村上・笹川流れ国際トライアスロンでバーチャルサイクリングイベント

ワイ・インターナショナルが10月10日から31日まで開催される「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会 バーチャルサイクリングイベント」の運営をサポートする。9月26日に予定されていた大会が新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、開催を望む声が全国から寄せられたことをきっかけに、日本トライアスロン連合として初となるトライアイスロンのバーチャルイベントが開催されることになった。

イベントでは、バーチャルサイクリングのアプリケーションFulGaz(フルガス)を使用する。FulGazを利用することで、走行中に実際のコース風景と同じ景色を体感できるため、本来走行予定であった村上・笹川流れの美しいバイクコースの景観が楽しめる。

ワイ・インターナショナルは、日本トライアスロン連合のオフィシャルサポーターであることと、独自のバーチャルサイクリングコミュニティを運営しイベント開催などのノウハウがあることから、今回運営のサポートとして参加す ることが決定した。

イベントには日本トライアスロン連合の会員であればだれでも無料で参加することが可能で、ワイズロードの一部店舗では日本トライアスロン連合の会員登録を手伝っている。

2022年以降も日本トライアスロン連合主催のバーチャルサイクリングイベントの開催について、トライアスリートが楽しめるように前向きに検討していきたいという。同社が日本国内で輸入総代理を務めるインドアトレーナーブランドSARISの活用も視野に入れ、バーチャルサイクリングの一層の発展に寄与していきたいという。

村上・笹川流れ国際トライアスロン大会 バーチャルサイクリングイベントのホームページ

ポガチャルが落ち葉のレース、ロンバルディア初優勝

UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が10月9日にイタリア北部で行われた秋のクラシックレース、イル・ロンバルディアでドゥクーニンク・クイックステップのファウスト・マスナダ(イタリア)を制して初優勝した。

第115回ロンバルディアはコモ〜ベルガモ間の239kmで行われ、ポガチャルの積極的な走りが際立った ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2021
ポガチャルがファウスト・マスナダを制して優勝 ©LaPresse

ポガチャルは今季、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとツール・ド・フランスも制していて、1971年と1972年のエディ・メルクスに続く3大会優勝者となった。

残り36km地点のガンダ峠から第1集団に加わったポガチャルは、ゴール地点のベルガモ出身のマスナダとの一騎打ちに持ち込み、これを制した。

スロベニア勢の優勝は初めてで、大会での14カ国目の勝利となる。

落ち葉のレースと言われるイル・ロンバルディア ©LaPresse – Marco Alpozzi
北イタリアの湖沼地方を走るイル・ロンバルディア ©Frederic Mons
ポガチャル(右)とマスナダの一騎打ち ©LaPresse – Marco Alpozzi
ポガチャルがゴール勝負でマスナダを制した ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
優勝のポガチャルを中央に、左が2位マスナダ、右が3位アダム・イェーツ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
フィアンセのウルシャ・ジガールさんとポガチャル ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

ルーツ・スポーツ・ジャパンと河北新報社が宮城活性化で提携

一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン(代表理事:中島祥元)は、河北新報社(代表取締役社長:一力雅彦)と、「サイクルツーリズムを活用した地域活性化についての協定書」 を締結。両社の連携により、サイクルツーリズム(自転車・サイクリング での観光振興)を活用し、 宮城県における地域活性化を推進していくことになった。

ルーツ・スポーツ・ジャパンの中島祥元代表理事(左)と河北新報社の一力雅彦代表取締役社長

ルーツ・スポーツ・ジャパンは「日本にスポーツを根づかせる。」という企業理念のもと、主にサイクルスポーツやサイクルツーリズムを活用した地域活性化事業を行っている。自ら主催するプロジェクト「ツール・ド・ニッポン」では年間約30の地方自治体などと連携。市民参加型サイクルイベントの企画運営、サイクリングに特化したスマー トフォンアプリの企画運用、サイクリングガイドの育成事業などを通じ、全国各地の地域活性化に貢献している。

今回は、宮城県仙台市を拠点として朝夕刊約40万部を発行する東北最大の新聞社である河北 新報社と連携。これにより、宮城県内での活動を推し進めていく。

創建1300年の多賀城を目指す参加費無料サイクリング

ライドアラウンド in 多賀城 with 七ヶ浜

東京の多摩全エリアで気軽な自転車イベント、ライドアラウンド

自転車を持っていれば、だれでも気軽に参加できるサイクリングイベント、「ライドアラウンド in 東京多摩」が東京都多摩地域(23区と島嶼部を除く30市町村)で2021年10月15日(金)から11月30日(火) の1カ月半にわたって開催される。東京都商工会連合会多摩観光推進協議会が主催。

初開催となった2020年は約1000人が参加し、一度に多くの人が集う1日開催型ではなく、コロナ禍に対応した新しいアウドドアコンテンツ として好評だった。2021年は2回目の開催となり、本格サイクリストのみならず、自分の自転車を持っていないファミリー層やレンタサイクル、シティサイクル層にも楽しめるよう、エリアマップの刷新を図った。

期間型エリア探索サイクリングイベント「ライドアラウンド」は、事業を受託した一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが展開する新しい形のサイクルツーリズム(=自転車・サイク リングを活用した観光振興事業)コンテンツで、宮城県から熊本県まで全国で展開している。

モバイルライフジャパンが提供する位置情報サービスアプリ「Map Life」にある専用のイベントページにアクセスすることで地図上に表示されるスポットを、イベント期間中に自転車で巡り、訪れたスポットにチェックインすることで獲得できるポイント数を競う。ポイントはスポットを訪れるだけでなく、指定されたスポットで 「ミッション」をクリアすることでも獲得できる。

エリア別表彰(全地域+6エリアカテゴリー別に各上位10名)

多摩地域をそれぞれの地域が持つ特徴をピックアップしたエリアに分け、エリア別での順位を決める。気になったエリアから挑戦し他エリアへの追加チャレンジも大歓迎!

①全地域:多摩地域30市町村全域
多摩全制覇へのチャレンジ!

②Aエリア:青梅市・あきる野市・日の出町・奥多摩町・檜原村
奥多摩の大自然を巡る冒険

③Bエリア:八王子市・福生市・昭島市・立川市
多摩地域の中心都市

④Cエリア:町田市・稲城市・多摩市・日野市
スポーツバイクのメッカ、尾根幹を走る

⑤Dエリア:国立市・府中市・小金井市・三鷹市・調布市・狛江市・国分寺市
歴史と多摩川の自然が交差する街を散策

⑥Eエリア:武蔵野市、西東京市、小平市、東久留米市、清瀬市、東村山市
西東京に隠れる自転車道を走る

⑦Fエリア:東大和市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町
東京に残る里山、丘陵を巡る

ライドアラウンド

フォト賞(各賞3名ずつ)

脚力や回れるスポットの数に自信がない人でも賞品ゲットのチャンス。各賞のテーマに沿った写真をアプリ上に投稿することで、フォト賞への応募も可能。
①ファミリー賞 ②アイディア賞 ③フォトジェニック賞 ④フレンドリー賞 ⑤なでしこ賞

スタート3日間限定スペシャルは牛肉1万円分のチャンス

10月15日(金)~10月17日(日)の3日間、オープニングイベントを実施。期間中、500ポイント以上を獲得した人の中から抽選で30名に「秋川牛すき焼き用お肉1万円分」 をプレゼント!

1週間限定のスペシャルウィークはポイント2倍

11月1日(月)~11月7日(日)、スペシャルウィーク中、一部スポットでミッションをクリアすると、ポイントが2倍獲得できる。お得にポイントが貯められるチャンスをお見逃しなく!

ライドアラウンド in 東京多摩
・開催日:2021年10月15日(金)~11月30日(火)
・実施内容:期間型エリア探索サイクリング「ライドアラウンド」
・参加費:無料 ※「Map Life」アプリのインストールが必要
・主催:東京都商工会連合会 多摩観光推進協議会
・事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
ライドアラウンド in 東京多摩のホームページ

リマールのヘルメットを甲府市のMany’Sが取り扱い開始

イタリアで1986年に設立され、現在でも同地で設計・スタイリングされているヘルメットメーカー、LIMAR(リマール)のヘルメットを山梨県甲府市のMany’Sが取り扱いを開始することになった。

LIMARはワールドツアーチームのアスタナ・プレミアテックが着用。軽量性、快適性、フィット感の点で最も幅広く最高のヘルメットを提供する。30年以上もの歴史の中で多くのチャンピオンが使用し、プロのサイクリストのニーズに基づいて開発を行い、優れたパフォーマンスを発揮している。

ヘルメットは、CE EN1078、American CPSC、Australian AS/NZSなどの最も厳しい国際安全基準を満たし、さまざまな条件で最も厳しいテストを受けている。

AIR PRO
トリプルシェル/インモールドカーボン/EPS フレーム

AIR ORO

EPSと結合した3Kカーボンは、2つのシェルのサイドリブと結合し、高性能のケージを作成。3Kカーボンは、5層でEPSと共成形される。発泡スチロールと作用して安全性の面で高性能のケージを作成。ライダーの頭の換気を最適化し、ヘルメットの周りの空気抵抗を抑えながら、内部には涼しい空気が流れる。 縦リブのピラミッド型の表面は、空気をカットし、スムーズなスライドを可能にするため、衝撃圧力を低減。3万2340円。

AIR PRO

AIR SPEED
エアロヘルメットのこたえを見つけた最高傑作

AIR SPEED

研究開発でヘルメットのエアロダイナミクスに 焦点を当てた。空気の流れや乱流を研究して、アスリートやアマチュアレーサーに安定したアドバンテージを提供。フランスのマニークル風洞テストでは、平均速度40kmでAIR SPEEDはタイムトライアル専用のヘルメットと同じ性能と空力特性を達成。CFDソフトウェアを使用した3Dシミュレーションだけでなく、実際にライダーが頭を動かしたレースシーンを想定し、アスタナプロチー ムと共同でテストを行っている。2万2330円。

AIR MASTER
アスタナが使用するミドルレンジヘルメット

AIR MASTER

15個の通気孔と内部フローチャンネルとベンチュリ効果により、空力性能 を損なうことなく、大量の空気を取り込んでシェル内の空気循環と放熱効果を高めた。1万7820円。

AIR STAR
ロード&グラベルの両方に抜群の通気性を提供

AIR STAR

19個の通気孔と内部チャネル、ベンチュリ効果によって空気循環 が促進され、ヘルメット内の新鮮さを高めた。調整システムであるCompetition+は、水平方向と垂直方向の調整を可能。付属のリアライトは、調整システムに完全にフィットし、夜間や限られた光の条件でのライディング時の安全性を高める。1万3200円。

AIR STAR

AIR STRATOS MIPS
MIPS搭載で堅実な安全性と快適なフィットを

AIR STRATOS MIPS

頑丈で軽量なAIR STRATOS MIPSは、あらゆる方向に10~15mmのスライド移動を可能にする低摩擦層で作られた脳保護システムで、衝撃時の脳の回転運動を軽減。強度と通気性のための15個の通気孔を備えたダブルインモールドシェル設計を採用。AirFit-Systemは最高の快適さを提供し、非アレルギー性の処理済みパッドが頭をドライに保つ。 素晴らしい景色に囲まれ、スタイリッシュで楽しく、どこでもライドを楽しむことができる。1万5950円。

ログリッチが最古のレース、ミラノ〜トリノで優勝

ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が10月6日にイタリアで行われた第102回ミラノ〜トリノで優勝した。シーズン13勝目。最後の上り坂でイネオス・グレナディアーズのアダム・イェーツとアタックし、残り250mで振り切った。3位はドゥクーニンク・クイックステップのハオ・アルメイダ(ポルトガル)。4位にUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)。

ログリッチとアダム・イェーツが最後の坂でアタック ©LaPresse – Marco Alpozzi

1876年に始まったミラノ〜トリノは、1892年にベルギーで始まったリエージュ〜バストーニュ〜リエージュよりも古い。何度が大会が行われなかったことがあり、現在まで継続されるレースとしてはリエージュに譲る。

世界選手権ロードを連覇したジュリアン・アラフィリップも参戦 ©LaPresse – Marco Alpozzi
距離189kmで行われたミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノ ©Dario Belingheri/BettiniPhoto
第102回ミラノ〜トリノ ©LaPresse – Marco Alpozzi
ミラノ〜トリノを制したログリッチ ©LaPresse
残り250mでログリッチがイェーツを置く座りにしてゴール ©Tommaso Pelagalli/BettiniPhoto
ミラノ〜トリノ優勝のログリッチを中央に、左が2位アダム・イェーツ、右が3位アルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse