自転車誕生は欧州ではなく江戸時代の日本かもを力説するシマノ特別展

シマノ自転車博物館は2022年3月25日にリニューアルオープンされて3年目、『古文書から紐解く 江戸時代に考案された自転車』展を4月2日からおよそ1年間の日程で開催する。徳川吉宗の時代にペダルとクランクで走る自転車が日本で作られていたことを、復元車や古文書の解説を通して教える。

特別展は毎年開催されるもので、2023年は「ロードバイクの進化」展。

特別展『古文書から紐解く 江戸時代に考案された自転車』展

―徳川吉宗の時代にペダルとクランクで走る自転車が日本で作られた―

自転車の始祖は、ドイツのカール・フォン・ドライスが発明したドライジーネ(1817年)とされています。そして、フランスのミショー親子が前輪にペダルを付け(1861年)その後イギリスで進化していきます。方向を変えるための操舵機構と、足の力で車輪を回す駆動機構が自転車の概念を形作るものだとすると、そのような機構をもった舟型の乗り物が、江戸時代、それも八代将軍 徳川吉宗の時代に日本で考案されていたことを皆さんはご存じですか。

シマノ自転車博物館

彦根藩士、平石久平次(当時一流の歴算家)が自著「新製陸舟奔車之記」(1732年)に記すその乗り物は、時速14kmほどの速さで走ったとされます。

特別展では久平次の陸奔舟車と前後して、同時代に考案された庄田門弥と竹田近江の陸船車を当時の古文書を軸に紐解いていきます。そして、『自転車とは?』の問いにどんな答えを見つけることができるか、皆さまと共に考えていきたいと思います。

場所:シマノ自転車博物館 4F特別展示室
会期:2024年4月2日(火)~2025年3月23日(日)

シマノ自転車博物館

●シマノ自転車博物館のホームページ

カブトの低価格ヘルメットにマットなアースカラーが追加発売

国内随一の二輪ヘルメットメーカー、オージーケーカブトから、コンパクトでスタイリッシュなRect(レクト)に4つの新色が新たに発売される。

レクト(マットオリーブ)

Rectはエッジの効いたスタイリッシュなフォルムと、XF-8アジャスターによる包み込むようなフィット感が特徴の軽量サイクリングヘルメット。国内の頭部データに基づいたラウンドタイプの内部形状により、多くの人にフィットする。

安全基準であるJCF(日本自転車競技連盟)公認の基準に適合し、JCF公認のレースでも使用できるスポーツモデル。

追加される新色は、アースカラーを基調とした単色のカラー。マットな質感と落ち着いた色合いの「マットブラック」、「マットグレー」、「マットオリーブ」、「マットネイビー」の全4色をラインアップ。

レクト(マットグレー)
レクト(マットネイビー)
レクト(マットブラック)

■Rect(レクト)
価格:¥9,200(税込 ¥10,120)
2024年4月発売予定
カラー:マットオリーブ、マットブラック、マットグレー、マットネイビー
サイズ(参考重量): M/L(57-60㎝/245g)
<JCF(公財)日本自転車競技連盟公認>
・シリコンベルトタイプのテールライトが取り付けやすい形状を採用。一部取り付けできないテールライトも。ライトは別途。
・後頭部を包み込むフィット感を実現するXF-8アジャスターを採用。
・虫の侵入を防止するA.I.ネットを標準装着。

●カブトの詳細ページ

団長ジャージ第3弾はどこかで見た感満載のビンテージデザイン

常に自転車の最新情報を発信する自転車大好き芸人で、トライアスロンに挑戦し続ける安田大サーカスの団長安田がプロデュースした第3弾のオリジナルサイクルジャージが、ワイズロードオンライン限定で発売される。

商品は、4月1日から30日までの期間、ワイズロードオンラインで受け付けを行い、2024年8月上旬ごろに発送を予定している。

2020年版、2023年版に続いて3度目となる、団長安田プロデュースによるオリジナルサイクルジャージ。今回のテーマはビンテージで、国内最大手のサイクルウェアブランドであるパールイズミとのコラボレーションにより誕生した。

ビンテージジャージというテーマを再現するため、ゆったりとしたフィット感のジャージをベースに選び、ウールジャージの織り模様をプリントで再現するなど、ビンテージ感が演出できるよう完成まで何度もミーティングを重ね、細部に至るまでこだわったという。

機能性があり、サイズも選べる新品のビンテージ風アイテム(団長安田)

「今回の団長ジャージは、最近希少になって高騰し続けているビンテージジャージ風にしました。ビンテージジャージの新品を「デッドストック」と言いますが、非常に高価であり、サイズも揃っておらず、機能性も乏しいことがあります。そのため、機能性があり、サイズも選べる新品のビンテージ風アイテムを制作することにしました。街乗りからレースシーン、さらに普段着としても着用できるアイテムに仕上がっていると思います。

左側通行を皆さんに知っていただきたいとの思いから「キープレフト」や、道を譲り合う気持ちで走ろうという意味の「シェアザロード」という文字をデザインに取り入れました。また、団長が大好きな伊良コーラの缶を背中のポケットに入っているデザイン、私が手書きした虎のマークも可愛いと思います!」

団長ジャージ第3弾 ワイズロードオンライン限定モデル 商品概要】
受付期間:2024年4月1日(月)~30日(水)※受注生産
申し込み:ワイズロードオンライン
価格:【団長フリージー半袖ジャージ ヴィンテージ】15,400円(税込)
   サイズ:XS-3L(メンズ)、XS-XL(レディース)
   【団長フリージー長袖ジャージ ヴィンテージ】16,500円(税込)
   サイズ:XS-3L(メンズ)、XS-XL(レディース)
   【団長ウィンドブレーカーベスト ヴィンテージ】16,500円(税込)
   サイズ:XS-3L(ユニセックス)
   【団長イグナイトビブパンツ ヴィンテージ】16,500円(税込)
   サイズ:XS-3L(メンズ)、XS-XL(レディース)
納品予定:2024年8月上旬


わずか5g、ヘルメットにつけられる超小型テールライトが2タイプ

R250から、超小型リアライトが発売された。リンデンのOEMモデルとなるが、リンデンは自動ON/OFF点滅のみであるのに対し、R250では要望の多かった常時点滅バージョンを追加した。

■自動ON/OFFバージョン
わずか5g、ヘルメットにつけられる、超小型常時点灯テールライト

ヘルメットにライトを。トンネルや夜間走行中、後方の車から認識されるフラッシュオン。ブルベなど長距離ツーリングにもオススメ。国内400km以上のブルベには、ヘルメット用尾灯(点滅可)が必須のイベントがほとんど。

かんたん操作:スタートは指で挟んで押すだけ。

超軽量:わずか5gという今までにはない軽さを実現。非常に軽量なので、ヘルメット装着時の首への負担が少なく、長距離を乗ったあと首に疲れやつらさが残りにくい。車体の軽量化にもなる。

スピード充電:約10分でフル充電できるので外出先でローバッテリーになっても、休憩時間にながら充電ですぐ完了。自転車で旅する人にも通勤で使う人にもうれしい性能。

長時間動作:一度のフル充電で24時間以上点滅。充電する機器が多い人には一つでも充電回数が少ないと楽。ブルベなど長い時間走り続ける人も安心。

ローバッテリー:充電のタイミングをわかりやすくした。バッテリーが減ってくると点滅が速くなって知らせる。さらにローバッテリー中は明るいところでも点滅を続ける。

防水対応:急な雨が降ってきても心配ない。

目に優しい:レンズにサンドブラスト加工を施し、光を拡散させた。すぐ後ろを走る仲間への配慮も。

USB typeC採用:主流になってきているtypeCを採用。携帯とコードが併用できれば持ち物も軽減できる。

安全性:振動や変形に強いバッテリーを使っているので、転倒や衝撃で発火する恐れはない。

固定方法:ヘルメットや車体に固定の際には、付属のマジックテープを使用。

ヘルメット内に付属のマジックテープを貼る

付属品:マジックテープ、USBキャップ、取扱説明書

道交法の「後部反射器材又は尾灯」の基準は満たしていない。より視認性、安全性を求めるためのものだ。基準を満たしたテールライトをつけた上で、より目立つ高い位置に取り付けられるサブライト。

LED:高輝度赤色LED
バッテリー:LIC (リチウムイオンキャパシタ)
充電電流:400mA以下
充電回数:20000回(部材メーカー資料より)
動作時間:約24時間(ローバッテリ含まず)
モード:点滅
充電時間:約10分(6分で95%は充電完了)
防水:雨天時使用対応
寸法:約35×13×10mm
重量:約5g(本体のみ)
生産国:日本

■常時点滅バージョン
わずか5g、ヘルメットにつけられる、超小型常時点灯テールライト

●R250の詳細ページ

3Dプリント技術を活用してお尻が痛くならないサドルを開発

スペシャライズドは人間工学に基づくBody Geometryサドルの第3作を発売。S-Works Phenom with Mirrorは3Dプリント技術を活用したサドルで、ライダーの坐骨結節幅により143mmと155mmの2種類から選択できる。

デリケートゾーンの圧迫緩和

デリケートゾーンへの圧迫を最大28%減。人間工学に基づくデザインを科学的に検証したBody Geometryによるものだ。このメソッドを斬新なMirror 3Dプリントテクノロジーと組み合わせたMirror シリーズは、パフォーマンスと快適性の高さを実証した。

スーダルクイックステップチームがスペシャライズドと共同開発した

新登場のS-Works Phenom with Mirrorは、ワールドツアーやワールドカップに参戦する世界最高峰のアスリートとの密接な関係から誕生した。デリケートゾーンを保護し、血流を改善させながら、坐骨にかかる圧迫を最大28%減らすサドルだという。

500時間以上におよぶ厳格なテストを実施

長い全長とフラットな形状が特長のPhenomサドルは、ロンド・ファン・フラーンデレン優勝のカスパー・アスグリーンやUCIダウンヒル世界王者のロイク・ブルーニなど、トップクラスのライダーが愛用。他のスペシャライズドサドルと同じくBody Geometry メソッドを用いて開発され、際限なくチューニングができるMirror 3D プリントテクノロジーで作られている。

高解像度圧力マッピングで従来のサドル(右)とMirror テクノロジー搭載サドル(左)を比べたもの

全長27cm(Powerは24cm)でスペシャライズドのサドルの中で最もフラット形状のS-Works Phenom with Mirror サドル。最大限のパワーで走れるポジションが簡単に見つかるという。お尻を前後に細かく調節してテンポペースの走行に適した位置を選んだり、さらにはヒルクライムでスタンディングとシッティングをスムーズに繰り返せるのがメリット。

坐骨の圧迫を最大28%軽減

S-Works Phenom with Mirror
価格:¥55,000 (税込)
サイズ:2サイズ(143mm、155mm)
重量:223グラム(143mmサイズ)、227グラム(155mmサイズ)
レール:カーボン製、7x9mmオーバーサイズ

●スペシャライズドの詳細ページ

カブトのレッツァ2ヘルメットにツートーンタイプの4モデルが追加投入

オージーケーカブトが持つカブトブランドのメルメットにニューカラーが登場した。シールド対応でマルチに使える「REZZA-2」に4タイプの新色を追加。シンプルなデザインでマルチに使えるREZZA-2(レッツァ2)に4色が加わった。税込み1万1880円。

レッツァ2(マットトランス)

レッツァ2は上位機種よりフィードバックしたエアインテーク形状、包み込むようなフィット感のXF-8アジャスター採用など、クラスを超えた快適性を実現。用途や好みに合わせてスタイルの変更を可能としている。

レッツァ2(マットアッシュブルー)

同梱のフロントバイザーを取り付けた仕様や、レッツァ2専用シールドアタッチメント-01(別売)を取り付けることでAR-5シールドおよびARS-3シールド(別売)の装着が可能なマルチパーパス対応モデル。

レッツァ2(マットアッシュブルー)

追加された新色はツートーンタイプ。シンプルながら個性的なカラーをマットフィニッシュとしている。カラーは「マットアッシュブルー」、「マットトランス」、「マットアース」と「マットレッド」の全4色。

レッツァ2(マットレッド)

■REZZA-2(レッツァ2)
価格:¥10,800(税込 ¥11,880)
2024年3月下旬発売予定
新色: マットアッシュブルー、マットトランス、マットアース、マットレッド
サイズ(参考重量*): M/L(57-60㎝/215g)、XL/XXL(61-64㎝/230g)
*バイザー未装着時の参考重量
<JCF(公財)日本自転車競技連盟公認>

レッツァ2(マットアース)

●カブトの詳細ページ