中東のUAEで開催されている7日間のステージレース、UAEツアーは最終日前日の2月21日に山岳コースで第6ステージが行われ、UAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が優勝。総合成績でバーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)を逆転して首位に立った。
総合成績で首位ティベーリから21秒遅れの2位につけていたデルトロは、この日区間4位でフィニッシュしたティベーリに31秒差をつけてトップフィニッシュ。第1ステージに続く2勝目をあげるとともに最終日前日に首位に返り咲いた。
デルトロはプロ通算23勝目。第1ステージに続き、今大会2勝目。2月末までに2勝を挙げたのは自身初快挙。2025年は3月19日のミラノ〜トリノで勝利を挙げ、2年前は1月17日のツアー・ダウンアンダー第2ステージで勝利を収めている。UAEチームとしてはこのレースで12回目のステージ優勝を果たした。今シーズンは12勝を挙げ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの9勝を上回り最多勝チームとなった。
デルトロは最後のチャンスを最大限に活かし、ジェベルハフィートで勝利を収め、残り1ステージでレッドジャージを奪還した。デルトロとティベーリの対決は期待通りの結果となり、メキシコのナショナルチャンピオンは最後の5kmで2度のアタックを仕掛けるという完璧な戦略をとった。残り2.5kmで繰り出された2回目の動きが決定打となった。
ティベーリは脱落し、その後チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・プラップ(オーストラリア)とデカトロン・CMA CGM チームのフェリックス・ガル(オーストリア)に追い抜かれた。総合順位ではデルトロがティベーリに20秒、プラップに1分14秒差でリード。
ティベーリとのメンタルゲームだった(デルトロ)
「今日は勝てると確信していた。丘の上ではティベーリとのメンタルゲームだった。挑戦し続けるだけの自信はあった。でも一度はうまくいかなかったので、もう一度トライする必要があった」とデルトロ。
「チームとして、今日は勝利へのメンタリティを持っていた。残り2.5kmで独走状態になった時、他の選手との差は見えていたが、ゴールまでできる限りその差を広げようと努力した。今日の勝利は、これまでの私のキャリアの中でもトップ3に入るもの。このような素晴らしいチームとともに勝利できたことは、本当に特別なことだ。チームと同じくらい、自分自身を信じなければならないと、改めて認識する時が来た」
第8回UAEツアーは2月22日、アブダビでの最終ステージで終了する。この日は平坦区間で、スプリンター有利の展開が予想される。
