2026パリ〜ニースは3月11日にブールジュ〜ウション間の195km第4ステージが行なわれ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク)が独走勝利。前日に首位に立ったリドル・トレックのフアン・アユソ(スペイン)がリタイアし、ヴィンゲゴーがトップに躍り出た。
アユソが落車リタイア、ヴィンゲゴーが初勝利
第84回大会の第4ステージは、今回初の本格的な山岳だったが、上りが始まる前から激しいアクションが繰り広げられた。雨と風の強い1日の中、フィニッシュまで195kmのブールジュでレース開始のフラッグが振られた途端、集団が出現した。イエローとホワイトのリーダージャージを着たアユソは、残り47kmでクラッシュに巻き込まれ、リタイアを余儀なくされるまで、首位を守る絶好の位置にいた。
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエはダニエル・マルティネス(コロンビア)のためにレースをリードし、ヴィンゲゴーだけが彼らのホイールに食らいついた。ヴィンゲゴーは、最大勾配16%のウションフィニッシュ地点までの最後の1kmを力強く走り切り、パリ〜ニース初のステージ優勝と、リーダージャージを獲得した。デンマーク選手のステージ優勝は8大会連続となるが、総合優勝はまだない。
この日、選手たちはスタート前に入念なウォーミングアップを行った。雨の対策か? ブレークをかけた激しい戦いを予想しているからか? それとも、南から吹く時速20~30km、最大時速45kmの横風を警戒しているのか?
ステージ開始から5kmも経たないうちに主要選手が動いた。アユソは集団の前方に位置し、ヴィンゲゴー、イネオス・グレナディアーズのオスカー・オンリー(英国)、UAEチームエミレーツ・XRGのブランドン・マクナルティ(米国)も上がっていく。
総合2位のケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)は第3集団に取り残されたが、第2集団を追いかけて合流し、55秒から1分40秒までの差で先頭集団を追いかける展開に。
最終局面で先頭集団はダニエル・マルティネスとレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのチームメート3人、そしてヴィンゲゴーに絞られた。残り8kmで最後の上りが始まる。傾斜は非常に不規則で、最後の1kmで最大勾配(16%)に達する。道が急激に上り坂になると、ヴィンゲゴーが独走を成功させ、パリ〜ニースでの初ステージ優勝を飾った。マルティネスは41秒遅れ。
総合成績でヴィンゲゴーはボーナスタイムも含めてさらに、マルティネスに52秒差をつけ、リーダージャージを獲得した。
「こんなクレイジーな1日になるとは思っていなかった。ある程度はクレイジーかなと思っていたけど、まさかこんな結果になるとは。最後から2番目の上りで行く計画もあったが、最初から全開のレースだった。1日中、目まぐるしく、本当にきつく、服を脱ぐ時間さえなかった。ステージ優勝を果たし、イエロージャージを着ることができて、これ以上望むことはない」とヴィンゲゴー。
「昨年はリーダージャージを着ていたのにクラッシュしてしまい、レースを棄権せざるを得なかた。パリ~ニースでステージ優勝を果たせたのは、チームタイムトライアル以外では初めてのこと。こんな形でシーズンをスタートできて本当にうれしい。
天候条件は明らかに影響した。スタート直後から横風が吹いていた。多くの選手が凍えそうになっていた。私は着込んでいたので、脱ぐこともできなかった。雨もレースに影響した。エドアルド・アッフィニがほとんど1日中一緒に走ってくれて、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。
総合順位でこれだけの差をつけられたのはありがたい。これからの目標はニースまでイエロージャージを持っていくこと。ここには非常に強いチームがいる。ディフェンスはできるはずだし、調子がよければもっとステージ優勝したい」(ヴィンゲゴー)
●2026パリ〜ニースのコース
3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度
