ラポルトがクリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージ優勝

75回目の開催となるクリテリウム・デュ・ドーフィネが6月4日に開幕。第1ステージはユンボ・ビスマのクリストフ・ラポルト(フランス)が優勝。総合成績でも首位に立った。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージで優勝したラポルト ©A.S.O Billy Ceusters

レースはルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)が独走でゴールを目指したが、最後に少人数の集団に追いつかれ、ラポルトがスプリント勝負を制した。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージ ©A.S.O Billy Ceusters

大会はフランスのアルプス地方を駆け巡る山岳レース。ツール・ド・フランスの前哨戦とも言われ、ユンボ・ビスマのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)ら有力選手も多く出場している。11日までの全8ステージで開催される。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージ ©A.S.O Billy Ceusters

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージを終えての総合成績
1 クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)3時間43分20秒
2 マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEエミレーツ)4秒遅れ
3 ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)6秒遅れ

●4賞ジャージ
個人総合成績=クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)
ポイント賞=クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ビスマ)
山岳賞=ドナバン・グロンダン(フランス、アルケア・サムシック)
□新人賞=ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ)

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージ ©A.S.O Billy Ceusters

●クリテリウム・デュ・ドーフィネのホームページ

山本元喜とトマ・ルバがツール・ド・熊野第2ステージでワンツー

和歌山県南部の太地半島をめぐるツール・ド・熊野第2ステージで、レース半ばに集団から飛び出したKINAN Racing Teamの山本元喜とトマ・ルバが奇襲に成功。2人逃げを完遂させ、ワンツーフィニッシュを達成した。ステージ優勝は山本、2位がトマとなり、先着した山本はポイント賞に。総合優勝は岡篤志(JCL TEAM UKYO)。

山本元喜とマ・ルバがツール・ド・熊野第2ステージで起死回生の逃げ切りワンツー  © KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

6月1日のオープニングセレモニーから始まったロードレースイベント熊野INTERNATIONAL ROAD RACEフェスタは、4日に最終日を迎えた。ツール・ド・熊野の第2ステージは太地町を舞台に、10.5kmの周回コースをおおよそ10周回・104.3kmで競う。先ごろの大雨によって、古座川国際ロードレースの中止、ツール・ド・熊野第1ステージのコース短縮と続いたが、この日は無事に予定通りのレース実施がかなった。

KINAN Racing Teamは前日のステージで遅れを喫しており、第2ステージは雪辱の場となる。これまで数多くの好レースが繰り広げられた太地の丘陵コースを攻めていくことが絶対的な使命となった。

© KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

その通り、リアルスタートから攻め続けた。同様の思惑で走り出した選手・チームが多いこともあり、簡単にアタックは決まらないが、ジェットコースターとも称される変化の多いコースは自然と消耗戦の様相に。上りを1つこなすたびに脱落者が次々と発生し、メイン集団の人数はみるみるうちに減っていく。

そんな中、ドリューのバイクにトラブルが発生。集団からの後退を余儀なくされ、それを待った津田とともに前線復帰を目指す。津田のアシストもあり、時間こそかかったもののドリューはメイン集団へ戻ることに成功。KINANメンバーは再び人数を整えて次なる展開に備えた。

5周目の後半にはトマが単独で集団からアタックを仕掛けて、レース全体の活性化を図る。一度集団へと戻り、中間スプリントポイントの競り合いをやり過ごすと、6周目に山本がアタック。追随した選手を上り区間で引き離すと、数秒のリードを得る。

© KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

さらに、次の周回ではトマが再び集団から飛び出して、すぐに山本に合流。ここから2人逃げが始まった。この周回を終える頃にはタイム差を30秒ほどまで広げ、そのままリード拡大を図る。メイン集団ではリーダーチームのJCL TEAM UKYOがコントロールを本格化させ、散発する追走の動きを摘み取っていく。また、集団待機のドリュー・モレ、ライアン・カバナ、新城雄大も集団前方を固めて他チームに追撃ムード構築を許さない。

山本とトマは30~40秒のリードを保ったまま終盤へ。そのペースが衰えることはなく、いよいよ最終周回へ。個人総合争いに関係しない2人の逃げとあって、JCL TEAM UKYOも集団をまとめる方向に。逃げ切りが現実的になってきた両選手は最後まで脚を緩めることなく、ハイペースで突き進んだ。

リードを守った2人は、そろって最後の直線へ。勝利を確信すると、トマが山本に前へ出るよう促してそのままフィニッシュへ。正式リザルトは、山本がステージ優勝、トマが2位。結果的にメイン集団は26秒差でレースを終えることとなり、ライアンがスプリントに挑んでステージ5位とした。

悔しさだけが残った前日のレースを払拭する劇的逃げ切りに、コース脇を固めたファンや地元の人たちも大興奮。大会の実行委員長を務めたメインスポンサー・キナンの角口賀敏会長も山本と抱き合って勝利を喜んだ。

© KINAN Racing Team / Syunsuke FUKUMITSU

この日はトップスポンサーのラフィネグループより、リバース東京・川村信久社長が応援に駆け付けたほか、サプライヤー企業ではチャンピオンシステムジャパン、ウベックススポーツジャパン、イナーメスポーツアロマ、クロップスもブースを出展。ツール・ド・熊野オフィシャル観戦ツアーにも多数のファンが参加しており、チームを支えてくれる人たちの方の前で、最高の瞬間を披露することになった。

勝った山本は、同時にポイント賞も獲得。大会を彩る4賞の一角を押さえた。

大きな目標としてきたレースを終え、チームはこれから次のフェーズへ。6月下旬に控える全日本選手権に照準を定めて準備を進めていく。ここでつかんだ勢いをもって、日本チャンピオンジャージの奪還を目指していく。

山本元喜のコメント
「中間スプリント通過後に上りを利用して集団からアタックした。次の周回にはトマも合流してくれて逃げの態勢が整った。集団とは30~40秒差だったので、射程圏に捉えられていると思って気が気ではなかったが、トマがずっと引っ張ってくれて、ひたすら食らいついた。

勝ちを確信したのは残り2km。後ろを振り返ったら誰も見えなかったので、これは勝ったと思った。応援してくださる方々の前でワン・ツーフィニッシュは最高の結果。

レースの中止やコース短縮は、自分たちはもちろんだが、それ以上に長い間準備をしてくださっていた方々が一番悔しいはず。そうした人たちの思いを背負って走っていたつもりだし、結果で感謝の気持ちを示せたことが何よりもうれしい」

真夏の日本を走るのにちょうどいいパールイズミの半袖ウエア

国内最大手の自転車ウエアメーカー、パールイズミが2023年春夏新商品として 「スプリット ジャージ」「コンフォート ジャージ」をサイクルショップやスポーツ用品店などで発売する。

カジュアルテイストの杢柄を採用したスプリットジャージ

着こなしやすいカジュアルテイストの杢柄を採用したシンプルなデザインで、カジュアルライドやポタリングとも好相性。袖口や裾の再帰反射などサイクルウェアとしての機能性も充実。

631-B / スプリットジャージ
【カラー 】ブラック、オフホワイト、セルリアンブルー
【価格】11,880円(税込)
【サイズ】M, L, XL
【商品特徴】
□ 10cmあきファスナー付き3バックポケット

631-B / スプリットジャージ(オフホワイト)
631-B / スプリットジャージ(ブラック)

汗をかいてもつねにサラッとしたコンフォートジャージ

軽量で優れた吸汗速乾性を持つ素材で、汗をかいてもつねにサラッとした着心地。着こなしや すいプリントデザインで、買い求めやすい価格も魅力の一着。

604-B / コンフォート ジャージ
【カラー】パールブラック、チェッカー、ライトスカイ、グラデーション
【価格】11,000円(税込)
【サイズ】S, M, L, XL
【商品特徴】
□ 3バックポケット

604-B / コンフォート ジャージ(グラデーション)
604-B / コンフォート ジャージ(ライトスカイ)
604-B / コンフォート ジャージ(チェッカー)

●パールイズミのホームページ

メリダがジロ・デ・イタリア団体&ポイント賞獲得記念キャンペーン

メリダジャパンが機材供給するバーレーン・ビクトリアスが、5月6日から28日まで開催されたジロ・デ・ イタリアで新城幸也をはじめとする選手たちの活躍により、チーム総合優勝と、ジョナサン・ミランがマリアチクラミーノ(ポイント賞)を獲得したことを記念してMERIDA ONLINE SHOP 限定でキャンペーンを実施する。

新城幸也を擁するバーレーン・ヴィクトリアスがチーム優勝 ©Massimo Paolone/LaPresse

キャンペーンは MERIDA ONLINE SHOP限定で対象車種を購入した人に2023 Season BAHRAIN VICTORIOUSジャージ上下セット・ソックス・カーボンボトルケージ4点 (41,580円相当)のグッズとMERIDA ONLINE SHOPでアクセサリー購入に使用可能な10,000円分のクーポンをプレゼント。

ジロ・デ・イタリアチーム総合優勝・マリアチクラミー ノ獲得記念キャンペーン

・実施期間 2023年6月2日(金)15時~6月30日(金)
・内容
キャンペーン期間中にECサイトで、キャンペーン対象車種を新規購入・新規予約注文をした人に2023 Season BAHRAIN VICTORIOUSジャージ上下セット/ソックス、MERIDAカーボンボトルケージの計4点(41,580円相当)のグッズとMERIDA ONLINE SHOPで使用できる10,000円クーポンをプレゼント。

クーポンはアクセサリー・アパレルのみに使用可能、 使用回数:1 回限り・使用期限:7月 31日まで)

●メリダのオンラインショップ

最大30%OFFとなる史上最大のセールTrek Festが全国開催

トレック・ジャパンが史上最大のセールTrek Festを、全国のトレック取り扱い店で2023年6月2日から7月2日までの日程で開催。期間中は、対象バイクが最大30%OFFの特別価格となる。

Emonda SLR 6 Disce

軽くて丈夫なカーボン製のロードバイク、登り坂も楽に進める電動アシスト付きスポーツ自転車e-bike、悪天候や未舗装路でも安心なマウンテンバイクなどが対象。在庫には限りがあるので、気になるモデルがあれば近くのトレック販売店に早めに問い合わせたい。

【キャンペーン概要】
期間:6月2日(金)~7月2日(日)
対象店舗:全国のトレック取扱販売店
対象バイクと価格:
メディアキット内のプライスリストもしくは特設ページを参照
※価格は全て税込
※販売価格は、一部店舗によって異なる場合も
※完売次第終了

【おすすめモデル】
・Checkpoint SLR 7 AXS
特徴:OCLVカーボンフレーム、振動吸収技術IsoSpeedを搭載したハイエンドのグラベルロードバイク。SRAM Force油圧ディスクブレーキを採用。
通常価格:1,318,790円(税込)
セール価格:929,390円(税込)

Checkpoint ALR 5

・Émonda SL 5
特徴:トレックのカーボンディスクロードの定番モデル。軽量なOCLV500 カーボンフレーム、フルカーボンのフロントフォーク、シマノ105 油圧ディスクブレーキを搭載。
通常価格:398,200円(税込)
セール価格:329,890円(税込)

・Domane AL 4 Disc
特徴:高い安定性を実現するフレーム設計のエントリーディスクロード。シマノ・Tiagraの変速と油圧式ブレーキ搭載で1台目のロードバイクもしくはセカンドバイクとしても最適。
通常価格:252,890円(税込)
セール価格:214,390円(税込)

・Domane+ AL 5
特徴:軽量で丈夫なAlpha100シリーズのアルミ素材のフレームに、リアハブモーターとフレーム内装されたディスプレイによるスッキリした見た目のe-Road。
通常価格:549,890円(税込)
セール価格:494,890円(税込)

Domane Plus AL 5

・Roscoe 8
特徴:トレック独自のアルミ素材を採用したフレームにRockShox製のロングトラベル前後サスペンション、SRAM GX Eagleの1×12ドライブトレインを搭載したトレイルMTB。
通常価格:340,890円(税込)
セール価格:269,390円(税込)

Roscoe 7

●トレックの詳細ページ

大野均がフランス観光親善大使に…W杯フランス大会を盛り上げる

元ラグビー日本代表の大野均氏が2023年度フランス観光親善大使に就任した。2023年はラグビーのワールドカップがフランスで開催されるが、その事前プロモーションとして大野氏が起用され、日本戦の会場となる開催地を精力的に回っていた。

大野均さん

フランス観光親善大使のタイトルは2000年、フランス観光開発機構の前身であるフランス政府観光局が創設し、フランスに縁のある著名人の個人的な視点からフランスの魅力を発信してもらうことを目的にこれまで46人が任命されている。

フランスは2023年にラグビーワールドカップ、2024年にオリンピック・パラリンピック競技大会と二つの国際スポーツイベントの開催を控えることから、スポーツを観光プロモーションの主テーマに据え、スポーツ関連の著名人を観光親善大使として任命することを決定した。

大野均さんとフィリップ・セトン駐日フランス大使

任命されたのは元ラグビー日本代表で、現在は東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーを務める大野氏。大野氏は三度のワールドカップ出場と、国際試合98回の出場記録から、選手時代に遠征や合宿でルアーブル、ボルドー、リヨン、トゥールーズなどフランス各地に滞在した経験を持つ。

また2022年には、フランス観光開発機構が実施したラグビーワールドカップ2023年大会の開催地域への視察旅行(トゥールーズを含むオクシタニー地方、ニースを含むプロバンス・アルプ・コートダジュール地方、ナント)に参加し、さまざまなメディアを通じて滞在地の魅力を発信した。

フレデリック・マゼンク在日フランス観光開発機構代表、大野均さん、フィリップ・セトン駐日フランス大使

ワールドカップイヤーとなる2023年、フランス観光開発機構は大野氏を「2023年度フランス観光親善大使」に任命し、観光立国フランスの広報活動へさらなる協力を依頼した。


2023年5月31日にフランス大使館で行われた任命式では、フィリップ・セトン駐日フランス大使、カロリーヌ・ルブシェ フランス観光開発機構総裁が署名する任命状が、セトン大使より大野氏へ手渡されました。