういったシステムがフランス中に整備されていくのだと思います。

田舎町のスポーツ施設のトイレはなんだか恥ずかしげに利用しちゃいそうだ

フランスを一周していて、唯一フランス人のようにうまく立ち回れないものが高速道路のETC。さすがにこれは作れないので劣等感がありました。だからボクたち外国人旅行者にとっては便利な時代になりました。

町の人がビュフェでもてなしてくれた

料金所で渡したお金をホテルまで返しにやってきた青年

余談ですが15年ほど前、原稿執筆が遅くなってしまい、夜9時過ぎにホテルを目指して高速を走っていて、出口の無人料金所で1台が止まっていました。出口がその1つしかないので待っていたら、前のクルマから不安げな作り笑いを浮かべた青年が出てきて、「クレジットが使えないのでお金を貸してほしい」と。

うわあと思いましたが、どうでもいいのでホテルに入りたかったので必要なお金を手渡して、「あそこのホテルに泊まっているよ」と伝えておきました。およそ30分後、彼は町中のキャッシュディスペンサーで現金をおろしてきて、ホテルのボクを訪ねてきました。フランス人っていいヤツじゃんと確信しました!

今日はノルマンディーからブルターニュ半島へ。およそ300kmあるはずで、途中でモンサンミッシェルも位置しますが、よそ見しません!

早朝ラン後にシャワーでさっぱりして、朝食をいただくと本当においしく感じる

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【ツール・ド・フランス第6S】ヒーリー初V…ファンデルプールが1秒差マイヨジョーヌ奪還

第112回ツール・ド・フランスは7月10日、バユー〜ビアノルマンディー間の201.5kmで第6ステージが行なわれ、EFエデュケーション・イージーポストのベン・ヒーリー(アイルランド)が残り42kmで8人の第1集団から単独で抜け出して初優勝した。アイルランド選手として大会通算15勝目。チームとして12勝目。総合成績では1分28秒遅れの総合6位マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)がヒーリーを含む8人の逃げに加わり、首位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)に1分29秒差をつけてゴールし、マイヨ・ジョーヌを奪還した。

ベン・ヒーリーが独走 ©A.S.O.

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2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.
大活躍のケヴィン・ヴォークランの出身地だ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.
アイルランドのベン・ヒーリーと米国のクイン・シモンズ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.
2025ツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.
ファンデルプールが8人の第1集団に加わった ©A.S.O.

●ステージ成績
1位 ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)4時間24分10秒
2位 クイン・シモンズ(米国、リドル・トレック)2分44秒遅れ
3位 マイケル・ストーラー(オーストラリア)2分51秒遅れ

●総合成績
1位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)17時間22分58秒
2位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)1秒遅れ
3位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)43秒遅れ

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)
マイヨベール(ポイント賞)ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブラン(新人賞)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

バイユーのカテドラルをスタートしたツール・ド・フランス第6ステージ ©A.S.O.

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【ツール・ド・フランス旅日記 episode5】フランス800泊にしてホテル予約失敗

あらまあ。フランスで800泊もしているのに宿泊予約の日付を間違いました。本日行くホテルの予約が明日だったので、明日のホテルが2つに。こんなときは慌ててもいいことがないので、冷静になったつもりでしたが…。

レストラン併設のホテルは夕食を取るところを探さなくて済むので気楽

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【ツール・ド・フランス第5S】エヴェネプール一番時計、ポガチャルが首位に
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ツール・ド・フランス第5ステージのゴールは競馬場の横で、プレスセンターは観覧席だ

焦っていないつもりでも次第にドツボにはまっていく

この2日間がそれほど遠くないエリアで走るのは幸いでした。今日泊まるつもりだったホテルはもうキャンセル・返金不可なので明日に回すことに。明日のホテルをキャンセル。新たに今日のホテルを探して予約したんですが、10人ドミトリーの女性部屋でした。すでに返金不可なので男性部屋への変更を依頼。もちろん男性は満床だったので、変更はできませんでしたが、近年こうしたジェンダーな事象はセンシティブなので「変更をお願いしたのにそれが用意できなかった」という感じで、ありがたいことにお金が返ってきましたよ。

米国などの国旗を掲げた駅前ホテル

移動や食事にかかるお金はもう仕方ない支出で、ケアレスミスで想定外の支出を余儀なくされることを回避していかないと。ということでフランス入り6日目にして初めてレストランへ。

この日のホテルを探していたとき、「こっちのオーベルジュ(旅籠)のほうがよかったなあ」という建物がすぐ近くにありました。ホテルに到着したときに「明日の朝食はここで用意できないので、道路を曲がって左のところ」と案内されたんですが、まさかのオーベルジュでした。小さな町なのでw

フランス滞在6日目にしてようやくレストランで食事。テラス席は肌寒いのでウインドブレーカーを取りに部屋に戻った

熱波の去ったフランスは毎日爽快な夏が続く

フランスは連日最高気温20度ほど。朝のランニング時には耳が痛くならないようにニット帽がほしいくらいです。この町はノルマンディー上陸作戦のビーチに近く、いまなお星条旗を掲げる家が多いです。ミリタリーな壁画や軍用品を売るお店も。朝からパン屋さんだけがオープンしていて、おいしそうなにおいがします。

宿泊した駅前ホテルに代わって朝食を用意してくれたオーベルジュ

質素だけどどこかおしゃれな民家をながめながらランニングしていると、フランスの人って日々を楽しそうに、そしてできるかぎり快適に生活しているなあと確認できます。地上に生きているって感じですね。

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