プロロードレースチームが教える自転車乗り方教室開催

一般社団法人さいたまスポーツコミッションは、さいたま市内10カ所で、これから補助輪外しにチャレンジする子ども、補助輪なしで自転車に乗るコツを知りたい子どもを対象とした自転車乗り方教室を開催する。

さいたまディレーブ選手と、さいたま市の清水勇人市長

この教室は、自転車に乗れるようになることで、子どもの成⻑を促すとともに、将来にわたる自転車利⽤を推進し、スポーツ振興と自転車文化の醸成を図ること、プロロードレーサーに学ぶことで、自転車の魅力を感じてもらい、自転車ライド人口とファン層の裾野を広げることを目的として実施する。

安全教室
練習の前に自転車の安全な乗り方や簡単な交通ルール、マナーを楽しく学ぶ。

自転車乗り方教室
プロロードレースチーム、さいたまディレーブ選手などのアシストにより、自転車の乗り方を練習する。参加者のレベルに合ったコーチングを行ない、自転車に乗ることができるように教える。

・対象:これから自転車(補助輪なし)に乗り始める幼児、児童(3歳〜7歳)
・申し込み方法:事前予約と当日受け付け(両方とも先着順)
事前予約:各開催日2日前までに、電話、FAXまたはE-mailで(一社)さいたまスポーツコミッションに申し込み(土・日・祝休)
TEL:048-762-8349 FAX:048-762-8474 E-mail:cycle-jigyou@saitamasc.jp
当日受け付け:各回開始30分前から受け付け開始、定員に達し次第受け付け終了

・募集人数:20名程度/回(参考内訳:事前予約15名、当日受け付け数名)
・時間:1時間30分〜2時間/回
・料金:無料
・持ち物:手袋 (自転車、ヘルメット、プロテクターは主催者で⽤意するが、持ち込みも可)
・参加特典:オリジナルグッズ、など
・その他 :雨天中止

キックバイク体験
幼児向けにキックバイク体験コーナーを設置し、自転車に乗るための導入体験を実施。保護者と一緒に、自由に楽しむことができる。(コーチングはなす)
・時間:1人30分程度で交代制
・料金:無料
・持ち物:手袋 (キックバイクは、主催者で⽤意)
・その他 :雨天中止

籔田寿衣がBMXスーパークロスワールドカップ第7戦U23初優勝

BMXレーシング種目のワールドカップシリーズ第7戦が10月30日にトルコのサカリアで開催され、女子U23カテゴリーの籔田寿衣(大阪体育大)が、自身初の優勝を果たした。

籔田寿衣(先頭)がBMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝 ©日本自転車競技連盟

前週からトルコのサカリアで開催されているワールドカップシリーズ後半戦。2週にわたって開催され、日 本チームは第5、6戦ではU23カテゴリーで優勝を含む男女計4つの表彰台を獲得し、いい流れで残り2戦に臨む形となった。

日本チームのメンバーは変わらず、U23カテゴリーに男子2選手、女子5選手、そしてエリート女子には、東京オリンピック日本代表の畠山紗英(日本体育大)が参戦した。

籔田寿衣(中央)が接戦を制した ©日本自転車競技連盟
BMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝した籔田寿衣(中央) ©日本自転車競技連盟

U23男子は中井飛馬のシリーズ総合1位が確定

第5、6戦同様に、参加者60名と今大会最大のクラスとなったU23 男子は、現在シリーズポイントをリードしている中井飛馬(日本体育大)が、前週に続き安定した走りで準決勝を1位で決勝へ進出。

先頭を走る中井飛馬。UCI BMXスーパークロスワールドカップ第7戦 ©日本自転車競技連盟

決勝は2位から追う展開となり、第2コーナーで先頭の選手の横に並ぶも、立ち上がりでの加速に苦しみ失速。ゴール直前でも順位を一つ落とし4位でフィニッシュした。これまで4戦連続で上った表彰台は逃したものの、シリーズポイントでは最終戦を残して1位が確定した。

<中井飛馬 コメント>
先週の第5、6戦からの改善点も含めて、いい流れで決勝まで進めましたが、決勝ではラインの判断ミスで先頭の選手を交わすことができず、悔しい1戦となりました。シリーズタイトルが確定して、一つプレッシャーは減りましたが、シーズン最終戦をベストな形で終えられるよう、最後まで集中を切らさずに挑みます。

<大会結果 男子 Under23>
優勝:Bertagnoli Pietro (イタリア)
2位:Colsenet Mateo(フランス)
3位:Bogaert Mathijn(ベルギー)
4位:中井飛馬(日本体育大)
44位:増田優一(大阪体育大)

U23女子は第6戦の丹野夏波に続いて籔田が優勝

男子同様にメンバーは変わらず、日本から5選手を送り込んだU23女子クラス。今大会は第5戦で2位を獲得した籔田と、第6戦で優勝した丹野夏波(早稲田大)が決勝へ進出した。

決勝ではスタートを決めた籔田が第1コーナーに先頭で進入。立ち上がりで内側のラインから来た丹野が一瞬前に出るも、ジャンプセクションで再び籔田が先頭に立ち、丹野はジャンプセクションでのミスで順位を落とした。

先頭を走る籔田寿衣 ©日本自転車競技連盟

最終コーナーを先頭で回った籔田は、フィニッシュラインで東京オリンピックラトビア代表の ペテロソンヌに並ばれて写真判定にもつれ込んだ。結果、0.008秒差で籔田が勝利、第6戦の丹野に続き、日本人2人目となるワールドカップ表彰台の頂点に立った。丹野は6位で決勝を終えた。

籔田寿衣がインタビューを受ける ©日本自転車競技連盟

<籔田寿衣 コメント>
第5戦でも表彰台を獲得できましたが、今日の決勝ではスタートからトップを走れ、さらに優勝という結果を残せてとてもうれしいです。 国内も含めて1年ぶりの優勝だったので、これまでのトレーニングの成果を実感でき、取り組みにも自信がつきました。 明日は最終戦が残っていますが、シリーズタイトルでも現在4位でトップ3を狙える位置にいるので、ベ ストを尽くしてきます。

BMXスーパークロスワールドカップ第7戦のU23クラスで初優勝した籔田寿衣(中央) ©日本自転車競技連盟

<大会結果 女子 Under23>
優勝:籔田寿衣(大阪体育大)
2位:Petersone Vineta(ラトビア)
3位:Brindjonc Lea(フランス)
6位:丹野夏波(早稲田大)
10位:酒井亜樹(桃山学院教育大)
11位:西村寧々花(Gan Trigger)
18位:野村凪沙(Ace Race Australia)

畠山紗英は久々の決勝進出もエリート女子で8位

第5、6 戦は決勝に進めず悔しい結果となった畠山だったが、第7戦では準決勝を3位で通過し、第2戦イタリア大会以来の決勝進出となった。決勝では先頭集団で第1コーナーに進入したが、内側のラインから来た選手と接触し失速した。その後リズムを取り返すことができず、8位でフィニッシュした。

決勝に進出した畠山紗英。UCI BMXスーパークロスワールドカップ第7戦 ©日本自転車競技連盟

<畠山紗英 コメント>
先週の大会では悔しいレースが続き、今日までの数日間で細かい修正や戦略を変えてレースに入りました。スタートから最初のコーナーまでの距離が短く、インコースからのスタートが有利なコースレイアウトですが、今日はアウトコースから攻める戦略がうまくはまり、決勝まで進めたことは満足しています。 明日は今シーズン最後のレースですが、自分のパフォーマンスに集中し、自信をもって準備したいと思い ます。

<大会結果 女子 Under23>
優勝:Smulders Laura (オランダ)
2位:Stancil Felicia(米国)
3 位:Pajon Mariana(コロンビア)
8位:畠山紗英(日本体育大)

UCIトラック世界リーグにメダリスト29、世界王者63人参戦

UCIトラックワールドリーグは11月6日にスペインのマジョルカ島で第1戦が行われるのを皮切りに全5戦が行われる。男女それぞれ36選手が出場権を与えられたが、五輪メダルは金10を含むのべ29個、世界チャンピオンのタイトルはのべ63となり、世界のトップスターが参加することが明らかになった。

umi Kajihara – former UCI Track Cycling World Champion ©SWpix.com

日本勢は太田りゆ、佐藤水菜、梶原悠未、山崎賢人、窪木一茂が出場する。

Sprint – Women:
Lauriane Genest (Canada)
Lea Friedrich (Germany)
Miriam Vece (Italy)
Martha Bayona Pineda (Colombia)
Riyu Ohta (Japan)
Sophie Capewell (Great Britain)
Yana Tyshchenko (Russia)
Daria Shmeleva (Russia)
Laurine Van Riessen (Netherlands)
Anastasiia Voinova (Russia)
Mina Sato (Japan)
Yuli Paola Verdugo Osuna (Mexico)
Emma Hinze (Germany)
Mathilde Gros (France)
Simona Krupeckaitė (Lithuania)
Kelsey Mitchell (Canada)
Shanne Braspennincx (Netherlands)
Olena Starikova (Ukraine)

Sprint – Men:
Jean Spies (South Africa)
Mateusz Rudyk (Poland)
Jair Tjon En Fa (Suriname)
Tom Derache (France)
Jordan Castle (New Zealand)
Kevin Quintero Chavarro (Colombia)
Mikhail Yakovlev (Russia)
Kento Yamasaki (Japan)
Rayan Helal (France)
Stefan Bötticher (Germany)
Jai Angsuthasawit (Thailand)
Hugo Barrette (Canada)
Harrie Lavreysen (Netherlands)
Nicholas Paul (Trinidad & Tobago)
Jeffrey Hoogland (Netherlands)
Vasilijus Lendel (Lithuania)
Maximilian Levy (Germany)
Denis Dmitriev (Russia)

Tokyo 2020 bronze medalist Rayan Helal ©SWpix.com

Endurance – Women:
Maggie Coles-Lyster (Canada)
Hanna Tserakh (Belarus)
Tania Calvo (Spain)
Michelle Andres (Switzerland)
Alžbeta Bačíková (Slovakia)
Gulnaz Khatuntseva (Russia)
Emily Kay (Ireland)
Silvia Zanardi (Italy)
Karolina Karasiewicz (Poland)
Maria Martins (Portugal)
Olivija Baleisyte (Lithuania)
Eukene Larrarte (Spain)
Yumi Kajihara (Japan)
Kirsten Wild (Netherlands)
Katie Archibald (Great Britain)
Anita Yvonne Stenberg (Norway)
Annette Edmondson (Australia)
Kendall Ryan (USA)

Yumi Kajihara – former UCI Track Cycling World Champion ©SWpix.com

Endurance – Men:
Tuur Dens (Belgium)
Rhys Britton (UK)
Roy Eefting (Netherlands)
Alan Banaszek (Poland)
Jules Hesters (Belgium)
Gavin Hoover (USA)
Michele Scartezzini (Italy)
Kazushige Kuboki (Japan)
Claudio Imhof (Switzerland)
Aaron Gate (New Zealand)
Iuri Leitao (Portugal)
Erik Martorell Haga (Spain)
Ed Clancy (Great Britain)
Sebastian Mora (Spain)
Corbin Strong (New Zealand)
Yacine Chalel (Algeria)
Kelland O’Brien (Australia)
Rotem Tene (Israel)

Rhys Britton, bronze medalist in the scratch race in Roubaix ©SWpix.com

Race Calendar:
Round 1: November 6, Mallorca / Velòdrom Illes Balears, Spain
Round 2: November 27. Panevézys / Cido Arena, Lithuania
Round 3: December 3, London / Lee Valley VeloPark, Great Britain
Round 4: December 4, London / Lee Valley VeloPark, Great Britain
Round 5: December 11, Tel Aviv / Sylvan Adams National Velodrome, Israel

Riders will compete for the UCI Track Champions League trophy

UCIトラックワールドリーグのホームページ

植竹海貴…週に5日の自転車店舗勤務で全日本女王に

ワイ・インターナショナルの実業団チーム「ワイズロード」に所属する植竹海貴(うえたけみき)が2021年は全日本選手権エリート女子のチャンピオン、実業団レースJBCFの「Jフェミニンツアー」で年間11勝を挙げて年間総合優勝を獲得した。現在はワイズロード新宿本館で週5日間勤務している。

全日本チャンピオンの植竹海貴

10月23日に広島県三原市で開催された第89回全日本自転車競技選手権大会ロードレースの女子エリートに出場して、初優勝。これにより、2022年の全日本選手権の前日までナショナルチャンピオンジャージを着用することになった。

また、全日本実業団自転車競技連盟が主催するJフェミニンツアーも年間総合優勝。ピンク色のリーダージャージを手中にした。植竹は、2021年の国内女子ロードレース界のダブルタイトルを獲得し、目覚ましい活躍を見せた1年となった。

JBCF「Jフェミニンツアー」年間総合優勝の植竹海貴

「いまだに、全日本選手権で優勝したことの実感がわかないです。レースは、スプリントになれば優勝の可能性があるかもと思っていましたが、まさか優勝できるとは思っていませんでした」と植竹。

3人に絞られた時点で表彰台が現実的になり「どうせ表彰台に乗るなら真ん中に!」と決意した。

植竹海貴(右)が金子広美を制して全日本選手権で優勝 ©JCF

レース後、LINEの通知が100件届いてビックリ!

「繰り返されるペースアップがキツく、正直ゴール前でスプリントできる脚が残っていなかったけれど、(2位となった)金子広美選手も同じように脚がいっぱいだったようで、なんとか競り勝つことができました。レース後、LINEの通知が100件届いてびっくりしました」

植竹は、専門学校卒業後の2016年から2020年3月までは保育士として働いていた。2020年4月に自転車に専念できる環境として、スポーツ自転車の専門店ワイズロードを運営するワイ・インターナショナルに入社。同社の旗艦店であるワイズロード新宿本館で勤務しながらトレーニングを積み、実業団レースのJBCFに参戦。

トレーニングには従来の実走練習に加え、SARIS社のスマートトレーナーとバーチャルサイクリングアプリZwiftを組み合わせたインドアトレーニングも取り入れ、課題の克服と競技力の強化に取り組んだ。

全日本選手権で植竹海貴(右)が金子広美を制して優勝 ©JCF

ワイ・インターナショナルの鳥居恵一郎代表取締役社長は、「何度もアタックがありハラハラする展開でしたが、彼女らしい粘りの走りで優勝してくれました」とコメント。

「自社の社員から全日本チャンピオンを輩出できたことを、とてもうれしく誇らしく思っています。強化指定選手にもなったこともあり、パリ五輪に向けて、これからも会社を挙げて彼女のサポートをしていきます」

■植竹海貴(うえたけみき)
生年月日:1996年1月29日生まれ
出身地:東京都板橋区
所属チーム:ワイズロード
勤務先:ワイズロード新宿本館(東京都新宿区新宿2-19-1 BYGSビルB1F)

日本大の仮屋和駿は2022年シーズンにKINAN所属へ

日本大自転車競技部所属の仮屋和駿(かりやかずとし)が2022年シーズンよりKINAN Cycling Teamに加入することになった。

仮屋和駿 ©Syunsuke FUKUMITSU

高校・大学と各カテゴリーの国内トップレベルを走ってきた仮屋だが、2021年シーズンにブレイク。特に国内最大級のステージレースであるツアー・オブ・ジャパンでは、第2ステージでKINAN所属の山本元喜らとともに逃げ切ってステージ2位。国内外の歴戦の猛者たちを相手に堂々たる戦いぶりを披露した。全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)ロードレースでも2位となったほか、アンダー23カテゴリーの日本代表にも選出されている。

KINANチームではその実力と将来性を高く評価するとともに、仮屋自身が抱くサイクリストとしてのキャリアイメージとがマッチしたことにより、大学在学中だが来季からプロライダーとして活動していくことになった。

仮屋和駿 ©Syunsuke FUKUMITSU

メインスポンサーである「株式会社キナン」のお膝元である和歌山県出身。2022年シーズンからは、「和歌山が生んだプロライダー」「おらが街のトップサイクリスト」としても高みを目指していきたいという。

現在は日本大3年在学中で、2022年シーズンは学業と並行して競技活動を行っていく。また、学生対象レースではこれまで通り日本大自転車競技部の一員として参戦していく予定。

「地元のチームでもあるKINAN Cycling Teamに加入することができ、大変光栄に思います。レベルの高いチームで活躍、成長できるようがんばっていきます。応援よろしくお願いいたします」と仮屋。

仮屋和駿 ©Syunsuke FUKUMITSU

仮屋和駿
2001年3月29日生まれ 和歌山県和歌山市出身
身長177cm・体重66kg A型
脚質:ルーラー
2021年所属チーム:日本大自転車競技部

●主な実績 (かりやかずとし)
2019年 全日本学生選手権大会チームタイムトライアル 1位 
2021年 ツアー・オブ・ジャパン 第2ステージ 2位(個人総合16位)
2021年 全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレース 2位

ウィンドブレークジャケットで寒さの厳しい冬ライドを快適にする

サイクリングウエアメーカーのパールイズミは2021年秋冬新商品として「ウィンドブレークジャケット」をサイクルショップやスポーツ用品店など発売する。1万7050円(税込)、ワイドサイズは1万8150円(税込)。

ウィンドブレークジャケットは防風性と保温力、そして動きやすさを兼ね備えた素材ウィンドブレークをメインに採用し、優れた透湿機能と通気性をもつ素材を背中に配置して、ムレや汗冷えも軽減する。寒さの厳しい冬のライドが快適になるベーシックフィットの5℃対応ジャケット。ブラックのみワイドサイズがある。

走行時に寒風の侵入を防ぐ袖口のカフ
汗をかく背中の中心部分に湿気を吸収・発散させる素材を使用

3500-BL / ウィンドブレークジャケット
B3500-BL / ウィンドブレークジャケット(ワイドサイズ)

【カラー】 9. ブラック 10. ホワイト 11. グレー 12. レッド ※B3500-BLは9. ブラックのみ
【価格】●3500-BL:1万7050円(税込) ●B3500-BL:1万8150円(税込)
【サイズ 】●3500-BL:S, M, L, XL, 3L ●B3500-BL:BM, BL, BXL, B3L
【素材】ウィンドブレーク
【商品特徴】
□ウィンドブレーク:防風性が高く、優れた保温性とストレッチ性で暖かく動きやすい素材
□10cmあきファスナー付き3バックポケット

●パールイズミのホームページ