復興支援サイクリングのツール・ド・東北が参加者募集中

震災の記憶を未来に残していくことを目的としたサイクリング大会の「ツール・ド・東北」が2018年9月15日(土)・16日(日)に開催される。主催は河北新報社とヤフー。募集は2日間で4000人。5月26日から一般参加のエントリーが始まった。

「ツール・ド・東北」は多くの芸能人やアスリートらが応援する

参加者には英国ファッションブランド「ポール・スミス」デザインによる応“縁”バンダナが無償提供される。デザイナーであるポール・スミス氏は「ライダー全員に身につけて走ってもらうだけでなく、ボランティアにもプレゼント。走る人と応援する人がバンダナで結ばれる」とエールを送る。

自転車への熱き愛情を持つポール・スミス氏

ツール・ド・東北の広報大使でもあるモデルの道端カレン

ツール・ド・東北の広報大使でもあるモデルの道端カレンは「土曜日は仙台から船を使った新コースが加わりました。私は毎日新しいコースに挑戦しているので、1日目はこれに参加しようかな。2日目は三陸を走る65kmのコースを走ろうなんて勝手に計画しています」とコメント。

パラトライアスリートで東北応援大使の谷(旧姓佐藤)真海は「昨年も今年もパラトライアスロンの世界選手権日程と重なってしまい、参加できないのが残念。でも私は第1回から関わっていて、6回目を迎えられてうれしく思っています。この大会は地元の人の励みになりますね」と参加者にエールを送った。

お笑い芸人のロバートらも現地で応援する

●ツール・ド・東北の公式サイト

ツール・ド・東北はさまざまなコースが設定されている

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キナンがツール・ド・コリアに2年連続出場…ハイスピードバトルに挑む

韓国を舞台としたステージレース、ツール・ド・コリアが5月30日から6月3日まで同地で開催され、キナンサイクリングが2年連続で出場。ツール・ド・コリアは2017年に初出場を果たし、2018年は2年連続の招待枠を獲得。レースカテゴリーは1クラスで、例年上位カテゴリーのチームが参戦してハイレベルな戦いを展開する。同時期開催のツール・ド・熊野とあわせ、チームは2班編成でUCIアジアツアーを転戦する。

ツール・ド・コリアに出場するキナンの5選手

 
2018年の開幕地は同国中西部の港湾都市・群山。以降徐々に東へと針路をとり、いったん内陸部へと戻ったのち、首都ソウルの市街地サーキットでフィナーレを迎える。レース総距離は781.6km。ソウル夏季五輪から30年、この冬には平昌冬季五輪が開かれ、スポーツ熱の高まる同国だけにこの大会への関心度は高い。

各ステージとも細かなアップダウンこそあるものの、頂上フィニッシュや上級山岳ステージといった設定がなく、終始スピード域の高いレースとなることが例年の流れ。特にスプリンターや独走力に長けるスピードマンを擁する韓国選手が得意とするコースレイアウトで、実際に2017年は同国の若手有望株が逃げ切り勝利からそのまま個人総合優勝を達成。いかに数少ないチャンスをモノにできるかも、勝敗を分けるカギとなる。

キナンはこの大会に椿大志、塚本一樹、ジャイ・クロフォード、中西健児、雨乞竜己の5選手をセレクト。上りや小集団での争いを得意とするクロフォード、2017年の大会で上位進出まであと一歩に迫った中西、独走力のある椿、若手の塚本、そしてスプリントになれば絶対的な存在となる雨乞と、あらゆるレース展開に対応するメンバー編成。2017年は個人の最上位が総合7位、チーム総合では2位だったが、2018年はそれを上回る結果を求めるとともに、UCIポイントの獲得を目指して走ることになる。


ツール・ド・コリア
5月30日(水) 第1ステージ 群山〜天安 184.6km
5月31日(木) 第2ステージ 天安〜栄州 202.6km
6月1日(金) 第3ステージ 栄州〜旌善 192.4km
6月2日(土) 第4ステージ 旌善〜忠州 137.0km
6月3日(日) 第5ステージ ソウル 65.0km

ツール・ド・コリアの公式サイト

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快適性を高める自転車専用設計アイテム…春夏アクセサリー

パールイズミが2018年春夏新商品として「コールドブラックアームカバー」、「コールドブラックレッグカバー」、「UVフェイスカバー」、「ペチコートスカート」をサイクルショップやスポーツ用品店で発売する。

コールドブラック アー ムカバー

コールドブラックアームカバー
は半ソデジャージと合わせて着用すれば、日焼け対策は万全。直射日光を反射して、ウエア内の温度上昇を抑えながら日焼けを防ぐ素地「コールドブラック」を採用。日の当たらないヒジ側はメッシュで風通しがよく、涼しい着心地に加えて携帯性にも優れた高機能アイテム。上腕部には肌に優しいすべり止めを採用している。
カラーはブラックとホワイト。男性用と女性用がある。4000円(税別)。

コールドブラック レッグカバー

コールドブラックレッグカバー
レーサーパンツと合わせて着用すれば日焼け対策は万全。直射日光を反射して、ウエア内の温度上昇を抑えながら日焼けを防ぐ素材「コールドブラック」を採用。涼しい着心地と最高水準のUVカット性能で疲労の原因となる日焼けを防止している。日の当たらない太ももの裏側はメッシュで風通しがよく、携帯性にも優れた高機能アイテム。太もも上部は肌に優しいすべり止めを採用している。
カラーはブラックのみ。男性用と女性用がある。6500円(税別)。

UVフェイスカバー

UVフェイスカバー
目から下を覆って顔の日焼けを防ぐアイテム。ずり下がりを防ぐ耳かけ付き、口元は呼吸がしやすいように開閉する。顔の日焼けはUVフェイスカバーを身に着けておけば安心。ユニセックスで4段階のサイズ調整機能も付いている。
カラーはブラックとグレー。3800円(税別)。

ペチコートスカート

ペチコートスカート
ふわりとした2段のギャザーが魅力的なスカート。ウエストには締め付け感のない幅広で伸縮性の高い素材を採用して着脱も楽々。腰回りの揺れるシルエットが華やいだ印象を与えるアイテム。オールシーズン対応で、さまざまなボトムスとのコーディネートが楽しめる。
カラーはブラックのみ。8000円(税別)。

●パールイズミのホームページ

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ツール・ド・熊野にキナンのガルシアなど6選手…総合優勝を目指す

和歌山県と三重県にまたがる熊野地域を舞台としたステージレース、ツール・ド・熊野が5月31日から6月3日に開催され、キナンサイクリングから6選手が出場する。チームにとってホームである熊野地域で行われる4日間のステージレースはシーズン最大の目標であり、目指すはもちろん個人総合優勝者の輩出となる。2015年のチーム発足から「熊野制覇」に挑みながらも、厚く高い壁に跳ね返されてきた。2018年は4度目の正直となるか。

ツール・ド・熊野に出場するキナンサイクリングの6選手

2018年は第20回の記念大会で、節目の年にホームチームが勝利できるかにも期待と注目が集まっている。大会はチームのメインスポンサー「キナン」角口賀敏会長が理事長を務める「SPORTS PRODUCE 熊野」が主催。キナンチームにとっては固い絆と縁で結ばれているレースでもあるという。4日間のレースは、2004年にユネスコ世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる熊野古道の周辺道路を使用。大会初日の31日はプロローグとして0.7kmの個人タイムトライアルが設定され、最初のリーダージャージ着用者を決める。

6月1日の第1ステージからはロードレースステージを実施。113.2kmで争われ、細かなアップダウンと道幅の狭いトンネル、テクニカルなコーナーなどが選手たちをふるいにかけていく。109.3kmに設定される第2ステージは、風光明媚な熊野名物の「千枚田」をレース前半と後半に1回ずつ上り、中盤には最大の山岳ポイントである札立峠を通過。難攻不落のクイーンステージであり、上りだけでなく狭く急なダウンヒルもコースの特徴。例年ここでの戦いから総合争いの形成が見えてくる傾向にある。

最終の第3ステージはクジラで有名な太地半島での104.3km。2018年から一部コースがアレンジされ、国道42号線沿いに位置する道の駅「たいじ」の敷地内を通過するルートへ。美しい海が眼前に広がり、太地港からの上りやテクニカルなダウンヒルなどを経て、大会はフィナーレを迎えることになる。

ホストチームとして臨むキナンはこの大会に山本元喜、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の6選手を招集。2017年に個人総合3位となったガルシア、2017年の第2ステージを制したルバ、同じく2017年個人総合7位で終えた山本元など、この大会との相性のいい選手がそろうとともに、熊野での戦い方を知る選手たちがセレクトされた。

5月に入り、上旬のスリランカTカップでは中島が、大会直前のツアー・オブ・ジャパンではガルシアがそれぞれ個人総合優勝と、勢いに乗るキナン。他のメンバーも調子を上げていて、個人はもとよりチーム力を示す絶好の機会となる。プロローグ終了後に行われる開会式では、出場選手を代表して新城が選手宣誓を務める予定。オーガナイザーのみならず、地元の人々による運営や大会成功を目指し尽力する、まさに「おらが街のサイクルイベント」。すっかり国内UCIレースとしての地位を確立したこの大会にキナンはタイトル獲得をかけて戦う。


ツール・ド・熊野
5月31日(木) プロローグ(新宮) 0.7km個人タイムトライアル
6月1日(金) 第1ステージ(赤木川清流) 113.2km
6月2日(土) 第2ステージ(熊野山岳) 109.3km
6月3日(日) 第3ステージ(太地半島) 104.3km

ツール・ド・熊野の公式サイト

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オートバイ専用ナビのBNV-2がユピテルから6月初旬発売へ

バイク専用設計のポータブルナビゲーション「BNV-2」がユピテルから6月初旬に発売される。最新地図ソフト「マップルナビPro3」搭載。。ユピテルオリジナルのうっかり違反抑止データ7万1千件以上収録。グローブのまま操作OKの感圧式タッチパネルを採用。製品購入特典としてタイムズクラブ ロードサービス「カーレスキュー」が1年間無料。オープン価格。

バイク専用ポータブルナビゲーションのBNV-2

●ツーリングが充実「好展望地・道路コメント」
●ツーリングマップルから探せる「グリッドサーチ」
●急な雨でも安心な全天候型「防水・防塵」 JIS IP57準拠
●日中でも見やすい「Blanview液晶」
●[オプション]手もとでラクラク「コントロールスイッチ」
●首都高速のバイク二人乗り禁止エリアをお知らせ!
●[オプション]レーダーレシーバーユニットで警報を強化できる
●高速道の制限速度引き上げ対応
●分かりやすい案内表示、ていねいな音声案内
●GPSが途切れても自車アイコンが止まらない「トンネルモード」
●全国47都道府県(主要部)の「渋滞ぬけみちデータ」を収録

感圧式タッチパネルなのでグローブのまま操作OK
Blanview液晶で日中でも見やすい

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室屋義秀はオーバーGで失格…レッドブル・エアレース千葉大会

レッドブル・エアレースの第3戦千葉大会が5月27日、千葉県の幕張海浜公園で決勝レースが開催され、前年のワールドシリーズチャンピオンで千葉大会の3年連続優勝をねらった室屋義秀(ファルケン)がオーバーGで失格するという波乱があった。

室屋義秀がレッドブル・エアレース千葉大会を飛ぶ © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

27日の決勝は午後2時から出場14選手が1対1でタイムを競うラウンドオブ14が行われた。予選を3位通過した室屋の対戦相手は最下位から3番目のマット・ホール(オーストラリア)。じつは第2戦のフランス・カンヌ大会優勝者で、現在ワールドランキング2位という優勝候補だが、予選結果が思わしくなく、室屋と対戦することになった。

対戦では先にフライトしたホールが好タイムでフィニッシュ。この記録が室屋にプレッシャーを与え、レース序盤に上空に旋回する場面でオーバーGという失格。まさかの決勝初戦敗退となり、会場に詰めかけた室屋ファンはガッカリ。

優勝はホール。2位は米国のマイケル・グーリアン。3位はチェコのマーティン・ションカ。

レッドブル・エアレース千葉大会を制したマット・ホール © Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

優勝のマット・ホールを中央に左が2位グーリアン、右が3位ションカ © Gardi/Red Bull Content Pool

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