初山翔がシーズン最初の重要レース、ミラノ〜サンレモに初出場

NIPPO・ヴィーニファンティーニの初山翔が3月17日にイタリアで開催されるミラノ〜サンレモに初出場する。「世界で一番美しいとされるミラノ〜サンレモに出走することができて、とても光栄にうれしく思う。世界最長距離の300kmをひとこぎひとこぎ、かみしめるように走りたい」と語っている。

NIPPO・ヴィーニファンティーニのミラノ〜サンレモ出場選手

世界最高峰クラシックレース、初山の出場決定
イタリアに本格的な春の訪れを告げる伝統のワンデーレースは291km。“ラ・プリマベーラ(春)”の愛称で親しまれる大会だ。チームはイタリアでのUCIワールドツアー3連戦の最終戦となり、ここまでいい走りを見せている初山をメンバーに起用した。

ミラノ〜サンレモはその名前の通り、イタリア最大の都市ミラノからフランス国境にも近い観光地サンレモまで291kmの距離を駆け抜ける。走行距離は現存するワンデーレースでは世界最長距離で、レース時間は7時間を超える。初開催は1907年。イタリアでは1906年に初開催された秋のクラシックレース「イル・ロンバルディア」に次ぐ2番目に古いレースで、“モニュメント”と呼ばれる世界五大クラシックレースの最初の一戦になる。

初山翔

序盤は平たん路が続き、内陸部から海沿いに出る際にトゥルキーノ峠を越える。海岸線を出てからは終盤に連続する登坂区間の勝負どころに向けて集団はペースアップしていく。例年、勝負を大きく左右するのは、フィニッシュまで21.5kmのチプレッサ、5.4kmのポッジオの登りとなる。少人数でのゴールスプリントの展開になることも多く、300km近い距離を走行し、最後の登坂区間やスプリントで勝負する脚をどれだけ残しておけるかがポイントだ。

NIPPO・ヴィーニファンティーニではシーズン最初の目標をミラノ〜サンレモに設定しているマルコ・カノラがエースを務める。2017年の同大会をカノラは20位で終えていて、2018年はこれを上回る結果をねらう。

日本人選手ではティレーノ〜アドリアティコに引き続いて初山が参戦。中3日でのレースとなるが、大会前は回復に専念し、当日は世界最高峰の格式ある大会に出場できるチャンスを活かして、チームのために走るとともに、今後につなげる多くの経験を積みたいという。またチームは初山だけでなく、マルコ・ティッツァ、ダミアノ・チーマがミラノ〜サンレモ初出場となる。

マリオ・マンゾーニ監督

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
春のクラシックレースでチームのエースを務めるのは間違いなくマルコ・カノラ。ティレーノ〜アドリアティコで示したとおり、とてもいいコンディションに仕上がっていて、いい結果が期待できるだろう。他のメンバーたちは、最後のポッジオの登りを前にできるかぎりカノラをいいポジションに連れていくことが仕事になる。初山もティレーノではいいステージがあったので、彼の頑張りにも期待したい。

Milano – Sanremo
開催期間/2018年3月17日(土曜日)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/イタリア

ミラノ〜サンレモの公式サイト
ミラノ〜サンレモのフェイスブック
ミラノ〜サンレモのツイッター 
ミラノ〜サンレモのハッシュタグ #MSR

日本国内では DAZN でライブ放映あり。

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ジャイアントがユニクリップシリーズ新製品などを3⽉16⽇発売

ジャイアントは3⽉16⽇より、UNICLIP(ユニクリップ)システム対応サドルの後⽅にスッキリと装着できる「UNICLIP」シリーズの5アイテムを新発売。さらに⼈気クロスバイク「GIANT GRAVIER」「Liv GRAMME」専⽤フルフェンダーや、幅広い⾞種に対応するMTB⽤フェンダーも発売する。

UNICLIP システム対応サドルに⼀体装着可能な充電式テールライト 3000円(税別)
UNICLIP ドッキングステーションの下部に装着可能な軽量サドルバッグ Sサイズ3200円、Lサイズ3600円(税別)
UNICLIP ドッキングステーションの下部に装着可能なリヤフェンダー 1500円(税別)
GRAVIER/GRAMME専⽤設計のボルトオン式フルフェンダー

GRAVIER/GRAMME専⽤設計のボルトオン式フルフェンダー 4500円(税別)

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宇都宮ブリッツェンが3⽉16⽇に伊⾖ゲートウェイ函南で公開インターネット放送

国内有数のプロロードチーム「宇都宮ブリッツェン」の選⼿たちが、サイクリストの拠点を目指す道の駅「伊⾖ゲートウェイ函南」を3⽉16⽇に訪れ、17時から観光案内所内「i-studio」で公開インターネット放送を⾏う。

宇都宮ブリッツェン

今回の放送(およそ30分)では、JBCF沖縄1.2戦連勝感想や、17⽇・18に⽇開催される「JBCF修善寺ロードレース」の意気込みなどを中⼼に展開していく予定。インターネット放送は伊⾖ゲートウェイ函南フェイスブックページで⽣中継され、コメント欄では選⼿への質問も受け付ける予定。

伊⾖ゲートウェイ函南フェイスブックページ

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伊⾖ゲートウェイ函南でeバイクを借りれば距離を伸ばしたサイクリングも可能

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伊⾖ゲートウェイ函南でeバイクを借りれば距離を伸ばしたサイクリングも可能

自転車ブランドのメリダを取り扱うミヤタサイクルと道の駅「伊⾖ゲートウェイ函南」は「MERIDA(メリダ)エクスペリエンスセンター」で最新eバイク「CRUISE(クルーズ)」のレンタルを3⽉17⽇から開始する。

⽇本最⼤級の「エクスペリエンスセンター」
道の駅「伊⾖ゲートウェイ函南」は2017年5⽉1⽇にオープンしたばかりの、静岡県内で最も新しい道の駅。敷地⾯積1万3231平⽅mの中に4つの店舗を設置。観光案内所やスタジオ、コンサートもできるコミュニティ広場なども併設していて、伊⾖地⽅の「⽞関⼝(ゲートウェイ)」をテーマに、多種多様な展開を⾏っている。2018年2⽉には来場者数100万⼈を突破した。

同施設は「サイクリストの聖地」を⽬指して、サイクリストの情報発信と交流を⽬的としたカフェ「Spoke Cafe(スポーク・カフェ)」を設置し、サイクリスト利⽤促進に取り組んでいる。2018年1⽉21⽇には世界シェア第2位の⾃転⾞ブランド「MERIDA」と連携し、最新のメリダブランドを体験できる施設「メリダエクスペリエンスセンター 道の駅伊⾖ゲートウェイ函南」をオープンした。

今回は2018年2⽉にミヤタサイクルから販売されたeバイク(電動アシスト⾃転⾞)「CRUISE」の体験会も開催。ヨーロッパではすでに⾃転⾞シーンの中⼼を占め、⽇本でも話題になっているeバイク。その最⼤の特徴はデザイン性もさることながら、連続⾛⾏可能距離が115km(エコモードの場合)と従来の電動アシスト⾃転⾞に⽐べ⾶躍的に伸びた航続距離だ。

同店では⽇本で最も先駆けて17⽇からレンタサイクルのラインナップに導⼊し、トップサイクリストだけでなく、より多くのユーザーに「サイクルツーリズムの楽しみ」を提供していきたいという。レンタル料⾦は17⽇から体験記念価格として1時間2000円、4時間3500円、7時間7000円。

道の駅「伊⾖ゲートウェイ函南」
所在地 静岡県⽥⽅郡函南町塚本887-1
営業時間 9:00〜18:00(年中無休)/コンビニは24時間営業
施設設備 交通情報案内施設/交通・観光情報案内施設/物産販売所/飲⾷施設(3店舗)/24時間コンビニ/展望歩道橋/イベント広場&コミュニティ広場/交流室/防災倉庫/駐⾞場

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ミラノ〜サンレモ…欧州に春を告げるプリマベーラは3月17日開催

イタリア語で「春」という意味のプリマベーラという愛称で知られる、シーズン最初のメジャーレース、ミラノ〜サンレモがイタリアで開催され、世界の強豪ワンデーレーサーが集結する。2017年の覇者ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)、3年連続世界チャンピオンのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)、2017年3位のジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ)らが出場。

2017ミラノ〜サンレモのゴール勝負。クビアトコウスキー(中央)がサガン(左)をわずかに制した © LaPresse

レースは現在開催されているレースの中で最長となる291km。ミラノをスタートして地中海リビエラ海岸に出ると西に向かう。終盤に待ち構えたチプレッサの上りとポッジオの上りが勝負どころとなる。ポッジオの上りは残り9kmから始まり、ピークから一気に下って最後の2kmが平たんとなる。

距離291kmは現在開催されているロードレースの最長距離だ

チプレッサ・キエーザ

ポッジオ・ディ・サンレモ

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サイクリング・フォー・チャリティのキックオフ会が南青山OVEで開催

ライフクリエーションスペースOVEで「サイクリング・フォー・チャリティ2018」プロジェクトのキックオフを3月20日(火)に開催することになり、その参加者を募集している。「サイクリングを通して子供の教育格差の認知度を上げ、支援を必要としている子供達を応援する活動」を知ってもらうことで応援できればという考えで、OVEカフェから特別応援メニューの料理を楽しみながら時間を過ごそうという企画。だれでも気軽に参加できる。

「サイクリング・フォー・チャリティ2018」プロジェクトは日本オラクル社員の高橋陽介さんが発起人となって、毎年チャレンジングな目標を掲げて実践して寄付を募るというもの。2017年は多くの参加者とサポーターの協力で、東京から稚内経由で女満別をゴールとし2551kmをサイクリングし、511万5617円を集めることができた。

2018年はさらに大きな目標を掲げて、チームで走行4万km(地球一周)の距離を走行。多様性あふれるチーム体制で、世界中の参加者に日本を訪れてもらい、旅の途中に児童養護施設を訪問して、支援する子供たちと地域の関わりを大切にするプロジェクトを実施する予定。

高橋さんの活動はシマノが発行しているcyclingoodでも紹介

「サイクリング・フォー・チャリティ2018」プロジェクト キックオフ
日時:3月20日(火)19:00〜21:00(受付18:30〜)
参加費:3500 円(食事、ドリンク付き)
参加費は当日支払い。要予約
イベント概要と申し込みページ

さらに2018年は応援プロジェクトとして「日本で最も美しい村散走」を実施することになり、一般の人でも応援しやすい企画を用意しているという。

「サイクリング・フォー・チャリティ2018」活動の寄付金は以下へ全額寄付し、応援プロジェクト「日本で最も美しい村散走」の寄付金は各地域の児童養護施設に寄付する予定。  
NPO法人 Bridge for Smile
NPO法人 Living in Peace
Building Bridges for Children

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