これがリゾートっていうものです…アルプスは最高に気持ちいい!

ツール・ド・フランス取材者日記第10ステージ。乾いた空気と草原のにおい。アルプスはさすがに気持ちいいです。山小屋風のホテルは水回りなどが清潔で、レストランはテラス席も用意されているので、防寒具を着込んで外で食事をするのもオススメです。

この日のゆでたまごはまあ成功かな

この日の朝はジョギングに出発したとたんに雨が降ってきてしまい、わずか1kmでホテル戻り。やることがなくなったので、すぐ近くの修理工場にクルマを回して、空気入れを1ユーロで使わせてもらったら、なんと「気圧が高すぎる」というオチに。ちょっと安心したというか、新たな疲れが感じられたというか、とても微妙でしたが、このころには青空も広がって、晴れ晴れとした気分でツール・ド・フランス取材に。

ラ・クルーザにあるホテルはコース上で、実はコースが大きく迂回しているのでゴールのル・グランボルナンまで6kmでたどり着きました。途中で女子レースのラクルス・ツール・ド・フランスがやって来たのでプロカメラ機材を初めて取り出して撮影。終わったらもう何度も訪れているル・グランボルナンのサルドプレスへ。

早朝からツール・ド・フランス公式ブティックが沿道に出現

ここは町の人たちが地元の特産物を用意してもてなしてくれます。前夜もサボワ料理でハムやサラミにちょっと食傷気味でしたが、それでもオススメを聞いて皿に盛ってもらい、そしてもちろんサボワ地方のワインを味わってみることに。サボワは赤も白もロゼも生産されているんですね。

サルドプレスには午前中に到着していたので、しっかりと原稿もフィニッシュ。帰路はもう勝手知ったるルートで、ここで渋滞するとか完ぺきに把握できていて、連泊のためすでにキーを持っているホテルへ。宿が確保されているというのが安心感になり、落ち着いていい原稿を書く秘けつです。

グリエール高原の未舗装路を走る © ASO

最初の休息日の記者日記     第11ステージの記者日記

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休息日じゃなくて、これじゃ疲労日…ツール・ド・フランスで心身を癒す時間はない

ツール・ド・フランス取材者日記の休息日編。ベルギー国境のルーベからアルプスのアヌシーまでの長距離移動。その前日の第9ステージが終わってからランスまで200kmは南下していたので、この日は残りの580kmを走る必要がありました。最高速度130kmで突っ走るのも慣れなくて抜かれまくりでしたが、後半は一転して大渋滞に。ガソリン残量が少なくて、気が小さいボクはもうホントにドキドキ。

ラ・クルーザにあるホテル「モンターニュ」。2泊で120ユーロ

事故渋滞の高速道路を降りて、しばらくして見つけたスーパーマーケットの看板を目指して、さらに目的地を変更。田舎町にあったカルフールでようやく燃料を入れたんですけど、もうこの日はサルドプレスで仕事する時間がないので目的地をホテルに変更。

ところが頼りとした狭い道はまさかの土砂崩れで通行止め。岩だらけの林道があったのでスタックしながら迂回。そして、もうすぐホテルにたどり着くぞというときに空気圧の警告ランプが出て、ますます不安な気持ちに。フランス語のマニュアルを熟読したら、どうやら空気を入れ直せば解決しそうなので、心を落ち着かせてホテルにチェックインして原稿を2本。朝ごはんを最後に食事を取ってなかったので、午後9時にテラス席でサボワ料理。大ビール「グラン」を1杯だけにして、部屋に戻ってから残りの原稿を書く余力を残しておきました。

NBAバスケットのスーパースター、トニー・パーカーが休息日にツール・ド・フランスを訪問したそうです

グランリ(キンズサイズベッド)の清潔なシーツが心地よかったです。クルマが壊れていないという希望が持てたので、ちょっとだけ気を取り直し、長距離移動の疲れを取るために寝ることにしました。

この日の走行距離は結局600km超。祝杯をあげたかったが、まだクルマの安否が分からず

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non-no専属モデルの鈴木優華がツール・ド・フランスさいたま広報部長に

世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車競技イベント「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。2018さいクリ広報部長にnon-no専属モデルの鈴木優華が就任した。

鈴木優華。21歳。書道は初段。スポーツはスノーボードが大好き

「さいクリ広報部」は「大学コンソーシアムさいたま」と連携し、若い年代から情報拡散することなどを目的として設置。2018さいクリ広報部長の鈴木は出場選手発表記者会見や大会前日・当日のイベントへの参加をはじめ、大会をPRするためのプロモーション活動、SNSでの情報発信、大会オフィシャルメディア内での記事への登場など、幅広く大会のプロモーション活動に参加する。大会は11月4日、さいたま新都心駅周辺で開催される。

7月17日にさいたま市役所で就任式が行われ、清水勇人市長から委託状が手渡された

さいたま市長清水勇人コメント
「さいクリ広報部長として、大会の魅力やレースの楽しみ方をPRしていただきたい。若い世代を中心に、さいたまクリテリウムをさらに盛り上げてくれる方々が増えていくことを期待しています」
■2018さいクリ広報部長鈴木優華コメント
「ツール・ド・フランスの雰囲気を国内で味わえる貴重な大会に携わることができてとてもうれしいです。私なりの自転車、ツール・ド・フランス、そしてさいたま市の魅力を発見し、早くみなさまにお伝えできるようになりたいです。私にとってとても新しいチャレンジですが、さいたまクリテリウムの魅力が多くの方々に伝わるよう、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!」

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沼津市主催のビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング

沼津市Presentsによるビギナー向けのクロスバイク体験サイクリングが、2018年9月6日(木)と9月24日(月祝)の計2回、NUMAZUサイクルステーション静浦東(静岡県沼津市口野30-23)を拠点に開催される。沼津市に本店を構え、同市とパートナーシップ協定を締結しているスルガ銀行、元オリンピック代表の田代恭崇が代表を務めるリンケージサイクリングもバックアップ。

沼津市が所有するクロスバイクを使用して「ぐるっとぬまいち」の約40kmコースを走る

クロスバイクはスポーツ自転車の中でも比較的取り扱いがしやすく、本格的なロードバイクと一般車の間でスポーツ自転車にチャレンジするにはもってこいの車種。今回は沼津市が所有するクロスバイクを使用して「ぐるっとぬまいち」の約40kmコースで、スポーツサイクリングを体験。沼津エリアのサイクリング環境を体験してもらおうというもの。沼津港から大瀬崎まではチャーター船に自転車と一緒に乗船し、海上から富士山や伊豆半島を眺めることができる。

沼津エリアのサイクリング環境を体験しよう

スタート前にヘルメットのかぶり方からサドルの高さ合わせ、乗り降りの仕方、ブレーキのかけ方、変速機の使い方を練習し、公道で走る注意点や自転車が守る交通法規などを確認するので安心して参加できる。

アテネオリンピックロードレース日本代表でJCA公認サイクリングガイドのリンケージサイクリング田代恭崇、リンケージサイクリングスタッフ、沼津市サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトチームメンバー、スルガ銀行ロードバイクプロジェクトメンバーが参加者をサポート。

9月24日のみスペシャルゲストとして、リオデジャネイロオリンピックのオムニアム日本代表で、全日本選手権ロードレース優勝など活躍し続ける現役トップ選手の窪木一茂(ブリヂストン)も一緒に走る。

募集開始は7月23日(月)9時から。

ビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング

沼津市Presents 自転車&船 ぐるっとぬまいち クロスバイク体験サイクリングSupported by スルガ銀行
[日時]:2018年9月6日(木)、9月24日(月祝)8:00-16:00
[参加費]:1000円(レンタサイクル/ヘルメット/乗船券込み)当日現金払い。別途昼食費
[定員]:20名 ※先着申込順定員になり次第募集締切
[会場]:NUMAZUサイクルステーション静浦東 (旧)静浦東小学校 静岡県沼津市口野30-23
[内容]:沼津市が所有するクロスバイク(スポーツ自転車)とチャーター船で沼津湾をぐるっと一周する(通称「ぐるっとぬまいち」)ビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング
[雨天時]:会場の体育館でスラロームや一本橋走行などゲーム形式で行うクロスバイク体験会となる
[申し込み]:スルガ銀行ロードバイクプロジェクト「facebook」ページ
[概要]:リンケージサイクリングホームページ
9月6日(木)開催
9月24日(月祝)開催

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NBAのトニー・パーカーがツール・ド・フランス休息日にサイクリング

NBAで活躍するフランスのプロバスケットボール選手、トニー・パーカーが7月16日、ツール・ド・フランスが休息日として過ごすアルプスのアルベールビルを訪れ、カチューシャ・アルペシンのマルセル・キッテルらとサイクリングした。パーカーはツール・ド・フランス公式タイムキーパーであるティソ社のアンバサダーで、今回の訪問が実現した。

ロードバイクで走るトニー・パーカー

「プロの自転車選手と一緒にサイクリングするという、とても貴重な体験ができた。ボクは効率的なギヤチェンジとかよく分からないけれど、こういったユニークなプロジェクトを考えてくれるティソに感謝したい。かけがえのない時間が過ごせたよ」とパーカー。

トニー・パーカーがツール・ド・フランスでカチューシャ・アルペシンチームに合流

「トニー・パーカーと一緒に走れるなんて、とてもクールなサイクリングだったと思うよ。他のスポーツ選手と交流が持てるのは貴重な経験だ」とキッテル。

トニー・パーカーとマルセル・キッテル

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休息日前日はすべてが異例…パリ〜ルーベの聖地もテレビ中継車が乗り込む

ツール・ド・フランス取材者日記第9ステージ。朝はアミアン大聖堂まで片道3.5kmのジョギング。シャルトルもアミアンも遠くから大聖堂が見えるので、それを目指して走れば到達できます。そしてGPSデバイスを起動しているので、「スタートに戻る」ボタンを押せば帰り道も案内してくれるので安心。ただしバッテリー残量が残り少なかったので、とりあえず帰りの道も頭で覚えておきました。

ルーベの新しい室内ベロドローム。ポロシャツのバックポケットがなにげに便利

2018年は各地の観光局から画像を送ってもらったので、アミアン大聖堂や河岸のカフェテラスや、大聖堂が望める有名な橋も記憶にあって、走りながらそれらを見つけるとうれしくなりました。普段なら次のステージに向かってホテルから直行するので、そんな観光はしないんですが。朝のジョギングっていいなあ。道行く人もほとんどいないので、荘厳な大聖堂の外観も、巨大なステンドグラスに朝日が差し込んでいる光景もたっぷりと楽しめました。ジョギングなのでスマホを持っていないので、心に取り込んでおきました。

ボクがホテルにたどり着いた8時には、ツール・ド・フランスの全日程を取材するキッズジャーナリストチームが出発。熱心ですね。頭が下がります。ボクはサッパリとシャワーを浴びて、質素だけど走ったあとはなんでもおいしい朝ごはんを食べて、原稿をちょっと整えてから出発。

この日のゴールはルーベ。A1高速でルーベへ。高速道路の渋滞情報などを知らせる電光掲示板が、「アレ、レ・ブルー」。レ・ブルーってサッカーのフランス代表のことです。

パリ〜ルーベでホコリまみれになった選手はここで「選手は右」という矢印のとおりに進むと旧ベロドロームに入場できる

ところがルーベのゴールまでは迂回路からの案内板がなく、とりあえず方向感覚を頼りに進むことに。GPSでゴールのルーベ自転車競技場を検索してたどり着きましたが、当然フェンス1枚の違いでアクセス不能。こういうときは残り数km地点まで大回りで戻って、コースインしてから入り直します。とんでもなく無駄な動きですが、これがツール・ド・フランスなので仕方ないです。

ようやく目的地に到着すると、あのパリ〜ルーベのゴールで知られる旧ベロドロームを目撃。きょうはテレビ中継車のゾーンテクニックです。ゴールは近くの路上。ツール・ド・フランスは規模が違うので古い競技場にはゴールできないんですね。

休息日前日の15日はかなり異例の動きでした。レースに帯同しないメカニックはホテルから直接、チームバスも選手をスタートで降ろしたら休息日のアヌシーに向かっています。普段よりも1時間早い午後4時にゴール予定。選手たちはルーベ自転車競技場でシャワーを浴びてリール空港へ。チャーター機でシャンベリーにひとっ飛びです。

優勝者とマイヨジョーヌも、ゴールのインタビューカーでの遠隔インタビューではなく、ルーベ新自転車競技場での対面インタビュー。午後5時からサッカーW杯決勝が始まっていて、彼らが退席したあとにテレビがサッカー中継に。サルドプレスはそのままサッカーのプレスセンターになったと思いますが、クルマを運転する関係者は780kmの移動をどうこなすんでしょう。

ボクは、ベルギー国境に近いルーベからアルプスを目指す高速を運転しながらラジオでフランスの優勝を聞きました。もうどの局も「シャンピオン・デュ・モンド!!」の大合唱。200kmほど南下したランスで本日は力尽きました。

これがルーベ自転車競技場だ。傾斜角のゆるい雨ざらしのバンクだが、有名だよね

第8ステージの記者日記     最初の休息日の記者日記

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