「BIGLOBE第16回みんなで選ぶ温泉大賞」が3月17日に行われ、東西の温泉番付が発表されたが、観光客が殺到する名湯から「ちょいズラし」、空き家再生などで「進化するニュー温泉地」、プラスアルファの魅力がある「体験型温泉宿」など、これからの温泉を楽しむヒントが温泉専門家から明かされた。
橋本マナミと藤原紀香
ビッグローブが主催する同賞は16回目の開催。コロナ禍はWEB発表で、報道陣を集めての記者発表は2019年以来6年ぶり。賞は日本を東西に分けて相撲番付風にしたもので、東の横綱は16年連続で群馬県の草津温泉。西の横綱は9年連続で大分県の別府温泉郷だった。
温泉宿ではこんな感じの浴衣を選ぶという橋本マナミ
「温泉ファンのみなさまに感謝したい。効能がいい湯治場として古くから病を治すことには定評があったが、観光地ではないので一時は低迷。湯畑などを作って盛り上げることに努力した。新幹線駅から遠いなどなかなか訪れることができないが、泊まらないといけないというメリットを活かして、ライトアップなどで楽しんでいただけるようにした」と草津温泉。
「市政100周年を迎えた昨年は賑わいを見せることができた。次の100年を見据えて新湯治ウェルネスなどを展開していきたい」と別府温泉。
着物姿の藤原紀香。対談する橋本マナミの浴衣と格を合わせて配慮した
旅館・ホテル部門は、2024年に続き、東は鬼怒川温泉あさや(栃木県)が、西は神戸みなと温泉 蓮(兵庫県)が横綱となった。
「7年連続で賞をいただき感激。創業137年目、温泉はあさやの自家源泉。192室全てに温泉を引いていて、肩こり・腰痛・膝の痛みに効能がある。予防医学として心の悩みも半分は解決してしまうと言われている」と鬼怒川温泉郷あさや。
「都会の中にある温泉宿。神戸空港からもタクシーで15分。大きな宿ではないが、手軽な日帰り温泉としてもみなさまの健康増進に寄与していきたい」と神戸みなと温泉 蓮。
同賞は、今まで訪れた中で一番よかった温泉地、温泉宿、その宿の満足度に関しての投票を実施したもの。今回の有効投票総数は1万860票。「被災で再開できていない温泉宿もあるので、そういったところも応援していきたい」とビッグローブ取締役執行役員の石井隆宏常務。
2025年温泉トレンドは? 温泉旅行スペシャリストが偏愛する温泉宿リスト
BIGLOBE旅行と温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリストの石井宏子、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗が共同で検討した「ちょいズラし穴場温泉」「進化するニュー温泉地」「体験型温泉宿」の3つのテーマに注目。
ちょいズラし穴場温泉
「いよいよ海外観光客4000万人の時代へ。混んでいるところに行くと疲れてしまうので、外国人観光客にまだ見つかっていないところがいい。たとえばおすすめは山形県にある肘折温泉。湯治場と朝市がポイントで、豪華さはないが昭和に戻ったようなローカルさがある。山形県の銀山温泉は予約が取れないが、ここなら取れる。来日中のメジャーリーガーもこんな温泉に行って楽しんでほしい」(鳥海)
水上温泉のひとつ、法師温泉の長寿館
「上越新幹線上毛高原駅や関越道水上インターからもほど近い水上温泉は18棟あって、リノベーションした旅館などがあり、料金が格安。肘折温泉は温まるいい温泉」(石井)
ビッグローブで同賞を担当したリアライズ事業本部西尾真由美によれば、「ちょいズラし」とは穴場温泉と説明。」有名温泉からちょっとだけ離れたところにある温泉がトレンドになる。混雑していなくてゆっくりできる。王道の温泉地にも劣らない泉質。地域の味も同じものが堪能できる」とメリットを語った。
進化するニュー温泉地
町を一つの宿としてとらえ、地域全体で楽しめるようにした温泉地に注目。空き家の再生で古民家をバーにしたり、夜も楽しめる、あるいは日中もおしゃれで楽しめるカフェなどが設定されているなどが魅力だという。ワーケーションできる宿もある。最近は必ずしも宿で夕食を取らない「泊食分離」が進んでいて、街に出て食べることもトレンドになるという。道後温泉、城崎温泉などがおすすめだ。
体験型温泉宿
ウェエルビーイング特別な体験ができる温泉宿に注目したい。神戸みなと温泉 蓮では健康増進プログラムがある。雪国文化を体験、土間クッキングができるRyugon(新潟県・六日町温泉)。お茶をスタイリッシュに入れてくれる和多屋別荘(佐賀県・嬉野温泉)。ブックホテルになっている松本十帖(長野県・浅間温泉)などがおすすめ。
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