大石綾美・廣内映美、古田直輝・宮浦真之がパリ五輪ローイング代表へ

韓国の忠州でパリオリンピック・パラリンピックのアジア・オセアニア大陸予選が開催され、最終日の4月21日の決勝で、男子軽量級ダブルスカルの古田直輝・宮浦真之、女子軽量級ダブルスカルの大石綾美・廣内映美が1着になったことでパリ五輪日本代表に内定した。

パリ五輪出場を決めた女子軽量級ダブルスカルの大石綾美、廣内映美 ©日本ローイング協会
パリ五輪出場を決めた男子軽量級ダブルスカルの古田直輝、宮浦真之 ©日本ローイング協会

日本クルーの結果

女子シングルスカル:米川志保 2着
男子軽量級ダブルスカル:古田直輝 宮浦真之 1着
女子軽量級ダブルスカル:大石綾美 廣内映美 1着
PR1男子シングルスカル:森卓也 2着
PR1女子シングルスカル:市川友美 3着

宮浦真之 ©日本ローイング協会
古田直輝 ©日本ローイング協会
廣内映美 ©日本ローイング協会
大石綾美 ©日本ローイング協会

日本ローイング協会は2023年12月18日に「2024年パリオリンピック・世界ローイング選手権日本代表選手選考方針」を発表し、この中でアジア・オセアニア大陸予選における考え方を示している。

① 1位になった種目が1種目のみの場合、あるいは1位となった種目が2種目の場合、当該1位となった種目が出場権を獲得。
② 1位になった種目が3種目の場合、日本ローイング協会が2種目を選択し、出場権の獲得種目を確定。
③ 1位となった種目がない場合には、最上位の順位を獲得した種目が出場権を獲得。
④ 複数種目が同順位となった場合、アジア・オセアニア大陸予選決勝におけるレースの%IDTを用いて決定します。

今大会の結果は①に該当するため、強化委員会は男子軽量級ダブルスカルと女子軽量級ダブルスカルの4選手をパリ五輪代表として選考委員会に推薦。4月22日以降に開催される選考委員会と臨時理事会の承認をもって正式に内定となる。

廣内映美、大石綾美 ©日本ローイング協会
宮浦真之、古田直輝 ©日本ローイング協会

パラ種目については「パリ パラリンピック アジア・オセアニア予選日本代表選考について」において
A )各種目とも1位がパリパラリンピック出場権を獲得 
B)1カ国は1種目しか出場権を得られないルールのため、複数種目が1位となった場合、各種目の2023年世界選手権優勝タイムと予選最終出漕レースタイムとの比較で優位の種目を選択する。

今大会の結果は、ABともに該当しないためパラローイング委員会は今大会でのパリパラリンピック代表選手は内定せず。

ジェイコ・アルウラーとLivのチームウエアが待望の発売へ

ジェイコ・アルウラーと女子チームのLiv AlUla Jaycoの2024チームキットが4月下旬にジャイアントから発売される。軽量ドロッパーシートポスト、リサイクル素材使用のボトルケージ、バーテープ、サドルバッグ、フロアポンプなどのギア新製品も発売。

2024 TEAM JAYCO ALULA SS JERSEY ¥26,400(税込)
REV PRO ASIA MIPS TEAM JAYCO ALULA 2024 ¥30,800

●ジャイアントの詳細ページ

Team Jayco Alula – Altea – 14/12/2023 – photo / Ivan Benedetto SprintCyclingAgency©2023
2024 TEAM LIV JAYCO ALULA SS JERSEY ¥26,400(税込)

●Livの詳細ページ

ニエウィアドマが1770日ぶりの優勝‥フレーシュ・ワロンヌ ファム

27回目の開催となる女子のワンデーロードレース、フレーシュ・ワロンヌ ファムが2024年4月17日、ベルギーのユイを発着とする距離146kmで開催され、キャニオン・スラムレーシングのカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)が初優勝。1770日間もロードレースでの勝利に見放され、2021年は2位、他大会を含めて53回も5位以内にゴールしてきた29歳が、久々の勝利を挙げて大泣き。「耐え忍んでいればいつかは成功する」とコメントした。

フレーシュ・ワロンヌファムでニエウィアドマがフォレリングとロンゴボルギーニを撃破 ©A.S.O. Billy Ceusters

連覇を狙ったチームSDワークス・プロタイムのデミ・フォレリング(オランダ)は2秒遅れの2位。4秒遅れの3位はリドル・トレックのエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)。

ミュール・ド・ユイを上る先行選手 ©A.S.O. Billy Ceusters
ミュール・ド・ユイで逃げた選手を追いかけるメイン集団 ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファム ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファムで優勝を争った3選手がそれぞれを称える ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファムを制したニエウィアドマ。左が2位フォレリング、右が3位ロンゴボルギーニ ©A.S.O. Billy Ceusters

ウィリアムズが極寒で過酷な激坂フレーシュ・ワロンヌ初優勝

イスラエル・プレミアテックのスティーブン・ウィリアムズ(英国)が2024年4月17日にベルギーで開催された第88回フレーシュ・ワロンヌを制した。英国勢としては初勝利。激坂ミュール・ド・ユイを4回上るレースで、最後の登坂で絶妙なタイミングから抜け出してトップフィニッシュした。

フレーシュ・ワロンヌのミュール・ド・ユイ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
スティーブン・ウィリアムズがフレーシュ・ワロンヌ優勝 ©A.S.O.-Gaetan-Flamme

太陽の光、土砂降りの雨、さらには雪も見られた距離198.6kmのレースで、アルケアB&Bホテルズのケヴィン・ヴォークラン(フランス)が3秒遅れの2位、ロット・デスティニーのマキシム・ファンヒルス(ベルギー)が3位になった。

シャルルロワをスタートするフレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌの勝負どころ、ミュール・ド・ユイ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌの序盤戦は好天だったのに ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme

上川陽子外務大臣もマリアローザ‥G7でジロ・デ・イタリアの説明を受ける

主要7カ国(G7)の外相会合が4月17日夜にイタリア南部のカプリ島で始まったが、ジロ・デ・イタリアG7外相をピンク色に染めた。

上川陽子外務大臣もマリアローザ ©LaPresse

ジロ・デ・イタリア、G7外相にマリアローザを提供


イタリアのアントニオ・タヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣が主催したG7外相会合で、RCSメディアグループのウルバーノ・カイロ社長が、世界のスポーツ大使としてのジロ・デ・イタリアの役割について、G7外相に説明した。

タヤーニ副首相と上川陽子外務大臣のマリアローザ ©Alessandro Garofalo /LaPresse

ジロ・デ・イタリアはG7外相会議をピンク色に染めた。タヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣が会議にカイロ社長を招き、ジロ・デ・イタリアが世界のスポーツ大使であること、そしてスポーツが常に平和のメッセンジャーでなければならないことを語ったという。

「スポーツ外交は、イタリアを宣伝するための重要なツール」とタヤーニ副首相。
「ジロ・デ・イタリアは、世界におけるイタリアの特別なショーケース。経済成長に貢献し、観光と投資を誘致し、通過する地域を強化する。だからこそ世界に向けてのイタリアスポーツのアンバサダーなのです」

「自転車はこれまで存在した中で最も環境に優しい交通手段。各イベントをより環境に優しく、より環境的に持続可能なものにし、地球への小さな貢献も行う」とカイロ社長。
「スポーツは常に国家間の平和のメッセージを伝えており、ジロ・デ・イタリアはタヤーニ大臣から与えられたこの重要な叙任のおかげで、常にこの方向で機能していく」

誰でもかぶりやすい自転車用ヘルメット‥ファッショナブルな全6色

国内大手のヘルメットメーカー、オージーケーカブトが、軽さと涼しさを兼ね備え、気軽に使えるカジュアルモデルのスクード5を2024年4月に新発売した。オープン価格。多くの人がかぶれる57~59cm。マットファブリックグレー、マットファブリックブラウン、マットファブリックベリー、マットホワイト、マットブラック、マットグレージュの全6色。

スクード5(マットファブリックグレー)

スクード5は、シンプルなデザインで老若男女問わず着用できるカジュアルなヘルメット。自転車用の安全基準であるSG基準に適合し、SGマークが付いたモデル。調整しやすい大きめのダイヤル式アジャスターや、簡単に取り外して洗えるインナーパッドなどユーザビリティに配慮した機能を兼ね備えている。

デザインはファッショナブルなファブリック調カラーを含む全6色をラインアップ。また、あごひものカラーはカーキを採用し、落ち着いた印象に仕上げている。

●オージーケーカブトの詳細ページ