最後のレッドブル・エアレース千葉は航空ショーとしても注目

9月7日と8日の2日間にわたって開催される「レッドブル・エアレース千葉」はレース観戦だけではなく、航空ショーとしての盛り上がりも醍醐味のひとつ。毎年好評を博している空のサイドアクトに2019年は3つのプログラムが決定した。

世界最高性能を持つ水陸両用の救難飛行艇「US-2」

■東京湾初!海上自衛隊曲技飛行チーム「WHITE ARROWS」がやってくる!
東京湾上空において「WHITE ARROWS」が編隊飛行や曲技飛行を披露するのは今回が初!

海上自衛隊曲技飛行チーム「WHITE ARROWS」

海上自衛隊練習機T-5型航空機、4機による曲技飛行チーム「WHITE ARROWS」は2018年9月に新たに編成、白い機体が大空を飛び回る姿から「白い4本の矢」をイメージして命名された。

機体には第201教育航空隊の飛行教官2名がそれぞれ乗組み、飛行に合わせてナレーションや音楽を担当する飛行教官や整備員の4名で編成。東京湾上空において「WHITE ARROWS」が編隊飛行や曲技飛行を披露するのは今回が初めて。飛行教官たちによる妙技をお見逃しなく。

デモンストレーション実施日は9月7日と8日の2日間を予定。すべての観戦エリア(幕張の砂浜側)から観戦できる。ZOZOマリンスタジアム側と会場外からは見られないので注意。悪天候などの場合、中止することもある。

■東京湾初フライバイ!海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」登場
世界最高性能を持つ、水陸両用の飛行艇が東京湾で初のフライバイ(展示飛行)を披露する。

「US-2」は着水時の波の衝撃を緩和するため、時速約100kmという極低速域でも安定した飛行が可能。民間機の着陸時は時速約200kmが最低速度なので「US-2」はその半分の速度でも飛行できる高い性能を保有していることになる。

デモンストレーション実施日は9月7日と8日の2日間を予定。

■千葉市消防航空隊の消防ヘリコプター「おおとり」2機そろって登場
消防ヘリコプターはホバリング(空中停止)状態で活動することから、高度な操縦技術と救助技術が求められる。

千葉市消防航空隊の消防ヘリコプター「おおとり」2機

その厳しい訓練で身に付けられた千葉市消防航空隊の救難デモンストレーションの模様、900リットルの水を投下する空中消火など、高度な技術で飛行する消防ヘリコプター「おおとり」の勇ましい姿を見られる。

デモンストレーション実施日は9月7日と8日の2日間を予定。

千葉大会のチケットは絶賛発売中
●レッドブルのホームページ

トレックがハイエンドサイクリングシューズXXX発売

トレック・ジャパンがハイエンドサイクリングシューズ、XXX Road Cycling Shoeを発売する。XXXシューズの新ラインナップは、レーサーが欲しがるハイパフォーマンスな見た目と機能をそのままに、フィットが改良された。

©Luc Claessen/Getty Images

XXXは快適性、機能性、パフォーマンス、スタイル、ラグジュアリーを究極レベルで求めるオンロードとオフロードのライダーやレーサーのために作られた。丈夫なBoaシステムを2個使い、中央から側面にかけて足を包み込む構造。しなやかなネオプレン製のタン、足上部の圧迫を軽減させるForm TXレースパターンを用いてシューズを改良した。

通気穴をシューズ全体に用い、通気性をさらに高めたことで快適さが向上している。さらに、外部にヒールカップを用いて、全力でペダルを踏み込んでも足を確実にホールドするようにし、完成度を高めた。

©Chris Graythen/Getty Images

XXX Road Cycling Shoe
重量:261g(サイズ42)
カラー:White
価格:3万7000円(税別)

Triple XはOCLV フルカーボンソールを採用、とても軽くて剛性に優れ、驚くほど効率的なパワー伝達を発揮

●トレックのホームページ

トレックがエンデュランスバイクDomane SLRとDomane SL発売

トレックジャパンがDomaneカーボンモデルのラインアップを完全に一新。最も速く、快適で、多才なエンデュランスバイクのDomane SLRとDomane SLを発売する。

新しいDomaneは史上最速。エアロなチューブ形状はMadoneと見間違えるほどだ。さらにインテグレーテッドケーブルの採用により、Domaneは旧モデルと比べ、1時間のライドで1分短縮する。バイクとボントレガーチームの長年の研究から、荒れた路面では太めのタイヤをやや低圧にセットして走り、路面を確実にとらえながら走る方が速いことが判明。Domaneの広いタイヤクリアランスや標準搭載する32mmタイヤとワイドリムの組み合わせなら、路面が荒れ出しても速く走れるという。

IsoSpeedも進化した。Domane SLRは、Madone SLRと共通のトップチューブ調整式IsoSpeedを採用、走り方に合わせたセッティングが可能に。旧型のDomane SLRと比べると、フレームサイズ56cmでIsoSpeedを最もソフトな設定にした場合、振動吸収性が27%高まっている。

IsoSpeedは減衰のためのダンパーも搭載していて、リバウンドも抑制している。Domane SLは従来と同じシートチューブ方式のIsoSpeedを採用し、多くのユーザーが多くのシチュエーションで快適に感じる振動吸収性を実現している。

また、Domane SLR/SL両方のタイヤクリアランスは、余裕を持って38mmのタイヤを履かせることができる。タイヤクリアランスを広げたことで、Domaneはより多様なライドに対応でき、フェンダーは35cタイヤと両立可能なので、雨の中でも走れるようになる。

新たにフレーム内蔵ストレージを採用し、ツールやギアをフレームの内部に収納できるようにした。ボントレガー Integrated Tool System (BITS) は、チューブ、タイヤレバー、CO2、CO2 ヘッドをダウンチューブ内に収める。サドルバッグよりもバイクの重心が下がり、走行性能も安定する。

ボトルケージは開けやすいストレージドアの上に取り付けられ、ボントレガーのマルチツールをストレージの蓋の裏側に保持し、メカトラブル発生時に素早く取り出せるようにした。またMadoneと共通のFlareテールライト用マウントを自動車から最も視認されやすい位置に、邪魔なストラップを使わず取り付けられる。

■ジオメトリーは?
従来と同じエンデュランスジオメトリーを採用します。Project Oneで展開していたプロエンデュランスジオメトリーは、数か月後を目途にラインアップに追加される予定です。新しいプロエンデュランスジオメトリーは、より多くのライダーをカバーするため、H1.5の新しいフィットを採用します。

■SLとSLRの違いは?
Domane SLは500 Series OCLV カーボンと、調整式でない従来のシートチューブ IsoSpeedを採用します。それ以外は、同じ素晴らしい特徴を共有します。

DomaneSL5

■最大タイヤサイズは?
Domaneには、最大38cまでのタイヤを履かせられます。ほとんどのDomaneは、内幅25mmのリムに32mmのタイヤを履かせて出荷されるため、トラクションと快適性はさらに太いタイヤを履かせることで向上できます。

■内蔵ストレージにはどんな物を入れられる?
BITS バッグとマルチツールをおすすめします。どのモデルもBITS バッグが付属しますが、マルチツールやパンク修理キットは付属しません。

DomaneSLR7

■T47とは?
最高の整備性と走行体験を提供するために、Chris Kingらによって開発されたT47 新規格を採用しました。T47を使うことで、ねじ切りBBの丈夫さや整備性の高さがもたらされます。BBをお買い求めの際は、ベアリング内装式のBBをお探しください。

■従来のT47と、Domaneで採用しているT47は異なる?
基本的には同じですが、BB シェルの両側を0.5mmずつ削っています。これにより、OE BB カップ用工具をたくさん買わないで済みます。最新のクランクシステムには1mm以上の許容誤差があるため、他のT47 BBでもDomaneに問題なく装着できます。

■フレーム重量は?
Domane SLRは、フレーム、ダウンチューブストレージ、IsoSpeed 取付金具を含めて1335gです。Domane SLは、フレーム、ダウンチューブストレージ、IsoSpeed 取付金具を含めて1365gです。

●トレックのホームページ

航空券や宿は自分で手配する人のホノルルマラソンパック

航空券・ホテルは自身で手配してホノルルマラソンに参加する人のためのマラソンパックを国際興業が用意した。スタート地点への送迎、クローク、ゴール地点でのリフレッシュサービスなどがある。大会の開催日は2019年12月8日(日)。参加料は1万5000円。

■マラソンパックの内容:
シェラトン・プリンセス・カイウラニのツアー専用ラウンジ利用
[開設日時]
12/5(木)13:00~18:00
12/6(金)・7(土)・9(月)9:00~18:00
12/8(日)13:00~18:00
日本語新聞や情報誌、コーヒー、お菓子を用意。ラウンジではツアースタッフがオプショナルツアー、レストラン情報など滞在中の相談を受ける。チェックインまでの待ち時間や自由時間に利用すると便利。

ヨガ体験
[日時]12/6(金)17:00~18:00
*場所は現地で案内
ハワイのさわやかな風の中、ヨガで心身ともにリラックス。未経験者も気軽に参加できる

クロークサービス
[日時]12/7(土)9:00~17:00
[場所]シェラトン・プリンセス・カイウラニのツアー専用ラウンジ
レース当日の着替えやタオルなどを預かり、大会当日サービステントでお渡しする

スタート地点への送迎
[日時]12/8(日)3:00~3:30ごろ
*確定時間は現地で案内
シェラトン・プリンセス・カイウラニからスタート地点への送迎バス(片道)を利用できる

ゴール地点のサービステントのご利用
[日時]12/8(日)7:00~15:00
[内容]
●ゴール後のリフレッシュサービス(軽食、ドリンク、おしぼり、アイシング用の氷など)
●クロークサービス(前日にお預かりした荷物の引き渡し)
●家族や仲間の走行状況検索サービス
●休憩スペース
●フィニッシャータイムテーブル

申し込み方法
予約フォームから申し込む。受付後、回答メール(振込みの案内)を送信
■締切日:2019 年 10 月 25 日(金)
*定員になり次第締め切る
■取消料:11 月 5 日(火)以降に取消しの場合、100%の取消料がかかる

23年連続でツール・ド・フランス全日程を完走しました

ツール・ド・フランス取材者日記。アリベ・ア・パリ! 23年連続でツール・ド・フランス全日程を完走できました。これも取材者日記を読んでいただき、SNSなどで激励のお言葉を寄せいていただいたみなさんのおかげです。

23日間お世話になったサルドプレスのスタッフに持ってもらおうと思ったら、「これはあなたの国のファンが作ったものでしょ」とボクが写真に撮られるハメに
シャンゼリゼの観戦時は身分証明書の提示と荷物検査がある

最終日のステージは今回いくつかの変更点がありました。その1つはサルドプレスの場所が変わったこと。これはありがたかったです。

これまでサルドプレスはパリの西外れ、ポルトマイヨにあって、コースまでのアクセスが大変でした。シャンゼリゼは人だかりで時間をかけないと歩けないので、裏道を使ってコンコルド広場に行きましたが、今回はセレブがパーティーするパビリオンガブリエルです。歩いてすぐにフィニッシュライン!

サルドプレスはパビリオンガブリエル。窓から見える緑の向こうがフィニッシュライン
ボーラ・ハンスグローエの選手はゴールしたらピザをお腹いっぱい食べたいらしい

もうひとつはスタート時間が18時30分とかなり遅くなったこと。こちらのほうは後述しますが、ちょっと難点がありました。

今回はtravel wifiを利用しましたが、想像以上に使い勝手がよく便利でした。ピックアップはパリの空港なら複数カ所にあるツーリストインフォメーションに行けば短時間で受け取れます。その場でwifiネットワークに接続して、暗証番号を入力して正常に動くかチェックできるので安心。

返却は同封されている袋に入れて、街中のポストへ。日本で借りるより半額以下で利用できました。

travel wifiの返却は街中のポストへ

一方、毎度のことですがツール・ド・フランス滞在中に体重増えました! タンパク質の多い食事なので筋トレしてないのに骨格筋量増えるんですが、今回は体脂肪率が上がっちゃいました。またNHKの筋トレ体操頑張んなくちゃ。

レースは例年よりもスタートが遅かったので、全選手がゴールして表彰式が始まるころには20時過ぎ。いくつかのメディア向けに予定稿は書き上げていましたが、ゴールを見届けてから最終確認して送稿。すでに夜遅く、23時にはほとんどのお店が閉まってしまったので、残念ながら打ち上げができませんでした。

コンコルド広場に到着。数日前は熱波のパリもこの日はもう秋の気配

それでは日本にドゥミツール

フランスで最初に覚えたのが「ドゥミツール」。交通規制などで進行方向が封鎖され、「Uターンしろ」と命じられるときに聞きます。ツールは一周、ドゥミは半分という意味で、レストランで「ドゥミ・シルブプレ」と注文すれば中ジョッキが出てきます。

今回のツール・ド・フランスはフランスの東半分に偏ったコース設定なので、「二分の一ツール」なんて新聞の見出しに評されていました。でも東側にはドイツ国境に近いボージュ山系やアルプス山脈があり、例年以上に過酷なコースでもありました。熱波やなだれ、大自然の驚異にさらされることになりましたが、それがなくても総合成績は同じ結果になったと感じています。

初取材から30年、東京中日スポーツ派遣記者として全日程を追いかけて23年。無事にパリにがい旋しました! それでは日本にドゥミツール。

夜遅く、メトロでパリ郊外のホテルに戻りましょうか…

●プレゼント当選者の発表
ちあさん 第1回のEルクレール・Tシャツ&カスケット
cocoさん 第2回のEルクレール・Tシャツ&カスケット
lisaさん ブリュッセルのカスケット2点とLCL銀行キャップ
ご応募のみなさんからあたたかいメッセージをいただきました。心より御礼申し上げます。メルシーボクー。

2019年の実走距離は4898kmでした

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ディレクション・パリ。戦いは最終日前日で終幕する

ツール・ド・フランス取材者日記。アルプスこそバカンスリゾート。毎年わずか2日ほどの滞在ですが、その気持ちよさを前進で満喫してきました。今回はなんと3泊も滞在することができ、そして最後の一夜を。30年もこの素晴らしい楽園を楽しむことができて幸せです。

最後の山岳ステージを前にして首位エガン・ベルナルの自転車が入念に用意されていた

かつて、神戸の著名なパン屋さんで自転車マニアの方とツール・ド・フランスをご一緒したとき、やはり語学と味の知識が半端ないので、おいしいお店とメニューを外さないんです。これはかなわないなと思いましたが、ボクも昨晩はこれまでの経験を生かしてオーダー。おいしくいただきました。

標高1650mのスキーリゾートに宿泊。最後のアルプスでした

朝には日本の自転車イベントなどでチームを組んで仕事をしている2人が、わざわざホテルまで訪ねて来てくれました。初日はガリビエ峠で観戦。前日はゴール手前のティーニュで盛り上がる予定ですが、なんと打ち切りによってまさかの選手やって来ず。それでもツール・ド・フランスのスゴさを実体験したとのこと。

最後の、最後のアルプス。気持ちよさを全身に感じてスタート地点のアルベールビルに向かいました。本来ならホテルはコース序盤の途中にあって、午前10時30分には交通規制がかかる予定でした。コース途中というとスタートまでは逆走になるので、関係者ステッカーをフロントガラスに貼っていても認められません。

ホテル近くのお肉系レストラン、クルトパイユで

ところが予定されていたコース前半部分が悪天候予報により一部土砂崩落の危険があることでカット。距離を大きく短縮しての開催になりました。コースから外れたために逆走にはならず、あわてなくてもよかったんですが、とりあえず現場の混乱を確認するためにはやめにアルベールビルへ。

はアルベールビルに入っていて、情報を確認し、木陰で原稿を書いて時間をつぶしましたす。天候はくもり。レースそのものが中止になるのではという情報も錯綜しましたが、チームは普段のように準備に余念がなく、キャラバン隊も出陣していきました。

一番人気はサガン
前年の覇者ゲラント・トーマスもこの日はアシスト役だ

短縮コースではあるものの、予定通りにスタート。各チームの雰囲気は、この短距離レースで大逆転が起こるわけでもなく、すでにレースの大勢は確定している感があるといったおだやかな感じでした。 ただしボクにとっては最終日のパリまでに総括原稿を数メディアに分けて仕上げる必要があり、勝負の日です。すべての戦いが終わって、高速道路の標識で「PARIS」を目指します。この日はパリまであと280kmの地点で力尽きました。今日はこのへんで勘弁してやる!って感じで、高速インターを降りてすぐのところに予約したホテル入り。近くのチェーン系レストランで選手らの健闘に乾杯しました。

最後の山岳ステージをフィニッシュしてベルナル(左)はトーマスから祝福される ©ASO Alex BROADWAY

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