ピドコックがシクロクロス世界連覇に固執せずロード練習に集中

2022年のシクロクロス世界チャンピオン、2020東京五輪MTB金メダリスト、2022ツール・ド・フランス最難関のラルプデュエズ区間勝者であるトム・ピドコック(英国、イネオスグレナディアーズ)が、連覇のかかる2月5日のシクロクロス世界選手権をターゲットとしていないことが明らかになった。

ピドコックがラルプデュエズで独走する ©A.S.O. Pauline Ballet

シクロクロス世界選手権は2月5日にオランダのホーヘルハイデで開催されるが、3強と言われるマチュー・ファンデルプール(オランダ)、ワウト・ファンアールト(ベルギー)、ピドコックのうち、ピドコックの目標変更宣言により、ファンデルプールとファンアールトの一騎打ちの様相を呈してきた。

世界チャンピオンの虹色ジャージーを着用するピドコック ©Twila Federica Muzzi / Red Bull Content Pool
シクロクロスW杯第9戦を制したファンアールト ©Kristof Ramon / Red Bull Content Pool
祖父レイモン・プリドールがなし得なかったマイヨジョーヌを獲得したファンデルプール ©A.S.O. Charly Lopez

アルケア・サムシックがUCIワールドツアー昇格…伝統カラー継続

フランスのアルケア・サムシックが2023シーズンへの意気込みを語った。彼岸のUCIワールドツアーに昇格を果たしたチームは男女のプロチームを組織。赤と黒のチームジャージは継承された。

「フランスのブルターニュ地方のアンバサダーとして、最高峰のカテゴリーでシーズンを戦えるのはうれしい」と、エマニュエル・ウベール監督。

オーストラリアのサントス・ダウンアンダー(1月17〜22日)でシーズンイン。7月の地元レース、ツール・ド・フランスではワレン・バルギルらフランス勢の活躍が期待されている。

●アルケア・サムシックのホームページ

ワールドツアー大会が2026年に大改革…重要大会の重複を回避

UCI(国際自転車競技連合)が2023年から4年間かけて、ロードレースの最高峰カテゴリーであるワールドツアーレースの大改革に動き出した。主要大会は過去数十年にわたって独自の日程を確保してきたが、大会の重複をなくすことになった。

現在開催されているワールドツアーではパリ〜ニースとティレーノ~アドリアティコ、カタルーニャとゲント〜ベベルゲムの開催日程が重なり、2大会には出場できない。戦力が豊富なトップチームにとっては問題点は少ないが、組織力のないチームにとっては悪影響を及ぼす。

UCIは4年間かけて、伝統レースの開催日程を調整し、2026年にワールドツアーシリーズの日程を確定させる策に乗り出した。

●UCI(国際自転車競技連合)のホームページ

2022年によく読まれた記事…ガーミンのトラブル解決策が1位

2022年によく読まれた記事のトップテンをご紹介。1位は、便利なんだけどセッティングが難しいGPSデバイスのお悩みに応えたコラム。2022年12月31日付。

第1位
GPSデバイスで困ったときはこう切り抜ける…覚えておくと便利な5つのテク

継続的に運動することのモチベーションとなって、健康ライフをサポートしてくれるGPSウォッチ。ただしあまりにも多くの機能が搭載されていて、日本語版マニュアルをダウンロードして解決策を探しても詳細記述されてない項目もある。結構困ってしまうことが多いのだが、そんなときの解決方法をご紹介。

第2位
天然素材メリノウールと化学繊維ジオラインはどう選択すれば賢いか

着た瞬間から暖かい天然素材がスーパーメリノウール。汗を素早く放出する速乾性素材がジオライン。秋冬のアウトドアフィールドに適した2種類のアンダーウエア素材がモンベルから販売されている。どんな特徴があって、どう選べばいいかを考えてみた。

第3位
脂肪が一番燃える心拍数…40歳で安静時60なら144、50歳なら137

フィットネスする際は、ただがむしゃらに身体を動かせばいいってワケじゃない。身体に蓄えられた脂肪を減らすにはつとめて有酸素運動をする必要がある。さらにはその運動強度が脂肪を効率よく減らすために重要だ。その目安となるのが1分間に心臓がどれだけ鼓動するか。つまり心拍数である。

自転車がある快適生活を応援するサイト、プレスポーツの2022購読トップテン

2位のトップページはベストテンから外しました

第4位
新しいスマホにGARMINデバイスがペアリングできない時の解決法

スマホを買い換えるときはLINEのようにGarminデバイスもあらかじめ対処しておく必要がある

スマホの機種変更をする際に、LINEアカウントの引き継ぎやSuicaの一時待避作業などをしないと、新しいスマホ側でデータを紛失したり、チャージ金額の行方が分からなくなるなどの問題が生じる。あまり知られていないが、GarminなどのGPSデバイスにも同じような問題が発生し、新しいスマホに接続できなくなる。

第5位
TOUR DE FRANCE 2023

2022ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

第6位
ライドアラウンドin日立1DAYが11月27日に茨城県日立市で開催

第7位
東京マラソン出場選手のタイムと位置情報をチェックする

第8位
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ出場183選手リスト

第9位
ここまでできる! ガーミンコーチの進化が止まらない

「なんのための練習なのか」などコーチの理論を動画で視聴して理解することで充実したワークアウトが可能になる

2023年はラグビーワールドカップ…日本勢の活躍なるか

2023年ラグビーワールドカップが9月8日から10月28日までボルドー、リール、リヨン、マルセイユ、ナント、ニース、パリ・サンドニ、サンテティエンヌ、トゥールーズの9つの都市で開催される。

トゥールーズのキャピトル広場にラグビー場。ラグビーの祭典、ラ・フェストバル ©Dominique Viet

2019日本大会8強の日本は同準優勝イングランド、南米の強豪アルゼンチンと一緒のプールDに入り、ラグビー人気の高いトゥールーズで2試合を行う。

主催団体であるFrance 2023は、これまでの入場者数記録を破る見通しを立てていて、これまでにないファン体験とインパクトを実現しようとしている。France 2023とワールドラグビーは互いに、社会的責任、包摂性、持続可能な開発の観点から、既存の国際スポーツイベントの基準を引き上げるという野心も確認した。

この大会は国際スポーツイベントとして初めて、すべてのファンが利用できる持続可能な輸送を目指すオンラインプラットフォームを提供。メダルやベンチにもリサイクル素材を使用する。

オクシタニーはラグビーの強豪地域。トゥールーズの地元クラブ、スタッド・トゥールーザンが国内リーグ優勝を決めて大にぎわい ©Carbonnel François – Région Occitanie

ラグビーW杯開催…その原点となった45年前の美談を忘れてはならない

ギルバート店内に飾られた各国ジャージ。中央は代表選手に贈られるキャップ

UAEツアーが2023年はワールドツアーにカムバック

5回目の開催となるUAEツアーが2023年2月にアブダビを発着として開催され、最高峰のワールドツアー大会に復帰することが明らかになった。大会は2月20日から26日までの7ステージ。

2022UAEツアーを制したポガチャル ©LaPresse – Fabio Ferrari

2014年から同地でプロレースが行われていたが、2019年にトップ選手が参加する中東最大規模のレースに。これまでプリモシュ・ログロッチ(2019)、アダム・イェーツ(2020)、タデイ・ポガチャル(2021、2022)というスター選手が総合優勝をした。

アダム・イェーツが2020UAEツアー第3ステージを終えて首位に ©LaPresse – Massimo Paolone

7日間のステージレースで、山岳区間もある。リーダージャージは赤。

2019UAEツアー第4ステージでリーダージャージを着るログリッチェを守るユンボ・ヴィスマチーム ©LaPresse – Fabio Ferrari

●UAEツアーのホームページ