山本元喜が全日本ロード祝勝会…ファンと喜びを共有

全日本自転車競技選手権ロードの男子エリートで優勝した山本元喜を祝うイベントが7月20日、東京都稲城市のカフェ「CROSS COFFEE」で行われた。「全日本優勝おめでとう!KINAN Cycling Teamプレミアムトークショー!」と銘打たれ、キナンから山本元喜のほか、椿大志、中島康晴の3選手、加藤康則ゼネラルマネージャーが参加。応援してくれるファンとともに、ビッグな勝利を祝う機会が設けられた。

©︎KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

会場となった「CROSS COFFEE」はチームのジャージサプライヤーである「Champion System Japan」が運営するサイクルカフェ。ウエアやシューズなどサイクリング用アパレルがセンスよく陳列された店内、さらには多摩川に近接という立地もありサイクリストの憩いの場となっている。そんな空間で催された祝勝会には平日にもかかわらず、多数のファンが駆け付け、Champion System Japan・棈木亮二代表、トニオ店長のあいさつに続き、参加者全員での乾杯で会はスタート。しばしの歓談で参加者同士の交流を深めた。

おいしい食事に舌鼓を打ちながら進行したトークショーでは、やはり全日本選手権の話題が中心。相次ぐ参加者からの質問では、ミーティングやレース中の連携など、チームの内情に迫るものも。レースの当事者である選手たちの言葉で「裏話」を聞くことができることこそ、このイベントの魅力となった。

改めて日本チャンピオンジャージをお披露目した山本は、レースを振り返って「7割の確率で大本命ではないかと感じるライバル選手がいた。まさか自分が勝てるとは思っていなかった」との本音を口にした。中島は「ベテランとして、若い選手が勝つことが喜びになっている。そして、ほかの選手たちも次こそはとの思いを持っているから心強い」。椿からは「信頼関係の勝利」と続く。そして、加藤GMが山本の優勝が決まってからも「怖さが先行してチームピットからなかなか出られなかった」ことをカミングアウトすると、店内は大盛り上がり。

チームのレース活動に大きな力を与えるChampion System社製品についても話は及び、2種類のタイプ(保湿性・速乾性)がありレース環境によって使い分けられること、疲労の原因となる紫外線をカットする能力の高さなどの機能性を紹介。また、ファンの間で話題になっている紺色のトレーニング用ジャージについて、選手の要望から生まれたものであるとの秘話も。会に参加したファンは一様に選手が着用するジャージに触れ、質感を確かめていた。

イベントの終盤には参加者全員によるじゃんけん大会、そして集合写真の撮影を行って、会はお開きに。閉会にあたって、加藤GMが「日本チャンピオンジャージを獲得できたのは、4年かけて作り上げたチームの集大成」と述べると、会場のファンからも「強さだけでなくチームの雰囲気や人柄も魅力だから応援したくなる」といった声も起こるなど、会の最後までお祝いムードに包まれていた。(Report:清水翠、Edit:福光俊介)

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世界一高いミヨー橋を1分半で渡り、カルカッソンヌで脱出に一苦労

ツール・ド・フランス取材者日記第15ステージ。中央山塊の田舎町でのんびりさせてもらい、乾いた大地と森林が地平線の彼方まで続くオクシタニー地域に突入。第15ステージはスタート後に世界で一番高いミヨー橋の下を通過します。このあたりは谷間に朝もやがたまることがあって、時間によっては雲海の上を走る道路に。ボクはきょう、この上をクルマで走るので、ドキドキ!

ミヨー橋。朝もやが谷間にかかると雲海の上を走る感じに

中央山塊は曲がりくねった道で高速道路は有料化するようなハイスピードルートじゃないんですが、オクシタニーに入ると地平線まで高速道路が延々と延びている光景に出くわします。フランスはAが高速道路となりますが、場所によって有料だったり無料だったり。ボクの経験では、一般道が並行して走っていたらオカネを払っても早く行きたい人のために有料化。もうその道しかなかったらだれでも通れるように無料にするという料金ルールだと思います。

ミヨー橋はA75高速でアプローチします。というかミヨー橋は高速道路です。近くなると乗用車は一律10.4ユーロの課金。料金所でオカネを払ってしばらく走ると、はるか彼方に白い橋梁が見えてきました。そのまま渡らず、橋の手前にあるサービスエリアに。

かなりの観光スポットなのでたくさんの人たちがいて、ツール・ド・フランス関係者も。広大な駐車場から丘の上までジグザグの道があって、それを上ると橋を一望できる展望台があります。フランスの小学生が見学に来ていました。

で、いよいよミヨー橋。走ってきました! 主塔の高さは東京タワーよりも高い343m。で、怖かったかというと、側道が広くて眼下はほとんど見えませんでした。全長2.5kmなので1分30秒で渡っちゃいました。

カルカッソンヌはオクシタニー地方なのでロックフォールチーズ

ゴールはカルカッソンヌ。「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」のカルカッソンヌです。旧市街は狭い碁盤の目のような一方通行路で、ツール・ド・フランスの到着に合わせて車両規制をしているので、脱出するのに一苦労。わずか5kmほどのホテルなのですが、とりあえず町の反対側に出てからバイパスを大回りで向かいました。

ホテルは質素ですが、システマチックなルーブルホテルズの格安「プルミエールクラス」。歩いてすぐのキリヤードにこの日優勝したアスタナチームが宿泊していて、さらに歩いて行ったところにスーパーマーケットがあったんですが、プルミエールクラスはチェックインに遅れてもなんとかなるという安心感から、結構遅くまで仕事をしていて、すでに閉店。

GPSで来々軒を見つけ、閉店時間の15分前に到着しましたが、余裕で店内に案内されました。フランスの来々軒はビュフェスタイルで、このお店は16ユーロ50でした。

ツール・ド・フランス取材仲間は、フランスにある中華料理屋を来々軒と総称しています

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中央山塊の激坂をなんとかしのいだのでこの日は自分にごほうび

ツール・ド・フランス取材者日記第14ステージ。中央山塊に突入しました。ゴールのマンドまでカーナビで検索してみると、距離175kmで所要時間3時間。フランス的な感覚ではこの距離なら1時間半でいけるかなという感じですが、中央山塊はA高速がなく、N国道も曲がりくねっているのでスピードが出ないんです。かつての山岳地帯で、意外と標高があります。

La Canourgueという町。渓流沿いに栄えた巡礼宿らしい

マンドは町の真ん中にサンドベージュ色の大きな教会があって、山の上にある飛行場までの激坂がツール・ド・フランスのコースになります。日本ならこんな急勾配は道路構造令で認可されないと思いますが、常識外れの急勾配です。おそらく朝から車両進入禁止で、観客は歩いて上っていましたが、3kmほどなので歩いた方が帰路は早いですね。観客のクルマは関係車両が降りるまで動かすことが許されないので。

マンドは猛暑になると大変だなと覚悟していたら、この日は気温20度。みんな防寒具を着てシゴトをしています。短パン・Tシャツもいるけどそれは無視しました。下山路がひとつしかないマンドなので、ゴール後はそれなりに大渋滞。チームバスとチームカーが最優先で下山します。そして選手到着前からゴールの奥の原っぱに缶詰状態の広告キャラバン隊も解放されます。それからその他の関係車両がもう混沌とした状態で一斉に下山します。

マンドのゴールは飛行場の滑走路。この日は終日離発着不可だ

マンドは下山まで相当時間がかかると予想していたので、この日の宿は22時までチェックイン可能のホテルを予約。チェーン系の格安ホテルだと午後9時にはフロント係が帰宅してしまい、自動チェックイン機でインするんですが、それが壊れていたらどうするんでしょうね。

この日は60km離れた宿に午後9時過ぎに到着。ロジドフランス登録ホテルなので、併設レストランがあることから午後9時に人がいなくなることはまずありません。到着直後にレストランの厨房に行って部屋のキーをもらい、「ごはん食べたい」と言ったら、「まだレストランは空いてるけど10分は待てない」というので顔だけ洗ってテーブルへ。マンドからの渋滞に耐えた自分にごほうびのため、ビエールのドゥミ(中生)を2杯と水差しワイン(25c)をお願いしてみました。

ロジドフランスは地元料理を用意したレストランを併設したホテルの協会です。行ってみたらミュラン掲載店だってこともかなりの確率であります。この日も夜遅く到着してもおいしいご飯が食べられました。ツール・ド・フランス取材の旅は気兼ねないチェーン店、夕食が食べられるロジなど適材適所で選択するのが賢いやり方です。

Hôtel Le Portalou。ホテルの併設レストランで夕食をとってから散策

フランスの田舎にありがちな街並み。朝になってジョギングで探索してみると、この町はビルエタップって書いてあるから巡礼宿なんですね。この渓流沿いにいくと、きょうは日曜日なので通行止になって、隣町でのみの市をやっていました。こんなきれいな町がフランスにはゴマンとあります。

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デニス・テン選手を追悼する喪章をつけてツール・ド・フランス区間優勝

ツール・ド・フランス第14ステージでアスタナのオマール・フライレ(スペイン)が、強盗に刺殺されたカザフスタンの英雄デニス・テン選手を悼むため左腕に黒い喪章をつけて走行。ゴール前の激坂で先行していた選手を逆転して初優勝した。

フライレはカザフスタンの英雄デニス・テン選手を悼む喪章を左腕につけて走行。© ASO

デニス・テン選手は2014年ソチ冬季五輪のフィギュアスケート銅メダリスト。25歳。悲報を受けてカザフスタンチームは7月21日に行われたツール・ド・フランス第14ステージで所属選手全員が左腕に喪章をつけた。

最後の激坂を上るオマール・フライレ © ASO

フライレが所属するカザフスタン登録のアスタナチームはこの日、喪章をつけて走った。
「ボクたちはデニス・テンを追悼するため黒いリボンをつけて走った。スポーツ界でこれだけ悲しいストーリーはない。この勝利はカザフスタン国民に捧げたい」とフライレ。

フライレが第14ステージを制した © Luca Bettini/BettiniPhoto

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走りながら自動充電する機能追加…ブリヂストンサイクルの両輪駆動モデル

ブリヂストンサイクルが電動アシスト自転車の2019年両輪駆動モデルに走りながら自動充電する機能を追加した。走りながら自動充電とは、主に平地を走行中にペダルをこがないと自動で発電し充電する機能。1回の充電での走行距離が最大28%アップし、4日走ると最大1日分を充電できるようになった。

自動充電システムとはうれしい!

自転車自体がユーザーの走行中の減速意図を認識し、違和感のない制動力で賢く効率よく発電することで走行距離を伸ばすことを狙った新機能となっている。1回の充電あたりのアシスト走行距離を少しでも伸ばしたい人におすすめの機能。

走りながら自動充電機能のメリット
●回復充電機能で走行距離が最大28%アップを実現
電池重量はそのままに、回復充電機能を搭載することで、走行距離アップを実現した。
●電池寿命が約1.5倍長持ち
回復充電機能を使用したほうがバッテリーの容量低下が小さく、長持ちする。

ブリヂストンサイクルの詳細ページ

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鈴木優華が湘南海岸でさいたまクリテリウム開催100日前イベント

2018さいたまクリテリウム実行委員会は、開催100日前である7月27日(金)から2日間にわたり、大会プレゼンティングスポンサーであるジュピターテレコム(J:COM)が神奈川県藤沢市の江の島東浜に期間限定でオープンする「J:COM Seaside Studio」で、さいたまクリテリウム開催100日前イベントを実施する。

鈴木優華。21歳。書道は初段。スポーツはスノーボードが大好き

期間中は、同施設がさいたまクリテリウム仕様に装飾されるほか、豪華オリジナルグッズが当たる抽選会、夏にうれしいオリジナル手ぬぐいの配布などのイベントを行なう。7月28日(土)には、2018さいクリ広報部長の鈴木優華が特設ステージで行われるJ:COMの特別番組『埼玉自転車王国~Road to さいたまクリテリウム2018~』の公開収録にゲスト出演する。

■日時 2018年7月27日(金)13:00 ~17:00
2018年7月28日(土)10:00 ~12:00
■会場 J:COM Seaside Studio(藤沢市片瀬海岸1-1(東浜))
■アクセス 小田急電鉄片瀬江ノ島駅から徒歩3分
江ノ島電鉄江ノ島駅から徒歩4分
湘南モノレール湘南江の島駅から徒歩5分

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