ホダカ恒例のわけあり自転車が最大60%オフのセール実施

シティサイクルからスポーツ自転車まで幅広く手がける日本の自転車メーカー、ホダカが半期に一度のアウトレットセールを開催する。埼玉県越谷市の本社で直売セールを実施するほか、当日の来場が難しい人のためにオンラインのメーカー直販B級品アウトレットショップでも期間限定セールを実施。

現地で見て買える!直売セール

輸送中のキズや店頭展示品・試乗車など、製品の実用には全く問題ないものの、通常販売が難しいアウトレット品を中心に、購入しやすい価格で多数用意。新しい自転車を探している人も、お得に自転車を手に入れたい人も、このチャンスをぜひお見逃しなく。

前夜祭セール:2025年7月11日(金) 午後4時~午後7時30分
メインセール:2025年7月13日(日) 午前8時~午前11時
ホダカ株式会社構内(〒343-8520 埼玉県越谷市流通団地1-1-9)
公共交通機関:JR武蔵野線南越谷駅および東武スカイツリーライン新越谷駅 徒歩20分またはタローズバス 南越谷駅発~流通団地1丁目 下車 徒歩2分

スマホで見て買える!オンラインセール

セール期間:2025年7月1日(火)午前12時~2025年7月10日(木)午前12時
受け取り場所=コーダーブルームショップ越谷店

●ホダカの詳細ページ

サイクルアパレルがTシャツを作ると背中に3つのポケットがつく

自転車ウエアメーカーのパールイズミが2025年春夏新商品として 「シティライド T」「シティライド ロング T」を発売した。

「シティライド T」はコットンのような肌触りと優れた吸汗速乾性。着やすいシンプルなデザインと、リサイクルされたポリエステル素材を採用した高機能Tシャツ。ボタン付きの3バックポケットとタグの再帰反射でサイクリングにも使える仕様に仕上げている。胸ポケットとピスネームがデザインのアクセントにもなっている。

930-B / シティライド T(オフホワイト背面)

930-B / シティライド T
【 カラー 】 1. ブラック 2. オフホワイト 3. グレー
【 価 格 】 9,350 円(税込)
【 サ イ ズ 】 M, L, XL
【商品特徴】 □ ボタン付き3バックポケット

930-B / シティライド T(グレー)
930-B / シティライド T(ブラック背面)

同仕様で長袖タイプの「シティライド ロング T」も

931-B / シティライド ロングT
【 カラー 】 1. ブラック 2. オフホワイト
【 価 格 】 9,900 円(税込)
【 サ イ ズ 】 M, L, XL
【商品特徴】 □ ボタン付き3バックポケット

931-B / シティライド ロングT(グレー背面)

●パールイズミのホームページ

自転車パーツがAI搭載し、充電不要になるとどんなメリットがあるのか?

自転車の変速パーツが学習機能を持ち、しかもバッテリーレスで充電不要の電動オート変速システム、Q’AUTO(クォート)がシマノの新製品として発表された。

ライダーとその走行条件との関係をモニタリングし、変速を学習することでライダーの迷いを取り除き、自動で適切なギヤを提供

バッテリーを搭載しない通常の自転車でもオート変速を可能にした新製品。Q’AUTOは学習機能を持つソフトウェアを搭載。ライダーにとって適切なギヤを学習し自動で変速、ライダーは変速タイミングを考える必要はなく、前方に広がる景色へ意識を集中することができる。

Q’AUTOは、SHIMANO CUES シリーズFH-U6060に搭載の機能として登場する。これはオート変速専用に設計されたフリーハブで、内部に発電機(ダイナモ)を備え、ペダルを回すたびに自ら発電を行う。フリーハブ内部には速度、回転数(ケイデンス)、傾斜を計測する3つのセンサーがあり、Q’AUTOは走行状況の情報を収集しながら、変速に必要な電力を蓄えるという。

学習機能を持つ、充電いらずのオート変速システム「Q’AUTO」

どんなメリットがあるのか?

電池切れの心配がないため、充電を待つ時間も必要なく、気軽に走り出すことができる。複雑なシステム連携はなく、品質面でも長期的な信頼性を念頭に設計されている。その最先端のハードウェアとソフトウェアにより、バッテリーレスで高度なオート変速を提供するまったく新しい自転車のスタイルをQ’AUTOが実現したのだ。

オート変速、ダイナモ内蔵フリーハブ

FH-U6060 フリーハブと同時に発売されるのは、RD-U8050-SGS/GS リアディレーラーおよびSW-EN605-R ワイヤレスシフトスイッチ。RD-U8050-SGS/GSはシマノのワイヤレスDi2スイッチおよびシフトレバー(フラットバーからドロップバーまで)と互換性があり、最も幅広いライダーとライディングスタイルをカバーするリアディレーラー。

アダプティブラーニング(適応学習機能)
Q’AUTOはライダーとその走行条件との関係をモニタリングし、変速を学習することで、ライダーの迷いを取り除き、自動で適切なギヤを提供
ワイヤレスDi2スイッチ、フラットバーからドロップバーまでシマノ製のシフトレバーと互換性がある

価格はオート変速 ダイナモ内蔵 フリーハブが39,482円(以下すべて税込み)。ワイヤレスDi2 リアディレーラーが33,625円(11速と10速 11-48T)、29,124円(10速 11-43T)。ワイヤレスシフトスイッチが15,506円。

ブロンプトンがツール・ド・フランス仕様の折りたたみ2モデル

英国ロンドン生まれの折りたたみ自転車ブランド、ブロンプトンが世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」との初の公式コラボレーションモデルとして、それぞれデザインとスペックの異なる特別仕様の2モデル「Brompton x Tour de France C Line」「Brompton x Tour de France P Line」を発表した。

Brompton x Tour de France C Line

メインフレームにレース写真を用いたプリント配置

レース写真の第一人者であるポーリーヌ・バレ(Pauline Ballet)とチャーリー・ロペス(Charly Lopez)の作品を、ブロンプトン独自のプリント技術でメインフレームに転写。デザインは専用フィルムに高精細で印刷され、真空成型の専用ヒーターにより熱転写されることで、雨や紫外線、汚れにも強い耐久性の高い仕上がりを実現。都市を走るたびにツール・ド・フランスの記憶がよみがえる、まさに都市を走るすべてのサイクリストへ贈る「走るキャンバス」だ。

2025年6月4日よりブロンプトン直営店と全国の正規取扱店で先行予約を受け付け、6月下旬より順次販売。

Brompton x Tour de France C Line

Brompton x Tour de France C Line
重量:11.8kg
ギア:6スピード
シートポスト:スタンダード
ハンドルバー:Mid
マッドガードフラップ :カスタム(Tour de Franceロゴ入り)
サドル:Selle Royal (Tour de Franceロゴ入り)
グリップ:ブロンプトン エルゴグリップ Tour de France Yellow
メインフレーム:真空熱転写プリント
プリント写真提供:Pauline Ballet
付属品: ブロンプトンツールキット、専用バイクボックス
価格:¥346,500 (税込)
Selle Royal (Tour de Franceロゴ入り)

Brompton x Tour de France P Line

Brompton x Tour de France P Line
重量:10.5kg
ギア:12スピード
シートポスト:スタンダード
ハンドルバー:Low
マッドガードフラップ :カスタム(Tour de Franceロゴ入り)
サドル:Selle Royal(カスタム)- ポカドットプリント
グリップ:ブロンプトン エルゴグリップTour de France Yellow
ベル:グレー
ローラーホイール:カスタム-シルバー
メインフレーム:真空熱転写プリント
プリント写真提供:Charly Lopez
付属品:専用マルチツール & パンクポーチ、専用バイクボックス
価格:¥ 599,500 (税込)
パウダーコーティングと昇華転写加工
Selle Royal(カスタム)- ポカドットプリント

●Brompton Tokyoのホームページ

弱虫ペダルのステッカーがついた超軽量プロチームヘルメット発売

抜群のかぶり心地と冷却性能を実現した軽量ヘルメット「フレックス・エアー」にUCIプロチームの「Team Solution Tech-Vini Fantini」仕様カラー「TFT-25」がオージーケーカブトより限定発売される。2万9700円

今回追加する「TFT-25」は、「Team Solution Tech-Vini Fantini」のチームキットに合わせてデザインされたカラーリング。ホワイトをベースに、鮮やかなブルーのグラデーションをレイアウトし、さらにチームロゴから着想を得たパープルやイエローのアクセントラインを織り交ぜ、チームカラーとの統一感を兼ね備えたデザイン。

製品にはロードレースを舞台にしたマンガ「弱虫ペダル」ロゴのスペシャルステッカーを同梱。日本語のロゴと、フランス語版のタイトルである「En selle, Sakamichi」の2種類を用意。実際にチームが使用しているヘルメットにも貼られているものと同じ仕様となっていて、作者・渡辺航の協力により実現した。

●オージーケーカブトの詳細ページ

サイモン・イェーツがジロ・デ・イタリア総合優勝…7年前の逆転負けを晴らす

第108回ジロ・デ・イタリアは最終日となる2025年6月1日、ローマを発着とする141kmで第21ステージが行われ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのサイモン・イェーツ(英国)が初の総合優勝を決めた。総合2位はイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)、同3位はリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)。

サイモン・イェーツが2025ジロ・デ・イタリア総合優勝 ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

ローマの最終フィニッシュはオラフ・コーイが制覇

サーキットレースとなった最終日はサイモン・イェーツのチームメート、オラフ・コーイ(オランダ)がスプリント勝負を制し、第12ステージに続く2勝目、大会通算3勝目を挙げた。コーイを先導したのは、エドアルド・アッフィニ(イタリア)とワウト・ファンアールト(ベルギー)で、最後のステージでサイモン・イェーツの総合優勝を最高の形で祝福した。

2025ジロ・デ・イタリア最終日のスタートラインに並ぶ各賞受賞者 ©Massimo Paolone/LaPresse

サイモン・イェーツは、最終日前日のコッレ・デッレ・フィネストレでのアタックにより、2018年のブエルタ・ア・エスパーニャに続いてグランツールを制した。新人賞を獲得したデルトロとカラパスが表彰台に。リドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)は第1ステージから最終日までポイント争いの首位を守り、XDS・アスタナ チームのロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア)は他のすべての選手に圧倒的な差をつけて山岳賞を獲得した。

2025ジロ・デ・イタリアの最終ステージはローマ ©Fabio Ferrari/LaPresse
総合優勝のイェーツを中央に、左が2位デルトロ、右が3位カラパス ©LaPresse

あのフィネストレ峠で逆転する計画があった

「プロになって以来、最高のレースで勝つことを夢見てきた。グランツールはまさにこのスポーツの頂点だ。2018年のジロ・デ・イタリアでなにが起こったかはみんな知っている。イタリアではいい時も悪い時もあったけど、このレースは私を何度も呼び続け、ついに優勝することができた」とイェーツ。

サイモン・イェーツは2018ジロ・デ・イタリア第6ステージで首位に立ち、マリアローザを着用して区間2勝を挙げて総合優勝に向かっていた。ところが最終日2日前の第19ステージでクリストファー・フルームの大逃げにより首位を陥落。総合優勝をさらわれていた。38分51秒も遅れてフィニッシュしたが、大ブレーキを起こしたのがフィネストレ峠だった。イェーツはコースが発表されてすぐに、このフィネストレ峠でリベンジすることを目標に準備してきたという。▼過去記事はこちら

ポイント賞のマリアチクラニーノを全ステージで着用したマッズ・ピーダスン ©Fabio Ferrari/LaPresse

「今回のジロ・デ・イタリアの間、私はもっと遠くを見ていた。レースで勝つのは簡単なことではないと思っていた。でも、最終日前日も仲間たちは私に挑戦するように励ましてくれた。私もそれを信じ、大変な1日だったがやり遂げた。フィネストレ峠で抜け出すアイデアがあった。自分の脚は強いと分かっていたので、一人で自分の努力に集中したかった。爆発的なスピードが求められる他のステージよりも、長く持続的な走りでライバルに差をつけることが求められた。他のステージはより戦術的なものになった。昨日のステージは比較的シンプル。このジロ・デ・イタリアで、私は再び自分自身を見つけることができた。今年は私の年だ。これまでのような不運に見舞われることはないん。今日は信じられないようなスタートになった。バチカン市国に立ち寄ることになったと気づいた時だ。教皇の祝福を受けたことは、私だけでなく、すべてのライダーにとって忘れられない瞬間となった」

山岳王のフォルトゥナート ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse
サイモン・イェーツとそれを支えたチームスタッフ ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDS・アスタナチーム)
マリアビアンカ(新人賞)イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ・XRG)