過酷な環境で頂点に立つための実戦型ヘルメットIZANAGIに新色

自転車レースにおいてヘルメットに求められる三大要素「冷感」「軽量」「空力」を融合し、至極のフィーリングを実現した、過酷な環境で頂点に立つための実戦型ヘルメット、オージーケーカブトのIZANAGIに、新色としてG-1マットオリーブオレンジ、G-1パールホワイトレッドが追加された。

さまざまな条件下で行われる自転車レースにおいて、特定の性能に特化し、用途に応じて最高のパフォーマンスを発揮するKabuto独自の開発オペレーション「カブトコンセプト」を投入した最高峰モデル。

G-1パールホワイトレッド

IZANAGI(イザナギ)

価格:税込み3万8500円
2021年11月中旬発売予定
新色: G-1マットオリーブオレンジ、G-1パールホワイトレッド
サイズ(頭周のめやす/参考重量):XS/S(54-56cm/210g)、S/M(55-58cm/225g)、L(59-60cm/240g)、XL/XXL(61-64cm/260g)
<JCF(公財)日本自転車競技連盟公認>
<ヘルメット破損交換制度対象>

G-1マットオリーブオレンジ

・高性能を融合し “至極”のフィーリングを実現したフラッグシップモデル。
・空冷とフィット感、2つの要素を最大に引き出す「フローティング構造」のインテリアデザイン。
・大型エアインレット採用。効率のよいエア導入と強度を両立するレインフォースメント・ブリッジ採用。
・Kabutoが考える、高温多湿な日本の夏を考慮した、エアルートデザイン。
・Boa®フィットシステムを搭載した「KBF-2」アジャスターを採用。
・両サイドへの2段階調整が可能な新機構・ヘッドレスト&「上下8段階」調整機能。
・瞬間消臭繊維MOFFに撥水をプラスしたあごひも。
・用途に合わせて選べる実用性の高い3種類の内装。
・額から目への汗の浸入を防ぐ「ウルトラスウェットパッド-03」同梱。
・アイウェアをしっかりキープするノンスリップラバー同梱。
・ヘルメット破損交換制度の対象。

●kabutoの商品詳細ページ

自転車の廃タイヤをファッションにしたイタリア産チンゴーマ

自転車の廃タイヤ・廃チューブから生み出すイタリアのSDGsに取り組むエコ&サスティナブルファッションブランド、チンゴーマが日本に2021年10月から入荷されるようになった。

細くて柔らかいという特性上、裁断・裁縫などすべての工程が手作業で行われている

チンゴーマ(Cingomma)は自転車の廃タイヤ・廃チューブからファッションアイテムを生み出すイタリアのエコ・サスティナブルファッションブランド。イタリアでは毎年38万トンものタイヤが廃棄処分され、その現状を改善したいという思いから、その価値観・倫理観を体現すべくブランドが立ち上げられた。

クルマのタイヤとは異なり、細く、柔らかく、伸縮性もある軽量な自転車用タイヤはバッグやベルトに向いている

タイヤから生み出されたカバンやベルトなどのアクセサリーは、そのタイヤ・インナーチューブがいままでに走ってきた歴史が刻まれている。またタイヤそのもののデザインを残したエッジの効いたデザインと優れた耐久性・撥水性そして機能性を叶えた、アクティブかつファッショナブルなライフスタイルを演出する。

Backpack CHINGZAI3、4万1636円(税別)
YouTattoo Belt、1万3363円(税別)
特殊な消毒・洗浄方法で、廃タイヤ・チューブをゴム特有の匂いも少ない清潔な上質な素材へと変化させる
自転車で世界一周を144日間で成し遂げギネス世界記録にも認定された女性パオロ・ジャノッティとのコラボ商品も
ソールがタイヤを利用して作られたシューズやオーガニックコットンで作られGOTS認証を獲得したTシャツなども
内側のデザインはイタリアの街頭にある看板の表面などを利用した日本では見かけないポップなデザインが施されたものも

●チンゴーマの日本語ホームページ

サイクルボール冬期シーズン開幕…全制覇賞など大詰め

サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って日本各地の1周コースの制覇を目指すサイクルボールは、11月1日からseasonⅡの冬期シーズンが始まった。四季折々のコース挑戦企画は、2022年1月31日で全期間が終了。年間を通して完走したコース数に応じてもらえる豪華商品、願い(年間部門)の獲得に向け、ラストスパート期間になる。

6月1日から開始し、春・夏・秋・冬の4期に分けて開催しているサイクルボールもいよいよ、冬期をもってファイナルとなる。

サイクルボールSeasonⅡでは、全ステージ制覇だけでなく、開催期やテーマごとのコンプリート賞など幅広い「願い」が用意されている。全ての1周コースを制覇したい強者から、一部のコースのみを走る人まで、幅広い層のサイクリストが楽しめるイベントとして定着した。

●サイクルボールのアーカイブ

サイクルボール SeasonⅡ -グランボール制覇の旅-
・内容:サイクリングアプリ「ツール・ド」を使って日本各地の1周コースの制覇を目指す
・参加費:無料
・期間:2021年6月1日(火)~2022年1月31日(月)
【春期】2021年6月1日(火)~6月30日(水)
【夏期】2021年7月1日(木)~8月31日(火)
【秋期】2021年9月1日(水)~10月31日(日)
【冬期】2021年11月1日(月)~2022年1月31日(月)
・主催:(一社)ルーツ・スポーツ・ジャパン
・共催:(一社)淡路島観光協会、茨城県かすみがうら市、御殿場市スポーツタウン推進連絡会、福島市相馬市二本松市伊達市観光圏協議会、一般社団法人石巻圏観光推進機構、(一社)美しい伊豆創造センター、狩野川周辺サイクル事業推進協議会、阿蘇サイクルツーリズム学校「コギダス」協議会、和歌山県由良町
・協力:新潟県佐渡市
・事務局:ツール・ド・ニッポン
●サイクルボールのホームページ

SBAAオフロードバイクディーラーサミットが3会場で開催

「SBAAオフロードバイクディーラーサミット2021-22」が11月17日(水)に関東で、12月7日(火)と12月8日(水)は中部で、2022年1月19日(水)は関西で、SBAA PLUS認定者(自転車協会の特別賛助会員)と一般自転車販売店のスタッフ向けに開催される。試乗ができる学習会で、一般社団法人自転車協会が主催。

SBAA PLUS認定者とは、同会主催のSBAA PLUS資格取得講習会を受講し、試験に合格した人で、スポーツ用自転車販売に欠かせない豊富な経験・高い知識と技量を兼ね備えたスポーツ 用自転車のトータルアドバイザー”としての活躍が期待されている。

プログラムは、MTB、オフロード向けeバイク(eMTB 含む)、シクロクロスバイク、グラベルバイクなどの合同試乗会と、プロライダーによるライディングスクール、MTBビジネスの心 構えやロードバイクビジネスとの違い、eバイク販売のポイントなどを紹介する座学講習。試乗会のみ、座学のみ、ブース視察のみの参加も可能。自転車販売店にMTBを中心としたオフロードバイクの魅力を感じてもらい、貴重な学習の機会として活用してもらうことがねらい。

SBAAオフロードバイクディーラーサミット2021-22

【関東会場】
栃木県宇都宮市ろまんちっく村もくもくの森MTB特設コース
栃木県宇都宮市新里町1667-2
2021年11月17日(水)9時~15時
雨天決行
エントリー締切日:11月12日(金)

【中部会場】
静岡県伊豆の国市・狩野川河川敷のMTB特設コース
静岡県伊豆の国市田京195-2 道の駅『伊豆のへそ』近く
2021年12月7日(火)・8日(水)9時~15時
雨天決行
エントリー締切日:12月3日(金)

【関西会場】
大阪府河内長野市・プラザ阪下
大阪府河内長野市末広町4-1
2022年1月19日(水) 9時~15時
雨天決行
エントリー締切日:2022年1月14日(金)

参加対象:
(1)SBAA PLUS認定者
(2)BAAアドバイザー
(3)その他の自転車販売店勤務者
(4)地方自治体(MTBフィールドで自転車活用を検討中の関係者)

料金:一般入場料料3000円(エントリーサイトで招待コードを記入すると無料)

プロロードレースチームが教える自転車乗り方教室開催

一般社団法人さいたまスポーツコミッションは、さいたま市内10カ所で、これから補助輪外しにチャレンジする子ども、補助輪なしで自転車に乗るコツを知りたい子どもを対象とした自転車乗り方教室を開催する。

さいたまディレーブ選手と、さいたま市の清水勇人市長

この教室は、自転車に乗れるようになることで、子どもの成⻑を促すとともに、将来にわたる自転車利⽤を推進し、スポーツ振興と自転車文化の醸成を図ること、プロロードレーサーに学ぶことで、自転車の魅力を感じてもらい、自転車ライド人口とファン層の裾野を広げることを目的として実施する。

安全教室
練習の前に自転車の安全な乗り方や簡単な交通ルール、マナーを楽しく学ぶ。

自転車乗り方教室
プロロードレースチーム、さいたまディレーブ選手などのアシストにより、自転車の乗り方を練習する。参加者のレベルに合ったコーチングを行ない、自転車に乗ることができるように教える。

・対象:これから自転車(補助輪なし)に乗り始める幼児、児童(3歳〜7歳)
・申し込み方法:事前予約と当日受け付け(両方とも先着順)
事前予約:各開催日2日前までに、電話、FAXまたはE-mailで(一社)さいたまスポーツコミッションに申し込み(土・日・祝休)
TEL:048-762-8349 FAX:048-762-8474 E-mail:cycle-jigyou@saitamasc.jp
当日受け付け:各回開始30分前から受け付け開始、定員に達し次第受け付け終了

・募集人数:20名程度/回(参考内訳:事前予約15名、当日受け付け数名)
・時間:1時間30分〜2時間/回
・料金:無料
・持ち物:手袋 (自転車、ヘルメット、プロテクターは主催者で⽤意するが、持ち込みも可)
・参加特典:オリジナルグッズ、など
・その他 :雨天中止

キックバイク体験
幼児向けにキックバイク体験コーナーを設置し、自転車に乗るための導入体験を実施。保護者と一緒に、自由に楽しむことができる。(コーチングはなす)
・時間:1人30分程度で交代制
・料金:無料
・持ち物:手袋 (キックバイクは、主催者で⽤意)
・その他 :雨天中止

籔田寿衣がBMXスーパークロスワールドカップ第7戦U23初優勝

BMXレーシング種目のワールドカップシリーズ第7戦が10月30日にトルコのサカリアで開催され、女子U23カテゴリーの籔田寿衣(大阪体育大)が、自身初の優勝を果たした。

籔田寿衣(先頭)がBMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝 ©日本自転車競技連盟

前週からトルコのサカリアで開催されているワールドカップシリーズ後半戦。2週にわたって開催され、日 本チームは第5、6戦ではU23カテゴリーで優勝を含む男女計4つの表彰台を獲得し、いい流れで残り2戦に臨む形となった。

日本チームのメンバーは変わらず、U23カテゴリーに男子2選手、女子5選手、そしてエリート女子には、東京オリンピック日本代表の畠山紗英(日本体育大)が参戦した。

籔田寿衣(中央)が接戦を制した ©日本自転車競技連盟
BMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝した籔田寿衣(中央) ©日本自転車競技連盟

U23男子は中井飛馬のシリーズ総合1位が確定

第5、6戦同様に、参加者60名と今大会最大のクラスとなったU23 男子は、現在シリーズポイントをリードしている中井飛馬(日本体育大)が、前週に続き安定した走りで準決勝を1位で決勝へ進出。

先頭を走る中井飛馬。UCI BMXスーパークロスワールドカップ第7戦 ©日本自転車競技連盟

決勝は2位から追う展開となり、第2コーナーで先頭の選手の横に並ぶも、立ち上がりでの加速に苦しみ失速。ゴール直前でも順位を一つ落とし4位でフィニッシュした。これまで4戦連続で上った表彰台は逃したものの、シリーズポイントでは最終戦を残して1位が確定した。

<中井飛馬 コメント>
先週の第5、6戦からの改善点も含めて、いい流れで決勝まで進めましたが、決勝ではラインの判断ミスで先頭の選手を交わすことができず、悔しい1戦となりました。シリーズタイトルが確定して、一つプレッシャーは減りましたが、シーズン最終戦をベストな形で終えられるよう、最後まで集中を切らさずに挑みます。

<大会結果 男子 Under23>
優勝:Bertagnoli Pietro (イタリア)
2位:Colsenet Mateo(フランス)
3位:Bogaert Mathijn(ベルギー)
4位:中井飛馬(日本体育大)
44位:増田優一(大阪体育大)

U23女子は第6戦の丹野夏波に続いて籔田が優勝

男子同様にメンバーは変わらず、日本から5選手を送り込んだU23女子クラス。今大会は第5戦で2位を獲得した籔田と、第6戦で優勝した丹野夏波(早稲田大)が決勝へ進出した。

決勝ではスタートを決めた籔田が第1コーナーに先頭で進入。立ち上がりで内側のラインから来た丹野が一瞬前に出るも、ジャンプセクションで再び籔田が先頭に立ち、丹野はジャンプセクションでのミスで順位を落とした。

先頭を走る籔田寿衣 ©日本自転車競技連盟

最終コーナーを先頭で回った籔田は、フィニッシュラインで東京オリンピックラトビア代表の ペテロソンヌに並ばれて写真判定にもつれ込んだ。結果、0.008秒差で籔田が勝利、第6戦の丹野に続き、日本人2人目となるワールドカップ表彰台の頂点に立った。丹野は6位で決勝を終えた。

籔田寿衣がインタビューを受ける ©日本自転車競技連盟

<籔田寿衣 コメント>
第5戦でも表彰台を獲得できましたが、今日の決勝ではスタートからトップを走れ、さらに優勝という結果を残せてとてもうれしいです。 国内も含めて1年ぶりの優勝だったので、これまでのトレーニングの成果を実感でき、取り組みにも自信がつきました。 明日は最終戦が残っていますが、シリーズタイトルでも現在4位でトップ3を狙える位置にいるので、ベ ストを尽くしてきます。

BMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝した籔田寿衣(中央) ©日本自転車競技連盟

<大会結果 女子 Under23>
優勝:籔田寿衣(大阪体育大)
2位:Petersone Vineta(ラトビア)
3位:Brindjonc Lea(フランス)
6位:丹野夏波(早稲田大)
10位:酒井亜樹(桃山学院教育大)
11位:西村寧々花(Gan Trigger)
18位:野村凪沙(Ace Race Australia)

畠山紗英は久々の決勝進出もエリート女子で8位

第5、6 戦は決勝に進めず悔しい結果となった畠山だったが、第7戦では準決勝を3位で通過し、第2戦イタリア大会以来の決勝進出となった。決勝では先頭集団で第1コーナーに進入したが、内側のラインから来た選手と接触し失速した。その後リズムを取り返すことができず、8位でフィニッシュした。

決勝に進出した畠山紗英。UCI BMXスーパークロスワールドカップ第7戦 ©日本自転車競技連盟

<畠山紗英 コメント>
先週の大会では悔しいレースが続き、今日までの数日間で細かい修正や戦略を変えてレースに入りました。スタートから最初のコーナーまでの距離が短く、インコースからのスタートが有利なコースレイアウトですが、今日はアウトコースから攻める戦略がうまくはまり、決勝まで進めたことは満足しています。 明日は今シーズン最後のレースですが、自分のパフォーマンスに集中し、自信をもって準備したいと思い ます。

<大会結果 女子 Under23>
優勝:Smulders Laura (オランダ)
2位:Stancil Felicia(米国)
3 位:Pajon Mariana(コロンビア)
8位:畠山紗英(日本体育大)