Red Bull Art of Motionに山本華歩参戦…7月10日夜ライブ中継

フリーランニング世界大会「Red Bull Art of Motion」が日本時間の7月10日23時30からギリシャで開催される。レッドブル主催で、高層ビルやマンションの屋根の上を自在に走り抜けるスポーツをヒントに、フリップやツイストなどのトリックを競う。

©Alex Grymanis / Red Bull Content Pool

過去同大会に出場しているZEN(LDH JAPAN)を解説に迎え、Red Bull TVがライブストリーミングと見逃し配信をする。

フリーランニングシーン最大かつ最高峰のイベントに、世界50カ国から応募者が参加したオンライン予選を勝ち抜いた男女6名ずつ、計12名が出場する。

日本からは、2011年に横浜で開催されたRed Bull Art of Motionに唯一の日本人女性として参加した経験を持つ山本華歩さん(愛知県出身、31歳)が参戦を予定している。

2019年はイタリアで開催された ©Gabriele Seghizzi / Red Bull Content Pool

パルクールとフリーランニングの違い

軍事訓練から派生したのが「パルクール」。A地点からB地点までを効率よく移動するための手段。かつてのパルクールはスピードと効率が重視されていて、「走る・跳ぶ・登る」が主体だったが、そのような方向性のパルクールが推し進められていくと、当然の結果として、それとは違う方向性のパルクールも生まれてきた。世界各地の特殊部隊や警察がワークショップを積極的に行っているが、今やスポーツ、カルチャー、アートへ進化。

2021年のアテネ大会 ©Alex Grymanis / Red Bull Content Pool

インターナショナルな存在になることを目指して、そういったパルクールを「フリーランニング」と呼ぶようにした。クリエイティビティの要素を強めたもので、あらゆるムーブが取り入れられるようになり、フリップをメイクするアスリートが出てきた。すぐにツイストも追加された。全員が誰もメイクしたことがないトリックについて考えるようになっていく。

Red Bull Art of Motionはそんなクリエイティビティを発揮するためのイベント。

●レッドブルの詳細ホームページ

ファンアールトがモンバントゥー制す【ツール・ド・フランス11S】

第108回ツール・ド・フランスは7月7日、ソルグ〜マロセーヌ間の198.9kmで第11ステージが行われ、ベルギーチャンピオンジャージーを着るワウト・ファンアールト(ユンボ・ビスマ)が独走。大会通算4勝目を挙げた。

ファンアールトが独走で2回目のモンバントゥーを上る ©A.S.O. Pauline Ballet

首位に立つUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は他の有力選手を逃がすことなく1分38秒遅れの区間4位でゴール。総合成績で2位リゴベルト・ウラン(コロンビア、EFエデュケーションNIPPO)に5分18秒差をつけ、大会連覇に前進した。

マイヨジョーヌのタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Pauline Ballet
悪魔の棲む山モンバントゥー ©A.S.O. Aurélien Vialatte
モンバントゥーに暗雲立ちこめる ©A.S.O. Aurélien Vialatte
モンバントゥー ©A.S.O. Aurélien Vialatte
世界チャンピオンのアラフィリップが積極的に動いた ©A.S.O. Pauline Ballet
先頭からアントニー・ペレス、アラフィリップ、ピエール・ロラン、ダニエル・マーティン ©A.S.O. Pauline Ballet
2021ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O. Aurélien Vialatte
モンバントゥーを上るファンアールト ©A.S.O. Pauline Ballet
ステージ通算4勝目だが、ゴール勝負以外で勝ったのは初めてのファンアールト ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)マーク・カベンディッシュ(英国、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2021ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O. Aurélien Vialatte

第10ステージにもどる≪≪   ≫≫第12ステージにすすむ

🇫🇷ツール・ド・フランス2021特集サイト
🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

出張費無料修理のダイワサイクルが竹の塚店オープン

自転車の「新しいアタリマエ」を創る自転車専門店、DAIWA CYCLEは2021年7月9日に全国88店舗目となるダイワサイクル竹の塚店を東京都足立区竹の塚にオープンさせる。

ダイワサイクル竹の塚店は、日常用のシティサイクルや電動アシスト自転車はもちろん、子供用からスポーツ用まで幅広い自転車を取り扱う。場所は東武スカイツリーライン竹ノ塚駅から徒歩で約6分、赤山街道沿いに店舗を構えている。店舗隣には提携駐車場(10台まで駐車可能)もある。 

ニーズに合った接客を心がけ、どんな些細な要望にも真摯に対応し、納得してもらえる自転車を提案できるよう専門的な知識を持ったスタッフが接客対応する。

地域の人により快適な自転車ライフを送ってもらえるよう、タイヤの無料空気補充サービスや修理・点検を日常的に利用できる各種サービスを提供。250台以上の自転車を展示し、日常用のシティサイクルや電動アシスト自転車などをラインナップさせる。 

期間限定出張費無料キャンペーン

ダイワサイクルは「お客様の困ったを1秒でも短く」を合言葉に、出張費無料で出張修理を行う(修理代別途、 同社購入車のみ)。

ダイワサイクル竹の塚店では出張費無料キャンペーンとして、2022年7月8日までの1年間はダイワサイクル以外で購入した自転車でも出張費無料(修理代別途)。パンク・カギの紛失・チェーン外れなど走行不能な状態の際、電話すればスタッフが現地まで行き、その場で修理する。出張エリア、 時間帯など条件がある。 

「ダイワサイクルは、お客様一人ひとりにとってベストパートナーとなれるような一台をお届けするため、創業からの思いやりマインドを大切にしたサービスを心がけ、地域社会への貢献を主眼においた業界のオンリーワン企業を目指してます」と同社。

ダイワサイクル竹の塚店
住所: 〒121-0813 東京都足立区竹の塚1-30-3 ヴェラハイツ竹ノ塚1階
営業: 10:00 ~ 20:00
定休日: 12/31・1/1
TEL: 03-5856-4778
アクセス: 東武スカイツリーライン竹ノ塚駅から徒歩6分

オープニングセールで電動自転車1万円引き

ダイワサイクル竹の塚店では、7月9日(金)・10日(土)・11日(日)の3日間は大特価オープニングセールを実施。 
・電動自転車1万円引き
・シティサイクル1台4378円(税込、 数量限定)などオープニングセールならではの特価商品を用意。

●ダイワサイクル竹の塚店のホームページ

選手と一緒に完走を目指す…サイクルボールチャレンジ day富士いち

洗車の老舗メーカー、シュアラスターが特別協賛する「サイクルボールチャレンジ day 富士いち presented by SurLsuter」が7月31日に開催される。シュアラスターがサポートする宇都宮ブリッツェンとさいたまディレーブの選手とともにサイクルボール富士いちの完走を目指すスペシャルイベント。

サイクルボールチャレンジ day 富士いち presented by SurLuster

イベント特典
①プロ選手と一緒にサイクルボール走破にチャレンジできる。完走後にはフォトセッションも準備。
②シュアラスター製品を体験できる。完走後にはシュアラスター製品を使用した洗車ブースで愛車のメンテナンスが可能。シュアラスター製品をこの日限定価格での購入もできる。
③参加特典のオリジナルサイクルキャップをプレゼント。2種類のデザインから選べるオリジナルサイクルキャップを参加者にプレゼント。
④サポートカー&昼食つき。安心のサポートカーが帯同するので安心して富士いちにチャレンジできる。
●サイクルボールチャレンジ day 富士いち presented by SurLsuterのホームページ

シュアラスターとは

1947年に米国カリフォルニア州で自動車のワックスメーカーとして誕生し、日本においても品質の高いカーケア用品メーカーとして多くのドライバーに愛用されている。2021年4月より自転車用のチェーンケミカルの販売をスタートし、自転車業界への進出を進めている。

2021年よりスタートしたプロロードレースリーグ「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」のオフィシャルパートナーとなり、スポーツイベントを支えるのみならず、JCL所属の宇都宮ブリッツェン、さいたまディレーブの2チームとパートナー契約を締結。
●シュアラスターのホームページ

カベンディッシュ最多記録にあと1の33勝目【ツール・ド・フランス10S】

第108回ツール・ド・フランスは休日明けとなる7月6日、アルベールビル〜バランス間の190.7kmの平たん路で第10ステージが行われ、ドゥクーニンク・クイックステップのマーク・カベンディッシュ(英国)が大集団のゴール勝負を制した。

カベンディッシュが第10ステージで優勝 ©A.S.O. Charly Lopez

今大会3勝目で、大会通算33勝目。大会の最多区間勝利数は、自転車競技史上最強と言われ、1970年代に活躍したエディ・メルクス(ベルギー)の34勝。この不滅の記録にカベンディッシュがあと1つに迫った。

首位に立つUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)はタイム差なしのメイン集団でゴールし、マイヨジョーヌを守った。

2021ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
アルプスでの戦いを終えた選手たちはプロバンスへ 2021ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
トッシュ・ファンデルサンドとユーゴ・ウルが第10ステージで逃げた ©A.S.O. Charly Lopez
2021ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
7月のプロバンス地方はラベンダーが見ごろ ©A.S.O. Pauline Ballet
ナイロ・キンタナが山岳賞1位を守った ©A.S.O. Charly Lopez

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)マーク・カベンディッシュ(英国、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

マイヨジョーヌのタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Charly Lopez
強烈な日差しから道行く人を守ってくれるプラタナスの並木 ©A.S.O. Aurélien Vialatte

第9ステージにもどる≪≪   ≫≫第11ステージにすすむ

🇫🇷ツール・ド・フランス2021特集サイト
🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

プロバンスはオンもオフもサイクリングが満喫できるパラダイス

2021ツール・ド・フランス第11ステージは、いかにもプロバンスらしい風景が続くボークリューズ県。真っ白の単独峰モンバントゥーがある。

悪魔の棲む山モンバントゥー

このエリアは舗装路だけでなく、MTBコースが整備され、モンバントゥー、ダンテルドモンミライユなど、ボークリューズ山脈を行くコースがいくつもある。電動マウンテンバイクのレンタルショップも充実。家族連れの気楽なサイクリングから本格的なロードサイクル、MTBまで、タイプ別にいろいろなコースやレンタル業者を紹介するサイトもある。

モンバントゥー周辺をサイクリング ©HOCQUEL A – VPA

自転車巡りにうってつけスポットを厳選

約1800km。これは自転車愛好家がボークリューズにある、すべての難易度を合わせて41の自転車ルートすべてを制覇した場合の走行距離だ。自転車ルート「ビアブネッシア(Via Venaissia)」からダンテルドモンミライユの山並みをめで、オリーブオイルの搾油所を見つけたり、のんびりとぶどう畑を横切ったり、自転車ルート「カバロン(Cavalon)」を通ってリュベロンを散策したり。

©HOCQUEL A – VPA

もっと激しく(やる気全開で)走りたいなら、マウンテンバイクでボークリューズを横断するレース「Grande Traversée de Vaucluse à VTT」に使われたルートにチャレンジしてみよう。のどかな景色のかぐわしい空気をめいっぱい吸い込んで全身に行き渡らせれば、心も満たされ、かつてこの地を治めていた教皇たちの気分になれる。

モンバントゥーの下山路。2021ツール・ド・フランスではこのルートを2回下る

フォンテーヌ・ド・ボークリューズからプティット・ブニーズへ(21km)


エメラルド色の急流、ソルグ川は、フォンテーヌ・ド・ボークリューズ(Fontaine de Vaucluse)で湧き出し「小ベニス」とも呼ばれるイルドラソルグ(Isle sur la Sorgue)へと流れている。川と運河の流れに沿って造られた街には、毎週末300人もの古物商・骨董商たちが集まり、日曜には大規模なプロバンスの朝市が開かれる。自転車周遊ルートは街から川を源泉までさかのぼり、大きな果樹園や野菜畑へと抜けていく。

ラベンダーと古城 ©Alain-MAIGRE/La Drôme Tourisme
モンバントゥーの東麓。2021ツール・ド・フランスではこのルートを2回上る

自転車で巡るオークルの小道(15km ~ 51km)

リュベロンのオークルの小道( les Ocres )は、ルシヨン(Roussillon)からリュストレル(Rustrel)まで続く。かつて黄土色顔料の原料となる土を採掘していた場所は、赤色、朱色、黄色、黄金色とこの土地ならではのカラフルな景観を見せてくれる。

村々を結ぶ絵画のように閑静な小道はループに結ばれ、自転車ルートをどちらの方向から巡ってもこの景色に出会うことができる。

モンバントゥーは健脚サイクリストでいっぱい

ベゾンラロメーヌ周辺を走る(42km)

ワイン好きならご存知、ケランヌ(Cairanne)とラストー(Rasteau のコート・デュ・ローヌのワイン畑を走る自転車散歩。古代・中世の遺跡が多く残るベゾンラロメーヌ(Vaison-laRomaine)を出発すると、自転車ルートはダンテルドモンミライユとモンバントゥーの山々を望む小道へと続き、ワインを作る村々を見つけることができる。

プロバンスの下界を臨む

ラベンダーの世界で(33km)

モンバントゥーの東、バルドソー(Val de Sault)は、石灰質の地層が昔ながらのたたずまいの村々を取り囲んでいる。村にはアーティストや職人たちが多く暮らしている。ラベンダー畑におおわわれたバルドソーは、澄んだ空気、景色の明度が並外れて高いことで知られている。

ボークリューズで採れるラベンダーとラバンディンの大半はソーが産地。道すがら、蒸留所、ヌガー工房、蜂蜜工房を訪ねてみよう。

モンバントゥー西麓からのアプローチ。2021ツール・ド・フランスではこのルートを2回下る

●プロバンスのサイクリング情報ページ
●レンタルサイクルの情報ページ

美しき南仏プロバンスには悪魔が棲むという山がある

ツール・ド・フランスで元世界チャンピオンが急死したストーリー