内野艶和と垣田真穂が圧巻の走りで女子マディソンのアジア女王に

インドのニューデリーで開催されている2024トラックアジア選手権大会は5日目の2月25日、女子マディソンが行われ、内野艶和(楽天Kドリームス)と垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)ペアが圧勝し、アジアチャンピオンになった。

内野艶和、垣田真穂ペアが2024アジア選手権女子マディソンで圧勝 ©日本自転車競技連盟

日本ペアは合計12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過。圧勝で優勝した。内野は女子ポイントレースで、垣田は個人パシュートで優勝していて、さらに優勝したチームパシュートのメンバーでもあることからともにアジア選手権の三冠となった。

内野艶和、垣田真穂の日本ペアは12回のスプリントポイントのうち、10回を1位通過した ©日本自転車競技連盟
内野艶和(左)と垣田真穂 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子マディソン優勝の垣田真穂(左)、内野艶和 ©日本自転車競技連盟

男子マディソンの窪木一茂、今村駿介(ともにブリヂストンサイクリング)は20回あるスプリントポイントをすべて1位通過。日本は圧倒的なスピードの違いを見せつけて優勝した。

2024アジア選手権男子マディソン優勝の窪木一茂、今村駿介 ©日本自転車競技連盟

男子ケイリンでは山﨑賢人(楽天Kドリームス)が優勝。

山﨑賢人が2024アジア選手権男子ケイリン優勝 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子ケイリンを走る酒井亜樹 ©日本自転車競技連盟

ファンイートベルトがUAEツアー最終ステージで逆転総合優勝

ロット・デスティニーのレナルト・ファンイートベルト(ベルギー)が2月19日から25日までUAEで開催された7日間のステージレース、UAEツアーで初の総合優勝をした。最終日の第7ステージで独走し、2位ベン・オコーナー(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアル)を2秒上回った。

レナルト・ファンイートベルトがUAEツアー第7ステージでアタック ©Sprint Cycling Agency

ファンイートベルトは前日までの総合成績で、首位ジェイ・バイン(オーストラリア、UAEエミレーツ)から37秒遅れの9位の位置にいたが、ゴールまで上り坂が続く最終ステージの残り1.8kmで単独アタック。後続に22秒差をつけてゴールした。

UAEツアー第7ステージ ©Sprint Cycling Agency

ファンイートベルトは22歳7カ月8日で、タデイ・ポガチャル(22歳5カ月6日)に続く大会史上2番目の若さで総合優勝した。総合2位オコーナーとの2秒差は最僅差で、2022年のポガチャルとアダム・イェーツの22秒差を塗り替えた。

リーダージャージのジェイ・バインを牽引するUAEチーム ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

冗談で第5ステージのボーナスタイムを稼いだのが総合優勝の転機

「今日の目標は後悔することなく終わらせることだったが、今は後悔していない」とファンイートベルト。「ここ数年のレースを振り返ってみて、優勝者がどこで仕掛けたのかを確認し、残り3kmで急勾配の部分があることに気づいた。それが総合優勝する最後のチャンスだった。今日は本当に脚がよかった。これは私の最高のリザルトで、本当にレベルアップした」

レナルト・ファンイートベルトがUAEツアーの第7ステージ優勝 ©Sprint Cycling Agency

「UAEツアーで優勝したのは、第5ステージの逃げでタイムボーナスをもらったおかげだ。チームドクターとの冗談から始まり、6秒を稼ぐ素晴らしいトレーニングライドになり、結果的に2秒差で総合優勝した。レムコ・エベネプール、タデイ・ポガチャル、プリモシュ・ログリッチに続いてこのレースで優勝したライダーのリストに自分の名前が載っているのを見るのはクレイジーだ。勝つためではなく、総合成績でいい結果を取るために来たので、ただただ素晴らしい。次のレースとなるストラーデビアンケはよく似合っている。そこでもいい結果を出せる自信がある」

UAEツアー総合優勝のファンイートベルト。左は2位ベン・オコーナー、右は3位ペリョ・ビルバオ ©Sprint Cycling AgencyIvan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024

東京マラソン2024出場選手の位置情報はここでチェックできる

2024年3月3日に東京マラソン2024が開催される。今回も参加者と応援者にWEB・モバイルサービスが提供され、参加者の現在走行位置やタイムがわかる。沿道観戦や自宅などで家族や友人を応援するのに便利。

応援したいランナーのタイムと位置情報を知る【応援ナビ】

パソコン・スマートフォン・タブレットを利用して、スタートしたランがーのタイムと予測位置情報を地図上で確認できるサービスを大会当日に利用できる。自宅で家族や友人を応援したり、沿道で近づいてくるのを確認するのに便利。

上位選手をチェックする【リーダーボード】

トップランナーの5kmごとの通過順位とタイムを表示し、レース状況をリアルタイムで確認することができる。

16回目の開催となった東京マラソン2023は、4年ぶりに従来の定員数3万8000人のランナーが参加

●応援ナビのホームページ
(PC版応援naviは3月3日 00:00から)

内野艶和と兒島直樹がアジア選手権のポイントレースで優勝

インドのニューデリーで開催されている2024トラックアジア選手権大会は4日目の2月24日、ポイントレース決勝が行われ、男子は兒島直樹(ブリヂストンサイクリング)、女子は内野艶和(楽天Kドリームス)がともに優勝してアジアチャンピオンになった。

2024アジア選手権ポイントレースで優勝した内野艶和(左)と兒島直樹 ©日本自転車競技連盟

全てのポイント周回で着実にポイントを積み重ねた内野が59ポイントを獲得して優勝した。

2024アジア選手権女子ポイントレースで内野艶和が優勝 ©日本自転車競技連盟
兒島直樹が2024アジア選手権男子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟

ジュニア男子個人パシュートでは三浦一真(湘南工科大附属高)が予選を2位で通過し、決勝ではその予選のタイムをさらに縮め、台湾に競り勝って優勝した。

三浦一真が2024アジア選手権ジュニア男子個人パシュート優勝 ©日本自転車競技連盟

ジュニア男子ポイントレースでは木綿崚介(松山学院高)が最後のポイント周回までもつれ込む接戦となったが、2位になった。

木綿崚介(左)が2024アジア選手権ジュニア男子ポイントレースで2位 ©日本自転車競技連盟

垣田真穂が個人パシュートでもアジア女王…池田瑞紀スクラッチ3位

インドで開催されている2024トラックアジア選手権大会は3日目の2月23日、女子個人パシュートが行われ、日本の垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)が優勝した。垣田はチームパシュートとの2冠。予選を2位で通過し、最後までスピードをキープして食い下がる中国を振り切った。

垣田真穂が2024アジア選手権女子個人パシュート優勝。チームパシュートとの2冠 ©日本自転車競技連盟

女子スクラッチは池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)が3位。男子個人パシュートは松田祥位(ブリヂストンサイクリング)が優勝した。

2024アジア選手権女子個人パシュートを制した垣田真穂 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子スクラッチで池田瑞紀が3位 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権男子個人パシュートで松田祥位が優勝 ©日本自転車競技連盟

今村駿介と梶原悠未がエリミネーション優勝…アジア選手権

インドで開催されている2024トラックアジア選手権大会は2日目の2月22日、日本は中距離種目のエリミネーションで今村駿介(ブリヂストンサイクリング)と梶原悠未(TEAM Yumi)が優勝した。

2024アジア選手権エリミネーション優勝の今村駿介(左)と梶原悠未 ©日本自転車競技連盟

男子エリミネーションでは、序盤の位置取りに苦戦した今村だったが、いったん前方のいいポジションに収まると、その後は安定した走りをみせて優勝した。

2024アジア選手権男子エリミネーションを制した今村駿介 ©日本自転車競技連盟

女子エリミネーションの梶原は終始前方の好位置でレースを進め、貫禄の走りで力の違いを見せつけ、危なげなく優勝した。

2024アジア選手権女子エリミネーション優勝の梶原悠未 ©日本自転車競技連盟
2024アジア選手権女子スプリント1 回戦は予選3位通過の酒井亜樹が、14位通過の水谷彩奈を振り切って2回戦へ進出 ©日本自転車競技連盟