【Blog】異次元のような空間…釈迦堂口遺跡が限定公開

異次元のような空間に迷い込んだことはありませんか? しかも身近なところで。鎌倉の釈迦堂口がまさにそこでした。5年前のまさに3月10日、鎌倉の北陵からいったん朝比奈の街道に下りてその南にある衣張山へ。円形に開けた見晴らしに出ると眼下に材木座海岸が見えるので、ここから海まで行けるルートがあるんじゃないかと推測できました。

国指定史跡である大町釈迦堂口遺跡の暫定公開(2026年3月10日)

開けたところの南西に踏み跡があって海に行ける!

そこでこのあたりにくわしい女性植木職人に問い合わせてみると、「見晴らしの南西あたりに踏み跡があるので、そこを下りていくと大町に出られます」とのこと。翌日の3月11日にはさっそく確かめに行きましたよ。道中で震災10年のあの時刻になったので手を合わせた記憶があります。

大町釈迦堂口の日月(じつげつ)やぐら(2026年3月10日)

ただし、衣張山の「円形の見晴らし」って2カ所にあるのです。たまたまもうひとつの見晴らしにも南西に踏み跡があったので迷うことなく急傾斜のルートへ。誰かが取りつけたロープもありました。しばらくして廃墟のような茶室が出現。もしかしたら私有地かなと思いましたが、崖が急なのでもはや引き返せず。

衣張山の間違えたアプローチ
実際の迷走ルート

さらに進むと朽ち果てる直前の朱塗りの太鼓橋があり、人工の階段を降りていくと場違いに広大な広場が出現。三方が岩盤で、やぐら(土地が狭い鎌倉では平地に死者を埋葬するのは禁止で、岩盤を掘って墓地にたそうです)がいたるところに。山を降りたらこんなところに来てしまったので、もう後ろめたさしかありませんでした。

ハイキングコースからの崖下りには手がかりのロープが張ってあった
奥まったエリアにたたずんでいた四阿(あずまや)

釈迦堂口遺跡は今後、公開の可能性も

現在、この釈迦堂口遺跡が特別公開されていて、ツアーもあると聞いたので奇しくも5年後に行ってきました。鎌倉時代は処刑者の火葬場だったことが調査で明らかになったとのこと。近代になって国際自動車(複数の個人ブログに国際興業のものとありますが間違いです)の別荘となり、その後は不動産会社の手に渡って開発される計画でしたが、近隣住民の反対により鎌倉市が管理する発掘調査エリアに。

今後は崩落防止などの安全対策を取って、一般公開する計画もあるということでしたが、できれば観光客が圧倒することなく、ひっそりとたたずんでいる一角であり続けてほしいです。

2つの巨岩は木造の太鼓橋でつながれていた(2021年3月11日撮影)

この遺構の直下には鎌倉七口の釈迦堂口切り通し(いわゆる素掘りの峠あるいはトンネル)があります。かつてボクが歩いていたときは新聞配達のバイクもくぐっていましたが、2010年に巨岩が崩落。さらに2011年の東日本大震災で損傷して通行止めの状態に。現在は復旧作業がほぼ終わり、2026年度中に再開する予定のようです。

ボクが友だちを誘って鎌倉トレイルを始めたきっかけは、東日本大震災。震災後にみんなが重苦しく過ごしていたので、アウトドアで発散しようよとお誘いして、いまでも冬場に継続しています。この時期に異次元の世界を再訪できたことがちょっと不思議でなりません。

岩盤に囲まれた平場(2021年3月11日撮影)

釈迦堂口切通も2026年度に通行再開予定

大町釈迦堂口遺跡の史跡指定範囲内に存在するトンネル部分(通称釈迦堂口切通)は2010年に崩落。さらに2011年3月11日の東日本大震災でも損傷し、ながく通行止めが続いた。復旧対策は2023年7月に完了。通行再開は2026年度を予定しているという。

パリ〜ニース第2ステージはカンターV…ランパーティが首位守る

2026パリ〜ニースは3月9日にポンヌ〜モンタルジ間の187kmで第2ステージが行なわれ、ゴール勝負でXDS・アスタナ チームのマックス・カンター(ドイツ)が優勝。初日に首位に立ったEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)がその座を守った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

壮観なスプリントフィニッシュで知られる第2ステージのゴール地点モンタルジだが、カンターが勝利した。ドイツ人スプリンターはここまで2位ばかりだったが、これまでで最大の勝利を収めた。デカトロン・CMA CGM チームのダーン・ホーレ(オランダ)は残り21kmで大胆なアタックを仕掛けたが、最後の1kmで追いつかれた。

ランパーティはステージ5位に入り、僅差でイエローとホワイトのリーダージャージを守った。ロット・アンテルマルシェのフィト・ブラーツ(ベルギー)は中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎ、総合成績で同タイムの2位となった。第3ステージはチームタイムトライアルが行なわれ、順位が一変することが想定される。

XDS・アスタナ チームのマックス・カンターが2026パリ〜ニース第2ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

トゥーニッセンの牽引でカンターが自身最大の勝利

187kmの第2ステージは標高差1270m、カテゴリー3級の上り坂を3つ、そして集団スプリントの可能性もある平坦な区間が続く。この地域は風が強いことが多いが、天気予報では風速約10kmの穏やかな風が予想されていた。

前日に山岳賞ジャージを手中にしたスーダル・クイックステップのカスパー・ピーダスン(デンマーク)がこの日も先行して山岳ポイントを通過。山岳賞の1位を守った。 

ランパーティのEFエデュケーション・イージーポストとビニアム・ギルマイ(エリトリア)のNSNサイクリングチームはメイン集団の先頭でペースメーク。集団スプリント勝負に持ち込んだ。

デカトロン・CMA CGM チームはスプリンターのケース・ボル(オランダ)が終盤の落車で遅れてしまい、本来はリード役を務めるホーレが残り21kmでアタック。30秒差をつけたが最後の1km手前で捕まった。XDSアスタナはマイク・トゥーニッセン(オランダ)が力強くトップに立ち、カンターをリード。カンターが自身最大の勝利を飾った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

「こんなに権威のあるレースで優勝できたのは夢のようだ。パリ〜ニースは世界最大級のレースの一つ。長い間、この勝利のために戦い続けてきた。ワールドツアーでの初優勝は信じられない気持ち」とカンター。

ここ数週間は最高の状態ではなく、自信があまりなかったという。それでも最後の200mで全力を尽くした。チーム力で最高の位置でスプリントできた。

「フィナーレをコントロールするのは非常に難しかった。タイミングを見極めることが全てだった。トゥーニッセンと私は、できる限り一緒に走ろうと努めた。残り2kmの時点ではベストポジションではなかったが、彼は最後のラウンドアバウトに向けて信じられないほどの加速を見せ、その後も素晴らしいリードアウトを見せてくれた。

今朝、バスの中では、このステージを完走できるかどうかさえ自信がなかった。ここ数日、バイクの調子が本当に悪かったからだ。でも、今、勝てた!」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

チームタイムトライアルの最後にスタアートするのがうれし

「今日は本当に特別な1日だった。0km地点からずっと楽しめた。こんなジャージを着られる機会は滅多にない。私にとっては初めての経験だ。本当に本当に楽しかった」と首位を守ったランパーティ。

「ブラーツが中間スプリントでトップになり、総合順位は同タイムになっていた。フィニッシュの前にそのことは分かっていたが、とにかくステージ優勝を目指して走った。チームメートには普通に走るだけだ、彼に勝とうとは思っていない、自分たちになにができるかを見極めると伝えていた。

最後はカスパー・アスグリーンが一緒にいてポジションを上げてくれたが、結局完全には攻めきれなかった。スプリントではもう少し力を発揮したかったが、明日のためにジャージをキープできたのはうれしい。チームタイムトライアルで最後尾のスタートするのは本当にうれしいし、きっとまた楽しめると思う」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージでEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が首位を守った ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

ガンナがトップタイムで2026ティレーノ~アドリアティコ開幕

イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコが3月9日に開幕し、初日の個人タイムトライアルはイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)が優勝。総合成績で首位に立った。大会は全7ステージで15日まで。

ガンナがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルで優勝 ©LaPresse

イネオス・グレナディアーズが強さを見せつける

「レース・オブ・ザ・トゥー・シーズ」と呼ばれるイタリアのステージレース。イタリアのタイムトライアルチャンピオンジャージを着たガンナは10回連続出場で、5回目のステージ優勝を果たした。そのうち4ステージはリド・ディ・カマイオーレで行われた、平坦なコースで行われた個人タイムトライアルのオープニングで優勝したものだ。平均時速56.858kmを記録し、ガンナは自身が持つ記録を更新した。

この日はイネオス・グレナディアーズが圧倒的な強さを見せ、テイメン・アレンスマン(オランダ)と最優秀若手選手のマグナス・シェフィールド(米国)を加えた3選手がトップ4に入った。

第2ステージはグラベルロードを含むサン・ジミニャーノへのレースとなる。

ティレーノ~アドリアティコ第1ステージは個人タイムトライアル ©LaPresse

もう1勝したいが、ミラノ〜サンレモで勝つことが重要

「今日の自分の走りを、オムループ・ヘット・ニュースブラッドのマチュー・ファンデルプールやストラーデ・ビアンケのタデイ・ポガチャルと比較することはできないが、今日は素晴らしい結果を目指して頑張ったし、結果に満足している」とガンナ。

「数年前のような筋肉のフレッシュさと弾力性はないかもしれないが、ミラノ〜サンレモから始まる次の目標を見据え、ティレーノ〜アドリアティコを後悔なく完走するために準備してきた。グラベルロードを含む第2ステージについては今日まで考えていなかったが、チームメートとともにベストな状態で臨めるよう、ディレクターやコーチとミーティングを重ねていきたい。リーダージャージを失いたくはない。もし、無理なエネルギーを使わずにティレーノ〜アドリアティコでもう1ステージ優勝できれば最高だが、まずは来週に向けて最高の感触を得るためにここにきているんだ」

ティレーノ~アドリアティコ第1ステージは個人タイムトライアル ©LaPresse
ログリッチがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルに挑む ©LaPresse
デルトロがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルを走る ©LaPresse
ガンナがティレーノ~アドリアティコ第1ステージの個人タイムトライアルで優勝して首位に ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコのリーダージャージ

●2026ティレーノ~アドリアティコのコース

3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km

米国のランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージ優勝で首位に

2026パリ〜ニースが3月8日にフランス北部で開幕。第1ステージはゴール勝負でEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が優勝し、首位に立った。

ルーク・ランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

2025年に続いて米国選手がパリ〜ニースで活躍

2025年に続いて2026年もパリ〜ニースは米国勢が制覇。2025年にマッテオ・ジョーゲンソンとマグナス・シェフィールドがニースのプロムナード・デ・ザングレで優勝を果たしたのに続き、第84回大会の第1ステージのフィナーレでスプリントを制したのはランパーティだった。米国の若手選手はスプリント勝負で圧倒し、自身最大の勝利を飾った。一方、NSNサイクリングチームのビニアム・ギルマイ(エリトリア)は5位に終わった。

ランパーティは総合成績でも1位となり、第2ステージで黄色に白のワンポイントが入ったリーダージャージを着ることになる。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

6選手がルート・オ・ソレイユ(太陽の道)でアタック

154選手がスタート。明るい日差しに恵まれ、数回のアタックとカウンターアタックが行われ、7km地点でカスパー・ピーダスン(デンマーク、スーダル・クイックステップ)、チーム ジェイコ・アルウラーのルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)とパトリック・ガンパー(オーストリア)、マックス・ウォーカー(英国、EFエデュケーション・イージーポスト)、マティス・ルベール(フランス、チーム トタルエネルジー)、セバスティアン・グリニャール(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)の6選手が先行。

この日の優勝候補ギルマイ率いるNSNサイクリングチームとカスペル・ファンウーデン(オランダ)率いるチーム ピクニック・ポストNLがメイン集団を牽引し、差を縮めようとする。第1集団のリードは中間地点でも1分45秒を超えることはなかった。その後、多くのチームが4つのカテゴリー3の登坂を含む丘陵地帯とテクニカルな終盤戦を警戒し、集団はペースを上げていった。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

カスパー・ピーダスンは山岳ジャージをねらう

ピーダスンは、コート・ド・ガルジャンヴィル(残り63.4km)のこの日最初の登りを制覇。続いてコート・ド・ヴォーシュルセーヌ(46.8km)ではルベールのアタックを制し、山岳賞ポイントをさらに3ポイント獲得。コート・ド・シャントルーレヴィーニュ(1.1km、勾配8.3%)でもトップに立ち、水玉模様のジャージをほぼ確実に手にした。

2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

レースが終盤になってその差は1分15秒。メイン集団の先頭ではさらに多くのチームが連携し、その差は45秒、30秒と縮まっていく。ヴィズマ・リース・ア・バイクのブリュノ・アルミライユ(フランス)が猛追して残り5kmで差は25秒まで縮まり、逃げ続けた勢は残り2km手前でついに追いつかれる。

EFエデュケーション・イージーポストは残り1kmでトップ争いを展開。そして、ランパーティは自身最大の快挙を成し遂げた。

ルーク・ランパーティが2026パリ〜ニース第1ステージで首位に ©A.S.O. / Billy Ceusters

「私にとって大きな意味がある。本当に特別な勝利だ。間違いなく、これまでのキャリアの中で最大の勝利。このジャージを着て、表彰台に立つことがどれほどうれしいか、言葉では言い表せない」とランパーティ。

「初めてのパリ〜ニース。マッテオ(ジョーゲンソン)はここ数年優勝していて、(マグナス)シェフィールドもステージ優勝しているので、米国人にとっては幸運と言えるかもしれないね! パリ〜ニースは大きなレースなので、ここで勝利を収めることができて本当にうれしい。

ランパーティは純粋なスプリンターではない。どちらかというとクラシックライダーだが、この日はフィニッシュ前の上りが非常に厳しく、スプリンターの数も少なかった。最終コーナー前は少し慌ただしく、かなり長い距離を走らなければならず、チームメートのマライン・ファンデンベルフ(オランダ)に絶妙のリードアウトを受けた。

「ファンデンベルフと私はよく似ている。彼の信念と全力のコミットメントは本当に素晴らしかった。自転車競技で勝つには多くの要素が必要で、すべてがうまくいかなければならない。今日はまさにその通りだった。

リーダージャージを持っているからそれを守りたい。明日も、私にとっては計画的にはかなりいいステージだ。ジャージを守り、3日目のチームタイムトライアルに向けて強いグループを作りたい。難しいけれどね」

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

NSNサイクリングチームのギルマイ。2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
コフィディス。2026パリ〜ニース第1ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

ポガチャルが未舗装路のストラーデ・ビアンケで3年連続4回目の優勝

イタリアのトスカーナ地方にある未舗装路を走るストラーデ・ビアンケが2026年3月7日に開催され、世界チャンピオンのタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)が3年連続4度目の優勝を果たした。

ストラーデ・ビアンケの未舗装路で独走を決めたポガチャル ©Fabio Ferrari/LaPresse

記録ずくめのポガチャルの実績

ポガチャルは、ストラーデ・ビアンケで史上初の4回優勝を果たした。これまでの最多勝利はファビアン・カンチェラーラ(スイス)の3回の優勝。

ポガチャルはストラーデ・ビアンケを3年連続で制覇した初のライダー。出場した過去4大会(2022年、2024年、2025年、2026年)ですべて優勝している。さらにはストラーデ・ビアンケ(2025年、2026年)で優勝した唯一の現役世界チャンピオン。

ポガチャルにとってプロ通算109勝目。2020年以降、シーズン最初のレース(ワンデーレースまたはステージレースの総合優勝)で常に優勝している。

2026ストラーデ・ビアンケ ©Fabio Ferrari/LaPresse

2位はデカトロン・CMA CGM チームのポール・セクサス(フランス)で。は19歳5カ月11日でストラーデ・ビアンケの表彰台に立った最年少記録を更新。2013年優勝者のモレノ・モゼール(22歳2カ月5日)の記録を塗り替えた。セクサスは、2018年2位のロマン・バルデ、2019年優勝、2021年2位のジュリアン・アラフィリップ、2023年2位のヴァレンティン・マドゥアスに続き、ストラーデ・ビアンケで表彰台に立った4人目のフランス人選手となった。

ポガチャルをエースにしたUEAチームがストラーデ・ビアンケでレースを支配する ©Fabio Ferrari/LaPresse

平均時速42.699kmはストラーデ・ビアンケの新記録で、2025年の時速40.705kmを上回った。

ポガチャルのチームメート、イサーク・デルトロ(メキシコ)は、ストラーデ・ビアンケで表彰台に立った初のメキシコ人選手となり、2021年に3位に入ったエガン・ベルナル以来、欧州以外の選手としては初の表彰台に立った。

ポガチャルがストラーデ・ビアンケでアタック ©A Garofalo/LaPresse

実のところ、私は長い逃げは好きじゃない(ポガチャル)

「ストラーデ・ビアンケでの4度の勝利の中で、特に際立った勝利はない。どれも個性豊かだからだ。今日もまた勝利できたことを誇りに思う」とポガチャル。

「実のところ、私は長い逃げ切りは好きじゃない。今回は残り80km地点で差をつけたが、それが一番いいと思ったからだ。以前は50km地点で差をつけていたが、特に勝利した後は文句を言う理由はない。

ポガチャルがストラーデ・ビアンケでアタック ©LaPresse

2026年の初レースだったので、未知の領域だったという。

「毎年同じ。初戦前は少し緊張するが、特にストラーデ・ビアンケでシーズンのスタートを切るのは本当に素晴らしい気分。ポール・セクサスが手強い相手であることは、スタート前から分かっていた。アタックした後、一番急なセクションを過ぎて一度振り返ると、彼はそれほど遠くにいなかったので、よし、全力を出し切らなきゃと思った。彼と一緒に走らずに、彼を抜くことができて本当によかった。アタック後は、彼とのギャップも、イサーク(デルトロ)がどこにいるかも分からなかった。後ろでなにが起こっているかが分かったので、前方の道を見て、観客を楽しみながらフィニッシュラインまで自分のペースで走ることができた。時には個人的な思いも浮かんだ。今日起こったことすべてに満足している」

世界チャンピオンのアルカンシエルを着用したポガチャル ©Fabio Ferrari/LaPresse
シエナの激坂を上るポガチャル ©Massimo Paolone/LaPresse
ポガチャルがシエナのフィニッシュ地点に単独で飛び込んだ ©Marco Alpozzi/LaPresse
ポガチャルが2026ストラーデ・ビアンケで独走勝利 ©A Garofalo/LaPresseSpada/LaPresse
FDJユナイテッド・スエズのエリーズ・シャベイが女子ストラーデ・ビアンケで優勝 ©Spada/LaPresse

初級者でも山歩きに行くなら軽くて使いやすいリュックがいい

英国発祥のアウトドアブランド、KARRIMOR(カリマー)が、軽量でシンプルな構造ながら登山に必要な機能をしっかり備えたリュックサックシリーズ「lancs(ランクス)」と「cot(コット)」を発売した。

LIGHTNESS~山も街も、もっと自由に、もっと軽やかに

近年、登山やハイキングを始める層の拡大に加え、「軽さ」と「使いやすさ」を重視するユーザーが増えている。今回登場した2シリーズは、こうしたニーズに応え、エントリーユーザーからギアにこだわるユーザーまで幅広く対応できるモデルとして開発されたという。

lancsは軽量性と耐久性を両立したナイロン素材を使用した、収納性に優れたシリーズ。背面内部には、背中のカーブに沿うアルミフレーム入りバックパネルを内蔵し、フィット感と背負い心地を高めている。

フロントのオープンメッシュポケット、ジッパーポケット付きヒップベルト、両サイドのボトルポケットなど、収納ポイントも充実。さらに、レインカバー付属やハイドレーション対応など、登山に必要な機能を備えながら、軽量でシンプルなバックパックを求めるユーザーにも適した設計。

lancs 28(ランクス28)

28ℓサイズのトップローディングタイプのリュックサックで、ボトム部分に本体内部へ直接アクセスできるジッパーを備え、荷物の出し入れがしやすい構造。日帰り登山から、夏山の山小屋1泊程度まで対応。

lancs 25(ランクス25)

25ℓサイズのパネルローディングタイプのリュックサックで、日帰り登山やハイキングに適したモデルで、ヒップベルトは取り外しが可能。アウトドアだけでなく、普段使いにも対応しやすい設計。

cotは安定感のあるフォルムと、通気性に優れたメッシュバックパネルを採用している。背中の蒸れを軽減し、快適な背負い心地をサポート。

cot(コット)

シンプルなデザインながら、ポールキャリア、チェストストラップ、ボトルポケット、フロントの仕切り付きポケットなど、登山やハイキングに必要な機能を搭載。低山ハイクや日帰り登山に適した実用性を備えている。

ウエストベルトは取り外し可能なため、アウトドアだけでなく日常使いにも対応。サイズは25ℓと18ℓの2サイズ展開。

カリマー公式オンラインストアとカリマー取り扱い店舗で発売中。

●カリマーのホームページ