アジア大会男子チームスプリントで雨谷・新田・深谷の日本チームが3位

ジャカルタ・アジア大会は10日目となる8月27日、自転車トラック競技が始まり、男子チームスプリントで日本が銅メダルを獲得。雨谷一樹、新田祐大、深谷知広(すべて競輪選手)の日本チームは予選4位で3-4位決定戦へと進み、韓国を下した。女子チームスプリントは前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)と太田りゆ(競輪選手)が出走し、予選4位で3-4位決定戦に進んだが、韓国に破れて4位。

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

チームスプリントは男子3名、女子2名でチームを編成し、トラック(250m)を男子3周、女子2周して走行タイムを競う競技。それぞれの選手が1周回ずつ先頭を引いたあとに離脱していき、最終走者のゴールタイムにより順位が決まる。予選の上位2チームが1-2位決定戦、3位と4位が3-4位決定戦に進む。

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

雨谷一樹のコメント
予選ではミスをしてしまったが、3-4位決定戦ではいつもの走りができたのでよかったと思う。

新田祐大のコメント
予選で自分と深谷が自己ベストを出すことができた。ミスがあったものの3-4位決定戦に出ることができたので、タイムを出すことを目標に走り、全体で一番よいタイムを出すことができた。直前の落車で治療や調整をしながら大会を迎えたが、万全の状態にしてもらい、それが高いモチベーションにもつながった。昨日から身体はいい状態になり、今日も走るのが楽しみで、思った以上の成績が出た。とてもいい大会になった。

深谷知広のコメント
予選は残念だった。チームワークのバランスが崩れてしまったことが原因。しかし決定戦ではしっかりと力を出すことができた。予選と決定戦でタイムが落ちてしまっているので、2本目にタイムを上げていくことを今後の課題にしたい。

アジア競技大会男子チームスプリント3位の新田祐大・深谷知広・雨谷一樹 ©2018 JCF

アジア競技大会男子チームスプリント ©2018 JCF

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ションカ2連勝、室屋はエンジン回転数超過で失格…レッドブル・エアレース第5戦

究極の三次元モータースポーツRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)2018年シーズン第5戦の決勝が8月26日(日)にロシアのカザンで開催された。12万8000人の観客が見守る中、マーティン・ションカ(チェコ)が2連勝。室屋義秀は第2戦カンヌ以来のファイナル4進出かと思われたが、ラウンド・オブ8での飛行中にエンジン回転数の上限超過したことで失格となり、8位に終わった。

レッドブル・エアレース第5戦カザン大会 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

予選を53秒351とまずまずのタイムで5位通過した室屋は、ラウンド・オブ14で52秒774とさらにタイムを縮めてニコラス・イワノフ(フランス)を退け、ラウンド・オブ8に進出。続く対戦ではカービー・チャンブリス(米国)より先に飛び、フライト直後に無線で聞こえてきたレース・ディレクターの声は「室屋、51秒643、ノーペナルティ」。それを聞いた瞬間、久しぶりに機上でガッツポーズを決めた室屋だったが、エアポートに戻ってファイナル4の準備をしている最中に、先ほどのフライトでエンジン回転数がルール7.1.8.4で規定されている上限値の2,950rpmを超過していて、失格となったことを知らされ、カザンでのレースが終わった。

室屋義秀はエンジン回転数超過で失格8位。第5戦カザン大会 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

レース後に室屋は「フライトはすごくよくてトラックレコードとなるタイムを出していたのですが、ミーティングの後にRPM(エンジン回転数)がオーバーしたことを知りました。今まで一度も経験したことがないことなので、チームで究明したいと思います」とコメント。

2度目となるカザンでのレッドブル・エアレースを制したのは、前節から調子を上げているマルティン・ションカだった。カザン入りしてからフライトラインを見つけるのに苦労していたションカは、土曜日の予選は54秒356で12位と出遅れたが、決勝日1回戦のラウンド・オブ14で最速の52秒246を記録。ラウンド・オブ8ではトラックレコードとなる52秒009を叩き出してファイナル4に進出した。

レッドブル・エアレース第5戦カザン大会を飛ぶ室屋義秀 © Andreas Schaad/Red Bull Content Pool

そのファイナル4では先行のマイケル・グーリアンが52秒238の好タイムを出てプレッシャーをかけてきた。最初のセクターこそグーリアンが上回ったが、ションカはバーティカルターンを完璧に攻略。最終的に0.115秒上回る52秒123でゴールし、グーリアンを退けて2連勝を果たした。総合ランキングは今大会2位のグーリアンが12をポイント獲得して再び首位に返り咲いたが、前節まで首位のマット・ホール(オーストラリア)が今大会7位に終わったことで、ションカが総合3位から2位に上がった。

室屋は8位で3ポイントを獲得し、5位に踏みとどまった。

次戦は9月15日(土)、16日(日)のウィーナー・ノイシュタット大会(オーストリア)。最終戦は11月17日(土)、18日(日)に米国テキサス州フォートワースのテキサスモータースピードウェイでの開催が決定した。

ションカがレッドブル・エアレース第5戦カザン大会を制す © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

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クビアトコウスキーが首位…区間勝利はバルベルデが10度目V

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月26日(日)、マルベリャ~カミニートデルレイ間の163.5kmで第2ステージが行われ、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)がスカイのミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)との一騎打ちを制して、3年ぶり10回目のステージ勝利を挙げた。

バルベルデ(右)がクビアトコウスキーを制した © Luis Ángel Gómez

クビアトコウスキーは2位に甘んじたものの、前日の個人タイムトライアルで6秒遅れの2位につけていたため、総合成績でBMCのローハン・デニス(オーストラリア)を逆転して首位に立った。

「百戦錬磨のバルデルデに勝つのは難しかった。でも首位のリーダージャージーを獲得できたのは悪くない。今夜は楽しむことにして明日からはこのジャージーを守っていくことに集中したい」

前日にマイヨロホを獲得したデニス © Luis Ángel Gómez

ディフェンディングチャンピオンのフルームが欠場し、これまではアシスト役をこなしてきたクビアトコウスキー。2014年に世界チャンピオンになった経験を持つダークホースが初優勝に向けて名乗りをあげた。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)
マイヨベルデ(ポイント賞)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)
マイヨルナレス(山岳賞)ルイスアンヘル・マテ(スペイン、コフィディス)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド、スカイ)

🇪🇸ブエルタ・ア・エスパーニャの特集サイト
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トップストーン ピュアでシンプルな万能グラベルロードバイク

キャノンデール・ジャパンは、グラベルバイクの最新トレンドを組み込んだ「Topstone(トップストーン)」を発売した。キャノンデール本社近くにあるお気に入りのオフロードループにちなんで名付けられたTopstoneは、これぞ本物のグラベルバイク。大きなエアボリュームのタイヤ、安定したライダーポジション、スポーティなハンドリングでどんな状況にも対応。裏ルートを躊躇することなく駆け抜け、新しい道を開拓、もちろん朝の通勤だって快適にすることができる。週末ライドを楽しむ人や、乗り心地抜群なグラベルバイクを探している人にとって理想的な1台。

トップストーン・ソラ 11万5000円(税別)

Topstoneキーポイント!
最大42mm幅のタイヤまで対応する十分すぎるクリアランスで大胆は冒険ライドに最適
全モデルフルカーボンフォークを採用し、12mmスルーアクスルが正確なステアリングを実現
シナプスと共通のスタック&リーチで、安定感抜群なスポーティなライダーポジションを提供
3本のウォーターボトルを装備できるマウントと、トップチューブストレージ用マウント採用
55mmのフォークオフセットに穏やかなヘッド角を組み合わせたアウトフロントジオメトリー
オフロード走行で安定性と走破性を確保するフレア型ハンドルとワイドギヤを全モデル標準装備
フレームはディスクブレーキ専用設計、油圧ブレーキ搭載モデル(Apex 1、105)

トップストーン・アペックス1 22万円(税別)

新しいTopstoneは、3種類のモデルを展開。アドベンチャーライドの可能性をさらに広げるドロッパーシートポスト搭載モデルのTopstone Apex 1 をはじめ、シマノ105仕様のTopstone 105、シマノSora仕様のTopstone Soraを発売。サイズはXS、S、M、L、XL。店頭発売は10月下旬を予定。

トップストーン105 19万円(税別)

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ローハン・デニスがタイムトライアルを制して首位発進…第73回ブエルタ・ア・エスパーニャ

第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月25日(土)に南スペインのマラガで開幕。初日は距離8kmの個人タイムトライアルが第1ステージとして行われ、BMCのローハン・デニス(オーストラリア)がトップタイムをたたき出して優勝した。

個人タイムトライアルでトップタイムを出したローハン・デニス © Luis Ángel Gómez

2017大会初日のチームタイムトライアルでもBMCが優勝し、先頭でゴールを切ったデニスが首位のリーダージャージを着用した。デニスは2年連続でこの「マイヨロホ」を着用することになった。欧州以外の選手がグランツールと呼ばれる三大大会の個人タイムトライアルですべて勝ったのは初めて。

ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ © Luis Ángel Gómez

有力選手の中ではスカイのエースとなるミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)が6秒遅れの2位。7月のツール・ド・フランスで落車骨折し、復帰戦となったBMCのリッチー・ポート(オーストラリア)は51秒遅れと苦しいスタートとなった。

深紅のマイヨロホをデニスが獲得 © Luis Ángel Gómez

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)
マイヨベルデ(ポイント賞)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)
マイヨルナレス(山岳賞)ネルソン・オリベイラ(ポルトガル、モビスター)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)ローハン・デニス(オーストラリア、BMC)

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長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金…畠山紗英は接触で8位

ジャカルタ・アジア大会は8日目となる8月28日、自転車競技男子BMXレース決勝で長迫吉拓(モトクロスインターナショナル)が優勝し、金メダルを獲得。同じく決勝に出場した吉村樹希敢(GAN TRIGGER)は6位。女子では畠山紗英(日本体育大)が決勝に進んだが、他選手と接触して転倒し、8位だった。長迫はシーディングランを首位で通過し、モト(3回行われる1回戦)から安定した走りで、首位で決勝に進出。決勝では第1コーナー前から先行して優勝した。

長迫吉拓がアジア競技大会BMXレースで金メダル ©2018 JCF

長迫吉拓のコメント
久しぶりのアジアの大会。各国のレベルが上がっているなかで、危ない面もあったが、自信はあったので積極的に走った。リオ五輪を経験して挑んだ今回のアジア大会では、勝たないといけないというプレッシャーのなか勝つことができた。これは東京五輪へ向けてのいいステップになったと思う。自転車競技で今大会初めて金メダルを獲得できたので、このいい流れを明後日からのトラック競技につなげてほしい。

アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓が先頭を走る ©2018 JCF

アジア競技大会BMXレースの長迫吉拓 ©2018 JCF
アジア競技大会BMXレースで長迫吉拓(中央)が金メダル ©2018 JCF

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