オランダのドレンテ州で開催されている欧州選手権ロードは大会5日目(最終日)の9月24日、エリート男子レースが行われ、フランスのクリストフ・ラポルトが残り10kmから独走して優勝。欧州選手権のエリートカテゴリーとしてフランスに初めての栄冠をもたらした。
2位はユンボ・ビスマで一緒に走るベルギーのワウト・ファンアールト。3位もユンボ・ビスマのオラフ・コーイ(オランダ)。
ジュニア女子はベルギーのフルール・モールスがイタリアのフェデリカ・ベンチュレッリを破って優勝した。
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オランダのドレンテ州で開催されている欧州選手権ロードは大会5日目(最終日)の9月24日、エリート男子レースが行われ、フランスのクリストフ・ラポルトが残り10kmから独走して優勝。欧州選手権のエリートカテゴリーとしてフランスに初めての栄冠をもたらした。
2位はユンボ・ビスマで一緒に走るベルギーのワウト・ファンアールト。3位もユンボ・ビスマのオラフ・コーイ(オランダ)。
ジュニア女子はベルギーのフルール・モールスがイタリアのフェデリカ・ベンチュレッリを破って優勝した。
オランダのドレンテ州で開催されている欧州選手権ロードは大会4日目の9月23日、エリート女子レースが行われ、最強国オランダが戦いを掌握。ミッシャ・ブレッドウォールドが独走勝利した。
2位はオランダのロレーナ・ウィーブス、3位は世界チャンピオンのロッテ・コペッキー(オランダ)。
ジュニア男子はスロベニアのアズネ・ラブバーが優勝した。
オランダ北東部のドレンテ州で開催されている欧州選手権は大会3日目の9月22日からいよいよ個人ロードレースへ。男女のU23レースが開催されたが、コースの勝負どころとなった石畳のVAM峠に注目が集まった。
オランダ語でVAMベルク、フランス語でコルデュVAMと呼ばれる峠はオランダ北東部の平坦な地形の中にこつ然と現れた小さな山岳だ。近くにある自然な成り立ちのホンツルク山脈をはるかに上回るこのエリアの最高峰だ。
じつは人工の峠で、産業廃棄物事業者のVAMが管理していた埋め立て地。現在は別会社に買収されているが、VAMの略称を峠の名前にして、冗談まじりの「VAM峠…標高4800センチメートル」の看板も立てられている。一般的に表記すれば標高48mだ。
2018年、埋め立て地跡に作られたルートは自転車レースの開催にうってつけだった。当初はMTBコースとして造成されたが、コロナ禍での閉鎖サーキットとして開催できることが着目され、2021年にはオランダナショナル選手権ロード、欧州シクロクロス選手権が行われた。2022年にもオランダナショナル選手権ロードの舞台となり、今回は欧州選手権ロードの全カテゴリーがここで開催される。
峠にはインフォメーションセンターもあり、地元のサイクリングコースの拠点にもなっている。また埋め立てにより、エリアの一角は60m以上に嵩上げされる予定で、さらに過酷なコース設計を目指している。
22日に行われたU23ロードでは、男子はデンマークのヘンリック・ピーダスンが、女子はオランダのイリセ・プルイメルスが優勝した。大会は23日にジュニア男子とエリート女子、最終日の24日にジュニア女子とエリート男子が行われる。
オランダのドレンテで開催されている欧州選手権は大会2日目の9月21日、ミックスドチームリレーが行われ、ジュニアはイタリアが、エリートはフランスが優勝した。
男子3選手がチームタイムトライアルを行い、女子3選手にリレーする形式。最速タイムでゴールしたチームが優勝となる。ジュニアカテゴリーでは初開催。
フランスチームは男子がバンジャマン・トマ、ブリュノ・アルミレル、レミ・カバニャ、女子がオドレ・コルドンラゴ、セドレン・ケルボル、ジュリエット・ラブのメンバーで挑み、イタリアチームに5秒差、ドイツチームに23秒差をつけて優勝した。
大陸別選手権の一つ、欧州選手権が9月20日にオランダのドレンテで開幕し、初日は各種目の個人タイムトライアルが行われ、エリート男子はイネオスグレナディアーズに所属するジョシュア・ターリング(英国)が優勝した。
大会はエリート男子ロードが行われる24日まで開催され、各種目の優勝者には欧州チャンピオンジャージが与えられる。
ジュニア・ユース世代の選手を対象とした自転車ロードレース講習会「第1回中根英登サイクリングアカデミー」が9月9日、愛知県新城市の新城総合公園で開催された。愛三工業レーシングチーム上級アドバイザーである中根英登が講師を務め、ゲストライダーとして同チーム所属の鈴木譲がライドサポートを担当した。
座学講習では中根本人の経験を通じて「目標を持つことの大切さ」、「プロロードレース選手とは」、「海外で活動する上での語学・コミュニケーション能力の大切さ」を伝え、参加者からも参加者自身が抱えている課題や疑問についての質問に一つひとつ回答。
実技講習では実際にJBCFのレースが行われる新城市総合公園内特設コースを使い、コース取りやボトル補給といった基礎から、公道ではできない並走やローテーション走行などロードレースを走る上で絶対に必要なテクニカル部分の練習・アドバイスを実施した。
「東三河地域では、豊かな自然を活かし、市町村、観光関係団体と一体となってオールシーズン、オールエリアでスポーツが楽しめる地域として東三河スポーツツーリズムを推進しています。また新城市では2026年アジア競技大会自転車ロードレースの最有力候補地ということもありその取り組みの一環として、サイクリングの練習環境に恵まれた東三河地域の魅力をPRするためJBCFさんのレース開催と併せて開催する運びとなりました。
先日私が帯同した世界選手権のジュニアやU23、Tour de L’avenirなどを走っていた選手たちは今回のアカデミー参加選手らと近い年代であったので、午前の座学では高みを目指している同世代の選手らの話を交えながら選手や選手の親御さんとお話をすることができたので、とてもタイムリーな時期での開催となりました。
午後の実践トレーニングでは、クローズドサーキットでしか取り組めない並走練習や並走しながらボトルキャッチ、並走しながらスラローム走行、高速域でのローテーション走行を実施。自転車ロードレースを走る上で避けては通れないテクニックであるにも関わらず普段なかなかできないトレーニングを中心に実施しました。このような機会で学んだことを今後のレース活動や人生の選択をしていく時に少しでも助けになればと思いますし、同世代のサイクリストにも伝えていってもらえればと思っています。
現役選手である鈴木譲選手からも参加選手らへアドバイスをしていただいたおかげで、限られた時間の中でも選手たちの上達速度が速くてとても有意義な時間となりました」
今回のアカデミーで取り組んだトレーニングを踏まえながら「第2回中根英登サイクリングアカデミー」が11月19日(日)に愛知県田原市の白谷海浜公園で開催予定。
第1回に参加していなくても参加可能。詳細が決まり次第改めて案内されるが、ジュニア・ユース世代におすすめ。
中根英登サイクリングアカデミーに関する問い合わせ先:中根英登サイクリングアカデミー開催事務局 担当:蜂須賀(tomoya.8sk@gmail.com(メールの返信は月~金 9時~18時)
9月16日は愛知県新城市で、新城市立東郷中のPTA家庭教育委員会から依頼を受けて全校生徒とその保護者、関係者合わせて約300名に向けて「挑戦する勇気」を演題とした特別講演授業に中根が登壇。
2022年末に愛知県新城市立八名中での特別授業をしたことがキッカケとなり今回新城市では2回目の公演授業となった。
中根がサッカー少年から全く別競技の自転車ロードレースに競技転向し世界で戦うトップアスリートへ駆け上がったことや、英語が大の苦手科目だったはずが英語や他の言語をもっとも必要とする世界へ飛び込んで成長したことを中心に、1時間の講演を実施。
中根からの問いかけに答える生徒が多く、また”自転車ロードレース”や”ツールドフランス”といった単語を知っている生徒が過半数以上を占めており生徒にとっても中根にとっても非常に有意義な時間となった。
地元・愛知県のチーム・「愛三工業レーシングチーム」が駆るロードバイクやジャージも展示し、生徒らの注目を集めた。スポーツ(自転車ロードレース)と語学学習の関係性の深さ・重要性を考える中根の思いから、中根がプロ選手を引退した後も協力的なイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパンから、前週のアカデミー開催時と同様に全校生徒にポストカードが配られた。
「自転車ロードレースやツールドフランスを知っている生徒さんが半数以上いたことにビックリしたと同時に非常にうれしく感じました。自分も漫画がキッカケで自転車ロードレースに挑戦することになりましたが、今の生徒さんたちにとっても漫画弱虫ペダルのお陰で自転車ロードレースを知っているとのこと。自転車競技に取り組んでいない子供や大人がスポーツとして”自転車ロードレース”があるということが認識されるだけでも、日本では非常に大事なことだと個人的に思っております。
勉学でもスポーツでも芸術でもなんでも挑戦することや他言語を学びいろいろな国の人とコミュニケーションを取ることで世界が広がること、また失敗談も話しながら、その中から自転車ロードレースについても興味を持ってくれて現地観戦や競技にチャレンジしてくれる生徒さんや親御さんが1人でも増えればとも願いつつ、今後もこのような依頼があれば協力していけたらと思います」
2012年より大学在学中にTeam Nippoにてヨーロッパでの活動を開始。大学を卒業した2013年より同チームや愛三工業レーシングチームに所属し、アジアやヨーロッパのUCIレースを中心に活動。2017年からはUCIプロコンチネンタルチーム(現UCIプロチーム)に所属、2021年にはEFエデュケーション・NIPPO(現EFエデュケーション・イージーポスト)に移籍し、日本人選手として6人目となるUCIワールドチーム所属選手となる。また、日本代表としてアジア大会や世界選手権に出場し、特にアジア大会ではチームメイトの銀メダル獲得をアシストしながら自身も5位入賞を果たす。2022年末に選手を引退し、愛三工業レーシングチームの上級アドバイザーや日本ナショナルチーム・コーチを務めながら、現在は地元愛知で若手選手へのトレーニングサポートや競技普及活動、ライドイベントやレース解説活動をおこなっている。
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