第5回全⽇本BMXフリースタイル選⼿権が9⽉26⽇に岡山市で開催され、フラットランド種⽬ エリートクラスで男子は佐々⽊元(鎌ケ⾕巧業)が3連覇、女子は中川きらら(佐賀東⾼)が初タイトルを獲得した。
全日本チャンピオンの中川きらら(左)と佐々⽊元 ©日本自転車競技連盟
感染対策を徹底した商業施設で観衆も盛り上がった
全⽇本BMXフリースタイル選⼿権にフラットランドが種⽬追加されて2021年で3年⽬。2020年に引き続き、岡⼭県岡⼭市のイオンモール岡⼭の未来スクエア特設会場で⼤会が開催された。 関係者・運営スタッフを含む全参加者が72 時間以内のPCR検査を受け、2020年以上に感染拡⼤予防対策を施しながら実施。⼀⽅で、商業施設の中⼼に設けられた会場にはしっかりゾーニングされた⼀ 般客席も設けられ、ソーシャルディスタンスをとった観客から⾒守られながら、2021年のチャンピオンが決定した。
全日本チャンピオンの佐々⽊元 ©日本自転車競技連盟
世界選手権2位の佐々木が実力を発揮
全19⼈がエントリー(うち2名はDNS)した男⼦エリート。9⽉25⽇の予選を通過した8名で 決勝が⾏われた。注⽬は予選を同率1位で通過した佐々⽊と森崎弘也(トゥインクルコーポレーション)。さらに、7⽉の公式戦で優勝した早川起⽣(fourthirty)が予選5位と出遅れ、決勝での挽回が期待されていた。
決勝は世界⼤会さながらのハイレベルな戦いとなる中、6⽉の世界選⼿権で2位に輝いた⽇本代表・佐々⽊が、⾼難度の技で安定の⼒を⾒せつけ⼤会3連覇を果たした。早川はグループAから表彰台に⾷い込んだものの2位。森崎は⼒強い⼤技を連発したが、ミスが響き3位となった。
3位になった森崎弘也 ©日本自転車競技連盟
「世界⼤会よりレベルが⾼いこの⼤会で優勝できて安⼼している。そのくらい⽇本で勝つことはプレッシャーであり⼤事なこと。結果には満⾜している」と佐々木。 「前回⼤会は、早川選⼿の圧倒的なライディングをみて直前でプラン変更し僅差で負けてしまったこともあり、今回はあらかじめ⾃分のライディングを貫こうと決めていた。今年は⾃分のスキルアップのために時間を割いてきた。来年はさらに成⻑できると思うので、世界⼀を狙う」
2位の早川起⽣ ©日本自転車競技連盟
優勝:佐々⽊元 (鎌ケ⾕巧業)91.5pt 2位:早川起⽣ (fourthirty )88.25pt 3位:森崎弘也(トゥインクルコーポレーション )86.50pt
優勝の佐々⽊元を中央に、左が2位早川起⽣、右が3位森崎弘也 ©日本自転車競技連盟
選手数が増えた女子クラスは中川が新時代に一歩
⼤会2連覇中の⽯﨑光紗季の出場はなく、新たな顔ぶれで⾏われた⼥⼦エリート。決勝を制したのは中川だ。前回⼤会で⾒せたファンキーチキンからフロントヤードにノーハンドを加えた新技で、⼤会初優勝を飾った。
7⽉に⾏われた公式戦では中川が表彰台に1⼈で上がったが、今⼤会は3名がエントリー。久々に⼥⼦エリートの表彰台を埋め尽くした。ガールズクラスの急成⻑も含め、新たな⼥⼦シーンを感じさせる⼤会となった。
全日本チャンピオンの中川きらら ©日本自転車競技連盟
「1位になれてうれしい。でも最後に⼀番やりたかった技が決められなくて悔しい。次の⼤会でメイクできるように練習を頑張りたい」と中川。 「前回は戦う相⼿がいなかったが、今回はみんなと戦えたこともとてもうれしかった」
優勝の中川きららを中央に、左が2位伊藤聖真、右が3位井上真利亜 ©日本自転車競技連盟
優勝:中川きらら(佐賀東⾼)72.00pt 2位:伊藤聖真(関⻄⼤倉⾼)66.25pt 3位:井上真利亜 54.25pt
●大会配信(YouTube)
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