デルトロがポガチャル超えの最年少記録でUAEツアー総合優勝

中東のUAEで開催されていた7日間のステージレース、第8回UAEツアーは最終日となる2月22日に平坦コースで第7ステージが行われ、UAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が総合優勝した。

デルトロが2026UAEツアーで総合優勝 ©SprintCyclingAgency

デルトロはUAEツアーで初の欧州以外の優勝者。これまでの優勝はスロベニアが4勝、ベルギーが2勝、英国が1勝。

バーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)が20秒遅れの総合2位。ジェイコ・アルウラーのルーク・プラップ(オーストラリア)が総合3位で、2023年にレムコ・エヴェネプールに次ぐ総合2位でフィニッシュしていて、UAEツアーで自身2度目の総合表彰台を獲得した。

2026UAEツアー第7ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

最終日はリドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)がゴールスプリント勝負を制して、今大会3勝目。ポイント賞ジャージも獲得した。ミランはプロ通算30勝目、2026年5勝目を挙げた。2025年の通算勝利数は9で、すでに半分以上を達成した。時速50.566kmのこのステージは、アルノー・デマールが2020年のジロ・デ・イタリアのマテーラ〜ブリンディジ間のステージで時速51.234kmを記録したのに続いて、史上最速のワールドツアー・ロードステージとなった。

ミランが2026UAEツアー第7ステージ優勝 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

このチームでエースを務めるのは簡単なことじゃない

デルトロは22歳2カ月26日でUAEツアー史上最年少優勝を果たした。それまでの記録はチームメートのタデイ・ポガチャルが2021年に樹立した22歳5カ月6日だった。デルトロはこれでプロ通算24勝。ポガチャルはその年齢で17勝を挙げていて、17勝目は2020年のツール・ド・フランス総合優勝(22歳の誕生日の翌日)だった。

「正直言って、初めてのワールドツアーステージレースで優勝できて本当に特別な気持ちだ。チームメートには本当に感謝している。彼らは本当に助けてくれた。これ以上ないほど誇りに思う」とデルトロ。

「今日アブダビを走れたのは最高の気分だった。先日ドバイの街中を走りながらスカイラインを眺めた時もそうだった。今日はバイクに乗っていて感動した。今日のレースがとても速くて楽しかった。このUAEツアーは一生忘れないだろう。昨日のジュベルハフィートではただ計画通りに走った。このチームでリーダーを務めるのは簡単ではない。みんなが本当に素晴らしいので。でも、チームのホームレースで優勝できたことは大きな満足感がある」

2026UAEツアー第7ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

ジャイアントと女性ブランドのLivが破損交換プログラムも開始

ジャイアントは、GIANTブランドと女性に特化したLivブランドから、高透明度調光レンズ採用のハイパフォーマンスアイウエア「Lumea(ルミア)」、スクエアフレームのライフスタイルアイウエア「Yuma(ユマ)」、2025年に発売したハイエンドアイウエア「Aurea(アリア)」の新色を2月下旬に発売する。

チームジェイコ・アルウラーもジャイアント製アイウエアを愛用する

対象アイウエアを購入1年以内に破損した場合、同等製品を希望小売価格の50%の負担で新品に交換できる「アイウエア破損交換プログラム」を開始する。

Liv・Lumea Fotovis(ホワイト)、1万8700円(税込)

LUMEA

高い透明度の調光レンズを採用することで、夜にはクリアレンズに匹敵する自然な視界を実現しながら、日中には高い遮光性で強い日差しをコントロールするハイパフォーマンスアイウエア「ルミア」。すべてのライダーの、すべてのライドにフィットするオールラウンドアイウエア。

ジャイアント・Lumea Fotovis(ホワイト)、1万8700円(税込)

●日中から夜までストレスなく使用できる高い透明度と優れた調光性能(8%~80%)を両立した調光レンズを採用
●高い耐衝撃性で目を確実に保護する耐衝撃ポリカーボネートレンズ採用。(ANSI Z87.1認証)
●傷や汚れからクリアな視界を保護する、耐擦傷性、撥油性、撥水性コーティング
●レンズの曇りや蒸れを防止する下部フレームのベンチレーションデザイン ●軽量で耐久性の高いグリルアミド TR90テンプル
●圧迫感のない快適な掛け心地とズレを抑える適度なグリップ力を兼ね備えたデュアルラバーインジェクションテンプルチップ
●3段階に調整可能な、シリコン製の柔らかく滑りにくいノッチ式アジャスタブルノーズパッド ●100%UVカット(UV400)
●度付きレンズ用インナーフレーム、ソフトシェルプロテクターケース、マイクロファイバーバッグ付属属

YUMA

ヴィンテージアイウエアに着想を得たダブルブリッジのスクエアフレームに最先端の「Vividvis」レンズを組み合わせたライフスタイルアイウエア「ユマ」。普段使いから街乗りなどのアクティブなシーンまで幅広く活躍する1本。

Yuma Vividvis、6600円(税込)

Livモデルは女性にもフィットしやすいコンパクトなサイズ設計。

●路面の凹凸や輪郭をクリアにして路面状況の視認性を向上させる「Vividvis」レンズを採用
●水や汚れを弾くことで、クリアな視界を提供する疎水 / 撥油性レンズコーティング ●UV100%カット
●ヴィンテージアイウェアに着想を得たダブルブリッジのスクエアフレームデザイン
●付属品と交換することで高さを2段階調整可能なシリコン製ノーズパッド
●調整用ノーズパッド、ソフトシェルプロテクターケース1個属

Aurea Zeiss lens、2万2000円(税込)

アイウェア破損交換プログラム

購入日から1年以内に使用のアイウエアを破損してしまった場合、同等製品を希望小売価格の50%の負担で新品に交換することができるプログラム。

タイヤのパンク時に神! ポケットサイズの電動ポンプでスマート解決

ジャイアントがポケットサイズでパワフルな電動エアポンプと高機能ショックポンプを2月下旬に発売する。

Control Go E Mini Pump、1万1000円(税込)

Control Go E Mini Pump

700×28Cを5.0barで最大4本充填できるポケットサイズでパワフルな電動エアポンプ。バックライト付きデジタルゲージを搭載し、ボタンひとつで指定空気圧まで自動充填が可能。パワフルなブラシレスモーターにより、5barまで約60秒で充填可能。ライド中の予期せぬタイヤトラブルをスマートに解決。

バックライト付きデジタルゲージを搭載し、ボタンひとつで指定空気圧まで自動充填が可能

標準価格 : ¥11,000(税込)
サイズ : 30×55×78mm  重量 : 110g

●最大充填可能空気圧:120psi / 8.3 Bar ●対応バルブ:仏式
●700×28Cのサイズに対して5barまで約60秒で充填可能
●デジタルゲージとしても使用可能 (計測精度100psi±3%)
●視認性の高いLEDディスプレイで空気圧・バッテリー残量を確認可能
●設定した空気圧で充填が完了するオートストップ機能付き
●3つのボタン式で電源・空気圧調整・計測単位変更が可能
電源ボタン:オン/オフ
圧力ボタン:空気圧指定・+-の同時押しで計測単位切替(Bar / psi)
●Type-C充電に対応した大容量600mAh バッテリー (充電時間:約1時間)
●電源切り忘れによるバッテリー切れを防止するオートオフ機能付き
●持ち運びに便利なソフトケース、TPUチューブ対応用延長ホース付き

Control Go Digital Shock Pump

バックライト付き大型デジタルゲージを搭載し、環境を問わず高い視認性を実現する高機能ショックポンプ。100psiまでは0.5psi単位で正確な空気圧計測が可能で、繊細なサスペンションセッティングを実現。エアリリース(減圧)ボタンや一体型のスケールを備え、空気圧の微調整からサグ計測まで1本で対応。メンテナンスからフィールドでの微調整まで、誰でも簡単かつ正確なサスペンションセッティングが可能。

Control Go Digital Shock Pump、9350円(税込)

標準価格 : ¥9,350(税込)
サイズ : 280×36×25mm(ホース長200mm)  重量 : 190g

●充填空気量:20cc per stroke ●対応バルブ:米式 (Scharder)
●最大対応空気圧:300psi / 20.7bar
●電池サイズ:CR2032
●視認性の高いバックライト付きLCDディスプレイ
●高い耐久性のアルミニウムバレル採用
●作業性向上とバルブに負担を掛けにくい360°回転するホースユニット
●空気圧の微調整を容易にするリリース(減圧)ボタン
●動くホースをTハンドルに固定しコンパクトに収納可能なデザイン
●バレル一体型のスケールでエア調整とサグ計測に両対応
●ソフトシェルケース付属

デルトロが最終日前日の山岳で独走勝利して一気に首位へ

中東のUAEで開催されている7日間のステージレース、UAEツアーは最終日前日の2月21日に山岳コースで第6ステージが行われ、UAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)が優勝。総合成績でバーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)を逆転して首位に立った。

デルトロが2026UAEツアー第6ステージで優勝 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

総合成績で首位ティベーリから21秒遅れの2位につけていたデルトロは、この日区間4位でフィニッシュしたティベーリに31秒差をつけてトップフィニッシュ。第1ステージに続く2勝目をあげるとともに最終日前日に首位に返り咲いた。

デルトロはプロ通算23勝目。第1ステージに続き、今大会2勝目。2月末までに2勝を挙げたのは自身初快挙。2025年は3月19日のミラノ〜トリノで勝利を挙げ、2年前は1月17日のツアー・ダウンアンダー第2ステージで勝利を収めている。UAEチームとしてはこのレースで12回目のステージ優勝を果たした。今シーズンは12勝を挙げ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの9勝を上回り最多勝チームとなった。

メキシコチャンピオンジャージを着用するデルトロ。2026UAEツアー第6ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

デルトロは最後のチャンスを最大限に活かし、ジェベルハフィートで勝利を収め、残り1ステージでレッドジャージを奪還した。デルトロとティベーリの対決は期待通りの結果となり、メキシコのナショナルチャンピオンは最後の5kmで2度のアタックを仕掛けるという完璧な戦略をとった。残り2.5kmで繰り出された2回目の動きが決定打となった。

ティベーリは脱落し、その後チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・プラップ(オーストラリア)とデカトロン・CMA CGM チームのフェリックス・ガル(オーストリア)に追い抜かれた。総合順位ではデルトロがティベーリに20秒、プラップに1分14秒差でリード。

2026UAEツアー第6ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

ティベーリとのメンタルゲームだった(デルトロ)

「今日は勝てると確信していた。丘の上ではティベーリとのメンタルゲームだった。挑戦し続けるだけの自信はあった。でも一度はうまくいかなかったので、もう一度トライする必要があった」とデルトロ。

「チームとして、今日は勝利へのメンタリティを持っていた。残り2.5kmで独走状態になった時、他の選手との差は見えていたが、ゴールまでできる限りその差を広げようと努力した。今日の勝利は、これまでの私のキャリアの中でもトップ3に入るもの。このような素晴らしいチームとともに勝利できたことは、本当に特別なことだ。チームと同じくらい、自分自身を信じなければならないと、改めて認識する時が来た」

ロット・アンテルマルシェのレナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー)。2026UAEツアー第6ステージ ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2026

第8回UAEツアーは2月22日、アブダビでの最終ステージで終了する。この日は平坦区間で、スプリンター有利の展開が予想される。

デルトロに食らいつくリーダージャージのティベーリ。2026UAEツアー第6ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026
2026UAEツアー第6ステージでデルトロが首位に ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

ミランがUAEツアーで平坦スプリント勝負の末に2区間連勝

中東のUAEで開催されている7日間のステージレース、UAEツアーは2月20日に第5ステージが行われ、リドル・トレックのジョナタン・ミラン(イタリア)がゴールスプリント勝負を制して優勝。前日の第4ステージに続いて連勝した。

ミランが2026UAEツアー第5ステージで優勝 ©SprintCyclingAgency

総合成績では大会3日目に首位に立ったバーレーン・ヴィクトリアスのアントニオ・ティベーリ(イタリア)がその座を守った。21日の第6ステージが山岳ステージで、ティベーリは初優勝にかける。

2026UAEツアー第5ステージで2区間連勝を果たしたミラン ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2026

ジロ・デ・イタリアでも同じように活躍できることを楽しみに

「自信の源はチームメート。彼らがどれほど私を信頼してくれているかが分かるので、今日のようないい結果を出すしかないと思っている」とミラン。

「この勝利のために私たちは懸命に努力してきたし、私たちにとって大きな意味がある。リードアウトにはかなり満足している。チームメートと隊列を組むのはいつも難しいが、いいポジションにつけることが目標。彼らは自分の仕事を分かっている。ジロ・デ・イタリアでも同じように活躍できることを楽しみにしている」

2026UAEツアー第5ステージ ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2026
2026UAEツアー第5ステージ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2026

4月から自転車違反も反則金…その要点を知るムック刊行

新刊『自転車反則金時代到来! 最新法改正&安全ガイド』が講談社BECKから2026年2月26日に発売される。編集はベストカー。1650円(税込み)。

自転車「青切符時代」に対処する新バイブル

2026年4月1日から、自転車に青切符制が導入される。自転車の違反に対する取り締まりは従来も行われてきたが、基本的に違反取り締まり=赤切符ということで警察サイドも取り締まりを躊躇していた面があるが、青切符制の導入により頻繁に取り締まりが行われるようになるのは確実。自転車を取り巻く環境がガラリと変わる。「手軽で利便性の高さという自転車の魅力が失われてしまうのではないか?」と不安になっている人も多い。

そもそも自転車に青切符制が導入された背景には、自転車の事故件数の全体の約75%が違反時(警察庁データ)ということ、さらには対歩行者との事故が増えていることに起因している。自転車はクルマやバイクに対しては交通弱者だが、歩行者に対しては交通強者になることを認識しておく必要がある。

4月からはそれまで見逃されていた軽微な違反も注意・警告の対象

今回の青切符制により自転車の違反が約100種類明らかにされ、その反則金が明示されているが、運転免許を持っている人でさえわからない違反も多いため、特に免許を持っていない人は交通ルールを学ぶ必要がある。特に保護者は、子どもにもルールを教えることができる立場である必要が出てくる。そのような人に向けて同書では自転車に関する交通ルール、重要な標識などもわかりやすく解説している。

2026年4月1日青切符制が新導入!! 自転車反則金時代到来!最新法改正&安全ガイド (別冊ベストカー) [ ベストカー ]

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